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スパイクタイヤとは?スタッドレスとの違いや公道走行は禁止なのかくわしく説明!自作方法も

一昔前は冬用タイヤの代表格だったスパイクタイヤも、最近ではすっかり見かけることが少なくなってきました。スタッドレスタイヤとどう違うのか?公道走行は禁止されている?といった疑問からスパイクタイヤを自作する方法まで、まとめて解説します。

スパイクタイヤとは

雪道 スパイクタイヤ

出典:©Shutterstock.com/ allanw

スパイクタイヤとは、主に金属製の鋲をタイヤのトレッド面に打ち込んだタイヤのことです。

鋲によるグリップで圧雪や凍結した道でも安定した走行ができ、タイヤチェーンのような脱着の手間も不要なことから、1980年代頃までは冬用タイヤの代表格としてよく使用されていました。

しかし、積雪のない舗装路を走行すると固い鋲が路面を傷つけてしまうため、スパイクタイヤの普及に伴って横断歩道やセンターラインなどの表示が消えかかって見にくくなることや、削られたアスファルトなどの粉じんによる環境汚染や健康被害などが問題視されるようになりました。

このため1990年6月27日に施行された「スパイクタイヤ粉じんの発生の防止に関する法律」で規制の対象となり、翌1991年には国産スパイクタイヤの販売も終了となりました。

スパイクタイヤとスタッドレスタイヤの違い

スタッドレスタイヤ

出典:©Shutterstock.com/ AnyVidStudio

現在では冬用タイヤというと、スパイクタイヤに代わってスタッドレスタイヤが一般的に使われるようになっていますね。

「スタッド」には鋲という意味があり、スパイクタイヤに対して鋲の無いタイヤということでスタッドレスタイヤと呼ばれるようになりました。

スタッドレスタイヤは、主にノーマルタイヤに比べて深い溝と、サイプと呼ばれるブロックの中に刻まれた細かい溝がそれぞれ雪を噛むことでタイヤのグリップを得ます。

スタッドレスタイヤが登場した当初はスパイクタイヤと比較した性能不足が不安視された時期もありましたが、低温でもしなやかなゴムを使ったり、気泡を含ませることで吸水して接地性を高める、引っ掻き効果のある材質を混ぜるなどのタイヤメーカー各社による技術開発によって、今では十分実用的な性能が得られるようになってきていると言っても良いでしょう。

スパイクタイヤで公道走行は禁止?

雪道のタイヤ跡

「スパイクタイヤ粉じんの発生の防止に関する法律」には規制の対象となる指定地域があり、2017年3月現在で18の道県の中に指定地域が存在します。

この指定地域の中では、積雪や凍結していないセメント・コンクリート舗装またはアスファルト・コンクリート舗装の道路をスパイクタイヤで走行すると、10万円以下の罰金が課されます。

逆に言えば、指定された地域以外の場所や舗装されていない道路については、積雪していなくてもスパイクタイヤの公道走行は禁止されていないことになります。

また、指定地域内でもトンネルの中や橋の下の道路など除外されている場所があるほか、消防や救急用といった緊急自動車など適用が免除される自動車もあります。
なお、125cc以下のバイクや自転車などの軽車両については使用を制限する規定はありません。

一律に禁止されているわけではないといっても、個別の条例で規制している自治体もありますし、ある一定以上の硬さがあるものを取り付けたタイヤはそれが金属製であるかにかかわらずスパイクタイヤとみなされます。
路面の損傷や粉じんを抑えるためにも、使用には十分注意したいですね。

スパイクタイヤは自作できる!?

現在国内ではスパイクタイヤは製造されていませんので、新品の国産タイヤを入手することは大変難しくなっています。

それでも積雪地帯で凍結路の運転が多いなど、スパイクタイヤを履きたいと思うことがあるかもしれません。

そのような場合、1つの手段としてスパイクタイヤを自作する方法があります。

この動画のようにタイヤのブロックに1つ1つピンを打ち込む方法もありますが、タイヤに穴を開けてしまうことが不安だという場合には、このような製品もあります。

■Amazon価格:11,000円(2017年3月現在)

こちらの製品はタイヤにある溝にスパイクを設置していくので、タイヤに穴を開ける必要がありません。

どちらも設置する数が多いと少し手間になりますが、道路状況などでどうしてもスパイクタイヤを履きたい場合には自作を検討してみるのも良いのではないでしょうか。

こちらの商品はAmazonで購入できます。

スパイクタイヤは使用できる場所と条件に注意!

雪道 冬の道

今回はスパイクタイヤについて、スタッドレスタイヤとの違いや公道の走行は禁止されているのか、自作する方法について解説しました。

スパイクタイヤは一律に規制されているわけではなく、指定された地域の舗装道路について粉じんの発生を防止して、健康被害や環境悪化を招かないようにする目的で定められています。

現在では新品タイヤで入手することは難しくなっていますが、DIYで自作することができる商品が販売されています。

積雪や凍結のある道路では高い性能を発揮するスパイクタイヤですが、法律や条例によって規制されている場所ではないか、路面は使用に適した状態であるかに注意して、適切に使うようにしましょう。

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