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ASV割引とは?新しい任意自動車保険は予防安全装備でどこまで安くなるのか

ASV割引であなたの任意自動車保険がもっと安くなるかも?2018年1月からASV割引が導入、自動ブレーキが付いている車に適用されます。そもそも任意自動車保険料を決めるための「型式別料率クラス」とは?ASV割引の対象車、導入理由、保険会社などを詳しく解説!

ASV割引とは?あなたの車の任意自動車保険が安くなるかも

自動車保険

©shutterstock / BLACKWHITEPAILYN

ASV割引とは、先進安全自動車(ASV:Advanced Safety Vehicle)の任意自動車保険料が割引される制度のことです。
導入は2018年1月からとなっていますが、自動車保険会社の中にはすでに見積もりや契約引受を開始しています。
では、一体どのような車がASV割引の対象となるのでしょうか。

ASV割引対象車は?自動ブレーキがついた車が対象

安全装備

©iStockphoto.com/chombosan

「自分が乗っている車はASV割引の対象になるだろうか?」と気になる方もいるでしょう。
以下の車がASV割引対象車となります。

・「自家用普通・小型乗用車」で「AEBを装着する発売後3年以内の型式」
・「自家用軽乗用車」で「AEBを装着する全型式」
※AEBとは衝突被害軽減ブレーキ(Autonomous Emergency Braking)のこと

いわゆる「自動ブレーキ」と呼ばれるようなAEB装置がついている車が対象です。

なぜ先進安全自動車(ASV)は保険料が割引されるの?

悩む女性

AEB装置を搭載した先進安全自動車は、近年多くの車に搭載されると同時に、自動車事故のリスク軽減効果も実証済みといえます。
そのため、AEB装置が搭載されている車は、搭載されていない車よりも当然保険料が安くなると考えてもいいでしょう。

しかし、現在の保険料の決め方では、交通事故のリスクが低い先進安全自動車であるにも関わらず、保険料への反映ができていません。
そのため「ASV割引」の導入が進められています。

そもそも任意自動車保険料はどのように決まるの?【ASV割引の理由】

任意自動車保険は「型式別料率クラス」を元に保険料へと反映されます。

型式別料率クラスとは

車種

自動車の型式により、事故などのリスクの高さを9つに区分した制度が「型式別料率クラス」です。
基本的に、新しい型式が発売してから直近3カ年の事故実績を元にクラスが決められます。

よく「スポーツカーは保険料が高い」と言われます。
一概には言えませんが、スポーツカーはスピードを出して事故を起こす、運転歴の浅い若者が事故が起こす、といった実績があるためです。
実績から事故リスクが高いと判断されると、型式別料率クラスは高いクラスに分類、保険料も高くなる、ということにつながります。

型式別料率クラスの問題点

バツをする女性

型式別料率クラスは実績を元にしているため、発売から3年以上経った車に関しては、問題ないといえるでしょう。
問題は新しい型式の車が出てきたときです。

新しい型式の車には事故実績がありません。
そのため、「新車価格」「排気量」で型式別料率クラスを決めています。
リスクが少ない(事故を起こすことが少ない)車であることはわかっているのに、形式別料率クラスにはその評価を反映できません。
結果として保険料も実際より高くなる可能性が出てくる、ということです。

型式別料率クラスの評価自体を変えるのではなく、評価の不十分な点を補うことで実際に近い保険料を算出する、というのがASV割引の考え方です。

ASV割引でどれだけ安くなる?

価格 お金 費用 税金 維持費

©shutterstock/kurhan

ASV割引が導入されると、以下の車を対象に、割引期間、割引率が設定されます。

車種区分割引対象割引期間
割引率
自家用普通・
小型乗用車
AEBを装着する
発売後3年以内の型式
(※1)
型式発売開始後3年間一律 9%
自家用軽乗用車AEBを装着する全型式
(※2)
期間制限なし一律 9%

ASV割引の割引率は一律9%

指をさす女性

割引率は自家用普通・小型乗用車、自家用軽乗用車、どちらも一律9%です。この割引率に関しては、人によって感じ方はそれぞれでしょう。

車種によって自動ブレーキの作動範囲や精度は異なるため、割引率が一律なのは違和感があるかもしれません。
ですが今後も安全装備は進化し続けるため、新たな割引や評価方法が出てくることも考えられます。

自家用普通・小型乗用車は「割引対象が3年以内」の理由(※1)

走行中 車高

既出のとおり、現在の「型式別料率クラス」の評価では、発売開始~3年以内は実績が不十分です。
ですが発売後3年が経過したら、「AEB装置も含め、実績が十分に蓄積できた」と判断され、ASV割引は適用されません。

割引期間が「型式発売開始後3年間」となっているのも、同様の理由からです。

自家用軽乗用車は「全型式が割引対象」の理由(※2)

軽自動車

現在、自家用軽乗用車は「型式別料率クラス」での評価を行っていません。
そのため、型式の発売時期に関わらず、割引対象となります。

しかし、このASV割引導入を機に、軽自動車も2020年1月1日までに型式別料率クラスを導入することが決まりました。
導入後は自家用普通・小型乗用車と同じ条件になります。

ASV割引の導入に関して各保険会社の対応

自動車保険

ASV割引は、東京海上日動、三井住友海上火災、損保ジャパン日本興亜、あいおいニッセイ同和損保、SBI損保など、多くの会社で導入を発表しています。
ですが、全ての保険会社で対応している、というわけではありません。

自分が加入している自動車保険会社にASV割引があるか、一度確認してみてはいかがでしょうか。

ASV割引で任意自動車保険をお得に!

車と女性

愛車に自動ブレーキがついている方は、ASV割引の対象になるかもしれません。
これから車を買うという方も、「自動ブレーキが搭載されている車にしようかな」と思ったでしょう。
安全に関する機能はどんどん進化し、さらに安全性能の高い車の登場が予想されます。
任意自動車保険料の決まり方も変わるかもしれません。
今後の情報にも期待しましょう。

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