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【スバルプレオは走れる軽自動車】実燃費やRSやLSの性能・評価から中古車価格まで

初代プレオはヴィヴィオの後継車として1998年に軽自動車規格改正時に販売されたスバルの軽トールワゴンで、販売開始から終了まで一度のフルモデルチェンジを行わなかった非常に息の長い軽自動車でした。特別仕様車や外装をクラシカルに魅せたり、往年の名車「スバル360」をモチーフにした特装車を販売したりと非常に特徴的で遊び心に溢れた軽トールワゴンでした。今回は未だにファンの多いこの「プレオ」に焦点を当てて、購入する際の重要事項を紹介します。

スバルの軽トールワゴン「プレオ」とは?

スバル プレオRS 2001年

軽自動車の老舗メーカーであったスバルが、当時最後発で出した軽のトールワゴンがこの「プレオ」です。

企業規模が小さいため他社のような車種を多数作り込む事無く、スポーティーグレードから商用バンまで幅広くラインナップされていました。

最後発とは言え、レガシィやインプレッサ同様、ドライバーズカーとして開発されており、その走行性能は他社の軽のトールワゴンを遥かに凌ぐ性能で、スバリスト達のセカンドカーとして地位を固めました。

本記事では、スバルが自社生産・販売していた初代プレオについて詳しくご紹介します。

プレオの外観デザインと動力性能

1998年式 スバル プレオLS

販売当時からプレオには3車種のラインナップが用意されていました。

スーパーチャージャー装備で軽トールワゴンとは思えない走りの「プレオRS」、ヨーロピアンスタイルで女性に大人気だった「プレオ・ネスタ」、商用バンがメインでしたが、他にも安定した走りと燃費の「プレオLS」やスバル360をモチーフにした「プレオ・ニコット」は販売開始から女性に大人気を博し、今でも人気のモデルです。

エンジンは全て排気量660ccの直列4気筒、EN07型を採用していてSOHC自然吸気エンジンにリッターカー並みの動力性能を有するSOHCマイルドチャージエンジン(低圧過給圧スーパーチャージャー)、スポーツタイプのSHOCスーパーチャージャーエンジン(高圧過給圧スーパーチャージャー)、そしてより高性能なDOHCスーパーチャージャーエンジンの4種類が設定されていました。

それぞれのモデルを外観のデザインから、内装までモデルごとで見てみましょう。

標準モデル「プレオ LS」の概要・スペック

2001年式 スバル プレオLS

ヴィヴィオの後継機種として開発されたプレオですが、デザインや機能のコンセプトはヴィヴィオのドライバーズカーとしてのマインドを引き継いでいて、当時の軽トールワゴンとは走りや性能の面で一線を引いていました。

ユーザーはレガシーやインプレッサ、フォレスターに乗るユーザーのセカンドカーとしての位置づけがあったため、軽自動車とはいえスバルらしいトールワゴンでした。

プレオネスタやニコットなど、派生車も多くあるプレオですが、こちらの「LS」こそもっとも長く売られたモデルで、後発のステラが販売されてもこのモデルは残り続けました。

外観デザインは今現在の軽トールワゴンと見比べても遜色のないシンプルかつ飽きの来ないデザインで、1999年度の「RJCカー・オブ・ザ・イヤー」に輝いています。

プレオ LSの性能・スペック

プレオLSの基本的スペックは以下のとおりです。

エンジン
・EN07型658cc SOHC食列4気筒
・EN07型658cc SOHC直列4気筒ISCチャージャー

駆動方式:FF/4WD
変速機:5MT/CVT
全長:3,395mm
全幅:1,475mm
全高:1,550mmー1,625mm
ホイールベース:2,310mm

スバル プレオLSの内装

2001年式 スバル プレオLS
2001年式 スバル プレオLS
2001年式 スバル プレオLS

プレオの内装はシンプルで、必要最低限のインパネ回りです。

5MT仕様車こそフロアシフトだったのですが、i-CVT仕様のプレオはコラムシフトを最初から採用していました。これによりインパネ回りの足元が非常に広く、スッキリとレイアウトされていて、使いやすく広い室内を実現していまいした。

このシンプルな内装、広い室内空間によって、商用車としても活躍しました。

トランスミッションは特に特徴的で、CVTの改良に先鞭を付けたスバルはこのプレオ販売のタイミングに合わせてi-CVT搭載車を展開しました。当時、このトランスミッションを搭載していたのはスバルのみでした。

スーパーチャージャー仕様「プレオ RS」

2002年式 スバル プレオRS
2002年式 スバル プレオRS
2002年式 スバル プレオRS ヘッドライト
2002年式 スバル プレオRS リアスポイラー

外観デザインで評判の良かった「LS」に専用の14インチアルミホイールとカラードスポイラー(フロントアンダー、サイド、ルーフ)を足し、エンジンを直4DOHCスーパーチャージャーの載せ替えたスポーツ仕様車がこのプレオRSです。

