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ウインカーを出すタイミングとは?出さないと道交法違反になるケース8件

ウィンカーのタイミングは早すぎて遅すぎてもいけません。ましてやウィンカーを出さないで動作を行うことは、周囲の交通を乱し、交通事故の危険性を高める結果となります。正しいウィンカーのタイミングや、ウィンカーを使うべき場所を改めて確認をしていただきたいと思います。

ウィンカーを出すタイミングとは?

ウインカー

ウィンカーは周りの車に、自分に車がこれからどのように行動するかを知らせる意思表示です。
「右に曲がります」「左に曲がります」「発進します」「停止します」と
事前にウィンカーで周囲に知らせることにより、周囲のドライバーはそれを予測に組み込み、応じた運転をすることで交通安全が保たれています。
しかし、ウィンカーの単純なシグナルでは伝えられるメッセージには限界があるため、ウィンカーを出すタイミングが非常に重要になります。
すべてのドライバーがウィンカーのタイミングによる意味を共有してこそ、ウィンカーはその効果を発揮するのです。

ウィンカーは重要な事前合図。
それを怠った場合には「合図不履行違反」で罰せられることになります。

ウィンカーのタイミング キーナンバーは3

車 道路

©Shutterstock.com/ Sofiaworld

ウィンカーを出すタイミングは重要ですが、出すタイミングはいつが良いのでしょうか。
そのキーワードとなるのは3という数字。
「交差点の30m手前」「進路変更する3秒前」と道路交通法第21条に掲載されています。
しかし、車は絶えず速度を変えながら動いています。
時速40kmで走行していたとしても、3秒間で30m以上もの距離を移動しているのですから、「あ、30m手前だ」と判断してウィンカーレバーを操作するのでは遅いのです。
30m、3秒はあくまで参考値であり、ウィンカーの合図は速度や交通状況に応じて早めに出すことが大切です。

ウィンカーは早ければ早いほど良い?

道路

早めにウィンカーを出すとはいうものの、早すぎるタイミングのウィンカーでは、このドライバーは一体何をしたいんだ? と周りを混乱させてしまいます。
この場合は不必要な場所で合図を出したということで「合図制限違反」という罰則が適用されます。
早すぎず、遅すぎない適切なウィンカーのタイミングを解説していきます。

進路変更時の手順とウィンカーのタイミング

進路変更(車線変更)をする際は、まず進路変更ができるかどうか周囲の安全を確認し、可能だと判断できた場合にウィンカーを出します。
ウィンカーを出して3秒間の間に、再度周りの安全確認をします。
このときの安全確認の時間がウィンカーのタイミングとなります。
その間に安全に車線変更をできるかできないかの判断をしなければいけません。
必要とあらば、5秒でも6秒でもウィンカーを出し続ける必要があります。
車線変更が不可能と判断すれば、ただちにウィンカーを止め、進路変更を取りやめなければなりません。
特に車線変更時には、周囲の車に車がいる場合は、ウィンカーを出すと減速や加速といった何かしらのリアクションを返してくれます。
それらを確認するのも必要な安全確認です。

右左折時の手順とウィンカーのタイミング

交差点手前の右左折の手順は、あらかじめ曲がる方向へ車を寄せて徐行しながら曲がると教習所などで教わるはずです。
この車を寄せる行動も進路変更に含まれ、交差点の30m手前で進路変更は終わらせておく必要があるため、交差点手前では進路変更の約3秒+30m分のウィンカーを出すことになります。
距離にすれば、交差点手前60~70mほどの距離が安全なウィンカーのタイミングとなります。

意外に多いウィンカーとブレーキ順序間違い

交差点手前のウィンカーは減速という意味も含まれます。
意外に多く行われるのが、ブレーキを踏んで減速してからウィンカーを出す行為。
これでは後続車は、前走車が止まるのか、曲がるのかを判断できません。
ウィンカーを出してからのブレーキ操作が正しい順序です。

ウィンカーを出さないとどうなる?

違反 レッドカード

必要な場所でウィンカーを出さなかった場合には「合図不履行違反」
必要な場所以外でウィンカーを出した場合には「合図制限違反」で罰せられることになります。
いづれも現行犯でなければ取り締まられることはありませんが、罰則を受けないためにウィンカーを出すのではありませんし、ウィンカーを出すことが目的でもありません。
ウィンカーを使って意思表示をすることで、自分と周囲の車が安全に走行できるようにするのが目的です。

合図不履行違反の罰則詳細

反則行為合図不履行違反
点数1 点
車両等の種類反則金額
大型車7,000円
普通車6,000円
二輪車6,000円
小型特殊車5,000円
原付車5,000円

合図制限違反の罰則詳細

反則行為合図制限違反
点数1 点
車両等の種類反則金額
大型車7,000円
普通車6,000円
二輪車6,000円
小型特殊車5,000円
原付車5,000円

合図不履行違反、合図制限違反はウィンカーだけに適用される罰則ではなく、後退灯や警告器による合図にも適用されます。

合図不履行による違反ケース

合図不履行違反や合図制限違反で取り締まられることは非常に希ですが、もしもそれらが原因で事故が起こってしまった場合には、大きな過失責任を問われることになります。
ウィンカーを出さないと合図不履行になるケースを紹介します。

