初めて車と出会う人の為の車情報メディア MOBY [モビー]

ハイドロ復活!シトロエンC5の最新情報と歴代モデルの燃費や試乗の評価は?

2015年、シトロエンで唯一となったハイドロ・サス搭載車C5は、惜しまれつつ販売を終了しました。一旦途絶えるかに思えたハイドロ。しかし、シトロエンはあらたに次世代ハイドロ搭載車となる「新型C5エアクロス」を発表しました。本記事はシトロエンC5の燃費や乗り心地など試乗の評価から、新型C5エアクロス最新情報を紹介します。

シトロエン ハイドロ・サスとは?

シトロエン ハイドラクティブ3プラス

シトロエン ハイドラクティブ3

シトロエンを語るとき、真っ先にあげることができるのは「ハイドロ・サス」といえるでしょう。
ハイドロ・サスは「ハイドロニューマチック・サスペンション」の略で、エアスプリングと油圧シリンダー、油圧ポンプなどで構成されるサスペンション機構です。
シトロエンのハイドロは、4輪を1系統の油圧で制御するという独自の技術となっているため、前・後4輪のピッチング周期は同調し、路面の大きな衝撃に対して水平を保ち、まるで「魔法のじゅうたん」のような乗り心地だと称されました。
ハイドロは、1955年シトロエンDSに正式に採用され、以来シトロエン車の代名詞となりました。
シトロエンC5には、そのハイドロの進化版で、路面状況をセンサーが感知し、その状況をもとにオイルバルブの開閉を自動制御する「ハイドラクティブ3プラス」が採用されています。
シトロエンは、現行のハイドロを一旦廃止させる方針を決定し、C5はシトロエンで唯一の現行ハイドロ採用車となっています。
次では、シトロエンC5の歴代モデルをご紹介していきましょう。

シトロエンC5 初代モデル【2001年~2007年】

シトロエンC5 初代

2001年、シトロエンC5は「エグザンティア」の後継車として誕生しました。
ラインナップとしては、5ドア・セダンタイプとなる「2.0」、ステーションワゴンタイプとなる「ブレーク 2.0」と、V6・セダンタイプとなる「V6 エクスクルーシブ」、V6・ステーションワゴンタイプとなる「ブレーク V6 エクスクルーシブ」となっています。

シトロエンC5 初代モデルのエンジン性能

シトロエンC5の初代モデルのエンジンは、セダン・ワゴンとも「2.0」は「2.0L 直列4気筒DOHC」となり、「V6」はセダン・ワゴンとも「3.0L V型6気筒DOHC」となっています。
また、大幅なモデルチェンジとなった2004年以降には、エンジンは「可変バルブタイミング機構」付きとなり、「2.0」シリーズでは最高出力を143ps/6,000rpmを達成、「V6」シリーズでは210ps/6,000rpmを達成しています。

シトロエンC5 初代モデルのエンジンスペック

(シトロエンC5 2007年モデル)

2.0LE(セダン)
ブレーク2.0LE(ワゴン)
V6エクスクルーシブ(セダン)
ブレークV6エクスクルーシブ(ワゴン)
エンジン種類直列4気筒DOHCV型6気筒DOHC
排気量2.0L3.0L
最高出力103[143]/6,000152[210]/6,000
最大トルク200[20.8]/4,000285[30.0]/3,750
トランスミッション4速AT6速AT
駆動方式FFFF
使用燃料ハイオクハイオク
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm

シトロエンC5 初代モデルの走行性能

シトロエンC5初代の走行性能での一番の特徴としてあげることができるのは、やはりハイドロ・サスの進化版「ハイドラクティブ3」といえるでしょう。
ハイドラクティブ3は、1つの車でサスペンションのセッティングを「ソフトモード」と「ハードモード」に切り替えることが可能となります。
また、車速や路面状況に応じて、車高も自動制御となるため、どのような場面でも快適な乗り心地を味わうことができます。
トランスミッションは、「2.0」シリーズが4速AT、「V6」シリーズが6速ATとなっています。

