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フラワーカンパニーズ×トヨタ ハイエース:Vol.4「40万km……ハイエースとの思い出」MOBY連載インタビュー

車は人生をともに過ごす仲間。“その車”にはどんな想いが詰まっているのだろう――。全国を機材車・ハイエースで移動しながらライブ活動を行う「“日本一のライブバンド” フラワーカンパニーズ」。現在の“愛車”の走行距離は400,000km超……実に地球約10周分にも及びます。今回は、そんな長距離移動を続ける皆さんならではの苦労話やおもしろエピソードなどをお話いただきました!

【Profile】フラワーカンパニーズ名古屋が生んだ“日本一のライブバンド”フラワーカンパニーズ。通称フラカン。Vocal:鈴木圭介(左)、Bass:グレートマエカワ(右)、Guitar:竹安堅一、Drums:ミスター小西の4人組。1989年に地元の同級生によって結成され、95年メジャーデビュー。“自らライブを届けに行く事”をモットーに活動、大型フェスから小さなライブハウスまで......メンバー自ら機材車に乗り込みハンドルを握り、日本全国津々浦々でライブを展開。2017年に自主レーベル「チキン・スキン・レコード」を新たに立ち上げ、ニューアルバム『ROLL ON 48』をリリース。現在でもバンドの“愛車”ハイエースを操り、精力的にライブ活動を行っている。

フラワーカンパニーズ×MOBY連載インタビュー
前回までのインタビューはこちら:
Vol.1「機材車とともに歩んだ28年」
Vol.2「青春の思い出の車たち」
Vol.3「“生きててよかった”と思う夜」

Vol.4:40万km……ハイエースとの思い出

ここからは現在乗られているハイエースに話を戻しまして、想い出や魅力についてお伺いしたいです。

マエカワ:今のハイエースは初めて新車で買ったやつ。それまでずっと中古のハイエースだったんですよね。それで、10年乗るっていうのと40万キロっていうのを目標に走ってます。40万キロの方は達成できたから、あとは来年4月の丸10年……。でもこのあいだ、誰かの機材車が50万キロ超えてるっていう話を聞いたんだよね。

「負けるもんか!」という気持ちですか?(笑)

マエカワ:そういう気持ちもある(笑)。勝ち負けでもないんだけど、「えー!50万キロかぁ!」って思って。

鈴木:まだあと10万キロも走んの?(笑)

現在のハイエースとメンバーの皆さん。(ニューアルバム『ROLL ON 48』収録曲「ハイエース」MUSIC VIDEO撮影時のオフショット)

走行中のトラブルはありましたか?

マエカワ:去年、東京から大阪までの移動中に、ちょうど愛知県の豊田くらいで故障しました。……それこそ豊田(トヨタ)ですよ。

豊田でハイエースが壊れてしまったんですね(笑)。

マエカワ:刈谷のパーキングエリア付近でしたね。「あぶないな」と思った瞬間に、バッテリーがうんともすんとも言わなくなりました。夜にドラムの小西に仕事が入ってたのと、翌日はフェスだったのでどうしようかなと。
とりあえず他のメンバーとスタッフに新幹線で行ってもらって、俺とローディーの2人だけ残ってJAFに連絡して。近くのトヨタで修理を頼んだんですけど、繁忙期だったのか代車のハイエースが全然なくて。途方に暮れてたら、ふと2tトラックが目に入って……フェスの会場までこれで行ったら面白いんじゃないかと。2人で「これいいな、むちゃくちゃ良いんじゃない? 高いかな?」とか相談して、値段を聞いたら10万円。

ひと笑いのために10万円は高いですね(笑)。

マエカワ:そうそう。ハイエースだったらたぶん2万円ぐらいかな。それで「10万は出せんなぁ……面白いけど出せない」と渋ってたら……なんか知らんけど15分後くらいに、「あの、やっぱり3万円でいいですよ!」って打診されて、だったら最初からそう言えよ!って(笑)。「じゃあ借ります!」って結局レンタルしたんですけど、そのトラックが6速のマニュアル車で、ハンドルもデカいからもう楽しくて。



フェスの会場というと、ハイエースやキャラバンなどが並んでいる中で、1台だけトラックがいる感じですか?