合図不履行ケース1 信号待ち

交差点での信号待ちの際は、曲がろうとするる方向へウィンカーを出しておき、周囲に自分の意志を伝えておく必要があります。

合図不履行ケース2 右左折時

右左折時のウィンカーは、曲がる方向を示すと同時に減速の合図でもあります。
特に左折時は二輪車の存在にも気を使いましょう。
右折時は対向車の動向に気を配ります。

合図不履行ケース3 車線変更(進路変更)

車線変更もしくは車線内で大きく左右に車を寄せる場合にはウィンカーを出す必要があります。
ウィンカーを出すことで後続車に車線変更(進路変更)を明確に知らせます。

合図不履行ケース4 転回(Uターン)

転回する場合は必ずウィンカーを出しましょう。
転回時の真横になった車はブレーキランプも見えづらく、昼夜を問わず視認しにくい傾向にあるため、サイドマーカーによるウィンカー点滅が頼りになります。

合図不履行ケース5 徐行・停止

徐行・停止に移る際は大きな減速を必要とするため、早い段階でウィンカーを出すことで追突防止を促します。
また、左端を走行する二輪車に対する注意にもなります。

合図不履行ケース6 発進時

駐停車状態から発進する場合は右にウィンカーを出して発進します。
かといって、道路が開けるタイミングをウィンカーを出してずっと待っていたのでは、周囲の車は発進するタイミングを把握しづらくなります。
道が開け、安全確認がとれそうな段階でウィンカーを出しましょう。
複数台の車が並んで駐停車している場合には、そちらの動向にも注意が必要です。

合図不履行ケース7 右左折(Y字路)

緩やかに曲がるY字路交差点でも、信号機がある場合にはウィンカーを出す必要があります。
事故の危険性は低いといえますが、取り締まりが行われている場合があります。
ただし、道なり方向ではウィンカーの必要はありません。

合図不履行ケース8 右左折(逆Y字路)

逆Y字路での左折時のウィンカーをどちらに出すのか迷う場合があります。
停止線があればT字交差点であるものとして、左にウィンカーを出します。
停止線がなく合流という形で連結された道路は右にウィンカーを出すのが正解です。

合図制限の違反ケースとその他のケース

東京都内に一箇所だけ存在する多摩市桜ケ丘環状交差点

環状交差点

信号器のない円形交差点で、右回りに回る環状道路に侵入し、任意の方向へ向けて脱出する交差点を環状交差点(ラウンドアバウト)と言います。
高い安全性と交通性から海外では一般的となっている形状の交差点で、日本でも今後増えてくるものと予想されます。
この環状交差点への侵入時はウィンカーの合図は不要ですが、環状交差点を脱出するときにはウィンカーを出さなければなりません。

環状交差点(ラウンドアバウト)に関する詳細は下記リンクから知ることができます。

停車中

停車中はウィンカーを出す義務はありませんが、幅5.5m以上の道路に駐停車している夜間には非常点滅表示灯(ハザード)または尾灯(テールランプ)の点灯義務があります。
停駐車中に左ウィンカーを出していると合図制限違反になってしまいます。

ウィンカーの戻し忘れ

ときどきウィンカーを戻し忘れて走行している車を見かけます。
この場合、必要でないときに合図をしたと見なされ、合図制限違反として罰せられます。
ウィンカー音の小さな車や、大音量でのカーオーディオ時には注意しましょう。

暗黙のルール

高速道路の右車線での右ウィンカー「遅いので道をあけてください」という意味です。
一般道での左ウィンカーは「お先にどうぞ」という意味です。
これらは道路交通法で認められたウィンカーの使い方ではないため、道路交通法上では合図制限違反となってしまいますが、暗黙のルールとして広く使われていますので取り締まりの対象とはならないでしょう。
その他、地域ごとに細かなローカルルールが存在するようです。

安全な交通はウィンカーによる意思疎通から

ビジネスマン 運転

©iStockphoto.com/ Geber86

すべてのドライバーがウィンカーのタイミングによる意味を共有してこそ、ウィンカーはその効果を発揮するのですとは最初に述べましたが、地域によってウィンカーの使い方が微妙に違ったり、ウィンカーを出すのが良いのか、出さないほうが良いのか断定できないケースも多く存在します。
どんな状況でもその指針となるのは周りの車が安全に交通できることです。
これだけ多くの車が走っているのに、安全に走行できているのは交通ルールの存在もさることながら、それぞれのドライバーの注意力があってこそです。
その注意力に甘えることなく、正しいウィンカーによる意思疎通ができれば、悲惨な交通事故はもっと減らせるのではないでしょうか。

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