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乗ればわかる良さ!シトロエンC4のディーゼル車の実燃費や試乗評価など要点5つ

フランスPSAグループの一員シトロエンのコンパクトカー、シトロエンC4のこれまでのモデル変遷や特徴をご紹介し、購入検討に役立つ情報を5つの確認事項からお伝えします。デザインの詳細やモデル毎の装備の違い、話題のディーゼル車の評価や試乗記も参考に、ベストな車選びに活用してください。

シトロエンC4とはどんなクルマ?

シトロエンC4

シトロエン C4 Feel

シトロエンといえば、前衛的な内外装のデザインやハイドロニューマチックサスペンションに象徴される独創的なメカニズムなど、どのブランドとも似ていない特徴が、熱狂的なマニアを生んでいるメーカーです。
今はフランスのプジョーと一緒になり、PSAグループとなっています。
シトロエンC4は、ラインナップで中核となるモデルで、欧州規格では、フォルクスワーゲンゴルフに代表される、Cセグメントと呼ばれるクラスに属します。
PSAグループのプジョーの307とシャシーやエンジンなどを共有しています。

プジョーについてはこちら

初代 初期型

初代 シトロエンC4 セダン フロント

初代 シトロエンC4 セダン リア

初代 シトロエンC4 クーペ リア

シトロエンC4の初代モデルは、クサラの後継車として2004年9月のパリモーターショーで公開されました。
日本へは2005年5月、当時のシトロエン・ジャポンから発売され、ボディタイプはハッチバックの5ドアセダンと3ドアクーペの2種、それぞれセダンは「1.6」「2.0エクスクルーシブ」、クーペは「1.6VTR」「2.0VTS」の2種類のグレードが設定されました。
デザイン面では、ルーフがフロントからリアに弧を描くように丸くなっていて独特なシルエットになっています。
さらにクーペはリアエンドが高い位置で切り取られたようになっていて差別化されています。
エンジンはグレード名からもわかるように、1.6Lと2Lの直4DOHC 16バルブ2種類、トランスミッションはセダンが4速ATのみ、クーペは「1.6VTR」が4速AT、「2.0VTS」は5速MTとなります。
装備面での特徴は、センターパッド面が固定されてハンドルを回しても動かない「センターフィックスステアリング」と呼ぶハンドルと、光が透ける液晶パネルで、日中は自然光がバックライトになるようになっている、「半透過センターメーター」が採用されています。
どちらも独自性やデザインを重視するシトロエンらしい装備といえます。

DOHCについては以下の記事をご覧ください。

初代 後期型

初代 シトロエンC4 後期型

2008年7月に発表され、日本では2009年2月に発売されました。
フロント周りやメーターのデザイン、エンジンの変更などが行われました。
グレードはセダンが「1.6」と「1.6Tエクスクルーシブ」、クーペは「1.6VTR」が受注生産となりました。
エンジンは、1.6リッターNAとターボの2種類、トランスミッションは4ATのみとなっています。
このエンジンは、BMWと共同開発されプジョー308などにも搭載されたもので、シトロエンモデルとして初搭載されました。
装備は電動格納式ドアミラーなど快適装備を中心に整理充実されました。

NAエンジンについては以下の記事をご覧ください。

2代目

2代目 シトロエンC4

2代目 シトロエンC4

2代目は2010年6月に発表され、日本市場には2011年7月から、1.6L直列4気筒に4速ATの「C4 セダクション」と1.6L直列ターボに6速EGS(2ペダルMT)の「C4 エクスクルーシブ」の2モデルが導入されました。
ボディサイズは若干大きく(全幅+15mm)なりましたが、最小回転半径は小さく(5.7m→5.3m)なり、取り回しが良くなっています。
デザインは特徴的だったルーフが直線的なものになり、「センターフィックスステアリング」や「半透過センターメーター」も廃止され、シトロエンとして没個性的との評価もあります。
これは同時期にスペシャリティブランドとして、DS4というモデルを発表したのに対して、より実用的なモデルと位置付けたと考えられます。
2015年8月にマイナーチェンジが行われ、エンジンが1.2L3気筒ターボの「Pure Tech」エンジンに変更されました。
さらに2016年7月に1.6Lクリーンディーゼルエンジン「BlueHDi」を搭載したモデルが追加されました。

