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【三菱デリカD:5は進化を続けるミニバン】ディーゼルの実燃費の評価やカスタムも

2007年にデリカ・スペースギアの後継車として販売が開始された「三菱・デリカD:5」とは「5代目デリカ」を意味しています。2013年にはミニバン初のクリーンディーゼル車も追加され、三菱のロングセラーモデルとして愛され続けるデリカ。本記事は、デリカD:5の押さえておきたい要点や、ディーゼルの実燃費、カスタムの評価まで徹底解説していきます。

三菱・デリカとは?【歴代モデル概略】

初代 三菱・デリカ(バン・コーチ)【 1969年~1974年】

Delively(デリバリー:物を運ぶ)とCar(カー:車)を合わせた造語から名付けられた「三菱・デリカ」には、誕生から実に45年以上という古い歴史があります。

初代は1969年、600kg積みのキャブオーバートラック(エンジン上部に運転席があるタイプのトラック)をベースにした、ワンボックス9人乗りワゴン「デリカコーチ」があたります。

初代デリカで興味が深いのは、1973年に発売されたルーフゲートが開閉式となる「デリカ・キャンピングバン」でしょう。
現代のようなアウトドア市場が確立していないこの時期、このようなキャンピングカーを発売した三菱には、実に先見の明があったといえますね。

2代目・3代目「三菱・デリカ」 【スターワゴン 1979年~1999年】

三菱 デリカD:5

商用車としての色合いも強かった初代から、フルモデルチェンジされた2代目「三菱・デリカ」は、「スターワゴン」の名で発売が開始されました。

2代目として、特筆すべきは1982年に発売された「ワンボックスワゴンで日本初の4WD車」があります。
スターワゴンは、当時の三菱で本格的な4輪駆動車として頭角を表わし、現在でもラリー車として世界中から愛される「パジェロ」の先代車となる「フォルテ」のプラットフォームに、デリカのボディが搭載されたものでした。

フラットで広く使いやすい車内と、フロントに設置された「グリルガード」が特徴的なデリカは人気となり、「4WDディーゼルのワンボックスといえばデリカ」と呼ばれることとなりました。

1986年、3代目にフルモデルチェンジされた「三菱・デリカ スターワゴン」は、1994年4代目が発表された後も販売が継続され、1999年までの長きにわたり愛されたモデルとなります。

4WDについて知りたい方はこちら!

4代目「三菱・デリカ」 【スペースギア 1994年~2006年 】

三菱 デリカD:5

それまで一貫して「キャブオーバー(車のエンジンの上に運転席がある)タイプ」だったデリカは、フルモデルチェンジがなされ「スペースギア」の名で発売が開始されました。

スペースギアは短いボンネット部分を持たせた中に、エンジンを搭載させた「ミニバン仕様のワンボックス」という形が特徴的で、当時人気を博しつつあった「ミニバン」市場を見越してのモデルチェンジでした。

車内は1列目から3列目まで歩いて移動できるようフラットとし、足回りは「SS4(スーパーセレクト4WD)」を採用することによって、オンロードでもオフロードでも用途に応じて駆動方式を変えることができるようにしたのです。

またエンジンはV型6気筒3.0Lに加え、3種類のディーゼルターボを用意するなど多彩なモデルがラインナップされ、2006年まで販売されました。
その役目を後継に託し、2007年ついに5代目となる「三菱・デリカD:5」が登場します。

デリカスペースギアについて知りたい方はこちら!

