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【A70型トヨタスープラ】スペックと維持費や内装からカスタムについて

トヨタスープラといえば、トヨタ自動車が1978年から2002年まで販売していたスポーツカーであり、初代がA40/50型とされ、4代目であるA80型までシリーズが続きました。。今回は、そのスープラの中でもA70型と呼ばれる3代目スープラに焦点をあててまとめてみたので、是非ご覧ください。

トヨタスープラとは?

世界中で人気の名車

初代スープラ(左ハンドルの北米仕様)

トヨタ・スープラ 初代(北米仕様)

スープラはトヨタが1978年から2002年まで販売していたスポーツカーです。日本で販売されていたセリカXX(A40/50型)が北米では「スープラ」の名称で販売され、スープラの歴史の幕開けとなりました。

セリカXXの「XX」という表記が北米では映画の成人指定を示すため、海外モデルではSUPRA(スープラ)という名前が使用されました。

3代目スープラ(A70型)からは日本、北米共に「SUPRA(スープラ)」の名称が使用されるようになりました。

「スープラ」という言葉はラテン語で「~を越えていく」「上に」という意味を持っています。
スープラをヒットさせることが、トヨタという会社そのものの躍進を意味していたといっても過言ではないでしょう。

3代目にして日本国内初代となったA70型スープラ

トヨタスープラ A70型 (1989〜1992年)

1986年、3代目スープラは日本国内においては初代スープラとして発売されました。
販売当時のキャッチフレーズは空前のヒットとなった1960年代の名車"トヨタ2000GT"をイメージした「トヨタ3000GT」としていました。
当時のトヨタの気合がうかがえるエピソードです。

ソアラと共通のプラットフォームを使用し、デビュー時の主なエンジンは
・自然吸気2.0L
・2.0L ツインターボ
・3Lターボの7M-GTEU
で展開されていました。

トヨタスープラはシリーズを通して、生産終了となるその時まで一貫して直列6気筒エンジンのみを最後まで搭載していたのも、スープラを語る上で欠かせない特徴の一つと言えるでしょう。

本記事では、この3代目スープラ(A70型)に焦点を絞り解説してまいります。

トヨタ A70型スープラの歴史

今回、本記事で紹介するトヨタスープラ3代目は型番で言えば「A70型」ともよばれ、ファンにとっては「3代目スープラ」というよりも「A70型スープラ(ナナマルスープラ)」と伝えた方が理解されやすいようです。

販売期間が1986年-1993年ということもあり、良い意味でバブル期を感じさせるデザインです。

登場から7年間生産されていった中で、特に搭載エンジンが年式によって頻繁に変更がなされたのも特徴でした。

トヨタ A70スープラ エアロトップ

トヨタ スープラ A70型

A70型トヨタスープラが発表された直後には、エアロトップが追加。

翌年にはソアラと同時に3Lターボの7M-GTEUに5速MTが設定され、輸出仕様のみに採用されていたブリスターフェンダーの3ナンバー仕様ボディ「3.0GTリミテッド」も追加されました。

2タイプのボディーと多彩なグレード

A70型トヨタスープラは、ロングノーズ&ショートデッキのアメリカンスポーツスタイルとして
・5ナンバーサイズの標準ボディー
・3ナンバーサイズのワイドボディー
上記2種からボディータイプを選択できました。

ルーフは通常のハードトップに加え、エアロトップと呼ばれる脱着式ルーフも選択可能でした。

「搭載エンジン」「ボディタイプ」さらには「エアロか否か」「4足ATか5速MTか」など、さまざまな選択を可能にしたA70型トヨタスープラは、非常に多くのグレードがラインナップされていました。

ラインナップだけでなく、例えばツインターボRには
・レカロシート
・ビルシュタインショックアブソーバー
・トルセンLSD
・モモステアリング&シフトノブ
・専用ホイール
などを標準装備するなど、各グレードそれぞれも充実した作り込みがなされています。

