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アウディ RS4アバントは便利なスポーツカー!スペックや実燃費から試乗の評価まで

アウディの高性能スポーツーカー RSモデルの中でも、日本の道路事情にあった車両サイズと多くの荷物を積めるアバントが人気の理由です。エンジンだけではなく、足回りから内外装に至るまで手を入れた「RS」の称号を与えられたRS4アバントの要点をまとめました。

アウディRSとは?

アウディ RS

アウディのベースグレードのラインナップは、乗用車ではAシリーズ、SUVではQシリーズ、そしてTTシリーズが展開されています。
そのA/Q/TTシリーズの中で「RS モデル」と呼ばれる車種が設定されています。

RSは「Racing Sport」の略称で、アウディ車の中でも走りに徹した高性能スポーツカーという位置付けです。
クワトロ GmbH(GmbHは、日本では有限会社)にて、単に動力性能だけではなく、足回りや外装/内装まで走りを優先したトータルパフォーマンスの高性能モデルとして、開発・製造されたのが、アウディの中でも「RS」呼ばれる車なのです。

RS モデル

RSモデルには、RS3, RS4, RS5, RS6, RS7, RSQ3, TT RS, R8の8車種がラインナップされています。
R8以外はベース車両が存在し、その高性能版という位置付けですが、R8のみ最初から純粋なスーパースポーツカー、日本ではスーパーカーと呼ばれるカテゴリーとなる別格の1台です。
RS4の現行車は、日本の正規ディーラーではまだ販売されていますが、ドイツ本社のHPには既に記載がありません。
2017年末から2018年に掛けて新型車が登場する予定で、現在は新旧交代の時期です。

アウディRS4アバントとは?

アウディ RS4 アバント

RSモデルの中で、RS4アバントとはどのような車なのでしょうか?
まず、アバントとは、ステーションワゴンを指します。
乗員用の4ドアとリアラゲッジスペースのドアを合わせ合計5ドアとなっており、そのシルエットは普通のステーションワゴンの車そのものです。

現行車のアウディRS4は、アバントのみでセダンタイプは存在しません。
ベース車は、A4アバントです。
しかし、内外装、動力系、足回りなどがRS専用にデザインされており、A4ベースとは言え、全く別物と言ってもいい程の仕上がりとなっています。

アウディA4についてはこちら

アウディRS4の歴史

アウディRS4が登場したのは、2000年です。
B5系と呼ばれた初代RS4は、クワトロ GmbHにて開発・生産されました。
初代はアバントのみで、セダンのRS4は存在しませんでした。

2代目は、2006年に登場したB7系と呼ばれるタイプで、アバントに加え、セダンもラインナップされました。日本では未導入でしたが、カブリオレも存在していました。
同じくクワトロGmbHで制作されました。

3代目が現行タイプとなるB8系で、2012年に登場しました。
アバントのみの設定でセダン、カブリオレの設定はありません。

アウディRS4アバントの要点1:スペック

アウディ RS4 カブリオレ
A4 アバント1.4 TFSIA4 アバント2.0 TFSI
クワトロ
RS4 アバント
エンジン種類直列4気筒DOCH
インタークーラー付
ターボ
直列4気筒DOHC
インタークーラー付
ターボ
V型8気筒DOHC
排気量1.4L2.0L4.2L
最高出力110 [150] / 5,000-6,000185 [252]/ 5,000-6,000331 [450]/ 8,250
最大トルク250[25.5] / 1,500-3,500370 [37.7] / 1,600-4,500430 [43.8] / 4,000-6,000
トランスミッション7速Sトロニック7速Sトロニック7速Sトロニック
駆動方式FRクアトロ(4WD)クワトロ(4WD)
使用燃料ハイオクハイオクハイオク
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm
A4 アバント 1.4 TFSIA4 アバント 2.0 TFSI クワトロRS4 アバント
全長4,7354,7354,720
全幅1,8401,8401,850
全高1,4551,4551,435
ホイールベース2,8252,8252,810
車両重量1,4901,6801,860
乗車定員555
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人

ベースモデルのA4アバントには搭載エンジンと仕様の違いで4車種あります。
ベースとなる「A4アバント 1.4 TFSI」と、A4の中で一番高性能な「A4アバント 2.0TFSIクワトロ」と「RS4アバント」比較しました。

車両寸法はほぼ同じですが、エンジンは1.4L / 2L 直列4気筒DOHCインタークーラー付きターボに対して、4.2リッターV型8気筒DOHCは2倍以上の排気量とシリンダー数です。
エンジン出力は、150ps、252psに対して450psですから全くの別物です。
これだけのパワーを扱うためには、シャーシの強化、足回り、ブレーキなど多くの部分をチューンナップしないと、そのせっかくのパワーは発揮できません。
全長を短くし、全高も低く、全幅を広げるといったスポーツカーとしてのスタイルも万全で、走りに徹した車に仕上がっています。

