【トヨタ フォーチュナー】新型モデルのスペック、並行輸入車の価格や燃費など｜日本発売はある？

トヨタ フォーチュナーとは？

トヨタ フォーチュナーは、タイを始めとする新興国で販売されている日本未発売車で、ラグジュアリークラスに位置する3列シート7人乗りのSUVです。一見ハリアーのような都市型SUVと思われがちですが、ラダーフレームも備えるなど、本格派としての一面も兼ね備えています。

日本でも販売されているトヨタ ハイラックスとベースを共有しており、ブラジルやアルゼンチンなどの国では「ハイラックス SW4」という車名で販売されています。

道路整備が進んでいない新興国でのニーズを満たす悪路走破性と、街中での快適な乗り心地を両立させた性能を持っています。

トヨタ フォーチュナーの歴史

2004年に誕生

新興国向けに開発された車であるフォーチュナーは2005年にタイ、南アフリカ、アルゼンチンで相次いで生産開始されました。

IMVプロジェクトと呼ばれる新興国専用の世界戦略車のひとつであり、先進国とは異なる道路事情を考慮され開発されています。

2015年、2代目に移行

現在販売されているフォーチュナーは、2015年にオーストラリアとタイで発表、翌年にはインドネシアで発売された2代目。2020年6月にマイナーチェンジしています。

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トヨタ フォーチュナーのスペック

トヨタ フォーチュナーのスペックは以下のようになっています。

エンジン	2.8Lディーゼルターボ
最高出力 *kW[PS]/rpm	130[177]/3,400
最大トルク *N･ｍ[kgf･m]/rpm	450[45.8]/1,600-2,400
トランスミッション	6速AT
駆動方式	パートタイム4WD
燃料	軽油

現行の2代目フォーチュナーのエンジンラインナップはディーゼルのみ。エンジンはランドクルーザープラドと同じものを使用しているため、スペックも同じです。

トヨタ フォーチュナーのボディサイズ

トヨタ 2代目フォーチュナー（2020年モデル）

全長	全幅	全高
4,795	1,855	1,835
ホイールベース	車両重量	乗車定員
2,745	2,500～2,735	7
［単位］全長･全幅･全高･ホイールベース:mm、車両重量:kg、乗車定員:人

 

新興国に求められる車として生み出されたトヨタ フォーチュナーのボディはSUVとしては大型で、ランドクルーザープラドより少し小さい程度となっています。

トヨタ　フォーチュナーのデザイン

フォーチュナーの外装

マイナーチェンジ後の2代目フォーチュナーは、グリルが大型化し、LEDヘッドライトは引き締まった印象に。フロントバンパーもよりアグレッシブで本格派なデザインに変更されています。

マイナーチェンジ前は、同時期に発表されたハイラックスと同様のキーンルックデザインを取り入れ、初代からフロントマスクの印象を刷新。2020年モデルはそれを更に洗練させていると言えるでしょう。

ラグジュアリー志向の上位モデル「レジェンダー」が追加

マイナーチェンジによって、新たに設定された上位モデルの「レジェンダー」。顔周りはベースグレードと大きく異なり、そのデザインはレクサスからも着想を得ていると言われています。

リアに関してはそれほど大きな変更は施されていません。リアバンパーのライト周りが若干変わっています。

フォーチュナーの内装

フォーチュナーの内装は外装デザインと同様、シンプルかつ高級感のある作りになっています。マイナーチェンジによってインフォテインメントシステムが更新、8.0インチディスプレイが搭載されています。

本革シートを採用するなど裝備は充実しており、高級車としての位置づけも頷けます。

車内はシートアレンジによって、多くの荷物を積載することが可能になっています。

トヨタ フォーチュナーの燃費

2.8L ディーゼルエンジンの燃費性能

メーカーカタログ値(コンバインド燃費)	12.8
実燃費	10.5~11.7
［単位］km/L

メーカーカタログ値は13.1km/L、実燃費は10.5~11.7になります。ボディサイズや車重、エンジンの面を考慮すると、同クラスの他メーカー車種と比較して燃費が良いといえます。

ただし、海外のデータを元に算出された数値となっており、高速道路をよく利用するのであれば、日本でも近い数値になると予想されます。

コンバインド燃費とは

コンバインド燃費とは、アメリカの燃費の基準で、平均燃費を算出する際に用いられます。
アメリカ以外の国でも平均燃費を出す時に使われる燃費基準です。
コンバインド燃費は、街乗り55%、高速45%の割合で乗ったとして、算出される数値です。

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トヨタ フォーチュナーの並行輸入車の価格は？

現在日本トヨタではフォーチュナーの取り扱いがありません。並行輸入専門のディーラーに依頼して並行輸入した場合、おおむね車両本体価格に追加で車両価格の25%ほど料金がかかります。

例としてトヨタ オーストラリアからフォーチュナーを輸入しようとした場合、600〜850万円ほどの金額になると予想されます。

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中古車での購入は？

現在日本国内で並行輸入車のトヨタ フォーチュナーを取り扱っている中古車ディーラーはほぼありません。

中古車でトヨタ フォーチュナーを国内で購入するのは困難といえます。

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トヨタ フォーチュナーの日本発売予定は？

トヨタ フォーチュナーの日本導入は現在未定ですが、国内販売の可能性は低いと言えるでしょう。その理由として、ボディサイズが大きいこと、国内販売されている車種との兼ね合いがあります。

現在、トヨタが日本で販売しているミドルクラスのSUVは、ハリアー、ランドクルーザープラドの2車種と、レクサス RXの計3種類。フォーチュナーの購買層はこれらの車種と競合してしまう恐れがあるため、国内販売が難しいと考えられます。

新興国での高級車として評判の高いフォーチュナー。今後日本での発売により、その魅力を体感できることに期待したいですね。

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