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【日産 フェアレディZ Z33 総合情報】中古車選びの注意点からエアロやカスタム例まで

世界で最も売れたスポーツカーである日産 フェアレディZ。その5代目となるZ33は日産の新たな出発のイメージリーダーとなるべく開発されました。中古相場もこなれてきた日産 フェアレディZ Z33の歴史や中古車選びの注意点、カスタムカーなどをご紹介します。

日産 フェアレディZ Z33とはどのような車?

日産 フェアレディZは、日産が生産するスポーツカーです。5代目となるZ33は国産スポーツカーが次々と生産中止となった2002年7月に投入され、当時の日産の象徴として大きな存在感を示すことに成功しています。

歴代のフェアレディ Zのファストバックスタイルクーペを継承しつつ、美しい曲線美で主張されたボディデザインへと生まれ変わると、いっそう「フェアレディ(貴婦人)」の名にふさわしい外観となりました。

北米仕様に簡易的な4シーターが設定されてはいるものの、国内仕様は完全な2シーターであるZ33には、ピュアスポーツカーとしてのこだわりがうかがえます。

その麗しい外観とは裏腹に、中身は男勝りの力強さを秘めたピュアスポーツカーとして、発売から3年で世界95カ国累計およそ16万台の販売台数を達成。さらに日本カー・オブ・ザ・イヤー「Most Fun賞」をはじめ、Top Gear誌「カー・オブ・ザ・イヤー」など、全世界で約50もの賞を受賞しました。

2008年まで製造された5代目Z33は、正常進化させた6代目Z34へと引き継がれることとなります。

日産 フェアレディZの人気と魅力

日産の経営不振で、Z32以来長らく開発が止まっていたフェアレディZ。

「ハンドルを握って5分もすれば、どんな嫌なことも吹き飛ぶ、車以外にこんな製品がありますか?」

これは、Z33の開発を推し進めたカルロス・ゴーン氏の言葉です。

ゴーン氏も北米勤務時代の激務に、当時の自身の愛車であった日産フェアレディZ Z32のステアリングを駆って気分をリフレッシュを図ったことから、氏にとってフェアレディZは特別な車だったのです。

経営がまだ不安定な次期に開始されたZ33の開発には日産内部でも反対の意見がありましたが、ゴーン氏のこの言葉で開発が進んだと言われています。

満を持して復活したZ33は、安価な価格設定で若者でも手に入れやすく、往年のZファンにも納得のいくスタイリングとパフォーマンスが与えられました。

グレードはベースグレードとスポーツモデルの「Version S」と、GT性能を重視した「Version T」の展開です。

さらに、両者の性能を両立した「Version ST」がラインナップされ、Z33はスポーティにもラクジュアリーにも扱える新世代スポーツカーとして新たな時代を築きました。

また、海外での日産 フェアレディZの人気は凄まじく、アメリカでは「Z-car(ズィーカー)」の愛称で親しまれています。

【5代目】日産 フェアレディZ Z33(2002-2008年)の歴史

日産フェアレディZ Z33 クーペ

日産フェアレディZ Z33 ロードスター

5代目 日産 フェアレディZ Z33が発売される10年ほど前の1990年、日産は倒産寸前の経営状態でした。そのような理由から、1989年の4代目Z32発売以降、11年にわたり新型Zがリリースされていない過去があります。

さらに4代目Z32が販売を終了した2000年から5代目Z33が販売される2002年までの2年間、日産 フェアレディZそのものが絶版状態となりました。

そんな状態の日産を救ったのは、日産を傘下に入れたルノーとルノー創業者のカルロス・ゴーン氏です。ルノーは1999年に日産と資本手計を結ぶと、ゴーン氏は「最高執行責任者(COO)として日産に入社します。

コストカッターの異名をもつカルロス・ゴーン氏の手腕により、日産の経営体制は徹底的に見直され、より効率的な経営方針へと舵を取りました。こうして奇跡のV字回復をみせた日産は、途絶えていたフェアレディZの開発に着手したのです。

