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【マニア向け!ロータス・エランの要点15選】タイプ26・M100やS4など歴代車種の評価

英国を代表するスポーツカーのロータス・エランは、同社の創業者コーリン・チャップマンの理想を体現したライトウェイト・スポーツカーです。今回は初代モデルのS1〜S4、レーシングモデルのタイプ26、そして2代目モデルのM100まで、ロータス・エランを徹底解説します。

ロータス・エランとは

初代ロータス・エラン・スプリント

ロータス・エランは軽量・コンパクトを旨とするブリティッシュ・ライトウェイト・スポーツカーを代表する1台です。
旧型は1962〜75年まで、新型は90〜95年まで生産されました。
駆動方式に旧型はコンベンショナルなFR、新型は量産大衆車のコンポーネンツを流用したFFを採用しており、両モデルに直接的な繋がりはありません。
しかし、軽量なFRPボディの採用、高度な4輪独立サスペンション、エンジンやトランスミッションを含めて随所に量産車のパーツを流用し、コストダウンを図った点など、設計・開発コンセプトには類似性を見出すことができます。

ライトウェイトスポーツについての解説はこちら!


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ロータス・エランのスペック

初代ロータス・エランS4FHC

旧型ロータス・エランS2(上の写真はS4)

全長全幅全高
3,6831,422
1,149
ホイールベース車両重量乗車定員
2,134637.52
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人
エンジン種類直列4気筒DOHC
排気量1,558
最高出力105/5,500
最大トルク14.9/4,000
トランスミッション5MT
駆動方式FR
使用燃料ハイオク
[単位]最高出力:hp/rpm 最大トルク:kgf・m/rpm

新型ロータス・エランSE

2代目ロータス・エランSE
全長全幅全高
3,8101,7301,255
ホイールベース車両重量乗車定員
2,2501,070
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人
エンジン種類直列4気筒DOHC16バルブターボ
排気量1,588
最高出力165/6,600
最大トルク20.4/4,200
トランスミッション5MT
駆動方式FF
使用燃料ハイオク
[単位]最高出力:PS/rpm 最大トルク:kgf・m/rpm

新旧エランの駆動方式についての情報はこちら!

ロータス・エラン前史

ロータス・セブンS1

ロータス・セブンS1

ロータス社の創始者だったコーリン・チャップマンは、モータースポーツをこよなく愛するエンスージアストであるとともに、アイディア豊富な自動車技術者としても知られています。
しかし、それと同時に彼には商売熱心なビジネスマンの顔も持っていました。

50年代後半〜60年代前半にかけて、ロータス社はセブンとエリートという2種類のスポーツカーを生産していました。
サーキットまで自走してクラブマンレースを楽しむために設計された量産キットカーだったセブンはともかくとして、エリートは軽量化を狙って世界に先駆けてFRPボディを採用するなど革新的なスポーツカーでしたが、理想的な設計が災いして開発・製造コストが予定を大幅に超過。
必然的に販売価格を当初予定から引き上げざるを得なくなります。

ロータス・エリート(初代)

ロータス・エリート(初代)

エリートのボンネット下に収められたコヴェントリー・クライマックスは、もともと消防ポンプ用に開発されたエンジンを高度にチューニングしたものであり、動力性能に優れている反面、オイル消費が過大で、取り扱いが大変難しいユニットでした。
また、足回りの設計に稚拙な部分があり、頻繁なメンテナンスを必要としただけでなく、生産クオリティはお世辞にも高いとは言えず、オーナーからは「常にガムテープと針金を積んで置くべきだ」と評されるような有様でした。
こうしたことが市場で嫌われてエリートの販売は低迷。
累計生産台数998台をもって生産が打ち切られました。

エリート後継車は北米市場重視のオープンスポーツに

エリートの商業的な失敗によって経営状況が悪化の一途をたどっていたロータス社を立て直すため、チャップマンはエリートに代わる安価で生産効率の高いスポーツカーの開発に乗り出します。
そんな彼が目を付けたのが北米市場でした。

第2次世界大戦終結後、欧州の戦場から復員した若者たちは、ヨーロッパでライトウェイト・スポーツカーの存在を初めて知り、たちどころにその魅力の虜となって祖国へ戻るときに土産として持ち帰りました。
G.I(アメリカの兵士)とともに海を渡ったMGやトライアンフ、モーガンなどの欧州製スポーツカーは米国の若者を夢中にさせ、50〜60年代にかけてヨーロッパ製スポーツカ—のブームが巻き起こります。
そして、その大半がオープンモデルだったのです。

オースチン・ヒーレー・スプライト

オースチン・ヒーレー・スプライト

機を見るに敏なチャップマンは、北米で好調なライトウェイト・スポーツカー市場に商機を見出します。
とくに58年にデビューしたオースチン・ヒーレー・スプライト(通称・フロッグアイ/バグ・アイ。日本ではカニ目と呼ばれています)の成功に強く刺激されたようで、彼は「販売が好調なスプライトのようなスポーツカーをわが社も作れ!」と、ロン・ヒックマンらロータス社開発陣に檄を飛ばしたそうです。

こうした経緯から後にエランとなる次期主力スポーツカーは、ロードスター中心に開発されることになりました。


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この記事の執筆者

山崎 龍この執筆者の詳細プロフィール

1973年1月東京生まれ。自動車専門誌の編集を経てフリーライターに。自動車専門誌を中心に、航空、ミリタリー、映像作品、オタクカルチャー、政治などの 様々なジャンルに寄稿する雑文ライター。 著書に『最強!連合艦隊オールスターズ』『萌えだらけのクルマ選び』(共にイカロス出版)、『「...

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