初めて車と出会う人の為の車情報メディア MOBY [モビー]

【ベンツSLKは優雅なカブリオレ】維持費やカスタム・試乗評価からAMGとの違いまで

メルセデス・ベンツ SLKは、ベンツの2ドア2シーター、クーペカブリオレ車です。1990年代のライトウェイトオープンカーブームの時にデビューしたベンツ SLKは、電動格納式バリオルーフを搭載したコンパクトなオープンカーでした。ベンツらしい落ち着いた雰囲気のあるSLKを、カスタムや試乗レビュー、スペックなど、様々な角度から分析します。

メルセデス・ベンツ SLKとは?

メルセデス・ベンツ SLKとは、ドイツのメルセデス・ベンツが1996年から2016年まで販売していた、2ドア2シータークーペカブリオレ(格納式ハードトップオープン)モデルです。
後継モデルはメルセデス・ベンツ SLCで2016年より日本では販売されています。
ベンツ SLKは、FR(フロントエンジン後輪駆動)スポーツモデルでありながら、メルセデス・ベンツらしい穏やかな乗り味が特徴です。
ラインナップもAT車中心です。
しかしながら、AMG(スポーツチューン仕様)モデルである、SLK55 AMGがラインナップに加えられるなど、パワーと足回りを固めたグレードが存在しています。

後継モデルSLCについてはこちら

メルセデス・ベンツ SLKの歴史

初代SLK R170型から2代目R171型について

メルセデス・ベンツ SLKクラス (R170)

ユーノス・ロードスターの世界的反響により、ライトウェイトオープンカー市場が活気づき、さまざまなメーカーが後に続きました。
SLKはメルセデス・ベンツのバリオルーフ(クーペカブリオレ)機構を持つスポーティカーです。
1996年に初代ベンツSLKである、R170型がデビューしました。
販売当初は、ライトウェイトスポーツらしい、2.2リッターの直列4気筒エンジンという組み合わせでしたが、2000年から3.2リッターV型6気筒エンジンがラインナップに追加されました。
2004年にはフルモデルチェンジされR171型となり、ボディが一回り拡大されました。
それでも国内の立体駐車場の基準である幅1,800mmを超えない幅1,788mm内で収まっていました。
エンジンは、3.5リッターV6エンジンが追加され出力が強化されました。
また、ハイパフォーマンスモデル、SLK55 AMGが360PSの5.4リッターV8エンジンを搭載し、F1のセーフティーカーに採用されました。

ライトウェイトスポーツについて

V6エンジンとは

3代目 メルセデス・ベンツ SLK R172型

メルセデス・ベンツ SLK 200 ブルーエフィシェンシー (R172) 2012年

メルセデス・ベンツは、2011年に3代目となるSLK、R172型の販売を始めました。
ボディサイズは先代から更に大きくなり、幅1,800mmを超える全幅1,810mmとなりました。
電動ルーフの開閉が20秒以下で出来るようになり、乗員の首元に温風を吹きつける「エアスカーフ」や、ガラス製トップの濃淡を変化できる機構を世界で始めてオプション設定するなど、多岐にわたって進化しました。
日本仕様では、3種類のガソリンエンジン車がラインナップ、最高出力184PSを発する1.8L直列4気筒エンジンをベースグレードに、最上位グレードには422PSを発する 5.5L V8エンジンが搭載されていました。
2013年には、6MTモデルが追加され、日本で正規販売されるモデルとして21年ぶりに、ベンツにマニュアルが復活しています。

直4・V8エンジンとは

メルセデス・ベンツ SLKの外装デザイン

メルセデス・ベンツSLKの外装で、一番印象に残るのは、ロングノーズです。
フロントのエンジンルームからAピラーまでが長く、対照的にコンパクトなキャビンといった構成は、初代SLKから変わっていません。
フロントマスクは、R172型では最上位モデルSLSに近い形状のものになり、2代目R171型から大きく変化したポイントです。
オープン時ではオープンカーとして、クローズボディ時では、2ドアクーペとなるバリオルーフが、最大の特徴です。
オープンカーでありながら、メルセデス・ベンツの大人の落ち着いた雰囲気を持つSLKは、その外観にふさわしい優雅な走行性能を持っています。