DS4については以下の記事をご覧ください。

シトロエンC4の購入前確認事項1 |デザイン

外装

シトロエンC4(欧州仕様)

シトロエンC4(欧州仕様)

シトロエンといえば前衛的なデザインが特徴でしたが、C4は没個性的な特徴のないデザインのように見えます。
凝ったデザインは派生ブランドの「DS」に任せて、実用性を重視したのでしょうか。
しかし細部を見ると、ハイセンスで印象的なデザインがなされています。
例えばライト類、一見何の変哲も無いものに見えますが、ライトを点けると奥行きのある表情を見せるようになっています。

シトロエンC4 ヘッドライト

シトロエンC4 ヘッドライト

シトロエンC4 リアランプ

シトロエンC4 リアランプ

写真だと印象に残らないデザインのように見えますが、いわゆる実物のほうがカッコよく見えるデザインです。

内装

シトロエンC4 内装

シトロエンC4 内装

シトロエンC4 シート

シトロエンC4 シート

内装も外装と同じく没個性的に見えるデザインですが、やはり細かいスイッチ類をはじめシフトレバーやパーキングブレーキレバーのデザインなどに独特のデザイン性があります。
落ち着いた雰囲気の中に、洒落たアクセントが散りばめられているといった感じでしょうか。
その中で、アナログ表示とデジタル表示を組み合わせたメーターパネルの表示光がホワイトからブルーまで5段階に変えられる機能があります。

シトロエンC4 メーター

シトロエンC4 メーター

常に視界に入るメーターの色を、その時の気分で変えられるところも楽しく、魅力的です。

シトロエンC4の購入前確認事項2 |性能

エンジン

1.2L PureTech エンジン

1.2L PureTech エンジン

シトロエンC4に搭載されるエンジンは、1.2L3気筒直噴ガソリンターボの「PureTech」と1.6L4気筒ディーゼルターボの「BlueHDi」の2種類となります。
「PureTech」は、インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー2015の1〜1.4L部門で最優秀賞に選ばれています。
「BlueHDi」は、2016年7月に日本に導入されたPSAグループの最新クリーンディーゼルです。
どちらも最新のテクノロジーを採用していて、高出力と低燃費を両立していると謳われています。

PureTechBlueHDi
エンジン種類直列3気筒ターボ直列4気筒ターボ
排気量1.2L1.6L
最高出力90[130]/5,50088[120]/3,500
最大トルク230[23.5]/1,750300[30.6]/1,750
トランスミッション6速AT6速AT
駆動方式FFFF
使用燃料ハイオク軽油
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm

トランスミッション

EAT6

シトロエン EAT6

トランスミッションは、全車「EAT6」と呼ばれる新エンジンに合わせて開発されたアイシンAW社製のトルコンバーター式6速ATです。
以前は旧式の4速トルコンATと、MTをベースにしたセミATの6速EGSだったため、厳しい評価でした。
やっと最新の高効率なATを得て、エンジン・シャシー性能とのバランスが取れたといえます。

シトロエンC4の購入前確認事項3 |装備

Seduction Upgrade Package 専用装備

パノラミックガラスルーフ(電動サンシェード付)

シトロエン パノラミックガラスルーフ(電動サンシェード付)

装備面での大きなトピックは、「C4 Seduction Upgrade Package」に標準装備となる「パノラミックガラスルーフ(電動サンシェード付)」です。
ルーフの大部分が紫外線や熱線をカットする特殊ガラスで、電動サンシェードは4段階に開閉できるようになっています。
カブリオレほどではないものの、開放感のある室内はこのクラスでは随一でしょう。
さらに安全装備として、斜め後方の死角をカバーするブラインドスポットモニターシステムに加えフロントソナーも装備しています。

全モデル共通装備

2017年現在の日本国内販売モデルは、「C4 Seduction Upgrade Package」に加え「C4 Feel」と「C4 Feel BlueHDi」の3モデルとなります。
全モデルに次の装備が標準装備されています。

● ESC(エレクトロニックスタビリティコントロール)
● ブレーキアシスト/ヒルスタートアシスタンス
● バックソナー
● フロントフォグランプ(コーナリングライト機能付)
● スマートキーシステム
● 革巻ステアリング/ステアリングスイッチ
● クルーズコントロール&スピードリミッター(メモリ機能付)
● 左右独立調整式オートエアコン(花粉フィルター付)
● 6:4分割可倒式リアシート

