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ウインカーポジションとは?故障と車検や保安基準とおすすめ人気商品

方向指示器と車幅灯をひとつのランプで兼用できるウィンカーポジションは人気ドレスアップです。しかし違法か合法か曖昧なまま取り付けられ、使用されているのが現状です。正しいウィンカーポジションの知識を学び、安全な運用を心がけていただきたいと思います。

ウィンカーポジションとは?

方向指示器であるウィンカーと車幅灯であるポジションランプが一体になった灯火を「ウィンカーポジション」と呼びます。
ウィンカーポジションキットなどを装着してのライトドレスアップは、その手軽さもあり高い人気を誇る手法です。

しかし、車幅灯と方向指示器の保安基準が複雑に絡み合うため、キットを販売するパーツメーカーまでもが曖昧な解釈のまま販売し、装着されているのが現状です。
今一度ウィンカーポジションの定義を問いたいと思います。

ウィンカーポジションの起源はアメリカ

ウィンカーポジションの起源は欧米車に由来しています。
古いアメリカの車は車幅灯と方向指示器が兼用されていたことが発祥となり、次第にドレスアップ手法として確立されました。

今やウィンカーポジションは点灯したときの車幅を大きく見せたり、オレンジ色の光色がカラフルだったりするメリットが見出され、人気を博しています。
しかし、日本の保安基準に適合させるにはいろいろな問題があります。

ウィンカーポジションは違法?

車 ヘッドライト

ウィンカーポジション化で問題となるのは「オレンジ色のポジションランプ」と「ウィンカーランプとポジションランプの光り方」の2つです。

平成18年以降販売車種のウィンカーポジション化は違法!

ポジションランプがオレンジ色の場合、ハザードやウィンカーを出したのと見間違われることが懸念されるため、保安上ではおすすめできる色ではありません。

平成18年(2006年)1月1日以降に販売された車種では、白色か電球色のポジションランプしか使用してはならないため、光色がオレンジ色になってしまうウィンカーポジション化は問答無用でNGということになります。
それ以前の車であればウィンカーポジション化は可能です。

ウィンカーポジションの正しい光り方

ポジションランプの光がオレンジの場合、ウィンカーを出したとしても、周囲の車は瞬時に判断できなく恐れがあります。
そこで、ウィンカー時は反対側を消してしまえば分かりやすいということで、そのように設定されたウィンカーポジションキットが存在します。
しかし、ウィンカー時に反対側を消すのはNGです。
動作時のポジションランプは常に点灯していなければなりません。

ポジションランプが常に点灯していなければならないのなら、ウィンカーを点滅した際の「滅」のときもポジションランプとして点灯していなければならないことになります。
そうしてしまうとウィンカーは点滅ではなく明滅になってしまい、ウィンカーとしての保安基準に不適合となってしまうのです。

つまり「ポジションランプを点灯したまま、ウィンカー動作時は点滅する」というのが正しいウィンカーポジション動作です。

ノーマルポジションランプはどうする?

ウィンカーポジションにしたら、ノーマル時のポジションランプはどうすれば良いのでしょうか。
保安基準の「車幅灯は同色でなければならない」という理由で、ウィンカーポジションにしたらノーマルポジションランプはオレンジ色のバルブをしなければならないと思われがちですが、その必要はありません。
またノーマルポジションランプを外す必要もありません。

車幅灯は4灯までとされているので、ノーマルポジションランプが白または電球色のランプがついているのであれば問題はないでしょう。

市販されているウィンカーポジションキット

人気カスタム部位とあって、多くのウィンカーポジションキットが販売されています。
フロントのみをウィンカーポジションにするのが一般的ですが、サイドマーカーまでもウィンカーポジションにするもの、保安基準には適合しないもののリアまでウィンカーポジションにするものなど、そのバリエーションはさまざまです。

キットを購入する場合は、保安基準に適合した正しいウィンカーポジションキットを選び出す必要があります。
多くの製品が、ウィンカー配線のプラス側をスイッチ制御する「プラスコントロール」に対応したものです。
ご自身の車のウィンカーが「マイナスコントロール」の場合は正常に動作しない場合がありますので、あらかじめご確認ください。

おすすめできるウィンカーポジションキット

参考価格: ¥ 3,360
(2017年11月21日現在)

ウィンカーポジションの取り付け・工賃

IPFのウィンカーポジションキットの取り付け動画です。

多くのウィンカーポジションキットの取り付けには、純正配線に割り込ませる必要があるため、電気配線の知識が必須です。
しかし、業者にウィンカーポジションキットの取り付けをお願いしても、取り付けを断られるケースが多くあります。
これは、保安基準に適合するウィンカーポジションキットと謳われていたしても、ウィンカーポジションという機能自体のグレーな部分が拭いきれないためです。

取り付け可能な場合は5,000円〜が工賃相場のようですが、代行して取り付けを行うことは違法改造をすすめる結果となるため、業者の間では敬遠される作業の一つとなります。

そのため、ウィンカーポジションキットの取り扱い説明書には分かりやすい手順が丁寧に記載されています。
取り付けは自己責任の上で、自らの手で行いましょう。

ウィンカーポジションの故障

電気系統 精密機械

ウィンカーポジションキットは故障しやすい傾向にあります。
21W球を扱う前後ウィンカーには比較的高い電流が流れるうえ、点滅によるオンオフが繰り返されるウィンカーポジション回路は、製品によっては基盤や配線が耐えらきれず、故障に至るケースが多いのです。

走行中にウィンカーが動作しなくなるのは非常に危険な状態のため、製品が故障した際はノーマル状態に復帰できるようになっている製品もあります。

限りなく黒に近いグレーなオレンジ色のウィンカーポジション

ウィンカーポジションの規定について解説させていただきましたが、ウィンカーポジションが違法か合法かは、最終的には車検時の検査官や取り締まりの警察官の判断に委ねられることになります。
ウィンカーポジションの立ち位置は限りなく黒に近いグレーといわざるをえません。

取り付けの際は、自己責任の上で自らの手で行うのがよいでしょう。

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