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【サーキットの狼!ロータス・ヨーロッパ】名車スペシャルやS225の評価など要点13

公道用ミッドシップカーとして開発されたロータス・ヨーロッパは、旋回機動を重視して車高を限界まで低くし、徹底した軽量化を施しています。その特異なシルエットは強烈なインパクトを放ち、今なお多くの人を惹き付けます。今回は初代のS1〜スペシャル、2代目のSと225まで、ロータス・ヨーロッパの全モデルを徹底解説します。

ロータス・ヨーロッパとは

ロータス・ヨーロッパS2(タイプ65)

©everystockphoto.com/ bradleyolin

ロータス・ヨーロッパは、ミッドシップ・レイアウトを採用したスポーツカーです。
初代モデルは1966〜75年、2代目モデルのヨーロッパSは2006〜10年にかけて生産されました。

セブンやエリート、エランなどの従来のロータス社製スポーツカーが駆動方式にFRを採用していたのに対し、初代ヨーロッパは同社初の公道用ミッドシップカーとして開発されました。

初代モデルは徹底した軽量化を図った廉価なライトウェイトスポーツカーとして誕生しましたが、06年に復活したヨーロッパSは同じミッドシップ・レイアウトを採用してはいるものの、ロータス社が「ビジネスクラスGT」と称していることからもわかる通り、高級GTに寄ったスポーツカーとして誕生。
その開発コンセプトは大きく変わっています。


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ロータス・ヨーロッパのスペック

ロータス・ヨーロッパ・スペシャル(初代)

全長全幅全高
4,0001,6381,117
ホイールベース車両重量乗車定員
2,3407302
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人
エンジン種類直列4気筒DOHC
排気量1,588
最高出力126
最大トルク15.6
トランスミッション5MT
駆動方式MR
使用燃料ハイオク
[単位]最高出力:bhp/rpm 最大トルク:kgf・m/rpm

ロータス・ヨーロッパS(2代目)

ロータス・ヨーロッパS
全長全幅全高
3,9001,7141,120
ホイールベース車両重量乗車定員
2,3309952
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人

エンジン種類直列4気筒DOHCインタークーラーターボ
排気量1,998
最高出力200
最大トルク27.7
トランスミッション6MT
駆動方式MR
使用燃料ハイオク
[単位]最高出力:PS/rpm 最大トルク:kgf・m/rpm

英国のスポーツカーメーカーの情報はこちら

【ロータス・ヨーロッパの要点1】初代モデルの虚像と実像

ロータス・ヨーロッパ・スペシャル

出典:Copyright©️ 2017 山崎龍 All Rights Reserved.

初代ロータス・ヨーロッパは、70年代後半のスーパーカーブームの火付け役となった漫画「サーキットの狼」(集英社「週刊少年ジャンプ」連載/作・池沢早人師)の主人公・風吹裕矢の愛車となったことでもよく知られています。

ですが、フィクションの世界での活躍がどうあれ、初代ヨーロッパがカテゴライズされるのはライトウェイト・スポーツカーです。

いくらF1のチャンピオン・コンストラクターが手掛けたミッドシップ・マシンという肩書きを持とうとも、大排気量・マルチシリンダーの心臓を備えた、いわゆる「スーパーカー」に定義されるような存在ではありませんし、エンジンスワップでも行わない限り、どのようなチューニングを施そうともポルシェやランボルギーニを凌ぐような動力性能が得られるとは考えられません。

スタイリングもスーパーカーの流儀にあらず

極限まで車高が低く、ミッドシップであることを無言でアピールする初代ヨーロッパのデザインは存在感がありますし、強烈な個性を持っています。
しかし、誰もが認める美しさ・・・例えば、一連のフェラーリのような・・・があるかと言えば、筆者は首を横に振らざるを得ません。

事実、初代ヨーロッパがデビューしたとき、欧州の批評家の多くは、特徴的なリアセクションを指差して「ブレッド・バン」(パン屋のクルマ)と揶揄しました。

多くの英国製バックヤード・スペシャル(裏庭で組み立てられたような小規模メーカーのスポーツカー)の例に漏れず、初代ヨーロッパもまたそのスタイリングはアグリーと表現せざるを得ないでしょう。
すなわち、スタイリングの面からも初代ヨーロッパはスーパーカーの範疇には含まれないのです。

虚飾を廃し走りに特化

ロータス・タイプ47

©everystockphoto.com/ omniNate

初代ヨーロッパが目指したものは軽量級スポーツカーとしての優れた機動性であり、高級GTのような精錬された乗り心地、充実した贅沢な装備、スーパーカーのような流麗なスタイリングなどは一顧だにされませんでした。

量産市販車としての機能を最低限度まで絞り込み、徹底的な軽量設計を施した上で、低重心と空力性能向上のために車高を可能な限り低くし、エンジンなどの重量物を車体中心に配置して、旋回性能に特化したスポーツカーとして開発されました。

そこには余計な装飾や情緒的なスタイリングが入り込む余地などなかったのです。

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この記事の執筆者

山崎 龍この執筆者の詳細プロフィール

1973年1月東京生まれ。自動車専門誌の編集を経てフリーライターに。自動車専門誌を中心に、航空、ミリタリー、映像作品、オタクカルチャー、政治などの 様々なジャンルに寄稿する雑文ライター。 著書に『最強!連合艦隊オールスターズ』『萌えだらけのクルマ選び』(共にイカロス出版)、『「...

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