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【コネクテッドカーとは】Google・Appleやトヨタも開発中の未来の車を解説!

コネクテッドカーとは、インターネット通信技術を搭載した車で、センサーにより周囲の状況など様々な情報を分析と解析をして、新たな価値を生み出すことを提供しています。各社市場に参入し動向が注目され、完全なる自動運転車の実現を目指しています。今回は車載OSを開発した3社をピックアップしてご紹介いたします。

コネクテッドカーとは?

グーグル 自動運転

©everystockphoto.com/ MarkDoliner

コネクテッドカーとは、インターネット通信技術を搭載した車で、センサーにより周囲の状況など様々な情報を取得し、ネットワーク上で分析と解析をして、新たな価値を生み出すことを提供しています。
運転者の生活情報まで含みながら分析することで、生活上の情報も提供する車として各メーカーで開発が進められています。

現在の具体的な例としては、事故時の自動緊急通報システムや盗難時車両追跡システムなどが既に実用化されつつあります。
コネクテッドカーが実現するサービスは、緊急通報システムとテレマティクス保険、盗難車両追跡システムがあります。

緊急通報システム

事故時に迅速な対応をすることを目的として事故発生時には自動で消防や救急、警察へ連絡が入る仕組みです。
欧州やロシアでは緊急通報システム「e-call」(ロシアでは類似の「ERA-GLONASS」)の導入が新型車へは義務付けられます。

テレマティクス保険

テレマティクス保険はブレーキの回数や運転時間帯、運転傾向、振る舞いなど細かな情報を収集し分析して保険料が設定される仕組みです。
米国では導入されており、日本でも普及しつつあります。

盗難車両追跡システム

盗難車両追跡システムは、盗難に合った際に車両の位置を追跡することができるサービスで、遠隔操作で盗難車両を減速させる機能もついています。
日本ではトヨタがこの機能を搭載しています。

なぜコネクテッドカーが注目されているのか?

コネクテッドカーの市場は2025年には現在のおよそ6倍にもなると言われており、コネクテッドカーの利用を検討しても良いという人の割合は52.3%と過半数に達しています。
ではなぜ今コネクテッドカーが注目されているのでしょうか。

それはコネクテッドカーになることで、インターネット上で情報を発信・収集をして解析と分析をするので、リアルタイムの道路状況を把握することができます。
具体的には車それぞれの走行速度やブレーキの頻度、路面状況、車両データなどの情報を分析することで、渋滞状況や渋滞緩和、事故情報や保険への活用が期待されているからです。

またコネクテッドカーの技術を活用して自動運転システムの実用化へも各メーカーは目指しています。

コネクテッドカー最新ニュース

注目を集めているコネクテッドカー。
ですが「なかなかピンとこない」という方もいるでしょう。
これからのコネクテッドカー市場について知りたい、実際にコネクテッドカーに乗りたい人におすすめのニュースを紹介します。

世界のコネクテッドカー市場は2020年までに270%成長!

調査会社Counterpoint社によると、世界のコネクテッドカー試乗は2020年までになんと270%成長するという調査結果を発表しました。
数にすると、2018年から2022年の間の接続機能を搭載した乗用車の出荷数は1.25億台に達する見通しです。

現在コネクテッドカー市場をリードしているのはGM、BMW、Audi、メルセデスベンツといわれています。とくにEUでは交通事故時などの緊急通報システム(e-call)の義務化も技術開発を進めるきっかけになっています。

車の技術が向上していることもありますが、ネットワーク接続の技術向上もコネクテッドカー市場の成長を加速させています。2G/3Gのモバイルネットワークから4G LTE、今後ますます技術発展があるでしょう。

国内の自動車メーカーはまだまだコネクテッドカーのラインナップは少ないですが、これから急速に増えることは間違いありません。

【2018年6月26日】トヨタが「THE CONNECTED DAY」を開催決定

トヨタ自動車は6月26日に、「コネクテッドカーがもたらすクルマの未来」をメインテーマにしたイベント「THE CONNECTED DAY」を開催することを決定し、同イベント特設サイトが開設されました。

イベント内容は、トヨタ自動車の代表取締役社長である豊田氏や副社長の友山氏が登壇し、コネクテッドカーの今後の普及への考えが伝えられるものと予想されます。
さらに同イベントでは、トヨタ初の本格コネクテッドカーとなる新型クラウン・新型カローラが同時発表されるというものになっています。

イベントに先立って6月7日、新型クラウン・新型カローラが登場する動画「BEYOND篇」が公開されました。

【2018年4月12日から】コネクテッドカー定額利用サービス開始!

