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新型オービス(レーザー式)運用開始!レーダー探知機が効かない理由とLHシステムとの違いと設置場所は?

新型オービス「LHシステム」が旧型のオービスに代わって設置され、どんどん増加する傾向にあります。レーダー探知機が効かない「LHシステム」はどのような場所に設置されるのか、旧型とどう違うのかを中心に解説していきます。

【最新情報】新型レーザー式オービスが登場

新型の「レーザー式オービス」が、大阪の国道26号上り線に設置されているのが目撃されました。レーザー式は新型の移動式オービス(有人取締)ではすでに導入が開始されていましたが、固定式として採用されるのは初となります。

従来型の「レーダー式」と「ループコイル式」と異なり、レーザー式は現在のレーダー探知機では認識されません。ただ、レーザー式の測定精度を懸念する声も。今回の大阪での導入はテスト的な目的もあると思われます。

オービスとは?

「オービス」とは、自動速度取締装置。
交通量の多い高速道路や幹線道路に設置され、車両速度を監視し、速度超過した違反車両のナンバープレートとドライバーの顔写真を証拠写真として撮影する装置です。
主にレーダー波で車の速度を計測タイプと、レーダーを使用せず道路に埋め込まれたセンサーで計測する「Lシステム」の2種類の速度計測方法が用いられるのが一般的です。

ちなみに「オービス」という名称は、ラテン語の「眼」を表し、航空機開発で有名なボーイング社の商標登録名。
ボーイング社と、そのライセンスを受けた東京航空計器以外のメーカーの自動速度取締装置は、正確には「オービス」と呼ぶことは出来ませんが、俗称として自動速度取締装置は「オービス」と呼ばれています。

新型オービス「LHシステム」とは?

岐阜県(名神高速道路)に設置されるLHシステム

設置箇所が増加傾向にある新型オービス「LHシステム」は、旧来からある「Lシステム」と「Hシステム」の機能を統合したものです。

「Lシステム」の「L」は「Loop coil(ループコイル)」、正式名称を「ループコイル式高速走行抑止システム」といい、道路のアスファルトに埋め込まれた磁気センサーにより速度を計測します。
環境や気象条件に影響を受けやすいレーダー波よりも、高い計測精度を誇ります。

「Hシステム」が登場したのは1992年。常にレーダー波を照射する旧来からのオービスでは、レーダー探知機で事前に察知されやすいため、断続的なパルスレーダー波を発振することで性能向上を狙ったオービスが「Hシステム」です。
同時に、旧来までのフィルム写真ではなく、デジタルカメラで撮影した画像データを通信回線により送信できるようにした、現在もっとも多く設置されている速度取締装置です。

つまり「LHシステム」システムとは、レーダー探知機で探知できず、フィルム式のように1日あたりの撮影枚数に上限がない最新のオービスです。
新型とはいえ、登場したのは1994年。
特別目新しい装置ではありませんが、レーダー式のオービスに比べて計測精度が高い代わりに、高価な設置費用がかかるため、一部の主要箇所みの運用とされていました。

旧型オービス「Lシステム」との違い

「LHシステム」は、旧来からある「Lシステム」と同様にループコイルにより、高い精度で車速を計測しますが、写真撮影に「Hシステム」譲りのデジタルカメラを用いるようになった点がその大きな違いです。
交換式の写真フィルムから、デジタルカメラを用いた画像データとして取り扱うことで通信回線によるデータ伝送が可能になり、「Lシステム」の欠点であった写真フィルムの交換作業と撮影枚数の上限がなくなるため、経費削減につながる利点から急速に設置箇所を拡大しています。

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