トヨタ A70型スープラの内装

A70型スープラのメーターには通常のアナログメーターではなく、「パノラミック・デジタルメーター」と呼ばれるデジタルディスプレイが採用されました。

シートは全グレードに8ウェイスポーツシートを標準装備してます。今でこそ電動リクライニングシートなどは普通ですが、90年前後の車としてはまだ少なかった電動リクライニングが「3.0GTターボリミテッド」と「3.0GTターボ」には採用されています。

オプションで本革パワーシートも選択できたことから、シートにはかなりのこだわりをもって造られていたことがうかがえます。

北米ゆずりの長くて重いドア。そこを開けると、ラグジュアリーな雰囲気が醸し出す70スープラならではのコクピット空間です。

ただ、そのあまりにもアメリカマーケットを強く意識しすぎたデザインは、当然人によっては好悪がはっきりと分かれ過ぎてしまう事も否めませんでした。

トヨタスープラの走行性能

1990年、A70型トヨタスープラも後期モデルに差し掛かると、サスペンションにドイツのビルシュタイン社と共同開発した専用ダンパーを採用。

3Lターボ仕様の7M-GTE搭載車は廃止となり、タイヤもインチアップされ、スポーツカーとしての性能を大幅に引き上げました。

中でも「2.5GTツインターボ」は、当時のトヨタ車として初の280PSの5速MT設定車であり、当時の国産市販車の280PSクラスのレシプロエンジン車では2.5Lと最小排気量であったことも特筆すべき点といえるでしょう。

A70型スープラのスペック・搭載エンジン

1986年から1993年まで、約7年間に渡って生産された3代目70スープラには、合計6種類ものエンジンが搭載されました。

さらに同じ型式のエンジンでも、前期型と後期型で出力が異なる場合もあります。中古車で購入する際には注意しましょう。

主要諸元表

標準ボディワイドボディ
全長4,6204,620
全幅1,6901,745
全高1,3001,300
ホイールベース2,5952.595
車両重量1,420~1,4801,550~1,580
乗車定員55
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人

標準ボディは全幅が1,690mmと狭く、5ナンバーサイズに収まっています。

2.0Lエンジンのスペック

エンジン型式の右の()内の年数は、搭載されていた期間を表しています。

【1G-EU型(1986年〜1987年)】
エンジン形式:OHC自然吸気
排気量:1,988cc
最高出力:105ps/5,200rpm
最大トルク:16.0kgf・m/4,000rpm

【1G-FE(1988年〜生産終了)】
エンジン形式:DOHC自然吸気
排気量:1,988cc
最高出力:135ps/5,600rpm
最大トルク:18.0kgf・m/4,400rpm

【1G-GEU】
エンジン形式:DOHC自然吸気
排気量:1,988cc
最高出力:140ps/6,400rpm(86年2月〜88年7月)
    :150ps/6,400(88年8月〜93年)
最大トルク:16.5kgf・m/4,600rpm(86年2月〜87年1月)
     :17.6kgf・m/4,000rpm(87年1月〜88年7月)
     :18.6kgf・m/5,600rpm(88年8月〜93年)

【1G-GTEU(1986年〜1993年)】
エンジン形式:DOHCツインターボ
排気量:1,988cc
最高出力:185ps/6,200rpm(86年2月〜88年7月)
    :210ps/6,200rpm(88年89月〜93年)
最大トルク:24.5kgf・m/3,200rpm(86年2月〜88年7月)
     :28.0kgf·m/3,800rpm(88年8月〜93年)

3.0Lエンジンのスペック

最上級グレードにはこちらの3.0GTエンジンが搭載されていました。しかし1991年のマイナーチェンジによって3Lエンジンは廃止され、新たに2.5Lの1JZ-GTE型エンジンが採用されます。

【7M-GTEU】
エンジン形式:DOHCシングルターボ
排気量:2,954cc
最高出力:230ps/5,600rpm(86年2月〜88年7月)
    :240ps/5,600rpm(88年8月〜90年7月)
最大トルク:33.0kgf・m/4,000rpm(86年2月〜88年7月)
     :35.0kgf・m/3,200rpm(88年8月〜90年7月)

