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【免許証不携帯】無免許運転との違いから違反時の点数&罰金や事故時の対応まで

車を運転する時に、免許証を持っていないと「免許不携帯」という違反になります。ただし、本来ある免許証を運転時に持っていなかったというだけなので、無免許運転とも違います。どのような場合に違反となるのか、具体的な事例を考えてみましょう。また、罰則についてや、免許不携帯で取り締まりにあってしまった時や事故時の対応などもまとめました。

免許不携帯とは

免許証

免許不携帯とは、車を運転する時に、運転免許が必要な場合に免許を携帯していなかった時に違反となるものを言います。
道路交通法では免許証について次のように定められています。

免許を受けた者は、自動車等を運転するときは、当該自動車等に係る免許証を携帯していなければならない。
2  免許を受けた者は、自動車等を運転している場合において、警察官から第67条第1項又は第2項の規定による免許証の提示を求められたときは、これを提示しなければならない。

出典:道路交通法第95条・免許証の携帯及び提示義務

車を運転する時には免許証を携帯していなければならず、警察官に免許証の提示を求められ時には提示しなければならないとされています。
提示することができなければ免許証を携帯していると確認できないため、この2つはセットで考えてよいでしょう。

提示を求められなければ携帯しないでも良いとは思わないでください。
なお、提示の義務が生じる場合には道路交通法67条にあるように条件があり、絶対ではない状況というものもあります。
ただし、一般的には警察官が免許の提示を求めた時にはそれに従った方がよい場合が多いのではないでしょうか。

免許の携帯義務とは

原付免許をとれるようになるまで

出典 :©iStockphoto.com/appleuzr

免許の「携帯」とは具体的にどのようなことなのか、もう少し詳しく考えてみましょう。
実際の運用では、携帯ということは提示を求められたときにすぐに提示できる状態であるとされているようです。
身につけているレベルでなくても、かばんなどにしまっていて、見せることができれば良さそうです。

免許の携帯で気をつけなければならない点とは

チェックポイント

ここで気をつけなければならないのが、携帯してないと疑われてしまったり、携帯して いると見なされない可能性がある場合です。
例えば、車の中に免許証を置きっ放しにしておいたりするなど、車の乗るときに免許証を確認しない場合などもあるかもしれません。

そんな時に免許証の提示を求められてすぐに見せることができるでしょうか?
もしもすぐに出せない、探しているけどなかなか出てこない…などのようなことがあれば携帯していなかったと言われても仕方がありません。
車に乗る時には必ず免許証を確認する、ということが大切なのですね。

免許を携帯しなければならない場所とは?

駐車場

出典 :©Shutterstock.com/TanyaRozhnovskaya

この免許を携帯する必要がある場所は公道です。
ただし、ここで言う公道とは、私道や駐車場などであっても不特定多数の一般の人が車で立ち入ることができるような場所は公道と見なされます。
運転するにあたって免許証が必要な場所では必ず免許証を持っている確認をするように気をつけましょう。

意外に知られていない道路交通法についてはこちら

免許不携帯の罰則は

罰金

この免許証の携帯及び提示義務(免許不携帯)に違反してしまった時にはどのような罰則があるのでしょうか。
実は、この道路交通法第95条第1項(携帯の義務)の罰則と、2項(提示の義務)の罰則は別々に定められています。

これには、免許証を携帯しているのに提示を拒否するなどの場合も考えられるためと考えられます。
ただし、第1項の違反としてしまうと第2項の提示も絶対にできないため、第1項の方が適用されることになります。

免許携帯の義務(95条第1項)に違反した場合

道路交通法第121条第1項第10号で、「2万円以下の罰金又は科料」となっています(過失罰もあり)。

免許提示の義務(95条第2項)に違反した場合

道路交通法第120条第1項第9号で、「5万円以下の罰金」となっています。

罰則の実際の運用は

ただし、免許不携帯の違反では交通反則通告制度の適用があり、その場合の反則金はすべての車種で3,000円です。違反点数の加点はありません。
ありがたいことに、違反点数の加点がないということは、免許の更新時には違反があったということにはなりません。
そのため、ゴールド免許の人もそのまま変わらずに更新することができます。
一方、免許提示の義務には反則金などはありません。
提示を拒否するということはそのまま刑事罰となってしまう可能性もあるのです。

道路交通法違反の罰則の詳しい解説はこちら

免許不携帯違反となった時にはどうすれば?

