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【フォークリフトタイヤ総まとめ】種類と価格から適正空気圧や交換時期&方法&費用まで

コンテナやパレットに、たくさんの荷物を積み、効率的な物流作業に欠かせないのがフォークリフトです。フォークリフトにはどんなタイヤが使われているのでしょうか。フォークリフトのタイヤの種類と価格から、適正空気圧や交換方法などのメンテナンス情報も網羅しています。

フォークリフトタイヤとは?

フォークリフト

フォークリフトとは、車体前面に昇降可能なアーム(フォーク)が付いた小型特殊車両。
コンテナやパレットに載せた荷物をフォークで持ち上げ、一度に大量の荷物を運べるため、工場や倉庫などでの物流作業には欠かせない乗り物です。
2.5tの積載制限のフォークリフトの場合、車重はおよそ4tほど。
合わせて6.5tもの荷重を受けながら移動しなければいけないフォークリフトのタイヤは非常に過酷な環境で使用されるタイヤといえます。

フォークリフトの免許の取り方についてはこちら

フォークリフトタイヤの種類

フォークリフト 日産

フォークリフトには多くの種類があります。
最もよく使われれるタイプであるカウンターバランス式フォークリフトは後ろに重心があり、荷物を運んだ際にバランスが取れるように設計されたフォークリフトです。
起伏のある地形での運用と、長時間継続運転することを想定し、人間に対する乗り心地も考慮してクッション性を持たせたタイヤが用いられます。

自転車と同じ構造の空気チューブ入りで乗り心地の良い「エアタイヤ」
全体がゴムでできているため、パンクの心配はありませんが、重量がある「ノーパンクタイヤ」
以上の2種類のタイヤが主に使用されます。
また、ノーパンクタイヤの側面に等間隔に空けた孔で乗り心地を確保したエアボスタイヤというタイヤも開発されています。

車と同じように、トレッドパターンが設けられ、運搬物の荷重を受け止めるフロントタイヤはリアタイヤに比べて大きな径のタイヤが用いられます。

フォークリフトタイヤの適正空気圧

タイヤの空気圧調整

車のタイヤの空気圧は、2〜2.5kPaで扱われます。
それに対し、はるかに大きな荷重を支えなければいけないフォークリフトのエアタイヤは、7~10kPaとトラック並の高い空気圧を必要とします。
正確な空気圧はフォークリフトのコーションプレートに記載されている空気圧を厳守しましょう。
車と同じく、ゴム製のタイヤは1ヶ月で0.3kPa前後の空気が自然と抜けてしまいます。
空気圧の低くなったタイヤは変形、ヒビ割れが発生しやすくなり、タイヤの早期交換を余儀なくされてしまいます。
また操作性の悪化で作業効率にも影響がでるでしょう。
最低でも月に1度の定期点検を実施したいものです。

10kPaのタイヤが破裂すると爆弾になる!

高い空気圧が設定される、トラックのタイヤが破裂した場合の威力を再現した動画です。

10kPaという高い空気圧で、仮にタイヤが破裂でもした場合には手榴弾並の威力を発生します。
車同様、空気圧不足での運用はタイヤによくありませんが、入れすぎによる破裂を防ぐためエアコンプレッサーのゲージは正確な値を指しているのかのチェックも大切です。
こういった事故や点検の手間を省くために、多少価格は高くてもノーパンクタイヤやエアボスタイヤに交換してしまうのも一つの手です。

タイヤの空気圧についてはこちら

フォークリフトタイヤの交換時期

フォークリフト 注意

フォークリフトタイヤの交換時期は、やはり車と同じで残り溝が減ったら取り替えるのが基本となります。
車のサイドスリップサインのように、わかりやすい使用限界ラインがサイドウォールに設けられているのでそれらを目安に交換しましょう。
低速とはいえ、加減速と頻繁な切り返しを行うフォークリフトのタイヤは減りやすい傾向にあるといえます。
溝のなくなったタイヤは、わずかに濡れた路面でも簡単にスリップしてしまいます。
「ブレーキを踏んだが、スリップして壁を破った」などの事例はまだよい方。
ときには人身事故にまで発展する恐れがあるので、タイヤの管理は非常に重要です。

