初めて車と出会う人の為の車情報メディア MOBY [モビー]

【フォルクスワーゲン新型 e-ゴルフ試乗レビュー】日本初VWの完全EV車の実力を徹底検証!

フォルクスワーゲンが日本に初導入する電気自動車「e-Golf(e-ゴルフ)」。10月19日に発表、11月6日に一足早くメディア向け試乗会が行われました。MOBYのスタッフが実際に試乗したレビューをお届けします。

試乗した新型フォルクスワーゲン e-ゴルフ

C字型LEDポジショニングランプでフェイスが引き締まった印象に

フォルクスワーゲン新型e-ゴルフ 試乗レビュー

© MOBY

新型「e-ゴルフ」の気になるEVスペック

昨今、世界中でCO2規制や環境規制が厳しくなっている中、フォルクスワーゲンは電動化を柱としたプロジェクトを掲げ、2025年までにはフォルクスワーゲングループ全体で80車種(50車種は完全なEV)を導入すると表明、今回の新型「e-ゴルフ」は、次世代EVを見据えた大変重要なモデルとなります。

電気自動車の気になる点といえば、「走行距離」と「充電方法」です。
e-ゴルフは、1回の充電で走行できる距離は301km(JC08モード)という数値となり、「普通充電(200V)」と「急速充電(CHAdeMO 規格)」という2 種類の充電機能を搭載しています。

電源環境にも異なりますが、一般家庭での充電時間は、
・普通充電:約6時間(16kW)/ 約12時間(13kW)
・急速充電:約35分 (バッテリー容量80%)
となっており、 外出先では、急速充電と普通充電の双方を利用でできるようになっていますので、街乗りからロングドライブまで思う存分に楽しめます。

新型e-ゴルフについて詳しくはこちら

フォルクスワーゲン新型e-ゴルフの特筆すべき先進EVシステム

フォルクスワーゲン新型e-ゴルフの充電ポートはボディ右側に

© MOBY

回生ブレーキ機能

4段階に調整可能な回生システムで、通常の「D」レンジでは、走行抵抗が極限までない状態です。
シフトレバーを左に倒すと「D1」「D2」「D3」、下に倒すと「B」という形で回生ブレーキの利きが強まり、より強力な充電が出来るようになります。

回生ブレーキはシフトレバーの切り替えで段階調整が可能

フォルクスワーゲン新型e-ゴルフ 試乗レビュー

© MOBY

EV走行モードの選択

主に航続距離を調整する目的で、モーターの出力とエアコン制御を「ノーマル」「エコ」「エコ+」という3段階にて選択できメーカー発表の主な違いは以下の通りです。

【ノーマル】
最高速度:150km
エアコン制御:ノーマル
電気ドライブシステム出力:全出力使用可能

【エコ】
最高速度:115km
エアコン制御:パワーレベル低下
電気ドライブシステム出力:ノーマルモードより低下

【エコ+】
最高速度:90km
エアコン制御:機能停止
電気ドライブシステム出力:エコモードよりさらに低下

「エコ」「エコ+」ともに緊急時などのためにキックダウンをすれば瞬時にフルパワーとなります。

フォルクスワーゲン新型e-ゴルフ試乗レビュー

フォルクスワーゲン主催の新型e-ゴルフ試乗会に参加

試乗車のボディサイドには専用ロゴが

© MOBY

試乗会の始まりは、試乗にあたって細かい操作方法や、新型e-ゴルフの変更点などの説明からとなりました。

回生ブレーキ(D1、D2、D3、B)の段階調整はシフトレバーを左や下に動かすことで瞬時に変更、メーターパネルには現在のシフト状況が表示され、ひと目で分かり良い感じでした。
走行モード(ノーマル、エコ、エコ+)の切り替えはシフトレバー横にあるスイッチで変更。この表示はメーターパネルとナビディスプレイの両方に表示される仕組みとなっています。

今回の試乗時間は、約1時間でお台場周辺をドライブするコースレイアウトでした。
スタッフさんからの説明も終え、いざ出発です。

ここで通常ならエンジンを掛けて「よし!いくぞ!」という感じですが、e-ゴルフはEV、エンジンはありません。
スタートボタンを押してメーターパネルが光れば走行準備完了です。

シフトレバーを「D」に入れ、アクセルを踏みこむと、「ふぁ~」という滑らかな立ち上がりで徐々に速度が乗っていき、気づけば街中の流れに乗っていました。

しばらく速度がのった状態で走り、様子を見て回生ブレーキを試してみました。

まずは、「D1」ではややエンジンブレーキが効き減速します。
そして、「D2」「D3」と順番に入れていくと少しずつ減速感が強まっていきます。
運転に慣れている方であれば、街中を走る分にはこの3段階の調整で十分にスムーズに走れるはずです。

続いて、「B」はどうなるのかを試してみました。

シフトレバーを下に下げると、途端に前のめりになるほどの減速感を味わえ、ワンペダルでクルマを操ることができます。

ある程度、回生ブレーキを堪能したあとは、「走行モード」での走りの違いをチェックしました。

シフトレバー横の「MODE」ボタンを押すとナビディスプレイに「エコ」と表示されましたが、運転している感覚からするとあまり違いが感じられませんでした。

もう一度、MODEボタンを押すと「エコ+」の表示に切り替わり、アクセルがややもっさり感した気がし、それと同時にエアコンに制御が入りました。

「走行モード」の変更は、街中での低出力な状態ではあまり違いがわからなく、あくまでも航続距離を気にする時などに使用するのが適しているという印象を受けました。

VW新型e-Golf(e-ゴルフ)の総合評価

至るところにVW EVファミリーのイメージカラー「ブルー」を配色

フォルクスワーゲン新型e-ゴルフ 試乗レビュー

© MOBY

今回のVW新型e-Golf(e-ゴルフ)試乗時間は、あまり長くなかったため、走り込んだ上でのレビューではないですが、フォルクスワーゲンのEVとしての完成度は相当に高いレベルだと実感できました。

新型e-Golf(e-ゴルフ)の新車車両価格が500万円を切り、ゴルフのラインナップの中では最も高価な「ゴルフ R」の下、「ゴルフ GTI」の上という位置づけとなりますが、「平成29年度 クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金」が301,000円が出るため、ガソリン代やエンジンオイル交換費用など発生しないエンジン車より維持費が安いことと環境保護を考えれば、十分購入検討の土俵に上がるのでは、と思います。
ちなみに、現在のオーダー方法は、インターネット専用サイトからの申し込みとなり、年内納車の予定となっています。

「ゴルフのEVってどうなの?」と少しでも気になった方は、ぜひ一度はディーラーで試乗して体験していただきたいと、強く思った車でした。

EV車についての人気の記事はこちら

注目されているフォルクスワーゲン新型車の記事はこちら

この記事の執筆者

金子☆高志この執筆者の詳細プロフィール

1987年7月13日神奈川県逗子生まれ。自動車イベントのプロデュース・ディレクションや自動車専門誌の営業経験を経て、現在はMOBYの「営業」 兼 「物書き」になりました。国産車はもちろん、欧州車などにも興味があり、一番印象に残っているのはケータハム スーパーセブンです。ちなみに、...