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トヨタセーフティーセンスPとCの違いは?トヨタ最新安全装備を徹底比較

トヨタの衝突回避支援パッケージ「トヨタセーフティセンスP」と「トヨタセーフティセンスC」。衝突被害軽減ブレーキを搭載した最新安全装備である両者の違いとは?本記事では、トヨタセーフティセンスPとCの機能について徹底比較しています。

トヨタの最新安全装備「トヨタセーフティセンス」とは?

トヨタセーフティセンス

「トヨタセーフティセンス(Toyota Safety Sense)」とは、トヨタ自動車が2015年から自動車への搭載を始めた衝突回避支援パッケージです。
衝突被害軽減ブレーキを中心に、衝突事故を未然に防ぐことを目的とした装備で構成されます。

市販車で初の衝突被害軽減ブレーキは、2003年の2月に発売されたトヨタの高級SUV「ハリアー」に搭載されたものでした。
しかし、当時の衝突被害軽減ブレーキは価格が高かったので、搭載率も非常に低く、本格的な普及はスバルの「アイサイトver.2」が登場する2010年まで待たねばならなかったのです。

アイサイトver.2の登場以降は、各自動車メーカーでも安価な衝突被害軽減ブレーキの開発が推し進められ、2014年の時点では新車の41%に搭載されるほど一般的な装備となっています。
そして、2015年に「トヨタセーフティセンス」が登場したことで、その普及率がさらに高まり、今日における日本車全体の高い安全性能に繋がっているのです。

各社の安全装備についての記事はこちら!

トヨタセーフティセンスPとCを徹底比較!

トヨタセーフティセンスには、PとCの2種類のパッケージが存在しています。
基本的には、Pがハリアーやクラウン、ランドクルーザーといった価格の高いモデルに搭載されるのに対し、Cはアクアやヴィッツといった価格の安いコンパクトカーを中心に搭載されており、両者のグレードは明確に分けられているのです。

そのため、PとCの装備内容にも違いがあり、PはCよりも高機能となっています。
次項からは、「トヨタセーフティセンスP」と「トヨタセーフティセンスC」の違いについて徹底比較していきます。

トヨタセーフティセンスPとCの違い①:センサー

トヨタ セーフティセンス

トヨタセーフティセンスPとCは、使用するセンサーが違います。
Pは単眼カメラと「ミリ波レーダー」を使用して前方車両を検知しますが、Cは単眼カメラと「レーザーレーダー」を使用しているのです。
基本的に、レーザーレーダーよりもミリ波レーダーの方が性能が高いので、Pの方がCよりも検知の精度が高められています。

カメラレーダー
トヨタセーフティセンスP単眼カメラミリ波レーダー
トヨタセーフティセンスCレーザーレーダー

トヨタセーフティセンスPとCの違い②:プリクラッシュセーフティシステム

トヨタセーフティセンスP PCS(プリクラッシュセーフティシステム)

トヨタセーフティセンスPとCは、基本的な機能としてプリクラッシュセーフティシステム(衝突被害軽減ブレーキ)を搭載します。
ですが、Pは車両だけでなく歩行者も検知することができ、Cよりも高機能となっているのです。

検知対象自動ブレーキの作動速度域自動ブレーキの速度低減量
トヨタセーフティセンスP車両約10km/h~最高速約40km/h
歩行者約10km/h~約80km/h約30km/h
トヨタセーフティセンスC車両約10km/h~約80km/h約30km/h

トヨタセーフティセンスPとCの違い③:レーンディパーチャーアラート

トヨタセーフティセンスPとCは、どちらもレーンディパーチャーアラート(車線逸脱警報)を搭載しており、車線を外れそうな時にはブザーとディスプレイ表示で注意を促してくれます。
また、Pにはそれに加えてステアリングアシスト機能も搭載されており、車線を逸脱しそうになると、自動的に作動してハンドル操作をアシストしてくれます。

車線逸脱警報ステアリングアシスト
トヨタセーフティセンスP幅約3m以上の車線
約50km/h以上で作動
幅約3m以上の車線
約50km/h以上で作動
トヨタセーフティセンスCなし

トヨタセーフティセンスPとCの違い④:レーダークルーズコントロール

トヨタセーフティセンスP レーダークルーズコントロール

トヨタセーフティセンスPには、レーダークルーズコントロール機能が搭載されていますが、Cには搭載されていません。
これが、PとCの最も大きな違いだと言えるでしょう。

前方車両を検知し、一定の車間距離を保ちながら追従走行を行うレーダークルーズコントロールは、検知距離と精度に優れたミリ波レーダーによってスムーズな制御を実現しています。
そのため、レーザーレーダーを使用するCがレーダークルーズコントロールを搭載したとしても、Pほどの性能を実現することは難しいでしょう。

レーダークルーズコントロール対応速度域
トヨタセーフティセンスPブレーキ制御付約40km/h~約100km/h
全車速追従機能付0km/h~約100km/h
トヨタセーフティセンスCなしなし

トヨタセーフティセンスPとCの違い⑤:先行車発進告知機能

トヨタセーフティセンスPには搭載されず、Cにのみ搭載されている機能として「先行車発進告知機能」が存在しています。
先行車発進告知機能とは、信号や渋滞で停車中に先行車が発進して、自車と4m以上の距離ができた場合、ブザーとディスプレイ表示で知らせてくれる機能です。

トヨタセーフティセンスPとCの違い⑥:搭載車種

トヨタ ロゴマーク

トヨタセーフティセンスPとCを搭載する車種は、以下の表の通りです。

搭載車種
トヨタセーフティセンスPプリウス・プリウスPHV・クラウンアスリート・クラウンマジェスタ
クラウンロイヤル・マークX・ハリアー・ランドクルーザー・C-HR
トヨタセーフティセンスCアクア・ヴィッツ・スペイド・ポルテ
カローラアクシオ・カローラフィールダー
オーリス・アベンシス・シエンタ・ノア・ヴォクシー
エスクァイア・エスティマ・アリオン・プレミオ

トヨタセーフティセンスPとCの違い⑦:まとめ

トヨタセーフティセンスPとCの違いを表にまとめると、以下のようになります。

トヨタセーフティセンスPトヨタセーフティセンスC
センサー単眼カメラ+ミリ波レーダー単眼カメラ+レーザーレーダー
プリクラッシュセーフティシステム有り・歩行者検知機能付有り
レーンディパーチャーアラート有り・ステアリングアシスト機能付有り
オートマチックハイビーム有り
レーダークルーズコントロール有り無し
先行車発進告知機能無し有り

トヨタセーフティセンスPとCの徹底比較はいかがでしたでしょうか?

現状のCはPと比較して、機能の面で劣っていますが、今後はCにも歩行者検知機能を追加するなどして、アップグレードしていく計画があるといいます。
また、最終的にはPとCが統合されるという噂もあるようです。

これからのトヨタセーフティセンスがどうなるのかは分かりませんが、間違いなくその性能は向上していくはずですので、今後も期待して待ちましょう。

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セーフティセンスP搭載車種の記事はこちら

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この記事の執筆者

進藤圭太この執筆者の詳細プロフィール

速く・正確な記事の執筆がモットーのMOBYライターです。好きな車は奇抜な車、60~80年代の車などさまざまですが、最も好きな車はバットモービルかもしれません。MOBYでは、速報記事やランキング記事など、さまざまなジャンルを執筆しています。...

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