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ダイナミックフォースエンジン2.5とは?トヨタのTNGA新エンジンの性能や搭載(予想)車も!

新型カムリにも搭載され、話題を呼んでいるトヨタの新型エンジン「ダイナミックフォースエンジン2.5」。TNGAに基づいて設計されたこのエンジンは、優れた動力性能と高い環境性能の両立を実現しているといいます。本記事では、ダイナミックフォースエンジンの性能や搭載車種について解説しているので、是非ご覧になっていってください。

トヨタの新型エンジン「ダイナミックフォースエンジン」とは?

トヨタ自動車の新型エンジン「ダイナミックフォースエンジン」をご存知でしょうか?
現在のトヨタでは、次世代プラットフォームを中心に据えた新たな車づくりの方針「TNGA」に基づき、ラインナップの拡充を図っています。
「ダイナミックフォースエンジン」は、その一環として開発されており、世界トップレベルの出力と熱効率を両立させた、次世代のエンジンとなっているのです。

本記事では、今後発売されるトヨタ車のスタンダードなエンジンとなる「ダイナミックフォースエンジン」について、その性能や搭載予定車種(予想)を徹底解説していきます。

TNGAとは?

ダイナミックフォースエンジンの性能

新型カムリに搭載されるダイナミックフォースエンジン2.5

トヨタ 新型 カムリ ダイナミックフォースエンジン2.5

ダイナミックフォースエンジンは、エンジンポテンシャルを最大限引き出すために、TNGAに基づいて設計されています。
その結果、基本骨格は一から見直され、部品構造や構成も刷新されたことにより、高い走行性能と環境性能の両立を実現しました。

2.5L 直列4気筒の「ダイナミックフォースエンジン2.5」の場合、最大熱効率(数値が大きいほど低燃費)はガソリン車用で40%、ハイブリッド車用で41%を達成しています。
また、緻密な制御による高レスポンス化や全速度域での高トルク化といった、最新の技術を用いることにより、全体的な性能においても大幅な進化を遂げています。

ダイナミックフォースエンジン2.5の主要諸元

ガソリン車用ハイブリッド車用
排気量(cc)2,4872,487
内径×行程(mm)Φ87.5x103.4Φ87.5x103.4
圧縮比1314
燃料噴射システムD-4SD-4S
最高出力(kW/rpm)151/6,600130/5,700
最大トルク(N・m/rpm) 250/4,800220/3,600-5,200
排出ガス規制対応LEVⅢ(SULEV30)LEVⅢ(SULEV30)

ダイナミックフォースエンジンに使用される技術

ダイナミックフォースエンジンには、高い動力性能と環境性能を両立させるための最新技術がふんだんに用いられています。

高速燃焼技術[世界初]

ダイナミックフォースエンジンには、さまざまな方法でエンジンの吸排気効率を高めた世界初の高速燃焼技術が採用されています。

マルチホール直噴インジェクター

ダイナミックフォースエンジンに搭載されるマルチホール直噴インジェクターは、混合気(ガソリンと空気が混ざった気体)を効率的に生成することで、燃焼速度を向上させます。

インジェクターについては以下の記事をご覧ください。

連続可変容量オイルポンプ(トロコイド式)[世界初]

ダイナミックフォースエンジンには、世界初の連続可変容量オイルポンプが搭載されています。
連続可変容量オイルポンプは、エンジンの運転状態に応じてオイルの吐出量を制御することで、エンジンのフリクション(摩擦)を低減させ、燃費の向上に貢献しているのです。

ダイナミックフォースエンジンによる新型パワートレイン

ダイナミックフォースエンジンは、TNGAに基づいて開発されたトランスミッションおよびハイブリッドシステムと組み合わされ、今後のトヨタ車のパワートレインの基本形となります。

新型8速・10速オートマチックトランスミッション

8速AT

TNGA 8速AT

10速AT

TNGA 10速AT

ダイナミックフォースエンジンと組み合わされ、新たなパワートレインの一部となるこの新型トランスミッションは、世界トップレベルの「伝達効率」と「ロックアップ領域拡大」によって、ダイレクトな走りと低燃費を両立しています。

トヨタハイブリッドシステム-THSⅡ-

THSⅡ

「THSⅡ」は、小型・軽量・高効率のハイブリッドシステムです。
高い動力性能と低燃費を両立しており、現行型のプリウスやC-HRにも搭載されています。

プリウス、C-HRについては以下の記事をご覧ください。

「ダイレクト&スムース」をテーマに開発された新型パワートレイン

「ダイレクト&スムース」をテーマに開発された、これらの新型パワートレインは、ドライバーの意のままに走る優れた走行性能を搭載車種に与えます。
これは、トヨタが追求してきた「乗っていて楽しい車」=「Fun To Drive」の精神に基づいており、今後のトヨタ車においても引き継がれていく要素となります。

優れた走行性能と高い環境性能の両立

ダイナミックフォースエンジンを中心とした新型パワートレインを搭載する車両は、従来型と比較して動力性能では約10%、燃費性能では約20%の向上があるといいます。
しかも、これはあくまでパワートレインのみで換算した数値であり、車両搭載時には、空力性能や軽量化といった車両全体での進化によって、さらなる動力性能と燃費性能の向上が望めるというのです。

ダイナミックフォースエンジンの今後の展開

TNGA プラットフォーム

トヨタ TNGA プラットフォーム

ダイナミックフォースエンジンを中心とした新型パワートレインは、TNGAに基づいた車づくりによって、さまざまな車種へ搭載することが可能となっています。
また、TNGAによって基盤技術の開発効率と品質の向上も実現しており、より安価で優れたモデルラインナップを素早く展開することができるのです。