アウディRS4アバントの要点2:実燃費

アウディ S4
A4 アバント 1.4 TFSIA4 アバント 2.0 TFSI クワトロRS4 アバント
JC08モード燃費16.615.58.1
実燃費約13.0約12.0約5.0
[単位]km/L

スペックの比較と同じ車種「1.4 TFSI」 と「2.0 TFSI クワトロ」そして 「RS4 アバント」の3車種の実燃費を比較しました。
実燃費は、3車種ともメーカー公表値を下回る値でした。

メーカー公表のJC08モード燃費と実燃費の差は、装備の違いによる重量の差や乗り方(アクセルの開け方やギアの選択)と走行する場所(高速道路、一般道)によって大きく影響されますので、差が出てしまうことはよくあります。
4.2L V型8気筒という大きなエンジンを搭載しているRS4 アバントの実燃費は、約5km/Lという数字でしたが、高速道路を一定速度で巡航させればメーカー公表値に迫る結果になるでしょう。
それはヨーロッパと日本では道路事情が異なりますので、ギア比のセッティングも異なるからです。
しかし、約5km/Lという燃費は現代のエコカーと比較してしまうとかなり悪い燃費です。
スポーツーカーと割り切って考るしかありません。

実燃費に関する口コミ

燃費ですが、最近のエコカーには当然及びませんが、普通に街を流して6-7K、高速で10-11K、峠でぶん回して4-5Kてな感じなので、燃費を意識して走ればそんなに悪くは無いかと。

出典:http://bbs.kakaku.com/

アウディRS4アバントの要点3:価格

アウディ RS4
アウディA4 アバント vs. RS4アバント
A4 アバント 1.4 TFSI4,760,000
A4 アバント 1.4 TFSI sport5,070,000
A4 アバント 2.0 TFSI5,470,000
A4 アバント 2.0 TFSI クワトロ6,260,000
RS4 アバント13,170,000
[単位]円(消費税込み)

ベースモデルのA4アバント4車種とRS4アバントの価格を比較してみましょう。
ベースモデルの一番廉価なモデルの3倍弱、一番高価なモデルの2倍強と、価格においてもまるで違う車と思えるぐらいです。
動力性能・内外装ともにチューンナップされた特別な仕様「RS」と言われる理由が価格にも反映されています。
日本車では、ベース車両が同じでここまでの価格差・性能差がある車種設定はないのではないでしょうか?
日本においては、チューンナップされた改造車といった部類に入るのかもしれません。
それをメーカーがやってしまうというところが車文化の違いのひとつなのでしょう。

アウディRS4アバントの要点4:試乗の評価

アウディRS4

アウディRS4アバントを試乗しました。
車幅は1,850mmです。現代の外車としては普通のサイズではないでしょうか。
実際に街中を走ってみると、1,850mmの車幅は感じられません。
これはデザイン的にドライバーからの視界が良好であることから車両感覚が掴みやすいおかげだと思います。
リアの視界もワゴンタイプのデザインの為、リアウィンドウが立っているためとても見やすいです。

ドライブモードは「オート」「コンフォート」「ダイナミック」「インディビジュアル」の4つがあります。

「オート」「コンフォート」は、正に乗用車であり、静かで落ち着いた感覚で運転でき、4.2リッターV型8気筒DOHCエンジンの自然吸気ならではの加速は気持ちがよく、トルクに余裕があるので1,860kgの車重を感じることはありません。

「ダイナミック」にすると、全てが一変します。
エンジン、変速タイミング、足回り、ステアリングフィール、エキゾーストまでもが変化します。
全く違う車にトランスフォームしたかのようで、ステーションワゴンですが完全なスポーツカーです。
ステーションワゴンなので重心が高く、重量もありますので腕に自信がある方でないと運転していても楽しくないかも?しれません。

「インディビジュアル」は、ドライバーが各項目を個別に設定できるモードですので、自分の運転スタイルにあった走り方をセットしておけます。

駐車場では、特に日本車サイズに合わせた狭めの駐車場では、やはり左右のスペースが少々狭い感じになり気を使います。

「価格.com」でのアウディRS4 アバントについてのレビュー

搭載エンジンはV型8気筒4.2リッターの自然吸気DOHCで、331kW/430N・mのパワー&トルクを発生する。大排気量の自然吸気エンジンらしいスムーズな吹き上がりと、豪快なパワーフィールを感じさせるエンジンだ。

