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フルデジタルコックピットは今後の主流に?機能やメリット・デメリットから採用車種まで徹底解説

車の電子・自動化の技術進歩が著しい中、次世代システムとして関連メーカーが開発にしのぎを削るのがフルデジタルコックピットです。センターディスプレイやクラスターディスプレイが搭載されるだけでなく、法改正で使用可能になる電子ミラーも取り入れられるかもしれません。フルデジタルコックピットは今後の主流となるのか、そのメリット、デメリットや搭載車種などを徹底解説しています。

フルデジタルコックピットとは?

フルデジタルコックピットとは何?

ポルシェ 次期型911 フルデジタルコックピット

次世代の自動車技術として、自動車メーカーのみならず各方面から熱視線を浴びる「フルデジタルコックピット」。
フルデジタルコックピットとは、車の運転席での操作全般をデジタル化し、マルチディスプレイとして液晶画面に集中表示することで、目線の移動範囲を少なくし、車の操作性の向上を図るシステムです。
また、それに加えて先進運転支援システム(ADAS)の制御も含めることで、車の安全性に対しても統合的に支援する次世代の自動車技術となっています。

フルデジタルコックピットの主な機能

マクラーレン 720S フルデジタルコックピット

フルデジタルコックピットの主な機能としては、車の中央部最上段にカーナビや音楽、情報などを表示する機能を集約した液晶画面である「センターディスプレイ」、車のインパネをデジタル表示化した「クラスターディスプレイ」、フロントウィンドウに測度や情報を表示する「ヘッドアップディスプレイ」などがあります。
また、現行のドアミラーをなくし、カメラとディスプレイで周囲の状況を把握することができる「電子ミラー」も法改正が実施・解禁され、注目の機能となっています。
さらに、先進運転支援システム(ADAS)が高度に感知した周辺情報や、ドライバーの状況、車の状態などを画面に表示・警告する機能も今後さらに充実が見込まれる機能です。

電子ミラーについてはこちら

コネクテッドカーとは?

BMW コネクテッド・ドライブ

一方、コネクテッドカーとはどのような車を言うのでしょうか?
コネクテッドカーとは、インターネットへの接続機能が装備された車のことで、センサーが車の状態や周囲の道路状況などの情報を取得したり、インターネットを介して情報を発信・受信することが可能となります。
万が一事故が発生した場合でも、その車の状況がインターネットを介してディーラーに自動的に送信され、迅速な緊急通報が可能となったり、盗難の際には車両位置の追跡にも役立つなど、情報網を活用する機能が搭載された車に使われることが多いと言えます。

コネクテッドカーについて詳しくはこちら

フルデジタルコックピットのメリット・デメリット

フルデジタルコックピットのメリット

フルデジタルコックピットのメリットは、やはり車の運転席周辺に集中して配置されたパネルにて操作が可能であることから、目線の移動が少なく安全面の向上が図れることでしょう。
また、高度なセンサーで察知した情報を音声やメッセージでドライバーに通知するため、緊急の対応も迅速に行う事が可能となります。
さらに、電子ミラーでは、天候が原因で肉眼で見えにくくなってしまった、遠くのものが見えないなどのトラブルがあっても、センサーが正確に感知し、ディスプレイ表示してくれます。
鮮明な画質で周囲を確認できるようになり、安全面でも見落としが少なくなるなどメリットは大きいと言えます。

フルデジタルコックピットのデメリット

それでは、フルデジタルコックピットでのデメリットは何でしょうか?
デメリットとして真っ先に挙げられるのは、ユーザーがまだまだその視認性に対して慣れていないという点でしょう。
また、コストの面でも、メーカーが各モデルで共有できるなどの汎用性を持たせることができるようになるまでは、高値になるということがあります。
また、インターネットに接続できることは確かに便利なのですが、セキュリティの面で十分な注意が必要となります。
過去には実際に車に搭載されたシステムがハッキングされ、約140万台ものリコールが発生したこともあるのです。
デメリットの克服が今後の鍵とも言えますね。

フルデジタルコックピットの採用車種

メルセデス・ベンツ新型Aクラス(2018年発売予定)

メルセデス・ベンツ 新型Aクラス フルデジタルコックピット

2018年2月にワールドプレミアされたメルセデス・ベンツ新型Aクラスには第2世代のMFAプラットフォームや人工知能搭載のナビゲーション・ディスプレイなどが搭載される予定です。
人工知能により、新型Aクラスを運転する各ユーザーに適合するよう学習するとされています。
インテリアには初めてコックピット上のカウルを撤廃したデザインが採用され、ヘッドアップディスプレイも利用可能。
ライティングにより近未来的なデザインにまとめられており、若い世代への訴求が行われています。

