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【ポルシェのハイブリッド車一覧】価格やスペックと燃費&CO2排出量の比較も

「地球と家計にやさしい」といわれるハイブリッド車。この「環境性能、低燃費化」の流れは世界的にもスタンダードになってきています。そんな中、高級スポーツカーメーカーのポルシェがハイブリッド車を発売。詳しく見ていきたいと思います。

ポルシェとは?

ポルシェのエンブレム

日本と同じく自動車産業を国の基軸産業としているドイツで生まれた高級スポーツカーメーカー、それがポルシェです。

ポルシェは21世紀に入ってから、フラッグシップモデルである「911」シリーズや「ボクスター」「ケイマン」といったスポーツカーだけではなく世界的人気となったSUV「カイエン」、5ドアハッチバックセダン「パナメーラ」、コンパクトSUV「マカン」といった車種を次々と発売。

いまやスポーツカー専業のメーカーというイメージはないといっても過言ではないでしょう。

ポルシェの歴史についての詳しい記事はこちら

世界で初めてハイブリッド車を開発したポルシェ

ローナーポルシェ

ポルシェ

1900年のパリ万国博覧会で展示された「ローナーポルシェ」は、後年「20世紀最高の自動車設計者」と評されたポルシェの創業者、フェルディナント・ポルシェによって生み出された世界初のハイブリット車です。
フロントタイヤの左右にインホイールモーターを搭載し、発電専用のエンジンによって電力を生み出してバッテリーを充電する方式をローナーポルシェは採用しています。
この方式は、先般日産の電気自動車「ノート」に搭載され話題となった「e-POWER」とほぼ同じ。

排ガス規制の時代となった今、100年以上前に作られたポルシェのハイブリッド技術が再び脚光を浴びているのです。


e-POWERについての詳しい情報はこちら

排ガス規制についての詳しい情報はこちら

ポルシェのハイブリッド車 最大の特徴とは?

ポルシェ919ハイブリッド

ポルシェ 919ハイブリッド

ポルシェLMPチーム

ポルシェ 919ハイブリッド

なんといってもモータースポーツで培った圧倒的な経験値がポルシェの強みでしょう。
ル・マン24時間でポルシェを2015年から3年連続で優勝に導いたのが、4気筒ターボエンジンとパワフルな電気モーターを搭載したポルシェ919ハイブリッドです(通算勝利数は最多の19)。
これらのデータを基に独自の研究開発を重ね、それらをロードカーに余すことなく取り入れたのがポルシェのハイブリッド車「ポルシェ E-パフォーマンス」なのです。

ル・マン24時間についての詳しい情報はこちら

優れた効率性と高いスポーツ性を実現

かつて運転の楽しさと燃費の良さはトレードオフでしたが、この「E-パフォーマンス」はその両方を満たしてくれるはずです。

今回は、現在一般販売されている2車種を詳しく紹介していきたいと思います。

ポルシェ パナメーラ4 E-ハイブリッドの価格やスペック

ポルシェ パナメーラ4 E-ハイブリッドの外装

ポルシェ パナメーラ4 E-ハイブリッド

ポルシェ パナメーラ4 E-ハイブリッドのヘッドライト

ポルシェ パナメーラ4 E-ハイブリッド

ポルシェ パナメーラ4 E-ハイブリッドの内装

ポルシェ パナメーラ4 E-ハイブリッド

ポルシェ パナメーラ4 E-ハイブリッドの内装

ポルシェ パナメーラ4 E-ハイブリッド

パナメーラってどんなクルマ?

パナメーラは2009年に発売されました。
ポルシェ自ら「ラグジュアリーサルーンにおける真のスポーツカー」と謳うパナメーラは、フル4シーターモデルの5ドアハッチバックサルーンです。
まるで「911」のようなスポーティーなスタイルと上述の「919ハイブリッド」に似た片側4灯式のヘッドライト。
これまでのポルシェの歩みが凝縮されたような外装がパナメーラの特徴です。

ポルシェ パナメーラ4 E-ハイブリッドのスペック

ポルシェ パナメーラ4 E-ハイブリッドのエンジン

ポルシェ パナメーラ4 E-ハイブリッド
全長全幅全高
5,0491,9371,423
ホイールベース車両重量乗車定員
2,9502,1704
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人
エンジン種類V型6気筒ツインターボ
排気量2,894
最高出力243[330]
最大トルク450[45.9]
モーター最高出力100[136]
最大トルク400[40.8]
トランスミッション8速PDK
駆動方式4WD
使用燃料ハイオク
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm

グレードは5種類

ノーマルタイプの「パナメーラ4 E-ハイブリッド」に加え、「パナメーラ4 E-ハイブリッド スポーツツーリスモ」「パナメーラ4 E-ハイブリッド エグゼクティブ」「パナメーラターボS E-ハイブリッド」「パナメーラターボS E-ハイブリッド エグゼクティブ」の5種類から選ぶことができます。

価格は?

タイプ別車両価格
パナメーラ4 E-ハイブリッド1,436万円
パナメーラ4 E-ハイブリッド スポーツツーリスモ1,521万円
パナメーラ4 E-ハイブリッド エグゼクティブ1,558万円
パナメーラターボS E-ハイブリッド2,831万円
パナメーラターボS E-ハイブリッド エグゼクティブ3,044万円
[単位]円(消費税込み)

パナメーターボSシリーズは、エンジンがV6エンジンからV8に変わり、最大トルクは約1.7倍に。
その分、価格もドーンと上がっています。

パナメーラに関する詳細はこちら

ポルシェ カイエンS E-ハイブリッドの価格やスペック

ポルシェ カイエンS E-ハイブリッドの外装

ポルシェ カイエンS E-ハイブリッド

ポルシェ カイエンS E-ハイブリッドのタイヤホイール

ポルシェ カイエンS E-ハイブリッド

ポルシェ カイエンS E-ハイブリッドの内装

ポルシェ カイエン S E-ハイブリッド

カイエンってどんなクルマ?

