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【賛否両論】ビルシュタイン社のショックアブソーバーの評価される点とは?

スポーツバンパーとして「ビルシュタイン=イエローのショックアブソーバー」というイメージの方も多いのでは? 現在はシルバー、ブルー、OEMでは黒色など、仕様によって様々です。 そんなビルシュタインのメリット、デメリット、おすすめの製品をまとめてみました!

ビルシュタインとは?

ビルシュタインとは、ドイツに本社がある1954年に創業した「自動車用ショックアブソーバー」を製造・販売するメーカーです。

ビルシュタイン社のショックアブソーバーのスポーツ走行を目的としたチューンナップ用のアフターパーツは、雑誌などで黄色のショックアブソーバーとして知名度が高い製品です。
実は、メルセデスベンツなどの自動車メーカーに純正品として採用されている製品には、黒色のショックアブソーバーもあり、他にも銀色や青色も存在しますので、「黄色のショックアブソーバー=ビルシュタイン」ではありません。

日本では株式会社阿部商会が正規総代理店としてアフターパーツを取り扱っています。

ショックアブソーバーとは?

ショックアブソーバ ダンパー減衰

ショックアブソーバーとは、コイルスプリングと共に車のサスペンションを構成している部品の一つです。
車の走行中に、道路のギャップやうねりなどで車に上下の振動が加わると、コイルスプリングによってその振動が吸収されます。
その後、コイルスプリングが元の形状に戻る際、ショックアブソーバーがコイルスプリングの反動を抑えることによって、車が何回も上下に振動する事を防ぎます。
ショックアブソーバーとコイルスプリングの強さの関係で、車の乗り心地が変わります。
高級乗用車では、振動は滑らかに抑えられゆったりとした感じに仕上がっていたり、スポーツカーでは、車と路面のクリアランスが出来る限り一定になるセッティングで硬めのゴツゴツした感じだったり、車の使用目的に応じた性格になります。

ショックアブソーバーは、「ショック」や「ダンパー」と呼ばれることもあります。

ショックアブソーバーの競合メーカー

ビルシュタイン社のショックアブソーバーには、多くの競合メーカーが存在します。
車雑誌の広告にて、各社のショックアブソーバーの宣伝を見ることがあるかと思います。

日本では「KYB」「SHOWA」「HKS」などが有名所でしょう。
世界には「オーリンズ」「ザックス」「クアンタム」「ナイトロン」「コニ」などの多くのショックアブソーバーメーカーもビルシュタイン社の競合メーカーとなります。
各メーカーのショックアブソーバーには各々特徴があり、メーカー指定で購入するユーザーも多くいます。

車高調式ショックアブソーバー

ショックアブソーバーの機能の一つとして、車高調整ができる製品があります。
ショックアブソーバーを調整することで、車の車高が変化します。
車高が変化するということは、同時に最低地上高とタイヤハウスのクリアランスも変化するということです。

車高を低くすることで、ボディのホイールアーチとタイヤのクリアランスも減り、見た目はレーシングカーのように精悍に見えるようになります。
車の重心も下がり、車の走行性能にもいい影響がありますが、市街地/一般道においては、道のつなぎ目のギャップやマンホール、歩道を横切る際には高低差に気をつけないと車の下側を擦ってしまうことがあります。
フロントのチンスポイラーが割れたり、腹部を擦ることによって部品を破損してしまうこともありますので注意が必要です。

ビルシュタイン社のショックアブソーバー:採用自動車メーカー

ビルシュタイン採用自動車メーカー

©久太郎

純正ショックアブソーバーの純正採用メーカー
日本トヨタ、日産、マツダ、スバル
イギリスアストンマーチン、ジャガー、ランドローバー
ドイツポルシェ、メルセデスベンツ、アウディ、BMW
イタリアランボルギーニ、マセラティ
アメリカGM、クライスラー、フォード
[備考] 順不同

ビルシュタイン社のショックアブソーバーは、モータースポーツ走行を目的としたアフターパーツだけではなく、多くの自動車メーカーが純正ショックアブソーバーとして採用しています。
これはビルシュタイン社のショックアブソーバーが、あらゆる環境で使用される市販車において、自動車メーカーが純正品としてその性能と品質を認めていると言うことです。

ビルシュタイン社のショックアブソーバーは、「ランボルギーニ」や「アストンマーチン」「ポルシェ」などの、スーパーカーを製造してるメーカーにも採用されています。
これらのメーカーの車種は、一般的な市販車に比べ、高馬力、最高速度300km以上を誇り足回りの性能が重要視されます。
スーパーカーの足回りも支えているのが、ビルシュタイン社のショックアブソーバーなのです!

ビルシュタイン社のショックアブソーバー:エネペタル

ロータス・エリーゼ ビルシュタイン

@久太郎

エナペタル社は、愛知県にあるビルシュタインの正規サービスセンターです。
アフターメンテナンスや、オーダーメードでショックアブソーバーの製作を行っています。
ビルシュタイン社のショックアブソーバーのオーバーホールにて、ショックアブソーバー個体の状態にあったメンテナンスを提案してくれます。

筆者も、ロータス・エリーゼ用のショックアブソーバーをエナペタルにオーダーしたことがあります。
ロータス・エリーゼの純正ショックアブソーバーもビルシュタインでしたが、ワィンディング仕様の硬めのセッティングにしたことにより、乗り心地、操作性など全く違う足回りに仕上がりました。