三菱・デリカD:5の7つの要点を探る

5代目 三菱 デリカD:5

(三菱・デリカD:5 D-パワーパッケージ クールシルバーメタリック)

5代目となる「三菱・デリカD:5」には、ガソリン車として「M」「G-パワーパッケージ」「G-プレミアム」「ローデスト G-パワーパッケージ」の4種類が、ディーゼル車として「D-パワーパッケージ」「D-プレミアム」「ローデスト D-パワーパッケージ」の3種類がラインナップしています。
それでは、ここからは「三菱・デリカD:5」を考える上で、押さえておきたい要点をいくつかご紹介しましょう。

三菱・デリカD:5の要点その1 【エンジン性能】


グレード名M/G-パワーパッケージ
G-プレミアム
M/G-パワーパッケージD-パワーパッケージ
D-プレミアム
駆動方式フルタイム4WDFFフルタイム4WD
排気量2,359cc1,998cc2,267cc
使用燃料ガソリンガソリン軽油(ディーゼル)
エンジン直列4気筒DOHC直列4気筒SOHC直列4気筒DOHC
過給機なしなしインタークーラー付きターボ
最高出力170ps/6,000rpm150ps/6,000rpm148ps/3,500rpm
最大トルク23.0kgm/4,100rpm19.4kgm/4,200rpm36.7kgm/1,500~2,750rpm

ガソリンエンジンには「MIVEC」を採用

デリカD:5 ガソリンエンジン

表から見てもわかるように、デリカD:5のガソリン車には「4WD車(4輪駆動)」と「FF車(エンジン前置き・前輪駆動)」が存在します。
4WD車のエンジンは「直列4気筒DOHC」となっていて、三菱が開発したMIVECシステムが搭載されています。
MIVECシステムとは、三菱開発の可変バルブタイミング機能に対する総称です。このモデルでのMIVECシステムは、吸入・排気の空気量を「連続可変バルブタイミング」で調整し、吸気・排気効率を高めて、燃費向上やトルク向上、環境性能向上を実現させるというものです。

一方、FF車のエンジンは「直列4気筒SOHC」となり、このモデルではさらに新しくなった新MIVECシステムが搭載され、従来のDOHCと変わらないほどの性能を発揮することができます。
新しいMIVECシステムは、吸入する空気量をスロットルバルブだけでなく「吸気バルブのリフト変化」でも調整することによって吸気効率を高め、燃費向上や環境性能向上を実現させているのです。

ディーゼルエンジンはミニバン初の「クリーンディーゼル」

三菱・デリカD:5のディーゼル車は「直列4気筒DOHCインタークーラー付きターボ」で、ミニバン初のクリーン・ディーゼル仕様となっています。

ディーゼルエンジンは、燃料の軽油が高温かつ高圧でないと燃えない、燃焼が均一になりにくいといった特性があります。
これを解決するために、エンジンへの吸気は高圧(高圧縮率)にします。
また、燃焼後のガスに残るススや有害物質を取り除く装置を装着するなどの対策がされるのが通常です。

しかし、三菱・デリカD5に搭載されるディーゼルエンジンにはターボチャージャーを搭載し圧縮率を高める(ディーゼルエンジンにはよく採用されている)だけでなく、当時では先進の「コモンレール式燃焼噴射システム」(燃料噴射回数を増加、且つ噴射量を調整。基本は1爆発1回の燃料噴射)を搭載し有害物質の発生を低減させることを達成。
ミニバン初のクリーンディーゼル車となりました。
また、エンジンの効率の良さは軽量化にも繋がるなどの効果も生まれ、走行フィーリングや燃費の向上も達成しました。

クリーンディーゼルについて知りたい方はこちら!

三菱・デリカD:5の要点その2 【走行性能】

三菱開発のASCが標準装備

三菱・デリカD:5の走行技術として、まず挙げたいのは全モデルに標準装備されている「ASC」システムです。
ASCシステムとは「Active Stability Control」の略で、不安定な路面状況や急なハンドル操作に対して、車輪のスリップを防止し安全な走行をアシストしてくれるシステムです。

また、トランスミッションには、これも三菱開発の「INVECS」が採用されています。
INVECSとは、運転状況に応じて車の最適な変速を自動的に制御してくれるシステムで、デリカ・D:5のガソリン車には「INVECS3 CVT」が、ディーゼル車には「INVECS2 6速スポーツモードAT」が搭載されています。

今でこそ「走行アシストシステム」や「自動変速システム」は、各メーカーが開発し、車に装備されることも多くなりましたが、三菱は1990年代から開発しているパイオニアといっても過言ではなく、そのなめらかな走りや変速のシステムには定評があるのです。

さらに4WD車の走行性能は?