カイエンは2002年に発売されたポルシェ初のクロスオーバーSUVです。
カイエンは2人乗りの911では届かないファミリー層に爆発的に普及。
そして、ポルシェを悪路が多い新興国でも戦えるメーカーへと変えました。
ちなみにポルシェはカイエンを「新しい形のスポーツカー」としており、クロスオーバーSUVとは表現していません。
重厚感の中からスポーツ性がにじみ出るカイエンの外装は3度のモデルチェンジを経てもなお健在です。

ポルシェ カイエンS E-ハイブリッドのスペック

全長全幅全高
4,8552,1651,705
ホイールベース車両重量乗車定員
2,8953,0505
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人
エンジン種類V型6気筒エンジン
排気量2,995
最高出力245[333]
最大トルク440[44.9]
モーター最高出力70[95]
最大トルク310[31.6]
トランスミッション8速ティプトロニックS
駆動方式4WD
使用燃料ハイオク
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm

グレードは2種類

「カイエンS E-ハイブリッド」「カイエンS E-ハイブリッド プレミアムエディション」の2種類です。

価格は?

タイプ別車両価格
カイエンS E-ハイブリッド1,211万円
カイエンS E-ハイブリッド プレミアムエディション1,257万円
[単位]円(消費税込み)

カイエンS E-ハイブリッド プレミアムエディションはカイエンS E-ハイブリッドと基本スペックは変わりませんが、内装・外装・走行機能がグレードアップします。

カイエンに関する詳細はこちら

ポルシェのハイブリッド車にのみ施されたロゴ

e-hybridロゴ

ポルシェ パナメーラ4 Eハイブリッド

ハイブリッド車にしかないアシッドグリーンのe-hybridロゴ。
安心感や調和を表す緑色がハイブリッドを感じさせます。
ブレーキキャリパー、メーターパネルの針などにも同様の色使いがされています。

ポルシェのハイブリッド車の燃費を比較

ポルシェ パナメーラ4 E-ハイブリッド

パナメーラ

パナメーラ4パナメーラ4 E-ハイブリッド
新ヨーロッパ走行サイクル(NEDC)7.8 – 7.7 L/100 km2.5L/100km

カイエン

カイエンSカイエンS ディーゼルカイエンS E-ハイブリッド
新ヨーロッパ走行サイクル(NEDC)9.8 - 9.5 L / 100 km8.0 L / 100 km3.4 L / 100 km

パナメーラ4 E-ハイブリッドは同型のパナメーラ4と比べ1リッターあたり3倍強の低燃費となる脅威の40km/Lを達成!
カイエンS E-ハイブリッドも同型のカイエンSと比べ1リッターあたり3倍弱の低燃費となり、大型SUVで二桁を超える10.5km/Lを達成しています。

では次に、それぞれのCO2排出量を見てみましょう。

ポルシェのハイブリッド車のCO2排出量を比較

ポルシェ カイエン S E-ハイブリッド

パナメーラ

パナメーラ4パナメーラ4 E-ハイブリッド
CO2排出量177–175 g/km56 g/km

カイエン

カイエンSカイエンS ディーゼルカイエンS E-ハイブリッド
CO2排出量229 - 223 g/ km209 g/ km79 g / km

パナメーラ4 E-ハイブリッド、カイエンS E-ハイブリッドともにCO2排出量を約1/3に抑えています。

ちなみに、普通はCO2排出量を削減するとパワーが少なくなりエンジンのフィーリングは落ちます。
となると、「クルマをダイレクトなレスポンスで自在に操ることができる」というポルシェの醍醐味が失われているのではないかと少し不安にもなります。

ハイブリッド車らしからぬGと加速感!

ポルシェ パナメーラターボS E-ハイブリッド

普段の走行では条件に応じてエンジン、モーター、またはその両方で走行します。

しかしひとたび「スポーツモード」「スポーツプラスモード」を選択した途端、エンジンとエレクトリックシステムが同時に作動し、ハイブリッド車とは思えない最大限のブーストを発揮します。
カイエンS E-ハイブリッドの最高時速は243km。
パナメーラ4 E-ハイブリッドの最高時速は278km。
パナメーラターボS E-ハイブリッドの最高時速はなんと、310kmにもなります!

ポルシェのハイブリッド車に乗ると、まるでスポーツカーのようなとてつもないGと加速を味わうことができるのです。

スポーツカーを愛する人々の未来を考えて作られたハイブリッド車

ポルシェ パナメーラ

高い性能と優れた実用性を両立するポルシェのハイブリッド車。
エンジンとエレクトリックシステムを完璧に組み合わせたこの「ハイブリッドドライブ」は、効率性を発揮しながらも決してスポーツ性を犠牲にすることはありませんでした。
911シリーズのハイブリッドが出る日もそう遠くないかもしれません。

スポーツカーの、そしてスポーツカーを愛する人々の未来のために歩むポルシェにこれからも期待しましょう!

パナメーラは駐車場選びに注意

カイエンは重量の関係で機械式の駐車場に入れることはできないと予測できる人は多いと思います。
ですが、ハッチバックタイプのパナメーラならば大丈夫だと思っていると痛い目に遭います。
ポルシェは日本車に比べてタイヤがとても太いので、車高と車重が規格内であっても、パナメーラのタイヤ幅が合わないので入れることができません。
つまり、現状どちらの車種も平置き駐車しかできません(※他のポルシェ車種は広いパレットの機械式駐車ならば可能)。

駐車場選びの際はくれぐれもお気をつけくださいね。

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