メルセデス・ベンツ SLK 内装について

メルセデス・ベンツ SLKの内装はオーソドックスにまとめられています。
スポーツ性が感じられるのは、ベンツにしては薄めのホールド性のあるシートくらいです。
大人の雰囲気を感じさせる内装のデザインこそ、メルセデス・ベンツらしさといっていいでしょう。
「エアスカーフ」や、25万円ものオプション「マジックスカイコントロールパノラミックバリオルーフ」(ガラス製トップの濃淡を変化できる)など、革新的な機能も魅力です。

メルセデス・ベンツ SLK55 AMGとノーマルの違い

メルセデス・ベンツ SLK R172型の最上位モデルが、SLK55 AMGです。
2012年に日本でも販売されました。メルセデスAMGとは、スポーツモデルをさらにチューンした仕様で、元来は別のチューン会社でした。
1999年にダイムラー社に合併され、今ではメルセデス・ベンツのブランドとなっています。
そして、このSLK55 AMGは、5.5リッターV8エンジンを搭載し、422PSに最大トルク55.1kgfを発生する、ハイパワーなエンジン出力を誇っています。
AMGシリンダーマネジメント機構により、気筒を休止する技術や、ピエゾインジェクターを使ったガソリンのきめ細かい直噴により、燃費を向上させることに成功しています。

AMGについてさらにくわしく

メルセデス・ベンツ SLK スペックについて

メルセデス・ベンツ SLK パワートレイン・スペック   
エンジン種類直列4気筒DOHCターボ直列4気筒DOHCターボ
排気量1.8L2.0L
最高出力135【184】/5,250135【184】/5,500
最大トルク270【27.5】/4,600300【30.6】/4,000
トランスミッション6MT/7AT6MT/9AT
駆動方式FRFR
使用燃料ハイオクハイオク
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm

メルセデス・ベンツ SLK パワートレイン・スペック   
エンジン種類V型6気筒DOHCV型8気筒DOHC
排気量3.5L5.5L
最高出力225【306】/6,500310【422】/6,800
最大トルク370【37.7】/5,250540【55.1】/4,500
トランスミッション7AT7AT
駆動方式FRFR
使用燃料ハイオクハイオク
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm

全長全幅全高
4,1341,8101,301
ホイールベース車両重量乗車定員
2,4301,470~1,6102
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人

ベンツ SLK R172型のスペックです。
SLK200の1.8リッターモデルと、2リッターの馬力の差はありませんが、トルクが3.1kgf上で、最大トルクを600rqm下から発揮する2リッターの方が中低速トルクがあることがわかります。
ちなみに2リッターモデルは、2015年から2016年にかけて販売されたSLK200のエンジンです。
その時点で、1.8リッターはカタログからなくなりました。
SLK350というグレードの3.5リッターV6モデルは、最大馬力、トルクともに高回転で発揮しているので、高回転型のエンジンです。
最高峰のSLK55 AMGのパワーユニットが抜き出た結果となっています。

メルセデス・ベンツ SLK 試乗レビュー

メルセデス・ベンツ SLK 200 ブルーエフィシェンシー (R172) 2012年

試乗では空いた首都高などを走らせたが、とても軽快かつ気持ち良く走らせることができた。これはSLK350に標準装備されるトルクベクトリングブレーキ(コーナリング時に内側のタイヤにブレーキをかけて姿勢を安定させる機構)やダイレクトステアリング(ステアリングのギア比を変化させる機構)などによるところも大きい。

出典:http://review.kakaku.com/

旧型の4気筒エンジンは、ATが5速だったためもあり、実用車的な印象が否めませんでした。しかし新型のエンジンは力強いサウンドと、2000rpmあたりで盛り上がるトルク、7速ATのメリハリある変速によって、スポーツカーらしい高揚感が得られるようになりました。一方のV6エンジンは静粛かつスムーズで、上質な印象。加速は4気筒より力強く、5000rpmから上では快音とともに吹け上がりが鋭くなります。

