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カーボンセラミックブレーキは車が買える価格!その理由とメリット・デメリットとは?

レースでは常識のカーボンセラミックブレーキ。市販車ではほとんど見かけることがないブレーキですが、どれだけ高額なのでしょうか。カーボンセラミックブレーキが高額な理由や実際の価格、どんな市販車に装着されているのかを、ご紹介していきます。

カーボンセラミックブレーキとは?

カーボンセラミックブレーキ

カーボンセラミックブレーキとは、その名の通り「カーボンとセラミックを混ぜ合わせて作られたブレーキ」です。
セラミックを混ぜ合わせている理由は、冷えた状態でもブレーキの効果が得られるようにするためです。

車のブレーキの基本構成パーツは「ディスク」「パッド」「キャリパー」となり、カーボンセラミックブレーキは「ディスク」に当たるパーツになります。
ゆえに、正式には「カーボンセラミックディスク」と呼ぶのが妥当かもしれませんが、一般的には「カーボンセラミックブレーキ」と呼ばれています。

ディスク・パッドとは?

カーボンセラミックブレーキが高額な理由

カーボンセラミックブレーキは車が1台買えるくらい高額です。
理由としては

・原材料となるカーボンの値段が高い
・カーボンとセラミックを混ぜ合わせる製造コストが高い
・普及率が低い
・カーボンセラミックブレーキと組み合わせるブレーキパッドとキャリパーも高価

などが挙げられます。

ちなみに一般的な市販車に使われているブレーキ(ディスク)は鉄で出来ていて、製造方法も溶かした鉄を鋳型に流し込んで作る鋳造なので、比較的安価で販売できるのです。

カーボンセラミックブレーキの価格

価格 お金 費用 税金 維持費

では実際に、カーボンセラミックブレーキの価格はいくらくらいになるのでしょうか。
自動車メーカーによっては、オプションでカーボンセラミックブレーキを用意しています。
その場合の価格はメーカーや車種によりますが1,100,000円~1,700,000円くらいが相場です。
例えば2016年に発売されたホンダ・NSXのカーボンセラミックブレーキのオプション価格は1,134,000円です。
まさに車が1台買える値段です。

カーボンセラミックブレーキのメリット・デメリット

カーボンセラミックブレーキのメリット・デメリット

出典:©everystockphoto.com/ Moto@Club4AG

メリット

カーボンセラミックブレーキの1番のメリットは、重量がなんと鋳鉄ディスクの約半分であることです。
ディスクブレーキの制動力をアップさせるには、熱容量をアップさせる必要があり、そのためにはブレーキディスクを大型化する必要があります。
そのため、スポーツカーなどのディスクは大型なのです。
しかしそうなると、今度は車の運動性能にかかわるバネ下荷重が大きくなります。
バネ下荷重は小さいほど車の運動性能は上がります。
この2つの悩みを解決してくれるのがカーボンセラミックブレーキで、装着すれば制動力アップとバネ下荷重軽量化の両方が実現可能となります。
それ以外にも、強度や耐久性も鋳鉄ディスクを上回り高寿命という利点があります。

デメリット

デメリットは価格です。
先ほどご紹介したとおり、カーボンセラミックブレーキは1,000,000円以上する高価なパーツです。
ストリート走行のみの車ではカーボンセラミックブレーキのメリットを体感できず、宝の持ち腐れになってしまいます。

カーボンセラミックブレーキが使われている車は?

出典:©Shutterstock.com/Kanjanee Chaisin

カーボンセラミックブレーキが使われている市販車は、スーパーカークラスの車で主にオプションで設定されています。
一例を挙げると

・ポルシェ 911GT3RS(1,668,000円)
・ポルシェ 718ケイマンS(1,329,000円)
・アウディ S6(1,390,000円)
・アウディ R8(1,230,000円)
・BMW M3(1,100,000円)
・マクラーレン 540C(1,243,000円)

といった錚々たるラインナップになります。

カーボンセラミックブレーキを標準装備している車は?

上述の車種はカーボンセラミックブレーキを抜きにしても高価な車ばかりですが、実はカーボンセラミックブレーキを標準装備している車もあります。
カーボンセラミックブレーキ標準装備の市販車には

・フェラーリ 2008年のF430以降の車種
・ベントレー コンチネンタル・スーパースポーツ

などがあります。

カーボンセラミックブレーキ標準装備の車について知りたい

カーボンセラミックブレーキは高価だが高性能なブレーキ

ポルシェ 718 ケイマン 2016年型

車にとって、ブレーキは命綱のようなものです。
いくら速く走れる車でも、止まることが出来ない車ではとても走らせることなどできません。

今回テーマにしたカーボンセラミックブレーキはレースなどの限られた条件の下では非常に高いパフォーマンスを発揮しますが、ストリート走行の速度レベルではディスク温度が上がらず逆に制動距離が伸びてしまいます。
雨にも弱く、ブレーキコントロールもシビアです。
カーボンセラミックブレーキが装着されているだけで車はカッコよく見えますが、これらの特性をしっかり理解した上で、自分のドライビングスタイルに必要かどうか判断してください。

カーボンセラミックブレーキをオプションで搭載できる車

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