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【懐古】フェラーリ328GTB/GTSのデザインや性能・魅力から購入時の注意点まで

デビューから30年以上が経過し、今やネオクラショック・フェラーリと呼ばれるようになった328GTB/GTS。 308から受け継ぐ流れるようなボディラインは、フェラーリの中でも最も美しいフェラーリと呼ばれることもある人気が衰えないスモール・フェラーリです。 そんな328GTB/GTSの魅力をお伝えします!

フェラーリ328とは?

フェラーリ328GTB(手前)、フェラーリ328GTS(奥)

フェラーリ328は、1985年に登場したV8気筒エンジンを搭載したスモール・フェラーリです。
308の後継車として1989年まで製造・販売されました。

フェラーリ328は、デビューから30年以上経過し、現在「ネオクラシック」と呼ばれるようになり、近年益々人気が上昇しているフェラーリの1台です!

フェラーリ328GTB/GTSの基本スペック

エンジン種類V型8気筒DOHC
排気量3.2L
最高出力199[270]/7,000 (ヨーロッパモデル)
191.2[260]/7,000(日本モデル)
最大トルク304[31]/5,500(ヨーロッパモデル)
289.3[29.5]/5,000(日本モデル)
トランスミッション5MT
駆動方式MR
使用燃料ハイオク
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm

フェラーリ328の発売当時は地域による仕様差があり、大まかにヨーロッパモデル、アメリカモデル、スイスモデルに分類されます。
排気ガス規制をクリアするために圧縮比の変更、触媒の追加などの結果、エンジン出力に差が生まれ、ヨーロッパモデル(270ps) > アメリカモデル(260ps) > スイスモデル(255ps)となり、ヨーロッパモデルが最もパワフルです。

日本モデルは、アメリカモデルがベースとなります。

308のデザインを引き継ぐ流れるようなボディラインは328で完成したと言われ、フェラーリの中でも最も美しいと賞賛されています。

328の先代モデル・フェラーリ 308GTB

ボディタイプはGTBとGTS

フェラーリ 328GTS

フェラーリ328のボディは、クローズドのGTBと、タルガトップのGTSの2種類があります。

GTBの「B」はベルリネッタの頭文字で、GTSの「S」はスパイダーの頭文字となっています。
GTBは、フロントボンネットからフロントウィンドウ、ルーフが流れるような美しいラインを描いています。

GTSは、手動でルーフを取り外し、気軽にオープンエアが楽しめます。
外したルーフはシートの後ろに立てて格納し、その上に専用カバーで固定することができます。

フェラーリ328GTB/GTSの魅力①日本に適したボディサイズ!

フェラーリ 328GTS

全長全幅全高
4,255(ヨーロッパモデル)
4,285(日本モデル)
1,7301,128
ホイールベース車両重量乗車定員
2,3501,2732
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人

フェラーリ328の車両サイズは、日本の道路事情から見ると扱いやすいサイズでしょう。
最新のV型8気筒の488GTBと比較すると一回り以上大きくなっています。
488GTBの車幅はほぼ2mで、これでは狭い道のすれ違いにはかなり気を使うことになります。

フェラーリ 488GTB:4,568(L) x 1,952(W) x 1,213(H) mm

フェラーリ328は、裏道でもワインディングでも、駐車場でもサイズが苦にはなりません。
ただし急な坂道に差し掛かる道では、フロント底を擦るのではないかと気を使います。
それ以外はミッドシップらしい閉塞感とボディサイズは車両感覚が掴みやすい車です。

最新のV8フェラーリ・488GTB

フェラーリ 488 GTB

フェラーリ328GTB/GTSの魅力②細部へのこだわり

見えない部品にもプランシングホース(跳ね馬)が刻印!

Ferrari328-レバー

出典:@久太郎

フェラーリ328が開発された当時は、コストダウンという概念がありませんでした。

ヘッドレスト、エンジンフード/ボンネットのオープンレバーや、GTSの外したルーフを覆うカバーのホック、外からは全く見えないウィンドウ・ウオッシャーのモーターやダンパーなど多くの部品にプランシングホースが刻印されています。

ところが後継モデルの348からはコストダウンに伴う簡素化が進み、ここまで細部に渡りプランシングホースが刻印されることはなくなっています。

フェラーリであることにこだわり抜いた最後のフェラーリが328なのです。

フェラーリ328GTB/GTSの魅力③レオナルド・フィオラバンティの秀作!

フィオラバンティ

出典:@久太郎

フェラーリ328は、ピニンファリーナに在籍してたレオナルド・フィオラバンティがデザインを担当しています。
同じくフィオラバンティのデザインであった 308のビッグマイナーチェンジとしてモディアファイされたのが328なのです。

外観上では、前後のボディから独立した黒色のバンパーをボディーと一体化し、ボディ同色としたことで近代的なデザインとなりました。

フロントバンパー下のランプ類は、当時のフラッグシップであったテスタロッサと共通のデザインとなりモダンなイメージになりました。

内装も洗練されモダンに変身!

Ferrari-interior-2

出典:@久太郎

フェラーリ328のシートはシルエットこそは308とほぼ同じですが、縫製パターンが落ち着いたものとなり、センターコンソールのスイッチ類も黒一色で統一され、落ち着いたモダンな雰囲気に変わりました。

348から採用された内装のプラスチック部品へのプロテイン樹種塗装もありませんので、プラスチック部分が経年劣化によりベタベタになることもありません!