三菱 デリカD:5 D-パワーパッケージ

(三菱・デリカD:5 D-パワーパッケージ)

三菱といえば、昔からラリーレイド(悪路走破ラリー)として有名な「ダカールラリー」での活躍が有名です。
これらの競技での走破ノウハウが三菱・デリカD:5でも十分に生かされています。

特に「AWC(All Wheel Control:オール ホイール コントロール)」システムは、4つのタイヤの能力を最大限に引き出す制御システムとなっていて、「4輪接地荷重」「4輪駆動/制動力配分」「4輪スリップ」を機械的に制御しているのです。
また、駆動方式は路面状況などに応じて、前後の駆動力を最適に配分する「4WDオート」、雪道・悪路・登坂などで強いトルクを発揮する「4WDロック」、燃費を考慮した「2WD」のモードが選択できる電子制御4WDとなっています。

三菱・デリカD:5の要点その3 【外装】

三菱 デリカD:5 ローデスト ダイヤモンドブラックマイカ

(三菱・デリカD:5 ローデスト ダイヤモンドブラックマイカ)

デリカD:5のボディ構造には、「リブボーン・フレーム」が採用されています。

リブボーン・フレームとは、その名の通り人間の肋骨のように、フレームを環状(輪っか)につなげたボディ構造をいい、もともとドア開口部が広く、ボディが比較的弱くふらつきやすいといったミニバンの弱点を解消する構造をとっているのです。

また、外観は「デリカ・スターワゴン」などにも通じるシンプルで直線的なボディラインとなっています。
フロントマスクは、メッキグリルが精悍な印象を与え、フロントフェンダー部は特殊な樹脂製とし、接触などによる変形にも強い作りとしています。
リアでは、大きな開閉が可能なリアハッチが特徴的で、アウトドアでは日よけなどにも使用できる実用性を兼ね備えています。

三菱・デリカD:5の要点その4 【内装】

三菱 デリカD:5 内装

三菱・デリカD:5の内装での特徴は、なんといってもその室内空間の広さといえるでしょう。
2列目・3列目の床はフラットな仕様となっていて、シートは座り心地にもこだわった作りとなっています。

また、乗り込む際にも、幼児でも乗り込みやすいように低い位置にも「アシストグリップ」が用意されています。
スライドドアのガラスは、しっかり下までの開閉となっていて、3列目シートは前後に34cmのスライドが可能となっています。
荷物の有無によって、座席を移動させたり、側面にもシートが収納できたりと選択の幅も広がりますね。

さらに、ディーゼル車には運転席と助手席にシートヒーターが内蔵されていて、寒冷地やアウトドアでも活躍してくれます。

三菱・デリカD:5の要点その5 【スペック詳細】

グレード名MG-パワーパッケージG-プレミアムMG-パワーパッケージD-パワーパッケージD-プレミアム
駆動方式フルタイム4WDFF(2WD)フルタイム4WD
全長×全幅×全高4,730×1795×1,870mm4,730×1795×1,850mm4,730×1795×1,870mm
ホイールベース2,850mm
エンジン直列4気筒DOHC直列4気筒SOHC直列4気筒DOHC
過給機なしなしインタークーラー付きターボ
排気量2,359cc1,998cc2,267cc
使用燃料ガソリンガソリン軽油(ディーゼル)
最高出力170ps/6,000rpm150ps/6,000rpm148ps/3,500rpm
最大トルク23.0kgm/4,100rpm19.4kgm/4,200rpm36.7kgm/1,500~2,750rpm
ミッションCVT6速スポーツモードCVTCVT6速スポーツモードCVT6速スポーツモード A/T
燃費(JC08モード)10.6km/L13.0km/L13.0km/L