出典:http://review.kakaku.com/

ハンドリングは、電子制御の足回りを持つ350AMGパッケージのほうがロールは少なく、グリップ性能は上で、ノーズの重さも感じないなど、バランスの高さが印象的です。ただし200には、アクセルやステアリング操作に対する車体の動きを実感しながら走れるという、操る楽しさがあります。

出典:http://review.kakaku.com/

ベンツSLKの試乗レビューを集めてみました。
走りのバランスの高さや、3.5リッターエンジンの上質さや力強さ、1.8リッターもなかなか気持ちよく回るようになったようです。

メルセデス・ベンツ SLK 実燃費について

1.8リッターSLK200の実燃費です。

気温15度くらいの高速&市街地走行では11キロ強でました。ただ気温が高くなり、試しにクーラーを入れ、市街地だけ走ったところ9キロまで落ちました。

出典:http://review.kakaku.com/

燃費は4気筒が一般道路3割、高速道路7割で11km/L、V6が一般道路7割、高速道路3割で8km/hで、10・15モードの4気筒11.8km/L、V6・13.2㎞/?と逆の結果でした。

出典:http://review.kakaku.com/

次に、SLK350 3.5リッターV6の実燃費です。

通算燃費は高速道路11~12km/l、一般道9~10km/l。パフォーマンスの割には燃費はかなり良かった。

出典:http://review.kakaku.com/

どちらのエンジンでも、1リッターあたり平均11kmくらいという結果になりました。

メルセデス・ベンツ SLK 年間維持費について

価格 お金 費用 税金 維持費

中間グレードである、SLK350で計算してみます。
自動車税が年間5万8,000円、重量税が1万円。任意保険が7万円、自賠責保険が1万6,350円。
ガソリン代が、年間8,000km走行するとして、ハイオク1リッターあたり130円で、9万4,545円です。駐車場代が年間12万円、オイル交換、車検、メンテナンス費用で7万円です。年間維持費は、43万8,895円となります。

メルセデス・ベンツ SLK カスタムについて

ベンツ SLKのカスタムといえば、エアロパーツです。
カールソンやヴァルド、ブラバスなどから出ています。
フロントスポイラーが、12~20万円、サイドエアロが10万円、リアバンパースポイラーが、15万円、リアスポイラーが7~8万円といったところです。フルエアロ仕様にすると44~53万円(工賃抜き)かかる計算になります。

マフラーは、ブラバスが12~23万円、レムスが15万8,000円で販売しています。
他にスーパースプリントや、FOXなど多数のメーカーがマフラーを制作しています。

エアロパーツとは

ベンツのチューニングメーカーについて詳しく

メルセデス・ベンツ SLK 価格について

ベンツ SLKの価格について、当時の新車価格を調べました。2013年のSLK200が、606万円、SLK350が792万円です。SLK55 AMGが1121万円です。


中古車情報
システムメンテナンス中


メルセデス・ベンツ SLKは優雅なクーペカブリオレである

ベンツSLK バリオルーフ開閉動画です。

メルセデス・ベンツ SLKは、ライトウェイトオープンカーブームへの、ベンツとしての回答です。
エンジンは3種類用意されましたが、トランスミッションはAT中心で足回りは無理に固められていません。
SLK55 AMGは、エンジン出力も高くサスペンションは固められています。
しかし、SLKらしさというべき穏やかな特性がベースで、そこからスポーツ寄りにしているといった印象です。

SLKは走りを優雅に楽しむことを主眼にしており、コンパクトなサイズでもメルセデスらしい大人の余裕を持ったクーペカブリオレとなっています。
SLK200や、SLK350は現在、中古で安価になっています。
後継のSLCが販売された今こそ、買い時といえます。

メルセデス・ベンツ中古車ランキング

メルセデス・ベンツの新型情報

メルセデス・ベンツのカブリオレ

この記事の執筆者

タケロクこの執筆者の詳細プロフィール

ロックギタリストでありながら、車、バイク好きの関西人です。マニュアルのダイハツ テリオスキッドが現在の愛車で、バイクはNC750Sに乗っています。...