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【あの名車を彷彿とさせるBMW135i】スペックや実燃費・ターボやMスポーツパッケージについて

BMW 135iは、2008年より販売されたBMWの2シータークーペです。コンパクトな車体に、3リッター直噴直列6気筒ツインターボを搭載したBMW 135iは、かつての名車BMW 2002Turboを彷彿とさせます。1シリーズクーペの歴史や、走行性能、燃費や維持費など、あらゆる角度から分析していきます。

BMW 135iは1シリーズの2ドアクーペ

bmw 135i 14

BMW 135iとは、2008年に販売されたBMW 1シリーズの2ドアクーペです。
1シリーズとは、欧州のCセグメントと呼ばれるボディサイズの車のことであり、セダンは全長が4,350mmから4,600mmまで、ハッチバックは4,200mmから4,500mmまでの規定となっています。
BMW 1シリーズは、Cセグメントでは珍しいFR(フロントエンジン後輪駆動)車で、FF(フロントエンジン前輪駆動)にはない、ナチュラルな操縦性が魅力です。
BMW 135iは、2ドア4シーターのコンパクトな車体に、306psもの出力の3リッター直列6気筒ツインターボを搭載したホットなFRクーペなのです。

1シリーズについてくわしく

BMW 1シリーズの歴史

bmw 116i 2

BMW 1シリーズは、2004年に5ドアハッチバックモデルの販売から始まりました。
116i、118i、120iと名付けられたグレードは、1.6リッター直列4気筒エンジンと2リッター直列4気筒エンジン搭載モデルのみでした。
そして、2005年に3リッター直列6気筒エンジンを搭載した130i(E87)が登場します。FRベースのCセグメントの車体に3リッターエンジンという構成は、充分にスポーティなものでした。
その後、2007年にカブリオレ(オープンカー)の120i、2008年に2ドアクーペの135iが追加されました。
BMW 135iのモデルナンバーはE82です。
2011年には、2代目モデルとなるF20型を発表しました。
2015年に、M135iが販売されましたが、2ドアではなく5ドアハッチバックモデルです。
2ドアスポーツクーペはM2や、2シリーズクーペにその血脈が受け継がれることとなりました。

M2や2シリーズクーペについてくわしく

135iの先祖はBMW2002Turbo?

bmw 2002 turbo 1

BMW 135iには、コンパクトな車両のターボ車としての偉大な先達がありました。
BMWが、初めて量販車にターボエンジンを搭載したBMW 2002Turbo(通称マルニターボ)です。
オイルショックのため、1974年の販売からわずか1,670台しか作られませんでしたが、車重わずか1,120kgの車体に170psを発生する2リッター直列4気筒ターボエンジンによる動力性能は脅威的でした。
後のMシリーズに通じる伝説的な名車を意識して、Cセグメントボディに高出力のストレートシックスターボを搭載した135iは、まさに現代の「マルニターボ」といえるモデルでしょう。
そして、その役割は、BMW M2へと移行しています。

M2については以下の記事をどうぞ。

BMW 135i のMスポーツパッケージとは?

bmw 135i 12

135iには、Mスポーツパッケージが標準装備されています。
本来、MとはBMWのチューンを行っているBMWの関連会社BMW M GmbHがチューンした車のことでした。
現在では、BMW本社がMシリーズをラインナップしています。
Mとは、BMW M3や、M5などのようにスポーツグレードのチューニングを施したモデルのことです。
Mスポーツ・パッケージとはエアロやステアリング、サスペンション、ホイール、タイヤ径などをMシリーズのようなスポーツ系に仕立てるオプションのことです。
135iには、このMスポーツパッケージが標準で搭載されており、スポーツモデルとして意識したモデルであることが伺えます。

ちなみに、BMWのチューンメーカーとして有名なアルピナは、BMWとは別会社ですが、BMWの保証を公式に受けられます。

BMW M5の記事

BMW 135iの外装

bmw135i 2

BMW 135iは、シンプルな2ドアクーペです。
外装の特徴としては、標準で装備されているMスポーツ・パッケージのエアロパーツです。
よりスポーティさを強調するエアロパーツと18インチのタイヤが速さを感じさせます。
130iと比較して、後方になだらかに伸びるサイドラインがクーペらしいフォルムを演出しています。

BMW 135iの内装の特徴

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日本仕様は右ハンドルのみとなっている革製ステアリングと、Mスポーツパッケージならではの本革スポーツシートは電動式でヒーターが装備されています。
2ドアながらCセグメントサイズなので、後席も大人が座れる大きさを確保しています。
ラゲッジスペースも容量が370リッターとハッチバック譲りの広さがあり、実用面で使える2ドアクーペだといえます。
19万3,000円のオプション、アクティブ・ステアリングは、速度によってステアリングのギア比が変わる優れもののオプションです。

BMW 135iのスペックとターボについて

3リッターツインターボのスペックとは?

bmw135i 7

135iに搭載されているパワーユニットN54B(後期型はN55B)エンジンは、3リッター直列6気筒ツインターボエンジンです。
3気筒ずつに小型のターボを、2つ並列に設置した自然吸気のフィーリングに近いツインターボです。
ディーゼルエンジンの直噴技術を応用したインジェクションにより、より高度な制御が可能になっています。

N54Bエンジンは、最高出力306ps/5,800rpm、最大トルク40.8kgm/1,300rpmという低回転から4リッターエンジン並の大トルクを発生させます。
このエンジンは元来、3シリーズクーペに搭載されていたものでした。

BMW 135i 前期型と後期型の違い

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BMW 135iの全長は4370mm、全幅1750mm、全高1410mmです。
Cセグメントの1シリーズらしい、コンパクトなサイズといえます。車重は、1,530kg(乾燥重量)、総重量は1,750kgです。
最小回転半径は、5.4mです。

135iの前期型が2008~2010年、後期型が2010~2014年まで販売されています。大きな違いは、スペックの変更はないものの従来の6ATから7DCT(デュアルクラッチトランスミッション)に変更になったことです。
エンジン形式も、N54BからN55Bに変更され、若干(10.15モードで0.5km)の燃費の向上がみられます。

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タケロクこの執筆者の詳細プロフィール

ロックギタリストでありながら、車、バイク好きの関西人です。マニュアルのダイハツ テリオスキッドが現在の愛車で、バイクはNC750Sに乗っています。...

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