シトロエンC5 初代モデルの外装

シトロエンC5 初代

シトロエンC5初代の外装は、ワイドな幅広で、とてもゆったりとしています。
ワゴンタイプの「ブレーク」は、当時人気のあったステーションワゴン型で、スタイリッシュで洗練されています。
また、セダンもリアはハッチバックスタイルとなっていますから、収納スペースも十分な容量があるのが特徴です。

シトロエンC5 初代モデルの内装

シトロエンC5初代の内装は、古い時代のフランス車の特徴ともいえるべき、シックで落ち着いた印象となっています。
シートも座り心地の良いソフトで大型のシートを採用していて、ハイドロとともに絶妙な乗り心地を演出しています。

シトロエンC5 初代モデルの寸法・定員

(シトロエンC5 2007年モデル)

2.0LE(セダン)
V6エクスクルーシブ(セダン)
ブレーク2.0(ワゴン)
ブレークV6エクスクルーシブ(ワゴン)
全長4,7404,840
全幅1,7801,780
全高1,4801,570
ホイールベース2,7502,750
車両重量2.0LE:1,430
V6エクスクルーシブ:1,560
ブレーク2.0:1,480
ブレークV6エクスクルーシブ:1,610
乗車定員55
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人

シトロエンC5 初代モデルの燃費

シトロエンC5 初代モデルの燃費については、メーカーから公表がなされていないため、表記していません。

シトロエンC5 2代目モデル【2008年~2015年】

シトロエンC5 2代目

シトロエン C5 2代目

シトロエンC5 2代目モデルは、2007年フランクフルト・モータショーで「C5エアースケープ」として発表され、販売が開始となり、日本では2008年から販売が開始されました。
発売当初のラインナップは「2.0」シリーズのセダン・ワゴンと、「V6 3.0」シリーズのセダン・ワゴンとなります。
また、2011年のマイナーチェンジ後は、排気量は全て「1.5L」に統一し、ベースグレードのセダンを「セダクション」、ワゴンを「ツアラー セダクション」、アッパーグレードのセダンを「エクスクルーシブ」、ワゴンを「ツアラー エクスクルーシブ」としました。
2015年シトロエンはC5の販売終了を決定、それにともない各30台の限定販売車として「ファイナルエディション(セダン)」「ツアラーファイナルエディション(ワゴン)」を発表しています。

シトロエンC5 2代目モデルのエンジン性能

シトロエンC5の2代目モデルのエンジンは、発売当初はセダン・ワゴンとも「2.0」は「2.0L 直列4気筒DOHC」となり、「V6 3.0」はセダン・ワゴンとも「3.0L V型6気筒DOHC」となっていました。
2011年のマイナーチェンジを境に、ベースグレードのセダン「セダクション」、ワゴンの「ツアラー セダクション」、アッパーグレードのセダン「エクスクルーシブ」、ワゴンの「ツアラー エクスクルーシブ」全てのグレードが「1.6L 直列4気筒DOHC」ターボチャージャー付きとなりました。
これにより、最高出力では156ps/6,000rpmを達成、最大トルクも24.5kgmを1,400から3,500rpmで達成しています。

シトロエンC5 2代目モデルのエンジンスペック

(シトロエンC5 2015年モデル)

セダクション(セダン)
ツアラーセダクション(ワゴン)
エクスクルーシブ(セダン)
ツアラーエクスクルーシブ(ワゴン)
エンジン種類直列4気筒DOHC
ターボ
直列4気筒DOHC
ターボ
排気量1.6L1.6L
最高出力115[156]/6,000115[115]/6,000
最大トルク240[24.5]/1,400~3,500240[24.5]/1,400~3,500
トランスミッション6速AT6速AT
駆動方式FFFF
使用燃料ハイオクハイオク
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm

