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FOMM(フォム)が新型「ONE」を発表!2020年までに発売される小型EVのスペックや価格は?

日本のベンチャー企業「FOMM(フォム)」が、新型ONEを発表しました。2020年までに100万円以下という低価格で小型EVを発売する予定だったFOMM。東南アジアの新興国をターゲットとして開発されたというFOMMの小型EV・ONEとは、どのような機能を備えているのでしょうか?

国内ベンチャー「FOMM(フォム)」が100万円以下の小型EVを発売予定!

最新モデル FOMM1.0 PhaseⅣ

EV(電気自動車)開発で知られる日本のベンチャー企業「FOMM(フォム)」が、2020年までに100万円以下という低価格設定で、小型EVの発売を予定しています。

新たな小型EVの生産は、2017年の11月にFOMMとの資本業務提携を発表したエレクトロニクス大手「船井電機」が担当し、同じくFOMMとの提携関係にある「ヤマダ電機」を通じて販売されるとのことです。

「FOMM(フォム)」とはどんなメーカー?

「FOMM(フォム)」とは、2013年の2月に設立された日本のベンチャー企業です。
社名は“First One Mile Mobility”の略称であり、自宅から駅までなど、近い距離“First One Mile”を移動するための、移動手段“Mobility”でありたいという想いが込められています。

代表取締役を務める鶴巻 日出夫(つるまき・ひでお)氏は、かつてスズキやトヨタ車体に在籍し、一人乗り超小型EV「COMS(コムス)」の企画・開発を主導した経験がある、小型EV開発のプロフェッショナルです。

鶴巻氏は、身近な超小型電気自動車の実現を目指してFOMMを設立しており、設立からわずか1年後の2014年2月には、世界最小クラスの4人乗りEV「FOMM コンセプト One」の開発に成功しています。

FOMMの小型EV「ONE」が正式発表

ジュネーブモーターショーに出展されたFOMM新型EV

ジュネーブモーターショー2018にて、FOMM新型EVが初公開されました。
その後、バンコク国際モーターショーにて該当EVの名称が「ONE」と発表されました。

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FOMMの小型EV「ONE」の特長

FOMM新型ONEは、車輪内蔵型モーター「インホイールモーター」とリチウムイオン電池を採用したピュアEVです。
1回の充電での航続距離は160km、最高速度は80km/hとなっています。(エアコン使用時は航続距離100km程度)

また、洪水時への対応策として、水に浮くことができるのが大きな特徴です。
水上では人がゆっくり歩く速さで進むことができます。

販売はインフラ整備と平行してタイで行い、その後欧州や日本でも徐々に行う予定です。
提携しているヤマダ電機にて、2020年に店舗販売を予定しています。
FOMM ONEの販売価格は66万4000バーツ(約225万円)ということですので、さらに安いEVが登場する可能性もあります。

次の見出しからはFOMM新型ONEが発表される前の、EVコンセプトカー情報を記載しています。

「FOMM(フォム)」の小型EVの特長

東南アジアの新興国における安価で高性能な移動手段

FOMM コンセプト One

FOMMの小型EVはそもそも、モータリゼーションが進みつつある東南アジアの新興国をターゲットとして開発されています。
狭い路地を大量のバイクや車が行き交うことで交通渋滞が常態化し、排気ガスによる環境汚染の問題も存在している新興国において、小回りが利いて排気ガスも出さない小型EVは、非常に都合がいいのです。

また、他のEVと比較して低価格で提供されるという点も、国民全体の平均所得が少ない新興国においては、非常に嬉しいポイントだと言えます。

世界最小クラスのボディサイズで4人乗りを実現

FOMMの小型EVは、FF(前輪駆動)インホイールモーターの採用など、内部機構を徹底的に省スペース化したことによって、世界最小クラスのボディサイズで4人乗りを実現しました。

また、操作系もステアリングホイールとペダルを使用したものではなく、バイクのように操舵とアクセルが一体化した新操作系の「ステアリング・アクセル」が採用されています。
「ステアリング・アクセル」は車内の省スペース化に貢献している他、アクセルペダルの踏み間違いによる事故も防止する効果があるのです。

さらにオプションとして、蓄熱式簡易クーラーが用意されています。
蓄熱式簡易クーラーは、通常のエアコンと違ってバッテリーの電力を食わないので、EVの要である航続距離に影響を与えないというメリットがあるのです。

水上走行によって水害にも対応

FOMMの小型EVにおける最大の特長と言えるのが、耐水害機能を備えているという点です。
これは、東南アジアで毎年雨期になると発生する、洪水に対応するための機能となります。

車体は24時間程度なら水に浮いていることができ、電気系統にも防水対策が施されているので、水に濡れて故障してしまうという心配もありません。
独自の形状をしたホイールには、スクリュー機能が備えられており、緊急時にはゆっくりとしたスピードで水上を走行することもできます。

両側スライドドアを採用

FOMMの小型EVには、優れた乗降性を発揮する両側スライドドアが採用されています。
小回りが利く小型の車体と合わせて、東南アジアの狭い路地における利便性が追求されました。

「FOMM(フォム)」の小型EVのスペック

カセット式バッテリー

FOMMの小型EVには、左右の前輪に各1基ずつのインホイールモーターと、カセット式リチウムイオンバッテリーが搭載されています。
左右両輪を合わせたインホイールモーターの最高出力は10kW、最大トルクは560N・mを発生し、最高速度は85km/hに達します。

バッテリーは最大4個まで搭載することができ、取り外して家庭用コンセントからの充電ができる他、災害時には非常用バッテリーとしての利用も可能です。
バッテリーの満充電までにかかる時間は、220~240Vの電源で約3時間、航続距離はWLTCモードで約160kmとなっています。

FOMMの小型EVのスペック ※最新モデル

FOMM1.0 PhaseⅣ
ボディサイズ(mm)全長2,585×全幅1,295×全高1,560
乗車定員(名)4
駆動方式FF(前輪駆動)
最高出力(kW)10
最大トルク(N・m)560
車両重量(kg)445(走行用バッテリーを除く)

FOMMの小型EVの発売に期待!

2014年2月に発表された世界最小4人乗りEV「FOMMコンセプトOne」の内外装

FOMMの小型EVは、2018年の後半にタイで発売した後、2020年までに日本や中国、欧州などでも販売を開始する予定となっています。

日本や中国、欧州地域に向けては、100万円以下という低価格帯を武器に、20代の若者をターゲットとして販売を進めていくそうです。

世界的にEVへの注目が集まる中、耐水害機能をはじめとする多数の独自要素を備えたFOMMの小型EVは、東南アジアだけに留まらない人気が獲得できそうですね。

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この記事の執筆者

進藤圭太この執筆者の詳細プロフィール

速く・正確な記事の執筆がモットーのMOBYライターです。好きな車は奇抜な車、60~80年代の車などさまざまですが、最も好きな車はバットモービルかもしれません。MOBYでは、速報記事やランキング記事など、さまざまなジャンルを執筆しています。...

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