初めて車と出会う人の為の車情報メディア MOBY [モビー]

最高級ロードスター!メルセデスベンツSLクラスの維持費や燃費からカスタムなど

デビューから60年以上経過したメルセデスベンツSLは、現在6代目の「R231」となりました。強力なAMGモデルもラインナップに加えるメルセデスベンツSLを購入するにあたり確認すべき項目としてスペック、価格、維持費や燃費、カスタムについて解説していきます。

ベンツSLクラスとは?

メルセデス・ベンツ SLクラス

メルセデスベンツSLは、オープン2ドアクーペの最高級ロードスターです。
「SL」とは、ドイツ語で「Sport Leicht」と言い、ライトウェイトスポーツを指します。
現行のSLは、6代目にあたります。
初代SLは1954年に登場していますので、60年以上にわたりSLの名を継承する歴史のある車がSLなのです。

ライトウェイトスポーツについてはこちら

ベンツ SLのポジション

クラスカテゴリー車種
AクラスCセグメント(エントリーコンパクト)ハッチバック
BクラスCセグメント(プレミアムコンパクト)ハッチバック
CクラスDセグメントの乗用車セダン/SW/2ドアクーペ/カブリオレ
EクラスEセグメントの乗用車セダン/SW/2ドアクーペ/カブリオレ
GクラスSUVSUV
SクラスFセグメントの大型高級乗用車セダン/クーペ/カブリオレ/リムジン
Vクラスミニバンミニバン
備考:セグメントとは、主にヨーロッパで使用されている乗用車のカテゴリーを分類する方法です。
      CLA/CLS/GLA/GLC/GLE/GLS/SL/SLC/GTはクラスではなく単独車種です。
    「GT」は「G」ですが、Gクラスには分類されません。
    「Gクラス」の[G]は、Geländewagen(ゲレンデバーゲン)、オフロードを意味します。
    「GT」は「AMG-GT」のことで、ロングノーズ、ショートデッキのスーパースポーツカーです。

ベンツSLクラスを買うなら確認すべき項目1:スペック

メルセデス・ベンツ SLクラス エンジン
SL400SL550AMG SL63ANG SL65
エンジン種類V型6気筒DOHC
ツインターボ
V型8気筒DOHC
ツインターボ
V型8気筒DOHC
ツインターボ
V型12気筒SOHC
ツインターボ
排気量3.0L4.7L5.5L6.0L
最高出力260[367]/5,500-6,000335[455]/5,250-5,000430[585]/5,500463[630]/4,800-5,400
最大トルク500[51.0]/1,800-4,500700[71.4]/1,800-3,500900[91.8]/2,250-3,7501,000[102.0]/2,300-4,300
トランスミッション電子制御9速AT電子制御9速AT電子制御7速AT電子制御7速AT
駆動方式FRFRFRFR
使用燃料ハイオクハイオクハイオクハイオク
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm
SL400SL550AMG SL63AMG SL65
全長4,6404,6404,6404,640
全幅1,8751,8751,8751,874
全高1,3051,3751,3751,308
ホイールベース2,5852,5852,5852,584
車両重量1,7801,8801,880-
乗車定員2222
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人

動力性能はSL400でも十分ですね。
SLは「ライトウェイトスポーツ」という意味ですが、現在のSLはもうライトウェイトではなく、「ラグジュアリースポーツ」と呼んだ方が似合う車格になってしまいました。

ベンツSLクラスを買うなら確認すべき項目2:車両価格

メルセデス・ベンツ Slクラス
新車 車両価格
SL40012,650,000
SL55016,980,000
AMG SL6322,770,000
AMG SL6533,830,000
[単位]円(消費税込み)

SLのベースモデルとなるSL400でさえも、1,200万円以上のプライスタグがつきます。
エンジン性能と共に価格も向上しています。
AMG SL63/SL65は、SL400/550をベースとしたAMGチューンナップされた仕様です。
SLの最上位となる AMG LS65は、3,000万円を大きく上回る価格です。

ベンツSLクラスを買うなら確認すべき項目3:維持費

メルセデス・ベンツ SLクラス
SL400年間費用(円)条件/備考
自動車税51,0002.5〜3.0L以下
重量税16,4002.0t 以下
自賠責保険12,91524ヶ月分の12ヶ月換算
燃料代132,653年間10,000km 燃費:9.8km/L ハイオク:130円/L (*1)
合計212,968
(*1) 走行距離/燃費はオーナー情報により設定/ハイオク価格は変動します。
SL550年間費用(円)条件/備考
自動車税88,0004.5〜6.0L以下
重量税16,4002.0t 以下
自賠責保険12,91524ヶ月分の12ヶ月換算
燃料代152,941年間10,000km 燃費:8.5km/L ハイオク:130円/L (*1)
合計270,256
(*1) 走行距離/燃費はオーナー情報により設定/ハイオク価格は変動します。

SL400とSL550の維持費をまとめました。
エンジンの排気量が大きいため自動車税はかなり高額になります。
ここに任意保険(+車両保険)、駐車場代、消耗品、メインテナンス代を考慮する必要があります。

ベンツSLクラスを買うなら確認すべき項目4選:実燃費

メルセデス・ベンツ SLクラス
SL400SL550AMG SL63AMG SL65
JC08モード燃費11.69.59.1-
実燃費9.88.58.2-
[単位]km/L

燃費についての口コミ

大排気量の車としてはまずまずの燃費ではないでしょうか?
コンピュータ制御された現代車だからこそ実現できた燃費です。
AMG SL63は、インジェクションではなく、昔のキャブレターだった場合、燃費は5km/L以下になっていたでしょう。
AMG SL65のJC08モード燃費は非公開で、実燃費もデータがなかったため記載していません。

