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【小さくなる信号機】LEDで小型化!見にくくなってしまうのか?他に変更点は?

2017年の4月から、全国の信号機がLED&小型化することが決定しています。信号機のLED&小型化によって何が変わるのでしょうか?本記事では、信号機がLED&小型化することのメリットや、「小型化で見づらくなるかも?」といった気になる疑問点について解説をしていきたいと思います。

全国の信号機がLED&小型化する方針が決定!

信号機

警察庁は2017年度から、全国に約126万基設置されている車両用の信号機を小型化する方針にすることを発表しました。
LEDライトの構成要素を密集させることで、明るさを変えずに、ライトの直径を現在の30cmから25cmに小型化するようです。

平成5年に青色LEDが開発された翌年の平成6年の10月に、愛知県と徳島県で初めてLED式信号機が設置・運用されてから徐々にLED式の導入が増えつつありました。
しかし、全国の126万基もの信号機が総LED化し、かつ小型化するという方針が固まったというのは、なかなかのニュースですね。

今回の変更の経緯とは

道路交通法施行規則は、信号機のライトの直径を20~45cmと決めています。警察庁は1968年に標準仕様として、30センチを採用しました。
つまり、今回信号機の大きさが変更されるのは1968年以来、49年ぶりになりますね。

警察庁は、主に信号機製造のコスト削減を目的として、2014年から信号機の仕様を変更することを検討し始めました。

同時期に、同庁は専門のメーカーに委託し、LEDの素子の密度を高めることで、LEDライトを小型化するための開発が行われ、今回実用化に至ったという経緯になります。

信号機のLED化のメリットとは?

メリット

電球式からLEDへ移行する流れは近年見られる傾向ですが、そもそもLEDが注目される理由としては、次のような特徴が挙げられます。
・寿命が長い
・消費電力が低い
・小型・薄型化が可能

つまり、LEDはコスト縮減、環境への配慮を実現する性能を持っています。
信号機をLED化することで、設置後の消費電力は、従来の電球式の70Wと比較して、約6分の1の12Wまで抑えることができます。

これに加えて、LEDは光の指向性というものを持っています。
従来の信号機のライトに仕様される電球や蛍光灯は、360度すべての方向に発光しているのに対し、LEDは用途に応じて、所定角度のみに光を放射することができます。

これが光の指向性を持っているということです。
逆に言えば、必要のないところには光を放射しなくて済むため、光害をなくすことを可能にしています。

信号機の小型化のメリットとは?

信号機 青

LED化のメリットに小型化が可能になる点が挙がりましたが、さらにここで、小型化によるメリットが生まれます。
それは、「製造コストの削減」で、今回の変更における最大の目的です。

従来の電球式信号機のライト部分の製造コストが、1基につき約107,000円であることに対し、LED式の信号機は1基につき約89,000円で、約17%のコスト削減が実現されています。

全国126万基の信号機にゆくゆくは導入されるわけですから、この17%は大きな数字だと言えますね。

信号機が小型化すると見にくくなるリスク?

疑問 ポイント

信号機というのは、車の流れを仕分けして、安全な交通秩序を実現するものです。
5cmの縮小とはいえ、ちょっとでも信号が見づらくなったら、交通事故のリスクがちらついてしまう方もいるかもしれません。

しかし、心配は御無用です。
LEDはコストと環境に優しいだけでなく、「視認性」にも優れているのです。
電球式の信号機は、着色レンズを通じて反射鏡に太陽光が当たることで、信号が点灯しているように見えてしまう「疑似点灯」という現象が起こるリスクがあります。
元々LEDライトが信号機に導入されたのは、コスト削減・省エネだけでなく、このリスクを低減する理由もあったのです。

加えて、警察庁はさいたま市にて、新型LED信号機の公道設置を試験的に行い、ドライバーにアンケートをとったところ、「運転に支障はない」という結論を得られています。

歩行者用信号機に変更はある?

赤信号

今回の全国規模のLED&小型化は、車両用信号機のみで、歩行者用信号機に変更はないようです。
もちろん、歩行者用信号機も2002年以降、LED化が積極的に導入されています。

歩行者用信号機のLED式と電球式の見分け方

お近くの信号機がどちらのタイプなのか見分けるなら、背景と歩行者マークの色を見てみましょう。

LED化した歩行者用信号機は、背景が黒、歩行者マークが赤と青という構成に対し、電球式信号機は、背景が赤と青、歩行者マークが電球の発光色である白(黄色っぽい白かもしれません)で構成されています。

信号機のLED&小型化で地球に優しくより安全に!

信号機 空

ここまで、信号機のLED&小型化のメリットや、その他「小型化によって見づらくなるのでは?」などの気になる点について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

今回の信号機の変更は、メリットが大きいですね。
LED化でコストパフォーマンスや視認性を高め、小型化でコスト削減を実現します。
交通秩序や地球に優しいということですね。

もちろん、信号機を見て判断するのは人ですから、きちんと安全運転を心掛けましょう!

道路交通法に関する情報はこちらの記事

この記事の執筆者

小真太郎この執筆者の詳細プロフィール

マツダ車がお気に入りです。車全般に興味を持って、日々過ごしています。 どうぞ宜しくお願いします。...

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