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【新旧シビックタイプR比較】新型と旧型の違いを徹底比較!どこが進化した?

新型シビックタイプRは、旧型からどのような変更がなされたのでしょうか?多くのホンダファン、シビックファン、そしてタイプRファンが気になっていると思いますので、一世代前の4代目シビックタイプR(FK2型)と、日本仕様として販売された3代目シビックタイプR(FD2型)と新型シビックタイプRで新旧徹底比較していきたいと思います。

新型シビックタイプRが2017年9月29日に発売決定

左:新型シビックセダン、中央:新型シビックタイプR、右:新型シビックハッチバック

ホンダ 新型シビック 一覧

2017年7月27日、ホンダは新型シビックを日本で発売することを正式発表しました。
発売日は9月29日(金)を予定しており、「シビック ハッチバック」「シビック セダン」「シビック TYPE R(タイプアール)」が登場します。
この中で最も注目されているのが新型シビックタイプRでしょう。

新型シビックタイプRは旧モデルからどのような進化を遂げたのか、気になる方は多いのではないでしょうか。
今秋発売予定で歴代5代目となる新型シビック タイプRと、3代目・4代目シビックタイプRを徹底比較してまいります。

ホンダ新型シビックについての記事はこちら

新型シビックタイプRとは(5代目)

新型シビックタイプR

ホンダ シビックタイプR 2017

シビックタイプRは、ホンダが生産・販売するCセグメントのセダンおよびハッチバック車です。
ベースとなるホンダ シビックから、エンジンやボディなど、車体のほぼすべてタイプR仕様にチューンアップされ、レーシングカーとしての性能が最大限に引き上げられています。
新型シビックタイプRの生産はイギリス・スウェンドンの工場で行われ、全世界へデリバリーされます。つまり日本で発売される新型シビックタイプRは逆輸入という形をとります。これは一世代前の4代目シビックタイプRと変わりません。

日本にはどれだけ輸入されるのか

新型シビックタイプRが何台ぐらい日本へ輸入されるかは、まだ判明していません。
しかし4代目シビックタイプの発売当時、750台限定で販売したところ、あっという間に完売してしまったことから、新型シビックタイプRでは、新型シビックハッチバック、新型シビックセダンと共に、レギュラーカタログモデルとして通年販売することが決まっています。

ところが、ホンダは新型シビック3モデルの月間販売台数を2,000台としており、他車より比較的少なく見積もっています。
よって3モデルで最も高額なシビックタイプRは、日本国内に輸入される台数が少ないのではないかと予想されています。

新型シビックタイプRを買いたいと思っても、すでに在庫がないという可能性は十分考えられます。

新型シビックタイプRについての記事はこちら

4代目シビックタイプR(FK2型)

4代目シビックタイプR

ホンダ シビック タイプR 欧州仕様 2016年型

4代目シビックタイプR(FK2型)は、2015年に登場し、国内で750台限定発売されました。
新型シビックタイプRと同様にイギリス・スウェンドンの工場で生産され、日本には逆輸入車として販売がされました。
歴代シビックタイプRの中で初めてターボエンジンを搭載し、最高出力が300PS越えしたのも、このモデルが初めてです。

この4代目シビックタイプR(FK2型)から、ドイツにあるニュルブルクリンクサーキットでFF車最速を狙って設計され、実際に当時の量産FF車のニュルブルクリンクサーキットレコードを記録しています。このような背景からシビックタイプRは、4代目モデルから急激にハイパワーマシンになっています。

4代目シビックタイプRについての記事はこちら

3代目シビックタイプR(FD2型)

3代目シビックタイプR

3代目シビックタイプRは、2007年から2010年まで生産・販売され、日本で生産されたシビックタイプRの最終型です。(日本で生産されたシビックタイプRは初代と3代目モデルのみ)
3代目シビックタイプRのみ、日本仕様のFD2型と海外仕様のFN2型シビックタイプRユーロが存在し、両方ともエンジンは、ホンダエンジンの名機K20Aを搭載しています。