同クラスの他社モデルと比較しても、十分な装備といえます。

シトロエンC4の購入前確認事項4 |ディーゼル車・燃費評価

BlueHDi 1.6

シトロエン BlueHDi 1.6

もともとヨーロッパでは以前からディーゼル乗用車の比率が高く、特にフランスでは5割以上がディーゼル車ともいわれています。
シトロエンが所属するPSAグループは、ディーゼル乗用車については歴史が古く、1938年に世界で2番目(初はメルセデスベンツ)にディーゼル乗用車を発売しています。
さらに1979年に欧州初のディーゼルターボを「プジョー 604」に搭載し、1987年に「シトロエン CX」がディーゼルエンジン搭載車の世界速度記録を樹立しています。

シトロエンC4には、2016年7月にPSAグループブランド(プジョー・シトロエン・DS)一斉に日本導入された、最新クリーンディーゼル(1.6Lと2.0L)の1.6L版が、「Feel BlueHDi」に設定されました。
ドイツ製高級車に並ぶ最新テクノロジーを採用し、高い動力・環境・燃費性能を標榜しています。

「e燃費」でのシトロエンC4 ディーゼル車のレビュー

おおむね17km/L程度で落ち着いています。
高速道路も走りますが、坂道が多い地域で
活動することも多いため。平坦な街乗りなら
もう少し伸びると思います。

出典:https://e-nenpi.com/

シトロエンC4の購入前確認事項5 |試乗レビュー

シトロエンC4(欧州仕様)

シトロエンC4(欧州仕様)

「価格.com」でのシトロエンC4のレビュー

モデルとしては中期を過ぎた格好になりますが、オールラウンドに使えるユーテリティや走りなども考慮すると装備内容から考えると300万円以下でこれだけのハイバリューな輸入車は少ないと思います。今までのマニア的なシトロエンではなく、誰もが満足できる良質な輸入車として見てもこのクルマは魅力的と言えます。

出典:http://review.kakaku.com/

デザイン的には「シトロエンらしくない」と評されていることもあるようですが、シトロエンビギナーの方には向いているかもしれません。
趣味の車としても、普段使いの車としてもとても満足しています。

出典:http://review.kakaku.com/

シトロエンの前衛的・独創的といったイメージで捉えると、シトロエンC4は没個性的に見えますが、車としてのクオリティは期待以上のもので、価格も含めてトータルで見ると、個性的でお得な車でしょう。

シトロエン C4の現行モデル新車価格

シトロエン C4の新車価格は以下になります。
参考にしてください。

シトロエンC4 車両価格
FEEL259万円
SEDUCTION UPGRADE PACKAGE274万円
FEEL BLUEHDI279万円
[単位]円(消費税込み)

シトロエンC4のおすすめは?

シトロエンC4

シトロエンC4

2017年現在の日本国内販売モデルは、
「C4 Feel」
「C4 Seduction Upgrade Package」
「C4 Feel BlueHDi」
の3モデルです。

やはり1番のおすすめは、クリーンディーゼル搭載の「C4 Feel BlueHDi」ではないでしょうか。
高出力・低燃費の最新エンジンは、フランス本国でもメインストリームで、乗り味も含めてフランス車を所有する実感が得られると思います。
またランニングコストが魅力のディーゼル車も、車両価格が高くトータルではそれほど経済的でなかったりするものですが、「C4 Feel BlueHDi」はディーゼル輸入車としては最低価格帯になります。
また他モデルとの価格差も小さく(「C4 Feel」比+20万円、「C4 Seduction Upgrade Package」比+5万円)お得感満点です。

ただ、「パノラミックガラスルーフ」や「ブラインドスポットモニターシステム」が欲しいなら、「C4 Seduction Upgrade Package」が唯一の選択肢となります。
1.2L「PureTech」エンジンも出力・燃費共に十分なので、ディーゼルに抵抗感があるならこちらがベストと言えます。

「Feel」も、気取らずシトロエンに乗っているという“わかっている人”イメージが醸し出されていいかもしれません。

シトロエンC4は、一見普通に見えてやはりシトロエンといえる、乗って納得する車です。
この記事が購入の参考になれば幸いです。

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