開発がスタートした99年当時、後退気味だった景気と排ガス規制の強化により、各メーカーは販売台数の見込めないスポーツカーの開発に意欲的ではありませんでした。経営の振るわない日産もそれに倣うと思われましたが、カルロス・ゴーン氏は事もなくZ33開発のGOサインを出しています。

ゴーン氏により、5代目 Z33は多くの部品をV35型スカイラインセダンと共通することでコストダウンが図られました。

エクステリア(外装)は、ムダを削ぎ落とした流麗なボディラインにしつつも、ゼロリフトの空力性能が与えられたことで高速安定性が向上。

本革とアルミを多用したハイクリティなインテリア(内装)は、スポーツカーらしいタイト設計とし、グローバルに通用する車づくりを追求しています。

パワートレインには、トルクフルな3.5LのVQ35DE型エンジンを採用。新開発の6速マニュアルトランスミッションにより、FRらしい操作性と運動性能を実現しました。

このようにカルロス・ゴーン氏によって、新生日産のイメージリーダーとなるべく開発された5代目 日産 フェアレディZ Z33。2003年10月には、電動ソフトトップの「ロードスター」も追加され、ラグジュアリースポーツカーとしても現在も高い人気を誇っています。

日産 フェアレディZ Z33のスペック

発売日2008年12月 Z34へフルモデルチェンジ
2007年1月 マイナーチェンジ
2005年9月 マイナーチェンジ
2002年7月 デビュー
ボディサイズ(mm)全長:4,310
全幅:1,815
全高:1,315
車両重量(kg)1,430〜1,550
乗員定数2
エンジンV型6気筒DOHC
最高出力206kW[280PS]/6,200rpm(VQ35DE)
216kW[294PS]/6,400rpm(VQ35DE・MC後)
230kW[313PS]/6,800rpm(VQ35HR)
最大トルク363N・m[37.0kgf・m]/4,800rpm(VQ35DE)
350N・m[35.7kgf・m]/4,800rpm(VQ35DE・MC後)
358N・m[36.5kgf・m]/4,800rpm(VQ35HR)
トランスミッション6MT
5AT
駆動方式FR
JC08モード燃費9.2〜9.6km/L(VQ35DE)
9.0〜9.5km/L(VQ35HR)
燃料ハイオク
新車車両価格315万〜450万円

マイナーチェンジ履歴

「毎年の改良を実施する」とのカルロス・ゴーン氏の公約どおり、5代目Z33は細かな年次改良が施され、その度に完成度が高められてきました。今回はとくに大きな変化のあった2度のマイナーチェンジをピックアップしてご紹介します。

2005年9月のマイナーチェンジ

エンジンバルブタイミングや吸気効率向上により、レブリミットが7,000回転まで引き上げられ、最高出力が280PSから294PSへと向上しました。
さらに、車速感応式パワーステアリングへと変更、サスペンションには日産 フーガに採用されていたデュアルフローパスショックアブソーバーを採用し、パフォーマンスの底上げがなされました。

2007年1月のマイナーチェンジ

搭載エンジンを新開発のVQ35HRへと変更したことで、高回転化とハイレスポンス化を実現しました。
レブリミットは7,500回転まで上昇し、最高出力は4,800回転時に313PSを発生します。

搭載エンジンの変更に合わせて、ボンネットフードのデザインも初代フェアレディ Zを彷彿とした形状に変更されました。
同時に、初代Zに設定されていたボディカラー「グランプリオレンジ」を模した「プレミアムパッショネイトオレンジ」が追加されました。

Z33のコンプリートカー

S-tune GT

S-tune GT

2004年1月にnismoより期間限定で販売されたコンプリートカーです。
エンジンは内部部品の強化と、高精度に組み上げられたS1(S-tune concept engine spec1)仕様エンジンが搭載され、レブリミットが600回転へ引き上げられ、約20PSの出力向上が行われました。
それに応じてシャシーとサスペンション、ブレーキも強化されています。