当時、国内ではシビックワンメイクレースが盛んに行われ、多くのサーキットユースのドライバーから支持を受けたFFスポーツカーです。

ホンダの名機・K20Aエンジンについての記事はこちら

ホンダ シビックタイプRの外装(エクステリア)を新旧比較

新型シビックタイプRの外装(エクステリア)

ホンダ シビック タイプR 2017

4代目シビックタイプRの外装(エクステリア)

2015年モデル ホンダ 4代目シビックタイプR

3代目シビックタイプR(国内仕様)の外装(エクステリア)

4代目以降、シビックタイプRはホットハッチモデルの販売台数が多い欧州・北米の主要販売箇所としていたため、デザインは欧州車を意識し、思い切ったレーシングスタイルに設計されています。

3代目モデルは、通常のシビックセダンにリアスポラーとホイールへ変更したベーシックなスタイルを残しています。
タイプRの象徴とも言える白のホイールや、チャンピオンシップホワイトと呼ばれるボディカラーは、この3代目シビックタイプRが最後となっています。
このモデルは日本で開発・販売されたため、日本人好みのデザインといえるでしょう。

ホンダ シビックタイプRの内装(インテリア)を新旧比較

新型シビックタイプRの内装(インテリア)

ホンダシビックタイプR 内装 2017

4代目シビックタイプRの内装(インテリア)

3代目シビックタイプR(国内仕様)の内装(インテリア)

新型シビックタイプR4代目シビックタイプR3代目シビックタイプR
(国内仕様)
室内長1,9052,1901,900
室内幅1,4651,5101,470
室内高1,1601,1851,170
[単位]室内長・室内幅・室内高:mm

最もレーシーななった新型シビックタイプR

内装でレーシングな度合が最も強いのは新型シビックタイプRです。
新型シビックタイプRはセンターコンソールが幅広く、運転席と助手席をセパレートしています。
また、新型から歴代シビックタイプR初となる電子制御パーキングブレーキを採用し、スイッチ操作でパーキングブレーキを操作します。

4代目モデルは、運転席がドライバーを包み込むようなデザインで、3モデルの中で最もドライバーが運転に集中できる内装デザインといえるでしょう。

3代目タイプRの内装は非常にシンプルです。
アルミのシフトノブやペダル、シートドアパネルなどの赤い装飾以外は、通常のシビックとさほど変わりありません。
しかしセミバッケトタイプのシートや、タイプRのモニュメントともいえる赤いホンダのエンブレムは、エンジンを思わず高回転まで回したくなる雰囲気を出しています。

3代目から新型まで、赤と黒を基調としたインテリアデザインは受け継がれています。

ドライビングモードとメーターは大幅に進化

新型シビックタイプR 上:+R、左下:スポーツ、右下:コンフォート

ホンダ 新型シビックタイプ R ドライブモード [+R] [SPORT] [CONFORT]

4代目シビックタイプR 上:R+モード、左下:ノーマルモード

4代目シビックタイプR メーター

新型シビックタイプRのメーターは、4代目からかなり変更がされています。
5代目モデルではサーキットでの走行性能だけでなく、一般公道でのツアラー性能の向上させるために3つのドライブモードが選択可能です。

ドライブモードは、ベストバランスの「SPORT」、ダイナミック性能を追求した「+R」、そして、日常の快適性にも配慮した「COMFORT」があり、ダンパー/ステアリング/スロットルなど制御デバイスのセッティングを瞬時に変更します。
さらに、各ドライブモードによってメーターの背景色が変わり、ドライブモードの演出感は素晴らしいです。

4代目シビックタイプRも通常モードと+Rモードの2種類が選択でき、R+モードでメーターが赤くなります。
しかしユーザーインターフェイスがインパネ上のあちこちに散らばり、視認性が劣ります。
このデメリットは解消するため、新型シビックタイプRではですべて液晶モニターで表示させメーター周りをスッキリさせたことで、視認性も向上しています。