この7M-GTEUエンジンを使用し、自動車レースカテゴリー「グループA」のホモロゲーション取得用に、最高出力270PS、最大トルク36.5kgf・mまで引き上げられたモデルも販売されました。

2.5Lエンジンのスペック

1990年のマイナーチェンジによって、これまで最上級グレードに搭載されていた3.0Lエンジンに変わって、2.5Lの1JZ-GTEエンジンが新たに採用されます。

最高出力280psを発生するこの1JZ-GTEは名機と呼ばれ、1JZ-GTE 搭載を搭載した「JZA70型スープラ」は今でも一部のファンの間で人気があります。

【1JZ-GTE】
エンジン形式:DOHCツインターボ
排気量:2,491cc
最高出力:280PS/6,200rpm
最大トルク:37.0kgf・m/4,800rpm

1JZ-GTEエンジンはJZA70スープラだけでなく、チェイサーやマーク2、ヴェロッサにも搭載されています。

1JZ-GTEを搭載した車の記事はこちら!

A70型スープラの中古車価格は?

A70型トヨタスープラの中古車価格


中古車情報
システムメンテナンス中


新車価格で最大500万円弱のA70型スープラですが、中古車価格であれば100万円以下で購入することが可能です。

2017年5月現在、中古スープラは90〜100台程度が流通していますが、そのうちA70型スープラは40台弱となっており、選択肢は限られているのが現状です。

もし、この時代のファストバッククーペにご興味をお持ちであれば、一度中古車として探してみてもいいかもしれません。

3代目スープラ A70型の維持費は?

トヨタスープラ A70型の排気量は2,000~3,000㏄と、多種類のエンジンが採用されていました。排気量が多いということは税金なども増え、ガソリン代などもかさみます。

ゆえにスープラの購入を検討する人の中には維持費が気になる声も少なくないようです。

実際に、スープラ A70型を所有したときに掛かってくる維持費を計算してみましょう。

維持費の種類

一般的に、維持費の種類は以下の5種類です。

●自動車税
●車検費用
●ガソリン代

ここに駐車場代と任意保険料などが人によっては加算されますが、あくまで本項目では上記3種類の、誰もが支払うべきものだけをまとめています。

トヨタ スープラ A70型にかかる自動車税

自動車税は、通常以下の表のように分類されます。

通常の自動車税を下記の表に基づいて計算すれば、スープラ A70型の自動車税は
45,000~51,000円になります。

排気量税額
1,000㏄以下29,500円
1,000~1,500㏄34,500円
1,500~2,000㏄39,500円
2,000~2,500㏄45,000円
2,500~3,000㏄51,000円
3,000~3,500㏄58,000円
3,500~4,000㏄66,500円
4,000~4,500㏄76,500円
4,500~6,000㏄88,000円
6,000㏄以上111,000円

自動車税のグリーン化

自動車税は、排気量のみならず年式によっても差が生じます。

このグリーン化が適用されると、新車として登録されてから一定の年数が経過した車は税率が高く設定されます。

下記の表を考慮してスープラの自動車税を計算すると、
45,000~51,000円に×1.15となります。

したがって、トヨタスープラA70型の自動車税は、2017年現在
51,750~58,650円となります。

近年販売された車と比較すると、年式の古いスープラ A70型の方が、6,000~7,000円ほど高くなります。

ディーゼル車新車登録から11年以上経過通常の自動車税に、さらに15%重課税
ガソリン車(ハイブリッド車以外)新車登録から13年経過

トヨタ スープラ A70型にかかる車検代

車検

自動車税と比べて車検に関しては年式は関係ありません。

トヨタスープラの車両重量は
1,500kg前後なので、グレードによって『中型』あるいは『大型』と分類されます。

それに基づいて、車検費用は印紙代なども込々で、
70,000~100,000円が目安となります。

内訳としては『車検基本料+法定費用』です。

けして安くない金額ですが、車検専門店や整備工場など、どこに車検を依頼するかで車検基本料は変わってきます。上記金額はあくまで、一般的な車検取り扱い業者に依頼した際の平均価格となります。