エクステリアにも専用ロングノーズのフロントバンパーや、大型リアスポイラーなどが装着され、パフォーマンスが向上した限定コンプリートカーです。

Version NISMO

2007年のマイナーチェンジ時に同時販売された、nismoとオーテックジャパンの共同開発車です。
nismo製マフラーが装着されるものの、エンジンはノーマルのVQ35HRとなっています。

ロングノーズのフロントバンパーと、GTカーのようなリアディフューザーが設けられた専用エアロが特徴的なエクステリアです。
また、ボディのよれを制御するヤマハ製パフォーマンスダンパーと専用サスペンションが装備され、コントロール性の向上が図られました。

Version NISMO Type 380RS

スーパー耐久ST1クラスに参戦するためのレーシング・ホモロゲーションモデルであった「Version NISMO Type 380RS-Competition」を、公道走行可能にデチューンしたモデルです。
エクステリアはVersion NISMOと同じですが、空力性能の向上と徹底的な軽量化が行われました。

レーシングスペックが与えられた専用エンジンを搭載し、3.8Lまで排気量を拡大、最高出力は257kW[350PS]/7,200rpm 最大トルクは397N・m[40.5kgm]/4,800rpmを発揮します。
クロスレシオの6MTと、専用サスペンション、ブレンボ製大型ブレーキシステムなどが採用され、300台限定で540万円で販売されました。

日産 フェアレディZ Z33の中古車価格

最新「フェアレディZ」中古車情報!

本日の在庫数 1,046
平均価格 151.8万円
本体価格 13〜1960.2万円
Pick up!
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数多く生産された5代目日産 フェアレディZ Z33だけに、中古車の玉数は豊富です。
とくに前期モデルの玉数が多く、価格もおよそ20万〜50万円と下落傾向にあるため、手に入れやすいと思われます。

Z33の特徴は年次改良され、高年式ほどパフォーマンスの改善が見られることです。
マイナーチェンジで改良された中・後期型も100万円前後で出まわっていますが、最終型がもっとも狙い目でしょう。
玉数は少ないものの、HRエンジンが搭載され熟成された最終型は、Z33の完成度の高い走りを楽しめます。

ただしスポーツモデルであるため、チューニングされた個体や手荒く扱われた個体などのコンディションには注意したいところです。

日産 フェアレディZ Z33を中古で買うときの注意点

中古車を買う前にチェックしたい注意点

FRスポーツはボディが命

中古でZ33を購入する際は、ボディの歪みや修復歴の有無を入念に確認しましょう。
スポーツモデルであるため、問題のあるボディでは限界走行時に不安定な挙動が出る場合があり危険です。

オーバーヒートの個体に注意

前期モデルに搭載されたエンジンは、ラジエーターファンの故障によるオーバーヒートが散見されています。
症状がひどい場合は、エンジンオイルの白濁やマフラーからの異常な水蒸気などの症状がありますので、しっかりと確認したいポイントです。

ラジエーターファンの不具合はメーカーからリコールが出されていたので、リコール処理がされているかも確認しましょう。

故障しやすい箇所と部品供給

ラジエターファン

2003年7月から2007年2月に生産されたVQ35DEエンジンでは、ラジエーターファンモーターの不具合によりファンが作動しない場合があり、オーバーヒートの危険性があります。
リコールで対策品に交換されていなければ、交換は必須です。

エアコンベルト

Z33のエアコンベルトは細く、エアコンオンのままエンジンを高回転まで回すことを繰り返すと、劣化が進んで切れやすくなります。
スポーツ走行時はエアコンオフを忘れないようにしましょう。
また、エアコンベルトが傷んでいないか、まめなチェックが必要です。

デフ

Z33はデフオイルの容量不足と言われます。
機械式LSDを装着してサーキット走行などをしていた個体は、とくに劣化が進んでいるものと思われますので、デフケースの歪みによるオイル漏れに注意しましょう。

部品供給

Z33の生産終了から10年が経過していますが、生産台数が多かったことから部品供給は滞りなく行われているようです。

しかしZ33は毎年の年次改良により、部品供給が複雑化しています。
年式により、同じ部品番号でも違う部品が使われているなどのトラブルが発生しているため、注意が必要です。

