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【ホンダ スポーツカー一覧比較】S660やNSXと新型モデルまで

近年のホンダは、2015年のS660の販売を皮切りに、新型NSXの発表、シビック タイプRが通常販売するなど、スポーツカーの分野で勢いがあります。さらに、90年代の往年の名車であるS2000の復活や、S1000の噂もあり、今後も見逃せないラインナップです。ホンダのスポーツカー最新情報についてご紹介します。

世界のホンダ最新スポーツカーおすすめランキング!

出典:©shutterstock.com / VanderWolf Images

最近、ホンダでは近年稀に見るスポーツカー開発ラッシュが続いています。
80年代から90年代のホンダは、シビックやインテグラ、NSX(先代)やS2000といったスポーツカーの販売をしていた若者向きの元気のあるメーカーでした。
しかし、日本経済に勢いがなくなってくると、売れ筋のミニバンや軽自動車がメインとなり、スポーツカーは次第に姿を消していきます。

しかし近年、再びスポーツカーのラインナップを充実していくことで、かつてのホンダの勢いを取り戻そうとしています。
S660とNSXの販売、噂されるS1000と新型S2000の開発まで、最近はスポーツカーの話題に事欠きません。
今回は、現行のホンダのスポーツカーをランキング形式で紹介しつつ、噂されている新型についても解説します。

人気の国産スポーツカーについてはこちらから

第1位 S660 小さな体の本格スポーツカー

ホンダ S660α 2015年

現行ホンダスポーツカーの中で、一番人気のある車といえばS660でしょう。
S660は軽規格の小さな車体にミッドシップレイアウトという、かつてのビートを彷彿させる車体構成です。
大きな違いは、エクステリアとインテリアが近未来的にまとめられ、非日常の雰囲気を纏っていること。
軽といえど侮れないスーパーカーのようなスタイリングは、幅広い年代層から人気を博しています。

鋭いコーナリングも優秀なVSA(横滑り防止機構)により、ミッドシップ特有の神経質な挙動は皆無。
タルガトップ(天井部分のみオープン)のボディは、小柄ながら剛性があり、安定した走りを楽しめます。

S660 スペックについて

エンジン種類直列3気筒直噴ターボ
排気量660cc
最高出力47[64]/6,000
最大トルク104[10.6]/2,600
トランスミッション6MT/CVT
駆動方式MR
使用燃料レギュラー
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm
全長全幅全高
3,3951,4751,180
ホイールベース車両重量乗車定員
2,520830~8502
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人

S660 製造工程動画

S660は燃費のいいミッドシップスポーツカー!

3気筒のS07A型エンジンのスペックは、最大出力64PS最大トルク10.6kgf・mと軽規格の上限である64馬力です。
車重も830kgと軽くはありませんが、Nシリーズと同様、低速トルクのあるエンジンは市街地や、峠で振り回すのに適した性能を持っています。

S660は操る楽しさを目的とした車なので、積載性や実用性は度外視されています。
しかし、燃費はJC08モードで21.2km/Lと非常に優秀です。

このように、軽規格に留まらない趣味性を持つS660は、特異な存在感のあるミッドシップスポーツカーです。
価格は198万円~218万円と軽にしては高価ですが、内容を考えるとバーゲンプライスといえるでしょう。

第2位 NSX ホンダの誇る近未来のスポーツカー

ホンダ NSX

ホンダNSXは、2016年より販売が開始された本格的なハイブリッドスーパーカーです。
特徴は、ミッドシップレイアウトされた3.5LのV6エンジンと3つのモーターの組み合わせによる新次元の走り。
1つのモーターは、エンジンのターボラグを解消すると共に、後輪の出力を底上げし、残り2つのモーターは前輪の片側づつに配置され、トルクの制御を行います。

SPORT HYBRID SH-AWDと呼ばれるこのシステムにより、内側のトルクと外側のトルクを制御することで、コーナリング性能を最適化できるようになりました。
NSXは近未来的なエクステリアと共に、21世紀の新世代スーパーカーとしてふさわしい先進性を持ち合わせています。

NSX スペックについて

エンジン種類V型6気筒DOHCターボ
排気量3.5L
最高出力373[507]/6,500
最大トルク550[56.1]/2,000
モーター最高出力89[122]
最大トルク294[30]
トランスミッション9DCT
駆動方式AWD
使用燃料ハイオク
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm
全長全幅全高
4,4901,9401,215
ホイールベース車両重量乗車定員
2.6301,8002
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人

NSXの走行動画

NSXは先代とは一線を博した新時代のスーパーカー!