街中で7~9。
高速道路はまわりの流れに乗れば10~12くらい。以前乗ってたSLK55よりはいいです。

出典:http://review.kakaku.com/

排気量の割に望外の好燃費。 高速だけなら11Km以上、市街地は条件に左右されますが
地方の国道なら7~8K、アルファードの3000よりは良い感じ。

出典:http://review.kakaku.com/

ベンツSLクラスを買うなら確認すべき項目5選:カスタム

メルセデス・ベンツ SLクラス AMG

メルセデスベンツにおいても、SLをベースにチューンナップ/カスタムした AMGモデルが存在しています。
また、外部のチューナーとしては、ブラバスやロリンザーといったメルセデスベンツの有名なチューナーが存在しています。
もし、SLをカスタムするのであればこれらチューナーが販売する部品を使用することが、デザイン的にも性能的にもいいのではないでしょうか?
メルセデスベンツ用には、他にもチューニング、カスタムパーツは多く存在していますので、オーナーの趣味にあった部品を選ぶことができます。

ブラバスのコンプリートカーは更なる性能を誇っています。

ブラバス:SLクラス(R231)
・SL-B63S-730(730ps)2,780万円

ベンツのチューニングメーカーについてはこちら

歴代のSLクラス

1952年に開催された「ル・マン24時間耐久レース」で見事に優勝したレースカーの300SL (W194)が、SLクラスの起源です。
300SLはル・マン以外のレースでも活躍した伝説の車と呼ばれています。
(メルセデスベンツは、よく社内コードで呼ばれることがあります。300SLの社内コードW194です。この後も車名の後に社内コードを併記します。)

その300SLをベースとして初代SLが開発され、その後6世代/60年に渡って受け継がれてきた名車です。
これから、その6世代に渡るSLの歴史を振り返ってみたいと思います。

ル・マン24時間耐久レースについてはこちら

初代

1954年のニューヨーク国際オートショーで発表された初代300SLは、2タイプのボディが用意されました。
300SL(クーペ)(W198)と190SL(オープン)(W121)です。
300SLはドアが真上に開き、両方のドアが開いている形がカモメの羽に見えることから「ガルウィング」と呼ばれ、他の車にない大きな特徴となりました。
300SLには、オープンのロードスターも存在します。
初代は1963年まで生産され、2代目にバトンタッチしました。

ガルウィングについては以下の記事もおすすめです。

2代目

1963 年のジェネーブ・モーターショーで登場した2代目は、230SL ( W113)です。
ハードトップの屋根の形状が、左右より中央が低い「パゴダ・ルーフ」を採用したことより「パゴダSL」とも呼ばれていました。
1967年のマイナーチェンジにて250SLに移行し、1968年には280SLになりました。

3代目

メルセデス・ベンツ 3代目SLクラス

3代目のR107は、1971年〜1989年の18年間に渡り生産・販売され、SLの中で一番長寿なシリーズとなりました。
生産台数もSLシリーズの中でには 一番多く237,000台に及び、マイナーチェンジをしながら9グレードが誕生しました。

当時は日本でも多くのR107を見掛けました。
メルセデスベンツSLと言えばこのデザインを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?

4代目

メルセデス・ベンツ 4代目SLクラス

1989年のジュネーブショーにて、4代目に当たるR129が発表されました。
18年振りのフルモデルチェンジされたメルセデスベンツSLのデザインは、現代的なフロントマスクとなりました。

電動のソフトトップの採用、車の傾きを検知して自動的に起き上がるロールオーバーバーなど先進的な技術が導入された新時代のSLでした。
2001年までの12年間に12グレードが生産されました。

5代目

21世紀のSLは、2001年から2011年の11年間を支えたR230です。
電動のハードトップ(バリオルーフ)が初めて採用されました。
それに伴い、ソフトトップと手動で脱着するデタッチャブルハードトップは姿を消すことになりました。
前期型のヘッドライトは楕円が2つ組み合わさったソフトな感じの新しいデザインとなりました。
後期型のヘッドライトは四角ではなく曲線の、現代風のデザインになりました。

6代目:現行車

そして、2012年に現行車であるR231です。
オールアルミのモノコックが採用され、軽量化と運動性能に貢献しました。
電子制御9ATや、最新の3.0L V型6気筒直噴DOHC+ツインターボなどで、動力性能は一気に向上しています。
ラインナップは、SL400 / SL550 / AMG SL63 /AMG SL65の4車種になります。
フラッグシップに当たる AMG SL65は、6.0L V型12気筒SOHC+ターボから630psを叩き出すスーパーカー並みの性能を発揮します。

SLクラスでドライブに出かけよう!

メルセデス・ベンツ SLクラス 2015年型

メルセデスベンツSLのまとめ記事はいかがでしたか?

メルセデスベンツSLは、メルセデスの中でも最高級モデルの一つです。
電動ハードロップのバリオルーフは、天候に左右されない快適なクルージングを楽しむことができます。
スポーツカーとしての十分な性能も備えていますので、ワインディングのドライブを楽しむこともできます。
フォーマルでも休日でも、シチュエーションを選ぶ必要がなく、クルージングもスポーツドライブも楽しめる特別な空間をたった2人で贅沢に過ごすことができるのがメルセデスベンツSLの最大の特徴です。

メルセデス・ベンツの新型情報はこちら

SLクラスに関するおもしろ記事

ベンツやオープンカーについての記事はこちら

この記事の執筆者

久太郎この執筆者の詳細プロフィール

漫画「サーキットの狼」がきっかけとなり、1970年後半のスーパーカーブームに感化され未だにその熱が覚めず現在に至る。 特にヨーロッパ車の文化とデザインに魅了された車好きです。 現在の愛車はちょっと古めのフェラーリです。 この車は、工業製品でありながら芸術品でもあり、次のオー...