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日産のディーゼル車ってあるの?日産がディーゼルエンジンに力を入れない理由は

「e-POWER」などの電気自動車や、最新のハイブリッド技術に力を入れている日産自動車。現状のところ乗用車においてディーゼルエンジン搭載車のラインナップはありません。それはなぜなのでしょうか。本記事ではその理由について解説します!

ディーゼル車とは?

ディーゼルエンジン

ディーゼル車とはディーゼルエンジンを搭載する車のことをいいます。
ガソリンエンジンとの最大の違いはその点火方式にあります。
ガソリンエンジンは電気火花を用いて点火させますが、ディーゼルエンジンは圧縮空気に燃料を噴射することで自然点火させます。
燃料を噴射させた際に自然点火させるくらいに空気を圧縮するため、ガソリンエンジンに比べて熱効率が高くなります。

従来は粒子状物質や窒素酸化物の発生が問題視され、自動車にディーゼルエンジンを搭載するメーカーはほとんどありませんでした。
現在ではクリーンディーゼルと呼ばれる排出ガスの抑制が特徴となる技術改良がすすめられ、マツダのように主力技術として自動車に搭載するメーカーも増え始めています。

ディーゼルエンジンは使用燃料が軽油であるため、年間を通じた維持費を抑えることができるほか、良いトルクが得られるというディーゼルエンジンの長所が重要視されています。

ディーゼルエンジンについて詳しくはこちら

日産のディーゼルエンジン搭載車はある?

ディーゼルエンジン

現状日産は乗用車でディーゼルエンジンが搭載されているモデルはありませんが、商用車ではディーゼル車が販売されています。

日産 NV350キャラバン

日産 NV350キャラバン 2017年型

日産 NV350キャラバンは日産が販売している商用車です。
当初はガソリンモデルのみの販売でしたが、2012年7月にディーゼルモデルを追加ラインナップしました。
ビジネス車両だけでなく、マイクロバスやワゴンなど幅広く利用されています。
ディーゼルエンジンは2.5Lの直4ターボを搭載しています。

海外モデルのみディーゼルエンジンを搭載している日産 NV200バネット

NV200 バネット

日産 NV200バネットは日産が販売している商用車で、7人乗りワゴンモデルもラインナップされています。
日本向けにはガソリンモデルのみとなっていますが、海外モデルではディーゼルエンジンモデルがラインナップされています。

販売や生産終了した日産のディーゼル車

以前のモデルでディーゼルエンジンが搭載されていた車や、既に生産が終了している日産の代表的な車種をそれぞれ紹介していきます。

日産 エクストレイル

日産 エクストレイル 2代目

日産 エクストレイル 20GT

日産 エクストレイルは日産が販売しているSUVです。
2008年に2代目の日産 エクストレイルにディーゼルエンジン搭載モデルがラインナップされましたが、2013年に販売が開始された3代目のラインナップにディーゼルエンジンは加わりませんでした。

これは後の2015年に登場することとなったハイブリッドモデルの追加を見越してのことであり、ハイブリッドがより人気な日本市場が考慮されています。
このディーゼルエンジンは日産自動車の親会社であるルノーと共同で開発されたものであり、ディーゼルエンジンが盛んな欧州で培われた技術が日本に輸入された形といえます。

日産 セドリック

セドリック Y33型

日産 セドリック Y33型

日産セドリックは日産が販売していた高級セダンです。
以前の日産の乗用車の多くにはディーゼルエンジンを搭載していたモデルが販売されており、Y33型のセドリックにもディーゼルエンジンはラインナップされていました。

セドリックは2014年に惜しくも販売が終了し、現在は日産シーマが後継車種として販売されています。
日本の乗用車としては初めて直6ディーゼルエンジンが搭載されるなど、高級セダンの名にふさわしい最新技術が投入されました。

日産はもうディーゼルの乗用車を販売しないのか?

現行型日産 エクストレイル

エクストレイル 20X エクストリーマーX 4WD

日産はエクストレイル以後、ディーゼルエンジンを搭載した乗用車を日本市場に投入していません。

これは日産のハイブリッド技術の進歩が最大の理由といえます。
日産は「e-POWER」や「PURE DRIVE」といったハイブリッド技術の他、電気自動車の開発に力を入れています。
そのため、ディーゼルエンジンの弱点ともいえる排出ガスの抑制などにお金をかけるよりも、ハイブリッド技術の改良に力を入れるほうが、ハイブリッド車が人気な日本市場においては有効であるという考え方があるのかもしれません。

また、親会社のルノーがディーゼルエンジンの開発に力をかけており、ディーゼルエンジンはルノー、ハイブリッドシステムは日産のように、技術開発の分業が進んでいることも確かなようです。

日産が開発に力を入れているハイブリッド車や電気自動車

日産 ノート e-POWER

ノートe-POWER

日産 ノート e-POWERは日産が誇る新ハイブリッド技術である「e-POWER」を搭載した日産の主力ハイブリッド車です。
エンジンをバッテリーの発電のみに用いることで、電気自動車でもなく、ハイブリッド車でもない革新的な車となっています。
その燃費は最大37.2km/Lを記録するなど日本トップクラスの燃費性能を誇ります。

日産リーフ

日産 リーフ 2015年型

日産リーフは日産が誇る電気自動車であり、エンジンを搭載しない100%ピュアEVとして、日本においては代表格といってもいい存在となっています。
もちろんエンジンを搭載しないことから排出ガスは存在せず、ガソリンなど燃料も使用しないため地球にやさしい車となっています。
販売当初はその航続距離の短さが不安視されていましたが、技術改良によってその航続距離は延び、現在では最大280km走行可能となっています。

日産の新ハイブリッド技術に注目!

日産・e-POWER

日産のディーゼル車について解説してきましたがいかがだったでしょうか?
現在、日本で販売されている日産のディーゼル車は商用車のみとなっています。

日産の親会社であるルノーはディーゼル車の開発に力をいれており、日産はハイブリッド車や電気自動車の開発に力をいれています。
技術が進歩し、日産は「e-POWER」や「PURE DRIVE」といったハイブリッド技術の他、電気自動車の開発に力を入れているため、今後もディーゼル車の登場の可能性は薄いでしょう。

「技術の日産」をキャッチコピーとしている通り、そのハイブリッド技術は注目に値する物であり、既成概念を打ち砕くような技術が開発されることは間違いないでしょう。
もしかすると、ディーゼルエンジンにおいて新技術が投入されるのかもしれません。
この機会に日産の先進技術に注目してみましょう!

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