タイヤのスリップサインについてはこちら

フォークリフトタイヤの交換方法

自動車整備士 工具

フォークリフトのタイヤ交換手順は、基本的には車のタイヤの交換方法と同じです。
ジャッキアップし、タイヤを外して、タイヤを組み付け、元に戻す。
しかし車重、ホイール構造、タイヤ構造が違うため、車のタイヤ交換のように簡単ではありません。

4t以下のフォークリフトのホイールは、主に合わせホイールという左右に分割されたホイールが使われます。
これによりタイヤチェンジャーやプレス機などの特別な工具は必要ありませんが、手順を間違えると大事故になる恐れもあるので、方法をしっかりと確認して行いたい作業です。

合わせホイールとエアタイアの交換方法

1,まずはフォークリフトをジャッキアップします。
フロントタイヤの交換の際は、マスト下に15cm四方の角材を挟み込んで、マストを倒し車体を持ち上げることができます。
リアタイヤは、油圧ジャッキを指定されたポイントに当てて持ち上げます。
タイヤ交換をするフォークリフトに対して耐圧荷重に余裕のあるジャッキを用意しましょう。
車載工具のパンタグラフジャッキは使用できません。

2.浮いたタイヤのハブボルトを緩めます。
このとき、ホイールを結合している合わせボルトは絶対に外さないようにしてください。
合わせボルトを外した場合、外側のホイールが空気圧により飛ぶ恐れがあります。
※多くの場合の合わせボルトは、ハブボルトよりも小さく、ワッシャーとナットが外側に付いているのが特徴です。

3.外したタイヤの空気を抜いた上で、合わせボルトを外し、ホイールを分割します。

4.タイヤに空気チューブを入れ少しだけ空気を入れて安定させ、タイヤ内側にフラップを取り付けます。

5.ホイールを組み付けます。
ホイールの表裏とボルト位置を間違えないように、ボルトナットで結合します。
ボルトの締め付けトルクは、メーカーの指定するトルク値で確実に行ってください。

6.指定空気圧まで空気を充填します。
新品タイヤに空気を入れる場合には自動車用タイヤの空気充てん作業の資格が必要です。

7.ハブボルトで車体に取り付けます。
車のタイヤ取り付けと同じように、対角線上のボルトから締め付けていきます。


3.と4.の工程である、合わせホイールのエアタイヤ分解と組み付けを具体的に解説した動画です。

タイヤ交換は業者に頼んだほうが良い?

合わせホイールのタイヤ交換ならば自分で出来なくもありませんが、4t以上のフォークリフトで使われるリングホイールへの組み付けなどは、プレス機などの設備が必要になります。
ホイール付きのタイヤを購入するか、多少のコストを支払ってでも業者にお願いしたほうが良いでしょう。
交換工賃の相場目安を表にまとめました。

カウンターバランス式フォークリフト タイヤ交換工賃表(1本あたり)

3t以下4t以下
ノーパンクタイヤ3,000円4,000円
エアタイヤ4,500円6,500円

別途、出張費などが加算される場合がありあます。

売れ筋フォークリフトタイヤの価格

オリエンタルのフォークリフトタイヤ

消耗品であるタイヤのコストはなるべく下げたいところです。
フォークリフトのタイヤもネットショッピングで買うことができます。
信頼性では国産タイヤに軍配が挙がるでしょうが、価格ではやはり輸入タイヤに勝るものはありません。

Amazonで一番売れているのがオリエンタル社の販売するフォークリフトタイヤです。

ご使用するフォークリフトのタイヤサイズ、ハブボルト径、などをご確認の上ご購入ください。

このフォークリフトタイヤの購入はこちら

我々の生活も支えているフォークリフトのタイヤ

フォークリフト

フォークリフトはあらゆる場所で使われています。
我々消費者が、途切れることなく商品を買い求められるのは、流通ルートの各所でフォークリフトによる効率よい運搬作業が行われているからです。
たくさんの重い荷物とともに、消費者のたくさんの思いも支えているのがフォークリフトのタイヤです。
それらの重さを一手に引き受けるフォークリフトのタイヤは、経済活動における縁の下の力持ちといえるでしょう。

タイヤのおすすめ人気ランキングについてはこちら

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