シトロエンC5 2代目モデルの走行性能

シトロエンC5 2代目モデルのハイドロ・サスには発売当初から2011年までは、初代と同じく「ハイドラクティブ3」が採用されていました。
2012年モデルからは、さらに「ハイドラクティブ3プラス」へとバージョンアップされました。
ハイドラクティブ3プラスは、「ハードモード」「ソフトモード」のサスペンション切り替えを自動制御するのに加え「スポーツモード」ボタンにより、自ら瞬時に切り替えが可能となりました。
また、トランスミッションは、全グレードで6速ATとなっています。

シトロエンC5 2代目モデルの外装

シトロエンC5 2代目

シトロエン C5 2代目

シトロエンC5 2代目の外装は、セダンは5ドアから4ドアへと変更となりました。
また、ボディも初代に比べ、ワイドとなりより精悍な印象へと変化しています。
ワゴンタイプ「ツアラー」は、ルーフレールとドア下部にクロームメッキを使用することで、クールでスタイリッシュに仕上げ、ロングホイールベースにより広々とした車内空間とラッゲージスペースを確保しています。

シトロエンC5 2代目モデルの内装

シトロエンC5 2代目 内装

シトロエン C5 2代目内装

シトロエンC5 2代目モデルの内装は、フランス車らしい落ち着いていて、それでいてお洒落な内装となっています。
インパネは3つの円形ディスプレイを配置し、マルチファンクション(全デジタル化)対応で、シートは運転席ポジションメモリー機能付き、さらにエクスクルーシブには3段階の温度調節が可能となるシートヒーターが採用されています。
どれも長時間の運転にも、最高の乗り心地となるようシトロエンらしい配慮がなされています。

シトロエンC5 2代目モデルの寸法・定員

(シトロエンC5 2015年モデル)

セダクション(セダン)
エクスクルーシブ(セダン)
ツアラーセダクション(ワゴン)
ツアラーエクスクルーシブ(ワゴン)
全長4,7954,845
全幅1,8601,860
全高1,4701,490
ホイールベース2,8152,815
車両重量1,6201,680
乗車定員55
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人

シトロエンC5 2代目モデルの燃費

(シトロエンC5 2015年モデル)

セダクション(セダン)
エクスクルーシブ(セダン)
ツアラーセダクション(ワゴン)
ツアラーエクスクルーシブ(ワゴン)
JC08モード燃費10.2km/L

シトロエンC5の中古車は?【ツアラーが狙い目!】

ユーザーの総合評価が高いシトロエンC5ツアラーがおすすめ

シトロエンC5 2代目

シトロエン C5 2代目

シトロエンC5の中古車相場としては、セダンで約30万円~約230万円となり、全国で44件が出回る形となっています。
一方、ワゴンタイプとなるツアラーは、全国で11件が市場に出回り、約40万円~約226万円となっています。
どちらも台数は、ドイツ車などと比べると少なく、希少価値は高いと言えます。
また、総合評価をみてみると、セダンに比べ、ワゴンタイプとなるツアラーが外観、乗り心地とも高い評価を受けているようです。
また、故障もシトロエンの旧型ハイドロ搭載車に比べ比較的少ないようです。
価格も新車価格で450万円~500万円だったことを考えると、狙い目といえますね。
しかし、購入の際には距離数や事故歴、故障の際の補償の有無等、チェックすることがポイントです。(情報は、2017年6月時点の情報です)


中古車情報
システムメンテナンス中


シトロエンC5の実燃費・試乗の評価は?

評価

出典:©Shutterstock.com/ Sofi photo

シトロエンC5 伝統のハイドロの乗り心地は?

