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【三菱パジェロはオフロード代表SUV】実燃費やカスタムからディーゼルの評価なども

かつてオフロード車といえばパジェロかランクルと言われた時代、今は昔のように語られていますが長い日本車の歴史の中で「パジェロ」ほど異彩を放った車はありません。最高出力190馬力を誇り、どんな悪路も高速走行もそのドッシリとした安定感でグイグイ進み、魅力の溢れたSUV、それが三菱自動車の代名詞的な車が「パジェロ」なのです。今回は「パジェロ」に焦点を当てて、この車の持つ魅力を見直してみました。

三菱の代表的SUV「パジェロ」とは?

出典:©Shutterstock.com/ Rodrigo Garrido

RVブームといわれた1990年代、RVと言えばランクルかパジェロかと代名詞になるほどの人気を博した名車です。
日本での販売台数も落ち込んではいますが、海外、特に中東やアジア地域ではまだ人気の高いSUVです。
また、三菱自動車のSUVフラッグシップモデルとしても名高く、今は参戦していいませんが、毎年年末年始に行われる「パリ・ダカールラリー」ではトヨタ・ランドクルーザーを凌ぐ戦績を残していました。

三菱自動車の歴史の中で、じつはこの手のRV車を製造する歴史は長く、ジープのライセンスを契約し製造を始めた時期と合わせて実に60年の歳月を費やしています。
実用性も去ることながら特質すべきはその走破性です。
市販車無改造で過酷なパリ・ダカールラリーを制覇したのはパジェロは初めてで、RVブームをさらに牽引した立役者でもあります。

三菱自動車の詳しい歴史についてはこちら

三菱パジェロの外観は無骨なRV車だ

三菱 パジェロ
三菱 パジェロ

今回執筆にあたり筆者自ら試乗に行ってまいりました。
そのレポートも含めこの記事を執筆しているのですが、筆者が若い頃は仕事でこの「パジェロ」のパリ・ダカールラリー仕様に関わったこともあり非常に感慨深い車です。
外観デザインはラリーでしのぎを削っていた頃とほぼ変わらず、無骨でガッシリとしたデザインです。
ロングノーズと視認性の高い運転ポジションは以前から変わらない特徴のひとつです。

パリ・ダカールラリーで優勝してから販売されたパジェロエボリューションもベースは同じ、今でこそラグジュアリーSUVの代名詞をトヨタ・ランドクルーザーに奪われましたが、砂漠をひた走る孤高の存在感は健在です。
フルサイズながら視点が高いうえ、ロングノーズボディーで安全性も抜群、正面、側面、後方からの衝突に対して非常に高い安全性が確保されています。
ユーザー層を見てみると、以前から女性に人気で、これは視点の高さが運転のしやすさに直結しているため人気なのです。

パジェロのライバル車「ランドクルーザー」に関連する記事はこちら

三菱パジェロのインテリアは豪華なだけではない

三菱 パジェロ インパネ
三菱 パジェロ 内装
三菱 パジェロ 内装

乗り込むと先ず、視認性の良いメーターが飛び込んできます。
現行モデルにフルモデルチェンジされてから既に10年経過していて、インテリアは最新モデルの他社SUVのに比べると見劣りするかと思われがちですが、価格帯が高級車の部類に匹敵するのでシートやインパネ回りは高級感があります。

フルサイズSUVだけあって広々としたラゲッジスペースと居住性で、大人が4人乗り込んでも余裕の足元、密封性が高いのかロードノイズが殆ど聞こえない静粛性は流石です。
豪華だけではないプレミアム感がパジェロのインテリアにはあります。

三菱パジェロのスペックは?

三菱 パジェロ 2015年

現行のパジェロにはショートボディーとロングボディーの2機種、7モデルあります。
全てのモデルにはスーパーセレクト4WDIIとINVECS-II5速スポーツモードA/Tが装備されています。
ロングにもショートにもディーゼル車が用意されていて、このディーゼルモデルは人気を博しています。

気になるスペックは以下の通りです。

■LONG(クリーンディゼル車、ガソリン車共用)
・全長:4,900mm
・全幅:1,875mm
・全高:1,870mm
・ホイールベース:2,780mm
・最低地上高:225mm
・車両重量:2,130-2,290kg
・乗車定員:7人

■SHORT(クリーンディゼル車、ガソリン車共用)
・全長:4,385mm
・全幅:1,875mm
・全高:1,850mm
・ホイールベース:2,545mm
・最低地上高:225mm
・車両重量:1,960-2,110kg
・乗車定員:5人

ガソリン車の出力は178PS/5,250rpmで最大トルク26.6kgf・m/4,000rpmです。
ディーゼル車の出力は190PS/3,500rpmで最大トルク45.0kgf・m/2,000rpmです。
比べるとガソリン車が劣っているように見えますが、ディーゼル車はインタークラー付きターボの影響で出力がアップしています。

三菱パジェロのディーゼルの性能は?