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ホンダ シビックタイプRのスペックを新旧比較

新型シビックタイプRのエンジンルーム内

2017 ホンダ 新型シビックタイプR エンジン

ボディサイズ/車重/乗車定員で比較

新型シビックタイプR4代目シビックタイプR3代目シビックタイプR
(国内仕様)
全長4,5604,3904,540
全幅1,8751,8801,770
全高1,4351,4601,430
ホイールベース2,7002,6002,700
車両重量1,3901,3801,270
乗車定員444
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人

パワートレインで比較

新型シビックタイプR4代目シビックタイプR3代目シビックタイプR
(国内仕様)
エンジン種類直列4気筒DOHCターボ直列4気筒DOHCターボ直列4気筒DOHC
排気量2.0L2.0L2.0L
最高出力235[320]/ 6,500228[310]/6,500165[225]/8,000
最大トルク400[40.8]/2,500~4,500400[40.8]/2,500~4,500215[21.9]/6,100
トランスミッション6速MT6速MT6速MT
駆動方式FFFFFF
使用燃料ハイオクハイオクハイオク
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm

新型シビックタイプRのエンジンは4代目と同じエンジンを搭載しますが、チューンアップが施され10PS向上しています。

新型シビックタイプRの最高出力 320PSというのは、3.5Lエンジンとモーターを搭載しるホンダ レジェンド(最高出力314PS)と同等で、それを2.0Lターボで絞り出すことに驚かされます。
ここまでくると、シビックタイプRはFFのスーパーカーといえます。

ホンダ VTECエンジンについての記事はこちら

ホンダ シビックタイプRの燃費を新旧比較

ホンダ 新型 シビック 2017年
新型シビックタイプR4代目シビックタイプR3代目シビックタイプR
(国内仕様)
JC08モード燃費12.813.011.4
実燃費-8.0~12.08.8~12.1
[単位]km/L

新型シビックタイプRの実燃費はまだ販売されていないため不明ですが、同じエンジンを搭載する4代目とあまり差はないでしょう。

ホンダ シビックタイプRの価格を新旧比較

ホンダシビックタイプR 3代目 4代目 5代目(新型)
新型/4代目/3代目シビックタイプR(国内仕様) 新車価格
新型シビックタイプR450万
4代目シビックタイプR428万
3代目シビックタイプR(国内仕様)284万
[単位]円(消費税込み)

価格は新型シビックタイプRが最も高額です。
国内生産の3代目タイプRから逆輸入に変わった4代目で一気に金額が高くなっています。
初代や3代目のシビックタイプRは、他のスポーツカーより比較的に安く、かつ、VTECエンジン搭載で速さを手に入れることができたことで若い方から大人気でしたが、新型シビックでは450万円と手が届きにくい金額となり、その点では少し残念に感じます。

新型シビックタイプRはFF最速のスーパーカー

5代目となる新型シビックタイプRと3代目・4代目シビックタイプRを比較しました。
新型シビックタイプRは、4代目モデルと同じエンジンを搭載しながらも、相当な変更がされています。
その証拠にニュルブルクリンク北コースの走行で7分43秒を記録し、それまでFFのコースレコードを持っていたフォルクスワーゲン ゴルフ GTI クラブスポーツSの記録を更新し、現状でレコードホルダーとなっています。

最近のスポーツカー性能は、ニュルブルクリンク北コースのラップタイムが大きな物差しとなっており、新型シビックタイプRはFF最速の称号を手にしました。

フェラーリやランボルギーニといったスーパーカーを購入するのであれば数千万円が必要になりますが、450万円でFF最速が手に入ることを思えば、高くない買物かもしれません。

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この記事の執筆者

池田ゆうきこの執筆者の詳細プロフィール

車も好きですが、実はバイクも好き。車の得意分野は1980年代・1990年代の国産ピュアスポーツカーと軽自動車で、国内・海外のモータースポーツは常にチェックしています。最近はイギリス車やフランス車にも興味有り。...