それでは、シトロエンC5ユーザーの実燃費や試乗の評価、さらに「魔法のじゅうたん」と言われるハイドロの乗り心地について、リアルな声をご紹介していきましょう。

シトロエンC5の実燃費・試乗の評価【その1】

(シトロエンC5 ツアラーエクスクルーシブ 2008年モデル)

【乗り心地】
ハイドラクティブに乗りたくてこれに乗っているわけですから、全く文句なし。高速道路の浮遊感が昔のハイドラクティブほどではないにしろ、多少はありますし。そろそろタイヤが硬くなってきたので交換しようか考えています。でも山は7分くらい残っています。スタッドレスでもそうですが、タイヤが異常に減りません。
【燃費】
長距離が多いので11L/kmくらいです。オートクルーズは多用しています。3.0Lエンジンとしてはまあまあかと。過去に所有していたエルグランドは同じ道で8~9L/kmくらいでしたので。

出典:http://review.kakaku.com/

シトロエンC5の実燃費・試乗の評価【その2】

(シトロエンC5 ツアラーエクスクルーシブ 2008年モデル)

【乗り心地】
これもハイドロのおかげで、快適そのものです。ノーズダイブもほとんどありませんから、ロングドライブでも同乗者の疲労感が少ないようです。特に後席は快適だと家族が云います。また太いタイヤを履いているのに轍でハンドルを取られることもなく、非常に軽く楽です。
【燃費】
燃費は市街地走行で平均7.2KM。高速では10Km前後です。こんなもんだと思います。

出典:http://review.kakaku.com/

シトロエンC5の実燃費・試乗の評価【その3】

(シトロエンC5 セダクション 2008年モデル)

【走行性能】
ハイドラクティブの足は何処のメーカーにも真似出来ないですね。ロードホールディング性能が最高ですね
具体的に言うとカーブを曲がる時に路面のアンジュレーションで荷重が抜けた時にタイヤのグリップが無くなるシーンでもしっかり路面にタイヤを設置させるアクティブサスなのでハイスピードで安定して走行が出来ます。
涼しい顔して実はサラっとハイスピードコーナリング。で、ドライバーは神経使わずハイスピードを維持出来る優秀なシャシーです。
【乗り心地】
従来からあるハイドロマチックに電子制御が加わって低速でも満足出来るし
高速になるとフラットな乗り心地になるので快適な乗り心地です。
【燃費】
街乗り~高速乗り いろいろな乗り方をしていますが累計燃費で10km/Lです。車重1600キロのクルマでは優秀です。

出典:http://review.kakaku.com/

シトロエンC5の最新情報 【新型C5エアクロス発表】

C5エアクロスはSUV仕様で次世代ハイドロを搭載

シトロエンC5エアクロス

シトロエン C5エアクロス

2017年上海モーターショーにおいて、シトロエンはいったん途絶えたC5の系譜に、新たなモデル「C5エアクロス」を発表しました。
シトロエンC5エアクロスは、2015年にコンセプトカーとして発表済みの「エアクロス」をベースとしており、シトロエン新世代SUVを代表する1台となりそうです。
ラインナップの予定は、直列4気筒ターボ1.6Lで167psと203psを持つ2グレードに加え、シトロエン初となる直列4気筒ターボ1.6Lにプラグインハイブリットを搭載した4WDも設定される見込みです。
PHV搭載の4WDとなるC5エアクロスは、最高出力300psを達成すると言われ、また、全グレードにシトロエンが開発した次世代ハイドロともいうべき「プログレッシブ・ハイドロリック・クッション」が採用されるようです。

新型シトロエンC5エアクロスの発売時期は?

シトロエンC5エアクロス 内装

シトロエン C5エアクロス 内装

欧州では2018年末の販売が予定されているとのこと、日本では早ければ2019年春から夏にかけてになりそうで、PHVとハイドロの組み合わせのC5がどのような乗り心地を見せてくれるのか、今から待ち遠しくなりますね。

進化するシトロエンC5に今後も期待!

シトロエンC5エアクロス

シトロエン C5エアクロス

シトロエン C5についてご紹介してきましたがいかがでしたか?

ゆったりとしたいかにもフランス車といえる車であった「シトロエンC5」がファイナルとなり、途絶えてしまった「ハイドロ」に落胆したファンも多かったのではないでしょうか?
しかし、形はガラリと変わってもC5はまたエアクロスで「ハイドロ」を進化させています。

ぜひ今後もその乗り心地と、技術を進歩させ、シトロエンらしい車でいてほしいと願っています。

シトロエンの新型車についてはこちら