新しいホンダNSXは、価格が2,370万円、システム最大出力も581PSと、先代とは異なるカテゴリーの車になっています。
ミッドシップレイアウトは先代と共通ですが、AWDや先進のハイブリッドシステムなど、電子機器による制御という点において、格段の進歩を遂げています。

また、日本市場において明らかに不利なサイズと車格ですが、ワールドワイドに展開することを考えて作られた車です。
GT-Rと同じく、日本国内ではナビのGPSによりサーキットでリミッターを解除し、時速300km以上で走行できます。

今の時代にこそ求められる高性能を実現したNSXの進歩に、これからも注目したいですね。

第3位 シビック タイプR ホンダの意地! FF最速の称号

ホンダ シビックタイプR 2017

ホンダ シビック タイプRは、2017年7月下旬より販売予定の4ドアボディのスポーツモデルです。
ヨーロッパや北米では既に販売されていて、ヨーロッパの価格は31ユーロ(約441万円)です。

タイプRといえば、ホンダのレーステクノロジーを市販車にフィードバックした各クラス最速の称号です。
かつてはシビック、インテグラ、NSXに存在したグレードでしたが、次第にタイプR車は少なくなり、ついに限定販売モデルのみとなります。

しかし、シビックの正規販売が2017年より始まると、久しぶりにタイプRの正規販売が決定しました。
限定販売ではないタイプRの復活は、S660やNSXとともに、ホンダが再びスポーツカーに力を入れている姿勢の表れといえるでしょう。

シビック タイプR スペックについて

エンジン種類直列4気筒VTECターボ
排気量2.0L
最高出力235[320]/6,500
最大トルク400[40.8]/2,500-4,500
トランスミッション6MT
駆動方式FF
使用燃料ハイオク
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm
全長全幅全高
4,5601,8751,435
ホイールベース車両重量乗車定員
--4
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人

新型シビック タイプR ニュルブルクリンクのタイムアタック動画

ニュルブルクリンクFF最速ラップの実力!

新型シビック タイプRは、ドイツのニュルブルクリンクサーキットで、7分43秒80のFF最速ラップを記録し、ホンダの意地を世界に見せつけました。
この新記録は、最大出力320PS、最大トルク40.8kgf・mを発生する2L直列4気筒VTECエンジンと、ホンダのレーシング技術をフィードバックした足回りのおかげです。

イギリスで生産したものを輸入しているため、全幅1,875mmと日本国内でのシビックのイメージとは異なる規格ではあります。
しかし、欧州産のスポーツカーと肩を並べられるスペックであることは、グローバル化の賜物でしょう。

このハイスペックのシビック タイプRを、限定販売ではなく正規販売したことは、スポーツカー冬の時代ともいえる時期からの脱却を図った、大きな取り組みでしょう。
ホンダには今後、シビックだけではなくタイプRを他のモデルにも設定していってもらいたいですね。

ホンダがこれから開発するスポーツカーとは?

新型S2000の噂について

ホンダ S2000 予想CG

ホンダ S2000は、1999年から2009年まで販売されていたオープン2シーターFRスポーツカーです。
コンパクトな車体に2LのVTECエンジンは250PSもの出力を発揮し(前期型)、ファン・トゥ・ドライブなハンドリングを持つ本格的なスポーツカーとして人気がありました。

2009年の生産終了時から復活を望む声はありましたが、最近になって新型S2000の噂があちこちから聞こえてきています。

新型S2000の発表は2018年?

新型S2000は全長を4,450mmほどに拡大しつつ、FRレイアウトは継続するようです。
エンジンは2017年7月に日本市場に投入されるシビック タイプRのものが流用される予定。
2L直列4気筒VTECエンジンは、最大馬力320PS、最大トルク40.8kgf・mの出力を発揮します。
エクステリアは現行NSXに近いものになり、愛称は「ベイビーNSX」となるようです。

S1000開発の噂について

ホンダ S660

現行のS660は軽カテゴリーには納まりきらない魅力を持った車です。
2シータータルガトップボディにミッドシップレイアウトという魅力的な車体構成は、多くのファンを惹きつけました。

しかし、軽自動車のカテゴリーは、日本独特のものであり、海外で販売するには、排気量を拡大しなければなりません。
そこで、S1000という1Lの直列3気筒エンジンを搭載した、海外向けS660の情報が出てきました。

S1000 予想スペックや価格について

S1000は全長3,500mm、全幅1,590mm、全高1,190mmと、S660よりもサイズが若干拡大されるようです。
直列3気筒ターボエンジンのスペックは127PS、20.4kgf・mと予想されています。
燃費はJC08モードで30.4km/L、価格はS660より50万円アップの250万円になりそうです。

現行ホンダのスポーツカーラインナップは全盛期を彷彿とさせる!

シビック タイプR 2017

現在販売されているホンダのスポーツカーラインナップは、S660とNSX、そしてシビック タイプRです。
この3種類はそれぞれ、660cc、2L、3.5Lハイブリッドと棲み分けがしっかりとできています。

このラインナップに予想されているS1000とS2000が加われば、ホンダのスポーツカーラインナップは更に、1Lと、2L FRスポーツというカテゴリーが追加されることになります。

そうなれば、90年代にビートやシビック、インテグラ、S2000、NSXといった黄金期を彷彿させる陣容になりますね。
今後もホンダのスポーツカーラインナップから、ますます目が離せません!

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この記事の執筆者

タケロクこの執筆者の詳細プロフィール

ロックギタリストでありながら、車、バイク好きの関西人です。マニュアルのダイハツ テリオスキッドが現在の愛車で、バイクはNC750Sに乗っています。...