マエカワ:会場に到着したのはフェス当日の朝だったんですけど、みんなに「フラカンがトラックで来たよ!」って喜ばれて……結果的に「ハイエース壊れたけど、よかったな」と。

トラブルはトラブルですけど、楽しい想い出ですね。



マエカワ:うんうん。そういうこともあるくらい、やっぱり長く乗ってるといろいろある。

鈴木:何年か前もフェスで愛媛に行く途中、左の前のタイヤのナットが3個くらい取れちゃったみたいで……。

マエカワ:神奈川県の秦野あたりかな。「カンカーン」って音が鳴って、「いまなんか落ちたよな?」ってサービスエリアに寄って確かめたんだけど、「あれ、どこもおかしくないな?」って最初言っていて。でもよく見たら「あ、ナットが外れてる……ボルトが3本切れてるぞ」って気づいて。JAF呼んで、また近くのトヨタまで行って。で、そこにもハイエースが無かったから、ライトバンみたいな、ステーションワゴンみたいなやつを借りて。

鈴木:そうだったそうだった。ハイエースより全然小さいから、機材の積み替えは必要最低限だけ。

マエカワ:ドラムセットもダメ、アンプも借りればいい、物販は1つにまとめてって、工夫したよね。

鈴木:ホントは夜11時くらいに着く予定だったのが、朝4時ぐらいになったんだよな。

マエカワ:うん。そういうエピソードはたくさんある。

フラカンさんといえば、ライブ当日に雨が降る確率が高いことから、「雨バンド」なんて呼ばれることもありますよね。ハイエースでの移動中も、雨は多いですか?

マエカワ:これだけはホントに言っておきたいんだけど……俺達は雨バントじゃない! 年間のライブ数が多いから、雨が降る確率が高いってだけなんだよ。むしろ最近は当日雨降ってても俺らのライブに合わせて晴れたりしてますよ。まあ、俺らも冗談半分で「雨バンド」って言ったりするけど、たぶん確率を取ったらそんなに変わらないと思う。それこそ「10年、20年続けてライブやってる人たちがどんだけいるの?」って考えたらね。

鈴木:あと「雨バンド」っていう印象がつくと、雨のときだけ記憶が残るんだろうね。晴れだったときの記憶は排除しちゃうのかな。

マエカワ:みんなちょっと面白がりたくなるじゃん。例えば俺達だったり、Theピーズとか怒髪天とか、同世代のバンドはみんなライブが多いから、雨の日に当たっちゃう人もいるだろうし。

鈴木:ものすごくライブが少ないバンドで雨が多かったら、それこそ「雨バンド」ですけど、ライブ活動が多いとやっぱりしょうがないですよね。

雨バントのイメージを払拭しておきます!

マエカワ:まあ雨はまだいいんだけど、移動中とか一番怖いのは霧だよね。通行止めになって下に降りろっていう指示が出れば良いんだけど、そうじゃなければ一応頑張るじゃん(笑)。ホントに数メートル先が見えないから、あれはちょっと怖いね。

鈴木:あと、スタットレスタイヤを履いてないときの雪! 予想外に降ってきたときは怖いですね。



これだけの距離を移動しながらライブ活動をされているフラワーカンパニーズの皆さん。当然、ある程度のトラブルはつきもののようですが、それすらも「自らライブを作っていく」ことの醍醐味なのだろうなと感じました。

今回は最後に、ニューアルバム『ROLL ON 48』の発売直前に制作され、ファンの間で話題になった「ハイエースの歌詞だけ」のポスターを掲載します。名曲の香りを堪能してください!

次回10月3日(火)公開のスペシャルインタビュー第5弾(最終話)では、移動中の車内での過ごし方などについて伺いつつ、MOBY読者の方々へのメッセージもいただきました。ご期待ください!!


第5回はこちら:Vol.5「たぶん道が広がる」

フラワーカンパニーズ『ハイエース』 - 歌詞ポスター

フラワーカンパニーズ ニューアルバム情報!

◎フラワーカンパニーズ ニューアルバム『ROLL ON 48』絶賛発売中!
あがいてももがいても更なる未来へ転がり続け、希望を繋ぎ続けるフラカンの世界観を余すことなく詰め込んだ最強のバンド・アルバム!話題の新曲「ハイエース」他全11曲収録。

*アルバム特設サイトはこちら
http://flowercompanyz.com/rollon48/

フラワーカンパニーズ公式サイトはこちら!フラワーカンパニーズ Official Site

取材:朽木一輝、田神洋子、宇野智
撮影:市川晶
文:朽木一輝、田神洋子

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