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スズキの「ツイン」の魅力!名車それとも迷車?時代が早すぎた自動車

軽自動車初のハイブリッドもあった! 「スズキ ツイン」

570kgという超軽量ボディに2,735mmという短い全長が特徴の「スズキ ツイン」は2003年に発売されました。重量や全長だけでなく、ホイールスペースや最小回転半径にもこだわり、非常に小回りのきく2シーターカーでした。

「スズキ ツイン」のグレードは、ガソリンで駆動していた「ガソリンA」・「ガソリンB」と、軽自動車では初めてのハイブリッドとなる「ハイブリッド A」・「ハイブリッドB」の全4種類です。ちなみに「ハイブリッドA」は受注生産品でした。

軽初のハイブリッドだが……

「スズキ ツイン」は軽自動車で初めてハイブリッドを設定しましたが、もともと重量の軽い軽自動車に対し、重量のあるバッテリーを搭載してしまったため、結局期待されたほどの燃費性能はありませんでした。

加えて、通常モデルと比較して車両価格が高くなってしまい、軽自動車にしては割高になってしまったのです。

ちなみに、一般的なハイブリッド車と異なり、「スズキ ツイン」は二輪用のバッテリーを改良されたものが採用されています。

コロンとしたデザインは今見てもかわいい!

デザインはこのように丸を貴重とし、可愛らしさを演出することに成功しています。発売当時は不評だったかもしれませんが、レトロな雰囲気を持っていると評価できます。

中古車となったツインの今!

さまざまな問題を抱えていたツインは、発売を開始した2003年からわずか2年、総生産台数10,106台で生産が中止されてしまいます。そのような結果に終わってしまった「スズキ ツイン」。しかし、中古市場では思わぬ評価を得ているようです。

MT車はタマが少ない!

4つのグレードのうちの1つ、「ガソリンA」にのみMT設定があった「スズキ ツイン」ですが、現在では小さくて軽い車体とMTの組み合わせが一部のマニアックなドライバーに評価されているようです。

ただ、経済性を追求するドライバーから、カスタムのベース車としたいドライバーまで幅広く需要があるようなので、状態のいい中古車に出会うことは難しいかもしれません。

最新「ツイン」中古車情報
本日の在庫数 180台
平均価格 64万円
支払総額 26~156万円

AT車はセカンドカーや近場の足として人気!

台数の少ないMT車と比べると、AT車はそれなりの台数が市場に出回っているようです。また、AT車はカスタム車のベースとされることが多いMT車と比べると、ノーマルな状態の車体が多いため、希望通りの中古車を購入できるでしょう。ただ、ハイブリッド車はMT以上に台数が少ないので注意してください。

AT車のメリットはなんといってもその手軽さにあります。細い路地を快適に走ったり、駐車も簡単に行ったりすることができます。

ツインをカスタマイズする!

「スズキ ツイン」は発売から生産中止までの過程で、いわゆる「不人気車」のレッテルを貼る方もいらっしゃるでしょう。しかし、現在では安価でカスタム車のベースが欲しいという方にとって、「スズキ ツイン」はうってつけの車になりました。

実際に、「ポルシェ GT3」風にしているドライバーもいるようです。

希少なツインいかがですか?

総生産台数わずか1万台あまりと短命に終わってしまった「スズキ ツイン」にスポットライトを当ててみました。

燃費が思った以上に伸びない、2シーターで車内が狭いというデメリットで、当時は売れ行きが伸び悩んでしまったのは事実です。しかし、現在ではその小さなボディとカスタマイズ性の高さで再評価されています。

販売終了から十数年経った今では状態のいい中古車を見つけるのは難しいかもしれませんが、機会があれば、ぜひチェックしてもらいたい車です。

執筆者プロフィール
MOBY編集部
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新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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