ビルシュタイン社のショックアブソーバー:メリット

新型シビックタイプR サスペンション

新型シビックタイプR サスペンション

ビルシュタイン社のショックアブソーバーを選ぶメリットは、やはり実績と信頼性です。
多くの自動車メーカーに純正ショックアブソーバーとして採用されている実績は信頼性につながります。
一般的な自動車より過酷な使い方が求められるスーパーカーメーカーに採用されていることもその品質が認められているからでしょう。
それは多くのモータースポーツに使用されていることからでも証明されます。

単筒式・複筒式・倒立式・エアサスペンション

ビルシュタイン社のショックアブソーバーは、車種と目的にあった様々なタイプのショックアブソーバーを選択することが可能です。
自分の運転スタイルを追求するのであれば、エナペタルで個別に注文することで、自分仕様のショックアブソーバーを手に入れることも可能です。
モーターツモーツで、スプリントレースやラリーの経験が豊富なメーカーだからこそ出来るオーダーメイドで、既製品の枠に縛られない選択も可能です!

ビルシュタイン社のショックアブソーバー:デメリット

ホンダ アコード 2016年型 振幅感応型ダンパー

ホンダ アコード 2016年型 振幅感応型ダンパー

ビルシュタイン社のショックアブソーバーに変更することで一番大きなデメリットといえば、やはり乗り心地が損なわれることです。
一般的な車に置いて純正のショックアブソーバーは、自動車メーカーとしては「乗り手を選ばない」乗り心地を重要視します。
それはスポーツカーでない限り、純正のショックアブソーバーがビルシュタイン社のショックアブソーバーであれば同じです。
一般的な車において、スポーツカーのダイレクトな乗り心地は求められません。
ビルシュタインという名につられて、安易にビルシュタイン社のショックアブソーバーを変えると後悔することになるかもしれません。

倒立式は高価なショックアブソーバー

自動車メーカー純正仕様の場合、正立式ショックアブソーバーが大半ですが、アフターパーツ(チューニングパーツ)では倒立式が多くなります。
倒立式の場合は、シリンダー内のオイル容量が多く、減衰力の安定性が高くなります。
またショックアブソーバー自体の強度も高くなります。
これらの特徴は全てコスト高として、ショックアブソーバーの単体価格の向上に直結しますので、高価になることが一つのデメリットと言えます。

ビルシュタイン社のショックアブソーバー:ラインナップ

スバル新型WRX S4 D型 ビルシュタイン製ダンパー

スバル新型WRX S4 D型 ビルシュタイン製ダンパー
モデル概要
B4純正品質・OEリプレースメント用ダンパー
B6純正形状スポーツダンパー
B8純正形状ショートストロークスポーツダンパー
B12純正形状ローダウンサスペンションキット
B14ネジ式車高調整サスペンションキット
B16ネジ式車高調整、減衰量調整式サスペンションキット
[備考] OE:OEM

純正の乗り心地を犠牲にすることなくビルシュタインのショックアブソーバーに交換したいと考えている方、スポーツ仕様にしたい方、車高調を入れたい方などの要望に応じて6モデルのショックアブソーバーが各メーカーの車種別に用意されています。
車種別とはいえ、全てのモデル設定があるわけではなく、その車種にあったダンパーが用意されています。
用意されていないバンパーが欲しい場合は、エナペタルのオーダーメイドという選択肢があります。

ビルシュタイン社のショックアブソーバー:おすすめはこれ!

レクサス LS500 リア サスペンション

レクサス LS500 リア サスペンション

ビルシュタイン社のショックアブソーバーに交換するのであれば、モータースポーツで活躍しているその性能を体感できるショックアブソーバーをおすすめしたいと思います。

初めてショックアブソーバーを交換して足回りをシャキッとさせたいという方はB6(スポーツダンパー)がお手頃です。
更にスポーツーのように仕上げたのであれば、B8(ショートストロークスポーツダンパー)という選択肢もあります。

では、ここでいくつかの車種のショックアブソーバーを紹介します。

ローダウン、車高調を入れたいのであれば、はB12(純正形状ローダウンサスペンションキット)、B14(ネジ式車高調整サスペンションキット)がおすすめです。

トヨタ ランドクルーザー用 B6 ショックアブソーバー(フロント用)

BMWミニクーパー用 B6 ショックアブソーバー(1台分)

ゴルフ6 B6用 ショックアブソーバー(1台分)

ビルシュタイン社のショックアブソーバーを選択するということ!

アウディ フルアクティブサスペンション

アウディ フルアクティブサスペンション

お持ちの車を確認すると、ビルシュタイン社のショックアブソーバーかも?しれません。
メーカー純正品ですと、メーカーが要求する乗り心地になっていますから、ビルシュタイン社の良さを実感するのはなかなかわからないかもしれません。

ビルシュタイン社のカタログに、お持ちの車用のショックアブソーバーがラインナップされているかもしれません。
特に、スポーツ走行を考えている人にとっては、ビルシュタイン社のショックアブソーバーは選択肢として一度考えてみるのもいいかと思います。

ビルシュタイン社のショックアブソーバーを新調することで、「これが自分の車?」と思えるほど足回りが進化を遂げるかもしれません!

車のサスペンション・ダンパーに関するおすすめ情報はこちら 

この記事の執筆者

久太郎この執筆者の詳細プロフィール

漫画「サーキットの狼」がきっかけとなり、1970年後半のスーパーカーブームに感化され未だにその熱が覚めず現在に至る。 特にヨーロッパ車の文化とデザインに魅了された車好きです。 現在の愛車はちょっと古めのフェラーリです。 この車は、工業製品でありながら芸術品でもあり、次のオー...

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