三菱・デリカD:5の要点その6 【新車価格】

デリカD:5 モデル名新車価格
M(4WD・ガソリン車)2,855,520円
G-パワーパッケージ(4WD・ガソリン車)3,168,720円
G-プレミアム(4WD・ガソリン車)3,731,400円
M(FF・ガソリン車)2,408,400円
G-パワーパッケージ(FF・ガソリン車)2,752,920円
D-パワーパッケージ(4WD・ディーゼル車)3,526,200円
D-プレミアム(4WD・ディーゼル車)4,055,400円
ローデスト G-パワーパッケージ(4WD・ガソリン車)3,395,520円
ローデスト G-パワーパッケージ(FF・ガソリン車)3,012,120円
ローデスト D-パワーパッケージ(4WD・ディーゼル車)3,731,400円

三菱・デリカD:5の要点その7 【中古車相場価格】

三菱 デリカD:5 D-プレミアム

(三菱・デリカD:5 D-プレミアム)

それでは、三菱・デリカD:5の中古車相場はどのようになっているのでしょうか?
モデルチェンジも近いとされるなか、年式の古いものには100万円以下で手に入るものもあるようです。(2017年3月時点の相場です)
しかし、そこはオフロードでも使えるデリカD:5です。
走行距離や足回りなど、念入りなチェックをすることも重要となりますね。


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三菱・デリカD:5の実燃費・評価

三菱 デリカD:5 G-パワーパッケージ

(三菱・デリカD:5 G-パワーパッケージ)

デリカD:5の実燃費・評価はどうなっているのでしょうか?
ここでは、ユーザーのリアルな声をいくつかご紹介します。

三菱・デリカD:5の実燃費・評価 リアルな声その1

車重のわりに燃費がよい。(通勤燃費:10.0km/L) ・4気筒2.4Lのわりに3000rpmも回せばよく走る。

出典:http://www.carsensor.net/

三菱・デリカD:5の実燃費・評価 リアルな声その2

燃費がどう乗っても約10kmほどなのでよく言えば安定はしていますが高速に乗っても変わらないのは少しモヤモヤします。

出典:http://www.carsensor.net/

三菱・デリカD:5の実燃費 リアルな声その3

燃費:街中で11~12、高速で14くらいは走ります 価格:クリーンディーゼル、四駆性能、標準装備などいろいろ考えると価格相応かなと思います

出典:http://www.carsensor.net/

三菱・デリカD:5の実燃費 リアルな声その4

燃費も通勤と、レジャーで11㌔から12㌔で高速なら少し伸びますんでこのタイプでは合格でしょう! 

三菱・デリカD:5の実燃費 リアルな声その5

街乗りで平均リッター8キロ程度だったことを考えれば、とても経済的です。

出典:http://www.carsensor.net/

実燃費に関しては特に悪いということもなく、多くのドライバーが満足しているようです。

三菱・デリカD:5の秀逸カスタム

この章では、デリカD:5のユーザーの秀逸カスタムをご紹介しましょう。

三菱・デリカD:5の秀逸カスタム その1


三菱・デリカD:5の秀逸カスタム その2


三菱・デリカD:5の秀逸カスタム その3


大胆にアレンジしてより自分らしい車にカスタムされていますね。どの車からもドライバーのデリカD:5への愛を感じ取れます。

三菱・デリカD:5のモデルチェンジは近い?

三菱 デリカD:5 ローデスト D-パワーパッケージ

(三菱・デリカD:5 ローデスト D-パワーパッケージ)

三菱の車は愛されてロングセラーを続ける車が多いですよね。デリカもまさにその中の一つです。
ドシッとした「三菱・デリカD:5」のモデルチェンジは早ければ2017年内と言われています。
どんな車に変わるのか待ち遠しくてワクワクしてしまいます。

できることならシンプルで無骨な「デリカらしさ」は、ぜひ引き継いたモデルとなって欲しいと思います。
今後も「三菱・デリカD:5」に注目していきましょう!

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