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車のエアコンガスの補充方法とは?業者に頼んだときの料金や工賃の相場も

これからの季節は車のエアコンが大活躍します。エアコンの効きが悪くなった時のエアコンガスの補充方法をご紹介します。専用のエアコンガスと工具、手順と注意事項についてまとめています。

エアコンガスが漏れるとどうなるのか?

カーエアコン 車のエアコン吹き出し口

©iStockphoto.com / TanawatPontchour

言わずもがなですが、エアコンガスが漏れるとエアコンの効きが悪くなります。
また、雨天時の走行時では、ウィンドウの曇りが取れにくくなり視界を妨げる原因ともなります。

エアコンの仕組み

車のエアコンは配管の中で高圧のガスを霧状に吹き出した時に発生する「気化熱」を利用して空気を冷やしています。
注射の時に腕にアルコール消毒を塗ると”スー”っと冷たくなるのと同じ原理です。
高圧のガスは、専用のエアコンガスを使用し、圧力はエンジンの回転をコンプレッサーに伝えて発生させる仕組みを持っています。
家やビルのエアコンの仕組みとは異なったものとなります。
エアコンガスが漏れると圧力がかからず、ガスが霧状になりづらくなり効きが悪くなってしまいます。

車のエアコンが効かなくなったら……この記事をご覧ください

エアコンガスはなぜ漏れる?

なぜ?

エアコンガスが漏れる原因で最も多いのが、エアコンガス配管の継ぎ目使用されている「O リング」と呼ばれるゴム素材の部品が劣化や硬化し、亀裂の発生や縮みにより隙間ができてしまうこととなっています。
このほか発生数は少なくなりますがエアコンのコンプレッサーの本体の故障も原因となっています。
また、カーエアコンの機構のすべては密封されていますが、100%完全ではなく、ごくわずかな隙間から自然に微量のエアコンガスが少しずつ抜けていきますので、経年によっても補充が必要となります。

エアコンの吹き出し口からの風が臭いなと思ったら……

車のエアコンガスの補充に際しての注意

車の故障

車のエアコンガス補充作業の注意

エアコンガスの補充は高圧ガスを取り扱うので大変危険が伴うので専門知識のある整備士が作業することが基本となります。(特に資格は不要です)
専門知識がないまま作業をすると、エアコンガスの間違った取扱により低温やけどや失明など、重大な事故に繋がる危険性がありますので、MOBYではDIYでの作業は基本的におすすめしていません。
本記事では、DIYでエアコンガス補充方法のご紹介をしますが、あくまで参考としてください。

車のエアコンガスの補充方法

工具

エアコンガス補充方法の概略

エアコンの配管の途中には、ガスの補充や圧力を測定する専用の工具を接続する為のカプラー(口)が備わっています。
そのカプラーは、エアコン配管の圧力の高い方(高圧)と低い方(低圧)の2つがあります。
エアコンガスの補充は低圧用配管のカプラーに、専用のガス補充金具を接続して補充します。
補充するためのエアコンガスは通常、スプレー缶と同じ仕組みを持つ金属製の缶に入っています。

車のエアコンガスの種類

エアコンガスの主成分は「フロンガス」です。
フロンガスにはさまざま種類がありますが、現在の車のエアコンガスは「R134a」と呼ばれるものが主流となっています。
30代以上の方では、フロンガスがオゾンホールに穴を開ける有害なものというイメージを強く持たれているかと思いますが、今では環境に優しいフロンガスが開発され使用されています。

車のエアコンガスの回収に関する法制度

単にエアコンガスを補充するのみだけではガスの回収の必要性はありませんが、解体などにおいては、法制度で定められた方法によりガスを回収しなけばなりません。

車のエアコンガスと専用工具

エアコンガス

AIR WATER カーエアコン用冷媒(HFC-134a)200g

車のエアコンガスは、おおむね200gが多く、価格は数百円程度で流通しています。

エアコンガス補充に必要な専用工具

エアコンガスを補充する為に「チャージングホース」や「ガスチャージホース」と呼ばれる専用の工具が必要となります。

車 エアコンガスチャージングホース

エアコンガス補充手順を動画でチェック

※この映像は自動車整備のプロ向けのものです。参考にご覧ください。

まず専用工具の「チャージングホース」でガス缶とカプラーを接続、チャージングホースのもう片方を車のエアコン配管の低圧側のカプラーと接続をします。
そして、ガス缶側のねじ込み部分のバルブを締めつけていくととガス缶に穴が空き、カーエアコン機器側にガスが注入されていきます。
このとき、バルブの締め込み量を調節してガスの出る量を調整します。
補充量は定められた圧力になるよう、メーターの指す数値に注意します。
圧力は概ね「25~45PSI」に設定されています。
エアコンガスの補充時は、エンジンを始動してエアコンを一番低い温度に設定、風量は最大にした状態にし、先程のチャージングホースのネジ込みのバルブを開いていきます。

エアコンガスの入れすぎに注意

注意しなければならないのはエアコンガスは適切な量を補充することとなります。
エアコンガスは入れすぎても少なすぎてもエアコンの効きが悪くなります。
また、エアコンガスの入れ過ぎにより内部の圧力が過度に高まり、小さな爆発のような部品の破損、破損した部品が飛んで怪我するなどの事故の原因となるので注意が必要です。
エアコンガスの量の確認は、補充時のメーターの圧力を目安に判断するしかないので動画を参考にエンジンを始動した状態で」になるように調整する事が必要です。

補充用のエアコンガスは必ず車に指定されたものを使用します。
どのガスを使用するのかほとんどの車はエンジンルーム内に表示があります。

車のエアコンガス補充を業者にお願いした場合の料金・工賃

自動車整備士

車のエアコンガス補充は、ディーラーやカー用品店、ガソリンスタンドなどで実施してくれます。
エアコンガス補充の料金、工賃は車によって差がありますが、国産ファミーリーカークラスですと、エアコンガスそのものの金額と工賃を含めて4,000円程度が相場となっています。

エアコンが効かなくなる前にエアコンガス量のチェックを!

車検 メンテナンス ロードサービス

©shutterstock / 135pixels

車のエアコンガスの補充方法についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
車のエアコンの仕組みやメンテナンスについての知識が深まったのではないでしょうか。

これからの季節の運転時は、エアコンの使用頻度が増えていきます。
エアコンが効かなくなる前に、エアコンガスの量が適正かどうかの点検をしましょう。
点検のみであれば、無料で実施してくれるディーラーや自動車整備工場、ガソリンスタンドなどがありますので、ぜひ一度相談をし、点検をしてみてください。

重ねて申し上げますが、自動車整備の経験のない方は、エアコンガスの補充はプロに任せましょう。

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