株式会社スマートドライブは、コネクテッドカーを定額で利用できるサービス・スマートドライブカーズ(SmartDriveCars)の申込受付を2018年4月12日から東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県で開始しました。

最新のIoTデバイスを搭載した新車を最短1年から定額利用できるため、「転勤が多い」「今だけ車を使いたい」といったような新車の購入をためらっている人も気軽に利用できます。
車種・価格例としてNISSAN ノート e-POWER を5年リースの場合、40,100円/月です。

月額料金には車両代金、車検・メンテナンス費用、各種税金・自賠責保険、純正オプション、コネクテッドカーデバイスが含まれます。
またスマートフォンと連動させることで運転診断や走行履歴をチェックできるのはもちろん、安全運転をすることでポイントが貯まるといった特典もあります。

株式会社スマートドライブとは?

スマートドライブはこれまで、専用のデバイスを車に装着することで運転診断、法人の車の車両管理や走行データの収集・分析を行ってきました。
その技術を活かし、新しいカーライフの提供、安全でエコな車の利用を促進するため、今回のサービス「スマートドライブカーズ(SmartDriveCars)」を開始しました。

コネクテッドカーの開発メーカー

Google

インターネット関連事業を展開し、IT企業としてトップと言っても過言ではない世界的に有名な企業であるGoogleでは、「Android Auto」という車載OSをを開発しすでにコネクテッドカー産業へ参入しています。2009年よりコネクテッドカーの開発に着手し市場をけん引する存在となっています。
完全自動運転を目的としたプロトタイプをすでに公開してるので、世界初の完全なる自動運手車のメーカーはGoogleになるかもしれません。

▼Googleのコネクテッドカーに関する情報はこちらの記事

Apple

Appleでは車載OS「Car Play」が開発されており2014年に発表されました。
2015年には自動運転車の開発をしているとの報道があったそうです。
ただOSの開発は得意ですが、自動車の開発はなかなか難しいようで揺れ動いている様子が見受けられています。

▼アップルカーに関する情報はこちらの記事

トヨタ

トヨタでは車載OS「T-Connect」が開発されています。

トヨタはIT企業としてではなく自動車メーカー独自の目線でコネクテッドカーの開発を進めています。2016年にはコネクテッドカー戦略説明会を開催し、クルマとクルマを繋ぐ技術をテーマとした説明会で当時大きな注目を集めました。
車に乗っていてもデバイスを繋がないとOSが利用できないGoogleやAppleとは違い、T-Connectはエンジンをかけた瞬間に通信を始めるので魅力の1つと言えます。

また今年3月にはNTTグループと協業し、互いのノウハウを連動することで、ビッグデータの管理や人工知能の活用により、事故や渋滞などの課題を解決するスマートモビリティ社会の実現を目指すことを発表しています。

直近となる今年6月のイベント「THE CONNECTED DAY」でも、トヨタ初となる本格コネクテッドカーの発表が満を持して行われ、国内におけるコネクテッドカーの認知度・期待度が一気に高まる契機となることでしょう。

▼トヨタの「T-Connect」に関する情報はこちらの記事

ホンダ

現在、ホンダのコネクティッドカー技術として「ホンダ インターナビ」があります。
インターナビ装着車は走行中の情報をインターナビ情報センターに常に送信しており、情報センターの高性能コンピュータで分析された高精度なルートや防災情報をリアルタイムで受信することができます。
自分だけでなく他の車からの情報も統合した分析結果のため、正確性の高さやニーズに応じた多彩なルート選択が魅力です。

さらに、ホンダは技術強化を目的に、ソフトバンクとコネクテッドカー技術の共同研究を開始しました。
第5世代移動通信システム「5G」により、走行中の車同士がリアルタイムで位置情報をやりとりして衝突を回避する、トンネルなどでもスムーズにデータ通信を行えるなど、安全性にも配慮した技術開発となるそうです。

ホンダとソフトバンクはAI搭載車の研究においても提携しており、新たなコネクティッドカー技術が自動運転の実用化にもつながることが期待できます。

コネクテッドカーの目標「自動運転車」(Autonomous Car)

コネクテッドカーを開発している企業にとっての目標は、完全なる自動運転車の実現にあります。
現在自動運転の基準を決めているものはありませんが、多くの自動車メーカーが実現に向けて日々研究を重ねています。
車載OSを利用してリアルタイムに車の状況を判断し最適な運転を行えるような進化を目指しています。
今回ご紹介した3社はOSの開発を含めた自動運転車の開発面からアプローチをしていますが、日産やホンダ、三菱やアウディなどはセンシング技術やレーダー、センサーなどで自動運転ができるシステムを開発しつつあります。

日産のプロパイロットに関する情報はこちらの記事

これからの動向に注目

コネクテッドカーについてご紹介してきましたがいかがでしたか?

現状コネクテッドカーとしては自動車メーカーではなくIT企業が先行しているように見えますが、それらの企業が目標とする自動運転車の観点では多くの自動車メーカーも参入・開発をしています。
これらが実現すれば事故も減り、スピードもコントロールされるので渋滞に悩む必要も無くなりそうですね。
これからの動向にも注目が集まりそうです。

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