パジェロ ディーゼルエンジン

現行の三菱パジェロに装備されているディーゼルエンジンは時代にマッチしたクリーンディーゼルに進化しています。
元々この手のディーゼルエンジンを作るのは得意だった三菱ですが、DI-Dエンジンを開発する際、直噴ディーゼル技術をマツダに先行され苦戦を強いられました。
しかし大排気量で直噴化を成功した事もあり、パジェロのパワーユニットは余裕の高出力、高トルクを持つSUVに進化したのです。

マツダと異なる点は排気ガス浄化技術を備えること、この技術で大気汚染の問題となるNOxやPMを大幅に低減できています。
また、直噴ディーゼルは高い燃焼効率を実現しているため、重たい車体でハイパワーエンジンだがJC08モード燃費は10.4km/Lを叩き出した。
実燃費は別項で紹介しますが、試乗してきた感想は「思ったほどもたれないエンジン」だったこと。エンジンが冷えた状態からあたたまるまでに試乗を終えたのですが、パワーもトルクもアクセルを踏むと素直に出力されているのを感じる加速を見せてくれます。

エンジン音もターボ車とは思えないほどの静粛性で、運転席に乗車するとエンジン音が気にならないほどの遮音性と少ない振動が技術の高さを証明しています。
排気もニオイを嗅いでみたのですが、ディーゼル独特の異臭はほとんどなく、まさにクリーンディーゼルです。
環境や燃費が気になるがフルサイズのSUVに乗りたいユーザーにはおすすめです。

クリーンディーゼルの詳しい解説はこちら

三菱パジェロの実燃費と評価は?

パジェロ エンジン

JC08モード燃費は10.4km/Lとなっています。実用は平坦な道ばかりではなく、荷物をのせ、人をのせとテストとは条件が違います。
ではユーザーの厳しい評価はいかがなものか?
口コミを集めてみました。

頑丈です。2014年式のディーゼルモデルに乗っていますが3年で8万キロ走っています。エンジンオイルを4000キロに一回交換するペースで、大きな故障はなく満足です。
燃費は街乗りで8km/L、高速を丁寧に走ると11km/Lまで伸びます。カタログ燃費より同等か少し良いので大変満足です。

出典:http://review.kakaku.com/

2006年モデルのディーゼル車に乗っています。先進の装備もありません。快適装備は最低限です。豪華すぎないインテリアがとても落ち着いていて快適です。燃費は8km/L、ニュースで悪いように言われていますが、そこまで悪い印象はありません。

出典:http://review.kakaku.com/

2006年モデルのディーゼル車に乗っています。乗り心地は少しゴツゴツした感じですが、悪くはありません。燃費もニュースで言われるほど悪くなく、カタログと同等の10.0km/L位、街乗りでこれですから、高速だともう少しよくなります。

出典:http://review.kakaku.com/

2006年モデルのディーゼルに乗っています。この手の車にありがちなノーズを突っ込んだ曲がり方やロールは気にするほどでもなく、快適な乗り心地です。インテリアも多少古いデザインですが満足です。
燃費は8.5km/Lほど、荷物も載せてますが思ったほど悪くなく、エンジンのパワーがいいのでしょうか、ちょっと踏むだけでスピードが出ます。

出典:http://review.kakaku.com/

口コミを集めてみて気づいたのですが、ユーザーの皆さん、口を揃えて燃費は悪くないと書き込みがあります。
平均にして8.5から10km/L位で推移しています。
やはり人気の車種はディーゼルモデルで、有り余るパワーを持て余すわけでもなく、必要十分のパワーを車が判断して出力しているように感じられます。
先進のラグジュアリーSUVではないのですが、その評判は高く評価されています。

パジェロのカスタム画像集

かつて特別仕様車として限定販売されたパジェロエボリューションをベースにボディーを作り変えた1台だと思われます。
パジェロエボリューションについていた独特のフロントグリルを残して、ラリーカー風に仕上げてあります。カッコいいですね~

初代モデルのショートタイプのパジェロを完全オフロード仕様に改造された車です。
今でも人気のパリ・ダカールラリーのラリーカーを彷彿とさせますね。

これぞ三菱パジェロといったスタイリングです。オフロード仕様にタイヤを履き替え、泥だらけになりながらも走破する。
CMに出てきそうなイメージですが、パジェロはここまで荒く乗っても壊れないのです。

三菱パジェロの中古車価格は?

三菱 パジェロ 17型 2016年

2017年3月現在、三菱パジェロの中古車台数は335台あります。年式にもよりますが、高い中古車で4,500,000円、安い中古車だと200,000円位になっています。
安い中古をカスタムベースとして購入して、DIYでユーザー自身がカスタムする傾向も見られます。市販の改造パーツも色々なメーカーから販売されているため、人気の車種なのです。
例え古い車でもパワーとトルクは一級品、足回りもオフロード車らしく頑丈にできていますから、メンテナンスを欠かさなければ十分現役の車と張り合えます。

パジェロの現在の中古車価格はこちら


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三菱自動車復活の鍵はパジェロ

三菱 パジェロ

三菱パジェロの実燃費からディーゼルの評価などを解説しましたが、いかがだったでしょうか?
今、三菱自動車はかつてないほどの苦境に立たされています。
2度のリコール隠し、燃費の偽装と日本の市場の中でこれまでにないほど信用は失墜し、低迷しています。
そんな中でも実に三菱らしい「エクリプス・クロス」が発表され、そのスタイリングが高く評価され国内でも期待の持たれている車のうちの1台です。

今回の執筆にあたり、筆者はこのパジェロに実際試乗してきました。
少しの時間だったのですが、どんな道も持ち前の安定感と力強いトルクで軽快に駆け上がるパワーを持った車です。
確かに国内だけみれば悲観的なイメージを持った三菱自動車ですが、海外を見るとそうでもないことが判ります。
特にアジア、アラブでのパジェロ人気は堅調で、欧州ではそもそも燃費計測の不正が無かったため大きな影響は受けていません。
国内で縮小した市場を海外に伸ばしているのも三菱らしい事実なのです。

今後国内では他社が「ラグジュアリーSUV」に舵を切る中、無骨なSUVのイメージをもったままでパジェロにはさらなる進化を見せてくれるとオフロードを楽しみたいユーザーを掴み、三菱復活の旗手になるのではないでしょうか。

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