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メルセデス・ベンツ新型Cクラス(2018年3月発表予定)

メルセデス・ベンツ 新型Cクラス フルデジタルコックピット

2018年3月に開催されるジュネーブモーターショーにて発表される予定の「メルセデス・ベンツ 新型Cクラス」には、オプションとしてフルデジタルコックピットが選択可能になる予定です。
このフルデジタルコックピットは、最新となるSクラスのディスプレイシステムのコンセプトを踏襲しているもので、高解像度で大型となる12.3インチ画面で、各種情報が操作可能となるようです。
また、ステアリングホイールにはタッチコントロールボタンが付加されたマルチファンクションステアリングホイールが採用され、各種操作を音声で認識する「LINGUATRONIC(リンガトロニック)」も搭載される予定です。

メルセデス・ベンツ Cクラスについてはこちら

メルセデス・ベンツ新型CLSクーペ

メルセデス・ベンツ 新型CLS フルデジタルコックピット

2017年12月、欧州で受注が開始された「メルセデス・ベンツ 新型CLSクーペ」には、フルデジタルコックピットが標準装備となっています。
新型CLSクーペのインパネ、センターコンソールには大型高解像度となる12.3インチとなる2つの液晶ディスプレイが配置され、ドライバーがその状況に応じて操作を行う事が可能となります。
また、最新鋭の先進運転支援システム(ADAS)も標準装備されるため、ADASとフルデジタルコックピットとの連動がどのように行われるかも、注目点と言えます。

メルセデス・ベンツ CLSクーペについてはこちら

ポルシェ新型911(次期922型/2018年秋発表予定)

ポルシェ 次期型911 フルデジタルコックピット

ポルシェ911の次期型となる「922型」は、2018年秋に発表が予定されていますが、このポルシェ新型911にも「デジタルコックピット」が採用されるようです。
また、スクープショットの段階で、詳細はあきらかにされていませんが、情報によるとインパネはタコメーター以外はデジタル化され、センターコンソールには12.3インチとなる「アドバンスコックピット」が配され、これは「パナメーラ スポーツツーリスモ」などにも採用されているものと同様のようです。
ポルシェのフルデジタルコックピットがどのような仕様となるのか楽しみとなりますね。

ポルシェ 911についてはこちら

フォルクスワーゲン新型ジェッタ

フォルクスワーゲン 新型ジェッタ デジタルコックピット

2018年1月に開催されたデトロイトモーターショーにて発表された「フォルクスワーゲン 新型ジェッタ」も、上級グレードではデジタルコックピットが採用されているようです。
センターコンソールに配されるデジタルコックピットは、10.2インチと大型となり、ドライバーに状況に応じた各種情報を鮮明に伝達してくれます。
スマートフォンとの連携もスムーズで、タブレット使用時の電源ソケットやUSBポートを標準装備、また「App-Connect」機能を使えばアップル社の「CarPlay」、グーグルの「Android Auto」などにも接続が可能となります。

フォルクスワーゲン ジェッタについてはこちら

マクラーレン 720S

マクラーレン 720S フルデジタルコックピット

2017年5月のジュネーブモーターショーにて発表された「マクラーレン 720S」に搭載されているフルデジタルコックピットは、日本のJVCケンウッドとマクラーレン・オートモーティブ社が共同開発したシステムとなっています。
運転席のクラスターディスプレイ(インパネ部分)は、折りたたみ可能なフルHDとなっていて、走行に応じて形状がフルスクリーンかスリムディスプレイモードに切り替わったり、表示される情報が変わる仕組みとなっています。
また、センターディスプレイには車の各種設定やナビゲーション、Bluetooth機能、駐車の際のトップダウン・ビュー表示など多くの情報を提供する機能が搭載されています。

フルデジタルコックピットは今後の主流に?

マクラーレン 720S フルデジタルコックピット

今後、ますますフルデジタルコックピットを搭載するモデルは増え、自動車メーカーのみでなく、関連するメーカーが続々とシステム開発に参入してくることになるでしょう。
しかし、開発コストやセキュリティなどまだまだ課題もあるようです。
これから各メーカーがどのようにクリアし、より完成度の高い統合システムとして成功するのか期待できます。

ダッシュボード周辺についての記事はこちら

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この記事の執筆者

石黒 真理この執筆者の詳細プロフィール

旧車、ノスタルジックカーを愛する自動車ライター。趣味は読書と、天気のいい日のドライブ。気分転換はたいてい車を運転します。今までの愛車は、マツダ・サバンナRX-7、ルーチェ、シトロエン・エグザンティア、サーブ900などです。...

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