308のようなダッシュボードからドアへの流れるようなデザインは無くなりましたが、ドアハンドルは、ダッシュボードから連続するスムーズな面取りで構成されており、内装デザインはよりまとまった印象を受けます。

フェラーリ328GTB/GTSの魅力④F1パイロットが選んだ

フェラーリ 328が現行車であった1980年後半、同時のフェラーリのF1パイロットにはヨーロッパでの移動用として好きなフェラーリ車を借りることができました。

フラッグシップのテスタロッサ(V型12気筒)は、GT色が濃くスポーティーな走りができないとのことで、当時のフェラーリF1パイロットは、好んでV8気筒の328を選んだようです。
車重が重く、GTのようなクルージングが似合うテスタロッサより、エンジンを回して刺激のあるスポーティーな走り方ができる328に魅力を感じたと言われています。

フェラーリ328GTB/GTSの魅力⑤頑丈なエンジン!

Ferrari328-Engine

出典:@久太郎

巷では「フェラーリはよく壊れる」と噂されるのですが、328には当てはまりません。
フェラーリ328のエンジンは頑丈であることに定評があります。
さすがに日本車のようにメンテナンスフリーとはいきませんが、定期的なエンジンオイルの交換や、消耗部品の予防交換をすることで年間維持費は、驚くような金額ではないのです。

フェラーリ328のタイミングベルト交換はエンジンの脱着が不要であることも、維持費を抑えることに貢献しています。

フェラーリ328GTB/GTSの魅力⑥覚悟して乗るフェラーリ

フェラーリ328は、決して快適とは言えないドライバーズカーです。
パワステはなく、クラッチペダルも重く、特にバックで駐車する際にハンドルを据え切りすることはできないので苦労します。

また空調はエアコンではなくクーラーなのですが、ミッドシップという性質上、2シーターしかない空間にも関わらず、背中にV型8気筒エンジンを背負っているのでそこそこしか冷えず、夏場は車よりも先に人間がオーバーヒートしてしまいます。

駐車場やお店に入る歩道の段差に注意しないとフロント下を擦ってしまいますので、お店を選ぶ必要があります。

いろんな覚悟をして運転する必要がある車なのです!

フェラーリ328GTB/GTSの魅力⑦リトラクタブルヘッドライト・4灯丸テールランプ

フェラーリ 328GTS

フェラーリ328はスーパーカーブームの後にデビューしましたが、まだスーパーカーの証である「リトラクタブル・ヘッドライト」は健在の時代でした。

日本では自転車にもリトラクタブル・ヘッドライトをつけるぐらい流行し、リトラクタブル・ヘッドライトはスーパーカーの代名詞と言っても過言ではなかったのです。

また当時のフェラーリといえば、リアの4灯丸テールランプです。
これはデイトナ、512BB、Dino、308など、フェラーリを象徴するリアランプです!
テスタロッサ、348でなくなってしまいましたが、F355でまた復活し安心しました。

フェラーリ328GTB/GTSの魅力⑧フェラーリらしいフェラーリ

フェラーリ 328GTS

Ferrari328GTS-3-1988

@久太郎

現代のフェラーリは、コンピュータでコントロールされ、誰でも速く安全に乗れ、そして環境に配慮した時代のニーズにあった車と言えます。

それに比べフェラーリ 328GTB/GTSはひと昔以上の過去の車で、3ペダルのマニュアルシフトでエンジンを高回転で回し、ドライバーが車をコントロールして汗をかきながら乗る車です。

ドライバーが車に合わせて運転技術を学び乗りこなす、まさに馬を調教するかのように乗り手を選ぶ車なのです。
フェラーリ328は、コンディションもまるで生き物のように気温や湿度で変わったりと、愛情がなくては付き合っていけないフェラーリなのです!

フェラーリ328の所有を考えている方へ

Ferrari328-4

出典:@久太郎

フェラーリ328GTB/GTSの中古車価格はここ数年の間にかなり高騰しましたが、現在は落ち着いていると言えます。
日本では相変わらず、生産台数が少ない328GTBの方が人気で高価です。

海外では、逆に328GTSの方が人気です。
フェラーリ・クラシケ(フェラーリ社がフェラーリのコンディションを鑑定し、鑑定書を発行するシステム)を取得し、フェラーリ社のお墨付きを貰えば、GTB/GTSに関わらずその価値は更に上がります。

すでに30歳となる車ですから、日頃のメンテナンスが欠かせません。
世界欠品となっている部品も多いので、オークションやebayなどで普段見ない部品を見つけたら、即購入することが基本です。
ただし中には粗悪品も混在していますので、個人であれこれ考えるよりも同じ車を持つクラブに入会して、情報共有することをオススメします。
クラブの有志で部品のまとめ買いしてコストを削減することもできます。

トラブルを楽しむぐらいの余裕がないと、所有したことを後悔することになりますので、やはり覚悟が必要な車です!

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この記事の執筆者

久太郎この執筆者の詳細プロフィール

漫画「サーキットの狼」がきっかけとなり、1970年後半のスーパーカーブームに感化され未だにその熱が覚めず現在に至る。 特にヨーロッパ車の文化とデザインに魅了された車好きです。 現在の愛車はちょっと古めのフェラーリです。 この車は、工業製品でありながら芸術品でもあり、次のオー...

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