日産 フェアレディZ Z33のミニカー

京商オリジナル、1/64スケールミニカー。

参考価格: ¥ 1,100
(2018年06月23日現在)

日産 フェアレディZ Z33のカスタム

日産 フェアレディZ Z33のカスタム例

サーキットでの走行性能を重視しながらも、ラグジュアリー感が漂うZ33のカスタムカーです。
エアロバンパーカスタムに、カーボンボンネットやカナードが追加されています。

エアロはフロントリップスポイラーのみながら、黒でまとめられたZ33のカスタムカーです。
一体感のあるスタイリングが特徴的です。

張り出したフロントのブリスターフェンダーが特徴のZ33カスタムカーです。
ノーマルとはまったく違ったシルエットが表現されています。

日産 フェアレディZ Z33のカスタムパーツ

HKS「SuperSoundMaster(スーパーサウンドマスター)」

アクセルを踏み込んだ瞬間から奏でる、これまでにない爽快な高周波スポーツサウンド。
パートナーとの会話が妨げにならないクルージング。近所の目が気にならないアイドリング。
そんなオーナー様の思いを実現してくれるマフラーが「SuperSoundMaster」。
HKSが最先端のサウンドコントロール技術を投入し、「これまでに無い爽快かつ迫力の高周波サウンド」と「アイドリングや低負荷走行では静寂なスポーツサウンド」 を両立するマフラーです。

参考価格: ¥ 145,174
(2018年06月23日現在)

大排気量V6エンジンのエキゾーストサウンドを堪能するためには、マフラー交換は必須でしょう。
HKSの「SuperSoundMaster(スーパーサウンドマスター)」は、複雑に造りこまれた配管で、低回転域では排気音を抑え、高回転のスポーツ走行では雑味が消し去られた快音を響かせてくれます。

BLITZ(ブリッツ) ZZ-R 車高調

●全ラインナップ単筒式(モノチューブ)採用の、全長調整式ショックアブソーバー。全長調整式ながらリーズナブルな価格を実現。
●32段減衰力調整機構を採用し、幅広い減衰力調整が可能。サーキットからストリートまで、ステージを問わない走行シーンに対応します。
●アルミ製アッパーマウント、ロックシート、ブラケットなどを採用(一部車種)。高い強度と軽量化を両立します。
●単筒式ならではのφ44大径ピストンを採用し、減衰力の立ち遅れを抑制。しなやかな乗り心地と確かな追従性を実現します(一部車種除く)。
●オーバーホールにも対応。従来までの「預かり後分解調整」とは異なる「新品カートリッジ先出し対応」とすることで、スムーズな対応と新品本来の性能を発揮。

参考価格: ¥ 82,938
(2018年06月23日現在)

「BLITZ(ブリッツ) ZZ-R 車高調」は、減衰力の立ち上がりに優れるモノチューブダンパーを低価格で実現しています。
低重心化による運動性能の向上をさせながら、減衰力調整機構によりさまざまなシーンで適度な乗り心地を提供します。

IMPAL 933S エアロキット

参考価格: ¥ 313,601
(2018年06月23日現在)

ホシノインパル(IMPAL)は、主に日産車のパーツを販売するチューニングパーツメーカーです。
Z33にポルシェのようなスタイリングを与えるIMPAL 933Sエアロキットによって、他のZ33とは一線を画したスタイリングが実現します。

日産 フェアレディZ Z33の魅力とは?

5代目Z33は、本格的なスポーツカーとしては低価格で販売されました。

当時、2シーターのスポーツカーを所有することが難しかった方でも、中古車価格が落ち着いている現在ならば、セカンドカーとしても気軽に入手できます。

さまざまなカスタムを許容し、カルロス・ゴーン氏が愛したドライビング・エクスペリエンスが味わえる日産フェアレディZ Z33の中古車は、今が買い時といえるでしょう。

日産 フェアレディZの情報はこちら

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