出典:http://review.kakaku.com/

組み合わされるトランスミッションは7速のSトロニックで、極めてスムーズなシフトフィールを感じさせる。シフトダウン時にはブリッピングも入り、うまく回転を合わせてギアをつないでくれる。

出典:http://review.kakaku.com/

足回りはかなり硬めだ。265/30R20という超偏平タイヤを履くことも影響していると思うが、路面の荒れた部分などでは相当に強い突き上げを感じる。RS4アバントらしいといえばその通りだが、日常的な使い方のときにこの硬さだと辛いと感じるのではないか。

出典:http://review.kakaku.com/

アウディRS4アバントの要点5:オプション

アウディ RS4
スペシャル オプション アイテム
パノマラサンルーフ250,000
バーチャルコクピット70,000
Bang & Olufsen 3D アドバンストサウンドシステム170,000
ヘッドアップディスプレイ140,000
左ハンドル仕様0
カラードブレーキキャリパーレッド80,000
アルミホイール 5アームローターデザインチタンルックマシンポリッシュト 9Jx200
[単位]円(消費税込み)

ボディカラーやプライバシーガラスなどの通常オプションだけではなく、受注生産となるスペシャルオプションについてまとめました。
スペシャルオプションによって、他車と差をつけるオーナー独自の仕様にすることができます。
またこれらオプションの中には、無料で仕様変更ができるスペシャルオプションも含まれていますので、新車購入時にはぜひ検討したいオプションではないでしょうか?
受注生産は生産ラインにて順序待ちとなりますので、通常の購入よりは少々時間が掛かりますが、それも新車購入時の楽しみの一つです。
その間、後付けできるオプションをどうしようか?
どこにドライブに行くかなど楽しい時間になること間違いなしです!

では、画期的なスペシャルオプションをいくつか紹介します。

バーチャル コクピット

アウディRS4 バーチャルコクピット
アウディ RS4 バーチャルコクピット

ドライバー正面のメーターパネル部分が、全面高解像度の液晶画面になります。
本来そこに表示される「速度計」「エンジン回転計」だけでなく、ナビゲーション、オーディオなども表示させることができます。
ハンドル上にあるボタンで操作できますので、いちいちハンドルから手を話すことなく、運転しながら安全に操作することができます。

ヘッドアップ ディスプレイ

アウディ ヘッドアップディスプレイ

ドライバー正面のフロントガラス上、ドライバーの視界を遮らない場所に、ナビゲーションの指示や警告など各種情報が投影れます。
投影位置は、ドライバーの身長に合わせて調節が可能です。
カラーでハッキリと映し出されますので、目を大きく移動させることなく、必要な情報を目視確認することができますので安全性にも貢献することになります。

アウディRS4アバントの要点6:次期モデル

RS4 アバントの次期モデルは、2017年9月に開催されるフランクフルト・モータショー、もしくは2018年のジェネーブ・モーターショーで発表されると言われています。
エンジンはポルシェ製の2.9L V型6気筒TFSI ツインターボが搭載される予定です。
4.2L V型8気筒から、ダウンサイジング+ターボという現代のトレンドに従った変更ですが、最高出力は460psに向上すると言われています。
クワトロ GmbHは、2016年末に、アウディ スポーツ GmbHに社名変更されました。
4代目となるアウディRS4は、アウディ スポーツ GmbHからリリースされることになります。
更に高性能となった新しいアウディRS4への期待が高まります!

アウディRS4は便利なスポーツカー!

アウディRS4

アウディRS4 アバントについてのまとめ記事はいかがでしたか?
ステーションワゴンなので、ラゲッジスペースが広いことが最大の特徴です。
遠方のドライブでも多くの荷物を積載し、余裕のあるエンジンでスポーツ走行が楽しめる数少ない車でしょう。車両サイズも日本の道路を走るのには不自由しないサイズです。

もうすぐ新型車に移行する予定ですが、最終型はあらゆる不具合を修正した完成型ですので、何より安心して乗れるという利点があります。
またダウンサイジング前の自然吸気の多気筒エンジンは今後その数はどんどん減少していく方向に進んでいますので、新車で4.2L V型8気筒エンジンを楽しめるのはこれが最後かもしれません。

アウディについての記事はこちら

ドイツ車のステーションワゴンについてはこちら

この記事の執筆者

久太郎この執筆者の詳細プロフィール

漫画「サーキットの狼」がきっかけとなり、1970年後半のスーパーカーブームに感化され未だにその熱が覚めず現在に至る。 特にヨーロッパ車の文化とデザインに魅了された車好きです。 現在の愛車はちょっと古めのフェラーリです。 この車は、工業製品でありながら芸術品でもあり、次のオー...