2001年のマイナーチェンジのタイミングでエンジンだけでなく足回りに改良を加え、新たに専用設計した5速マニュアル車は当時の軽自動車ファンから絶賛されました。

また、エンジン、排気系統の見直しも行われていて、低排出ガス化を図り、「良ー低排出ガス」認定を受けています。

フロントデザインには、スバルの象徴ともいえる六連星をグリルに取り込み、さらに清潭さが際立っていました。

プレオ RSの性能・スペック

スバル プレオRSの基本的スペックは以下のとおりです。

エンジン
・EN07型658cc DOHC直列4気筒ISCチャージャー

駆動方式:FF/4WD
変速機:5MT/CVT
全長:3,395mm
全幅:1,475mm
全高:1,550mmー1,625mm
ホイールベース:2,310mm

プレオ RSの内装・インテリア

2002年式 スバル プレオRS ステアリング メーター
2002年式 スバル プレオRS 5MT シフトノブ
2002年式 スバル プレオRS アルミペダル
2002年式 スバル プレオRS 内装 ダッシュボード
2002年式 スバル プレオRS 運転席 助手席
2002年式 スバル プレオRS 後部座席

2001年のマイナーチェンジで内装のデザインを専用化しているRSモデルは、インパネ回り関してはプレオLSやネスタと大差ありません。

しかし一部のRSには専用のオーディオ(MDプレイヤー&3連奏CDチェンジャー)、本皮巻ステアリング、本皮巻シフトノブ、アルミ製スポーツペダルなどを装備。最上級グレードとしての高級感を持っています。

特別仕様車だったのですが、販売後の反響が多く、毎年台数限定で販売されていました。

RSグレードはスポーツ走行に焦点を当てているため、RS専用シートと専用の5MTトランスミッションCVTには7速スポーツシフトが採用されていました。

マイルドチャージエンジン搭載「プレオ ニコット」

2001年式 スバル プレオニコット

正面から見ると笑った顔のように見える「プレオ・ニコット」は車種もLSとRSの間の設定で、低圧過給圧のマイルドチャージエンジンを装備していました。

外観のモチーフはスバル往年の名車「スバル360」、このモデルは第33回東京モーターショーにCNGエンジン搭載車として参考出品された。

その微笑ましいデザインが販売当初から女性に大人気で、特にボディーカラーのイエローは販売台数の大半を占めました。

プレオ ニコットのスペックは?

気になるプレオ・ニコットの基本的スペックは以下のとおりです。

エンジン
・EN07型658cc SOHC直列4気筒ISCチャージャー

駆動方式:FF
変速機CVT
全長:3,395mm
全幅:1,475mm
全高:1,550mm
ホイールベース:2,310mm

プレオ ニコットの性能・スペック

2001年式 スバル プレオニコット ダッシュボード
2001年式 スバル プレオニコット 運転席 助手席
2001年式 スバル プレオニコット 後部座席

内装は青を基調とした専用仕様で、シンプルかつ清潭な車内インテリアでした。

エンジンは参考出品されたCNGエンジンからマイルドチャージエンジンに置換し、i-CVTを搭載、少し踏み込むだけでグイグイっと引っ張る力強い走りが特徴的です。

フロントフェンダーはプレオ・ネスタ系と共用でしたが、仕様としてはプレオ・ネスタと同列でラインナップされていました。

可愛い顔の割に踏み込むとしっかりと走れる、草食性のガゼルのような足の速さが特徴的です。

ヨーロピアンスタイルの「プレオ ネスタ」

2002年式 スバル プレオ・ネスタ
2002年式 スバル プレオ・ネスタ

クロームメッキ仕様の専用フロントグリルや丸型4灯ヘッドランプ等を装備して、ヨーロピアンテイストのクラシカルなデザインに仕上げたプレオの派生モデルがこの「ネスタ」です。

ネスタは自然吸気エンジンの5MT車かマイルドチャージエンジン搭載のi-CVT車「G」とスーパーチャージャーエンジン+スポーツシフトi-CVTを搭載する「RG」の2車種でラインナップされていました。

特に「RG」はクラシカルな外観と反比例するほどの性能を持ち、リッターカーを凌駕する動力性能を備えていました。

プレオ ネスタの性能・スペック

プレオ ネスタの基本的スペックは以下のとおりです。

エンジン
・EN07型658cc SOHC食列4気筒
・EN07型658cc SOHC直列4気筒ISCチャージャー
・EN07型658cc DOHC直列4気筒ISCチャージャー

駆動方式:FF/4WD
変速機:5MT/CVT
全長:3,395mm
全幅:1,475mm
全高:1,550mmー1,625mm
ホイールベース:2,310mm

プレオ ネスタの内装・インテリア

2001年式 スバル プレオネスタ ダッシュボード インパネ
2001年式 スバル プレオネスタ 運転席 助手席
2001年式 スバル プレオ ネスタ 後部座席

インパネ回りはプレオLSのデザインをそのまま引き継いでおり、シンプルでも使いやすいデザインになっています。

前出のプレオニコットとはシートの色、内装の雰囲気などが似ていますが、シートのステッチがニコットは黄色、ネスタはシートと同色のステッチが使われていて、ネスタ専用の内装では無かったのです。

プレオシリーズは販売当初から販売終了まで内装のデザインは大きく変更されなかったのですが、モデルチェンジもなく販売が終了していることから、軽のトールワゴンとして完成された室内デザインであったと言えます。

プレオの実燃費を検証!