19機種 37バリエーションの新型を投入予定

トヨタでは、2021年までに「ダイナミックフォースエンジン2.5」を含めた9機種・17バリエーションのエンジンを展開するとしています。
また、トランスミッションは多段化AT、新機構のCVTなど、4機種・10バリエーションの展開を予定しています。
ハイブリッドシステムにおいては、6機種・10バリエーションを展開する予定です。

搭載車両を60%以上に拡大予定

トヨタでは、今後ダイナミックフォースエンジンを中心としたパワートレインの搭載車両を、トヨタの年間販売台数の内、60%以上に拡大することを目標としています。
これによって、2021年度のトヨタ車からのCO2排出量が15%以上削減されるといいます。

ダイナミックフォースエンジンの搭載車種(予想含む)は?

新型カムリ

トヨタ カムリ フルモデルチェンジ 2017

発売されたばかりの新型カムリは、ダイナミックフォースエンジンの初搭載モデルであり、車両を構成する要素のすべてがTNGAに基づいて設計された、初のフルTNGAモデルです。
パワートレインには、2.5L 直列4気筒「ダイナミックフォースエンジン2.5」のハイブリッド仕様が搭載され、新型の8速AT「Direct Shift-8AT」が組み合わされます。
その燃費性能は、JC08モードで33.4km/Lというクラストップレベルの低燃費を実現しました。

ここまで説明してきたとおり、ダイナミックフォースエンジンとそれに連なる新型トランスミッションやハイブリッドシステムは、優れた動力性能と環境性能を両立しており、新型カムリにおいてもその性能を遺憾なく発揮しています。

■新型カムリに搭載されるダイナミックフォースエンジン2.5のスペック

エンジン種類直列4気筒DOHC
排気量2.5L
最高出力131[178]/5,700
最大トルク221[22.5]/3,600-5,200
モーター最高出力88[120]
最大トルク202[20.6]
トランスミッションCVT
駆動方式FF
使用燃料レギュラー
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm

新型カムリについての記事はこちらです。

ダイハツ アルティス

新型アルティス

ダイハツ アルティス 2017 全体像

ダイハツが販売するカムリのOEM車「アルティス」の新型にも、ダイナミックフォースエンジンが搭載されています。
動力性能は新型カムリと変わらず、燃費性能もJC08モードで28.4km/Lと、カムリの同等グレードと同じ数値になっています。

新型アルティスについては以下の記事をご覧ください。

クラウン(予想)

クラウン アスリート 2015年型

トヨタを代表するセダン「クラウン」にも、ダイナミックフォースエンジンの搭載が予想されています。
現行型の14代目クラウンは、2017年12月にフルモデルチェンジを行うと予想されており、その際にダイナミックフォースエンジンを採用するというのです。
また、新型クラウンにはPHV(プラグインハイブリッド車)モデルの追加も噂されています。

新型クラウンについての記事は以下になります。

ノア・ヴォクシー(予想)

現行型ノア

新型 ノア マイナーチェンジ マイナーチェンジ 2017年

人気のミニバンであるノアとヴォクシーは、2020年にフルモデルチェンジを行うとされており、その際にはダイナミックフォースエンジンが搭載されると予想されています。
ただし、新型カムリと同じ2.5Lエンジンを搭載するというわけではなく、新開発の2.0L 直列4気筒エンジンが用意されるようです。

また、ノアとヴォクシーは2017年の7月にビッグマイナーチェンジを行っていますが、この際にもダイナミックフォースエンジンの搭載が噂されていました。
ノアとヴォクシーは、ミニバン全体で見ても屈指の人気を誇るモデルですので、トヨタがダイナミックフォースエンジンを搭載しないなんてことは、まずあり得ないでしょう。

ノア・ヴォクシーについての記事は以下をご覧ください。

レクサス UX(予想)

レクサス UXコンセプト

レクサス UX コンセプト

ダイナミックフォースエンジンは、レクサスが2018年春の発売を目指して開発しているとされる新型コンパクトSUV「UX」にも搭載されるといいます。
UXは、トヨタのコンパクトSUV「C-HR」をベースとしており、2.5Lのダイナミックフォースエンジンのほか、2.0Lモデルも搭載されるようです。

現在、UXはコンセプトモデルのみが公開されていますが、2017年の秋には東京モーターショーにおいて量産モデルの公開を予定しているというので、期待して待ちましょう。

レクサス UXと東京モーターショーについては以下の記事をご覧ください。

ダイナミックフォースエンジンとTNGAの今後に期待!

TNGA プラットフォーム

トヨタ TNGA プラットフォーム 2015年

トヨタの新型エンジン「ダイナミックフォースエンジン」について徹底解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

今後、ダイナミックフォースエンジンは搭載車種を増やしていき、トヨタ車のスタンダードなエンジンとして、世界中に広く普及していくことでしょう。
それに伴い、TNGAの導入車両がどんどん増えることで、トヨタの車がもっと買いやすくなり、若い世代にも車が普及していくことが期待できますね!

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この記事の執筆者

進藤圭太この執筆者の詳細プロフィール

速く・正確な記事の執筆がモットーのMOBYライターです。好きな車は奇抜な車、60~80年代の車などさまざまですが、最も好きな車はバットモービルかもしれません。MOBYでは、速報記事やランキング記事など、さまざまなジャンルを執筆しています。...

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