ユーザー車検で車検等を行う場合は一気に安くなるので参考にして頂けたら幸いです。

トヨタ スープラ A70型にかかるガソリン代

口コミを後述しますが、トヨタ スープラA70型は実燃費が6~7km/Lです。

ガソリン代を130円として、一年に10,000km走行したとすると、200,000円相当がガソリン代としてかかってきます。

このガソリン代と、上記で記載した自動車税、車検代の3つが、避けては通れない最低限かかる維持費です。

スープラの維持費は安いとは言えない

これに、さらに個人差ではありますが『任意保険料』と『駐車場代』も加わってきます。また、これはスープラに限ったことではありませんが、年式がやや古い車を所有した場合は故障率の増加や部品供給の懸念なども考えられます。

したがって同じ排気量の新しい車と比較する維持費が高くなってしまうことは避けられません。

3代目 A70スープラの維持費は?

維持費の項目でも少し触れたように、A70型スープラ燃費は決して良くはないようです

実際にどのくらいの燃費で走っているのか、口コミを見ていきましょう。

本記事に掲載可能な口コミの中で、A70型の実燃費の口コミということで明記されているのは上記のTwitterのみでした。

下記の口コミはA70型についてのものではなく、スープラ全モデルに対する口コミとなりますので、参考程度にとどめておいて頂ければ幸いです。

【燃費】
ターボ車に比べれば良いのではないでしょうか?
平均8km/L前後でしたので、不満はないです。

出典:http://review.kakaku.com/

【燃費】
私のSZで7km/L まぁこんなもんでしょうか。
ターボだともっと悪いでしょう。
いずれにせよ、今の世の中では厳しい燃費です。

出典:http://review.kakaku.com/

【燃費】
市街:郊外=6:4で1リットルあたり7kmです。前に乗っていたGA70は5kmだったので不満はありません。

出典:http://review.kakaku.com/

3代目スープラ A70型のカスタム車を紹介!



A70スープラは多くの車好きによってカスタム車両のベースに使用されています。中古車市場でフルノーマルの個体の少なさからも、70スープラが車好きに人気であったこと、カスタムパーツも豊富に揃っていたことがわかります。

たくさん販売されているカスタムパーツの中でも人気のものを紹介していきます。

車高調やダウンサスを使用したローダウン

車高調やダウンサスなどを利用し改造したA70スープラを多く見かけます。

エアロパーツもいくつか種類が販売されていますが、特にフロントディフューザーなど、フロント周りのものが人気なようです。

大型のGTウイングやスポイラーが装着された70スープラはかなり珍しく、多くのオーナーが極力シンプルに仕上げています。

マフラー

スポーツタイプの車をカスタマイズする上でこだわりたいのは、やはりマフラーではないでしょうか。

パワーを損ねることなく、猛々しい音を出してくれますが、リアバンパーに当たらないように気を付けなくてはいけません。

ドリフトにも使用されるA70スープラ

トヨタ スープラ A70型 ドリフト

出典:©Shutterstock.com/ Fayzulin Serg

280馬力を発生する1JZ-GTEエンジンを搭載した70スープラはドリフト競技でも頻繁に使用されます。

A70型スープラに2JZ-GTEエンジンをスワップする例もあります。

2018年 新型スープラが発売?

後継車へ続いていくトヨタスープラ

トヨタ スープラ スクープ 外装

国内における初代スープラ、A70型についてまとめてみましたが、いかがでしたか?

実は2002年に生産終了となったはずのスープラですが、現在次世代のスープラが開発されているという噂が流れています。

MOBYでは、次世代スープラについて情報が解り次第まとめていきますので、楽しみにしていてくださいね!

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