ビビオを超えることができたのか

2002年式 スバル プレオ

先代のヴィヴィオは未だに人気車種で、当時の軽自動車にしては効率のいい燃費でした。後継機のプレオはカタログ燃費だと18km/Lと当時の軽トールワゴンとしてかなり効率のいい燃費となっています。

では実際のユーザーの実燃費はどうだったのでしょう?口コミを集めてみました。

やはり燃費ですね。最高で18.5km/L出ました。
普段の買い物はもちろん、通勤通学、長距離の旅行にもとても使い勝手がいいと思います。

出典:http://www.goo-net.com/

もはやくスイスイ走ってくれて運転がとても楽。
その割には燃費も良くて、18から20km/L程度。

出典:http://www.goo-net.com/

いまだに燃費が落ちません。新車時から15~17km/Lも走ります。サスペンションも4輪独立懸架で乗り心地が良く、しかも操安性がピカイチです。

出典:http://www.goo-net.com/

現在人気の低燃費車と比較するとやや燃費が悪いけどリッターあたり13くらいはいく。

出典:http://www.goo-net.com/

安価で燃費良い。自宅が標高250mの山腹にあるので、毎回、坂道を登らねばならないが、それでも18km/Lぐらいでは走れていると思う。低速では力があり、高速では80K/Hなら安定して走れる。

出典:http://www.goo-net.com/

総じてユーザーの皆さんの燃費は13kmくらいです。筆者もプレオ・ニコットにもう14年乗っているのですが、大きな故障は無く、エンジンオイルの交換頻度を3000kmに一回として燃費は14~18km/Lと良好です。

口コミの中には26万キロ乗っている強者もいるくらいなので、壊れにくく燃費も良好な車と言えます。

ただし、スバル特有のエンジンからのオイル漏れなどのデメリットを指摘する声もありました。

筆者のプレオニコットもエンジンヘッドからじわりとオイル漏れしていた時期があり、ちょっとでもおかしいと思ったら自分で判断するのではなく、ディーラーに任せるなど早めの対処で対応するようにしましょう。

スバル プレオの中古車価格は?

2002年式 スバル プレオ

未だに人気の高いプレオですが、2017年3月現在、673台あります。ダイハツからOEM生産されたプレオも含まれますが、RSやネスタはまだまだ人気の高い車種と言えます。


中古車情報
システムメンテナンス中



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個性豊かな初代プレオ

ダイハツからOEM供給されている現行型プレオ

スバル プレオ

スバルの大ヒットトールワゴン「プレオ」の特選情報をまとめてみました、いかがだったでしょうか?
2010年、プレオは惜しまれつつも廃盤になり、同年4月に初代モデルが販売終了となりました。約12年間続いたこのプレオシリーズは一度のフルモデルチェンジを行わない非常に息の長い軽自動車でした。

現在スバルから販売されている「プレオ」は名前こそ同じですがダイハツのOEMで2ボックスのハッチバックセダン及びバンの使用になっています。ランナップは「プレオ」「プレオ・カスタム」「プレオバン」の3車種で構成されています。

スバルが軽自動車の開発、製造から撤退した背景には2008年のリーマンショックという不況で販売台数が著しく落ち込み、経営が一気に悪化、トヨタ自動車の傘下に入ることでこの危機を脱したのですが、この時トヨタはダイハツも傘下に収めていて、軽自動車事業はダイハツにと住み分けを余儀なくされました。

このため当時スバルにあった軽自動車のラインナップは全て廃盤、プレオ、サンバー、R1、R2、ステラと全てに固定客がいたのですが、惜しまれつつも廃盤となりました。

また、余談ですがR1、R2が廃盤するとの情報が発信されると同時に、それまで停滞していた注文が3~4倍増しになり、生産中止のその日までラインはフル稼働で生産していたという話もあります。

皮肉にも特徴的なデザインと潜在的に需要があった結果であり、R1、R2共に未だに中古市場では人気のある車種なのです。

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この記事の執筆者

haroこの執筆者の詳細プロフィール

某大手自動車部品メーカーの元エンジニアです。みなさんが楽しんでいただけるような記事を書いていきます。よろしくお願いします。...

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