取り締まり強化

車に乗っている時に免許不携帯の違反となり、警察官の取り締まりに遭ってしまった後にはどのようにすれば良いのでしょうか。
一番良いのはその場に車を置いて、免許証を取りに行って、携帯したらまた車に乗ることだと思いますが、実際にはそのまま車に乗り続けねばならない場合がほとんどではないでしょうか。

そのような場合には、事情をその警察官に説明すれば、そのまま乗ることは多くの場合許してもらうことができるようです。
さらにその後さらに別の警察官に提示を求められるような状況となってしまった場合には、最初に違反した時の「交通反則告知書・免許証保管証」(通称青切符)を見せることで理解を得やすくなるようです。

免許不携帯は無免許運転とは違う?

ここで気になるのは免許を持っていないと「無免許運転」と見なされてしまうのでは?ということです。
しかし、そこは安心して大丈夫です。本来はその車を運転することができる免許を持っていて、携帯していなかったというだけでは無免許扱いにはなりません。
完全な無免許運転とは、免許証を取得していない場合、免許の取消しや停止処分を受けた場合、免許証の有効期限が過ぎていた場合、免許外の車を運転してしまった場合などがあります。そして無免許運転の罰則は非常に重いものがあります。無免許運転について詳しくは以下の記事をご覧ください。

無免許運転の詳しい解説についてはこちら

免許不携帯時に万が一の事故となってしまった場合に は

自動車保険 交通事故

出典 :©shutterstock / Rob Orf

万が一事故などの時に免許証不携帯だった時はどうなるのでしょうか。
事故を起こした時には警察官を呼びます。ここで免許証の提示義務が関係してきます。
先ほどの道路交通法95条第2項の提示義務にある、第67条第2項の規定による場合に事故時も含まれているからです。
警察官に免許証の提示を求められた時には、携帯していないために提示ができない旨を伝えましょう。
そこで免許不携帯の違反となることが多いようです。免許不携帯で事故の責任を問われるようなことはありません。

また、任意保険に関しても保険金の支払いがされないというようなことは一般的にはありません。免許不携帯によって過失割合が大きくなるようなこともほとんどないでしょう。
事故時に免許不携帯だったか らといって必要以上に慌てる必要はありません。
冷静な対応をしましょう。
交通事故時の対応については、以下の記事に詳しいので合わせてご覧ください。

交通事故を起こしてしまった場合の対処方法についてはこちら

免許の携帯は必ず確認

注意点

「車に乗る前には必ず免許の確認を」ということは車に乗る人なら誰でも覚えていることですが、つい忘れてしまうこともあるのではないでしょうか。
しかし、免許不携帯義務違反の罰則には過失罰もあることから、うっかり忘れていたということでも罰則の対象になります。

決して大きなペナルティーにはなりませんが、違反は違反となりますし、反則金もあり、注意されてしまうことは避けたいものです。
慣れている人ほど起こりやすいミスとも言えるので、襟を正すつもりで乗車の前の確認事項の一つとして、見直してみてはいかがでしょうか。

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この記事の執筆者

EightHoursADayこの執筆者の詳細プロフィール

書籍の編集者が本業でライターもやっています。 好きな車は欧州の大衆コンパクトカーやステーションワゴンなどの実用車やマイナーな国産車。 人気がなく、一般的に日の目を見ない車などにも光を当てていきたいです。 車だけではなく道路や交通法規ネタなんかも好きです。...

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