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【熱血教師のアツすぎる愛】ホンダNSXを愛するあまり実物大モックアップを作成

車好きなら、自らの愛車の模型やグッズを購入したことがある方もいらっしゃると思います。しかし、愛車そのもののモックアップを作ったという方は数少ないでしょう。自ら乗る車を愛し、多くのグッズを集めることはもちろん、実寸大のモックアップを制作した人がいます。果たして、それはどんな方なのでしょうか。

ホンダNSXのモックアップを愛知県の工業高校教員が制作

愛知県の工業高校の教員が、生徒と一緒に「ホンダNSX」のモックアップづくりを行ったとホンダから紹介されています。
熱狂的なNSXファンであった先生は、なぜNSXのモックアップ作りを学校で行い、生徒へ何を伝えたのか紹介したいと思います。

ホンダNSXとは

ホンダ NSX タイプR 1992年

ホンダNSXは、2名乗りのミッドシップスポーツカーであり、初代モデルが1989年に発売され2006年まで発売されました。
一時販売終了となりましたが、2代目NSXが2016年に発売され、現在、再び世界中から注目されているスポーツカーです。
そして、初代モデルは現在では名車として知られています。
搭載されたエンジンは3.0リッターV型6気筒(C30A型)、3.2リッターV型6気筒(C32B)であり、国産車では唯一3.0リッターエンジンと搭載するスポーツカーでした。

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アキュラ NSX

2代目NSXもリアミッドシップに3.5リッターエンジンとモーター3基を搭載したハイブリッドシステムを用いたもので、フェラーリ、ポルシェ911ターボ、アウディR8と肩を並べるスーパーカーです。
価格も2,370万円と歴代ホンダ車で最高額となっています。

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モックアップとは

自動車 モックアップ

出典:©everystockphoto.com/ jurvetson

モックアップとは、実物とほぼ同様に似せて作られた模型のことです。
自動車開発においては、デザイナーのスケッチをもとにしてカーモデラーにより作りたい車の実物大モデルを制作し、詳細な設計や、空力実験、さらにはモーターショーで車のデザイン発表で使うこともあります。
車のモックアップを制作する際は、クレイ(粘土)と使用することが多いですが、木材、金属、プラスチックを用いることもあります。

ホンダNSXを愛しすぎている工業高校の先生

愛知県立岡崎工業高校機械デザイン科の教員をしている海野晃弘さんは、NSXを愛車とし、NSXの模型やグッズを集めるほどのNSX好きです。
そんな海野晃弘さんはNSXを愛しすぎたあまり、実寸大のNSXモックアップを制作に取り組んだのです。
しかし、それは彼が満足するためだけでなく、生徒と共同作業で行うことが重要だと思い取り組みました。
その精神は後輩の生徒にも受け継がれ、車のモックアップ作りが課題研究となるまでになりました。

2年かけて制作したホンダNSXモックアップ「イエローフェニックス」

最初に制作したモックアップは、2年間かけて作り上げた黄色のNSXです。
このプロジェクトは車のデザイナーを目指す生徒のために始められました。
当時は学校に機材も教材もなかったため、海野さん自らが大金を注ぎ込み材料や機材を揃えたようです。
苦労はそれだけでなく、制作を当初は「車を作って遊んでいる」と言われ悔しい思いをしたそうです。

生徒と一緒になり完成まで一生懸命制作を続け、完成させたNSXのモックアップは「イエローフェニックス」と名付けられました。
海野先生自身は、NSXモックアップ制作を通じて、ものづくりの精神を感じ取り、「全体を見ながらかたちをつくる」という技術を磨く大切さを生徒さんに伝えたかったと述べています。

生徒自らがトヨタ2000GTの制作

ホンダNSXモックアップ制作後、生徒11人が自らも車を作りたいといい、課題研究でトヨタの名車2000GTのモックアップを制作に取り組みました。
このプロジェクトは1年の期間で完成を目標とし、海野先生の指導のもとで完成を果たしました。

完成した2000GTは東京オートサロン2013に出展されました。
その完成度は実車と見間違うほどで話題となりました。

モックアップ制作という実学が優秀なエンジニアを生み出す

海野先生のホンダNSXとトヨタ2000GTのモックアップ制作についてご紹介していきましたが、いかがでしたか。
海野先生とモックアップ制作に取り組んでた生徒のなかには、自動車メーカーに就職したり、ホンダのデザイナーになった方までいます。

海野さんと本気でモックアップ制作に取り組んでいく中で、彼らは卒業後の道筋を明確にし、自動車のエンジニアになるという高い志をもったのでしょう。
生徒たちにとって「モックアップ制作」はクルマ制作の実学であり、かけがえのない思い出となったことでしょう。

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この記事の執筆者

池田ゆうきこの執筆者の詳細プロフィール

車も好きですが、実はバイクも好き。車の得意分野は1980年代・1990年代の国産ピュアスポーツカーと軽自動車で、国内・海外のモータースポーツは常にチェックしています。最近はイギリス車やフランス車にも興味有り。...

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