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【トヨタカローラレビンの重要事項5選】実燃費や内装の評価からAE86やAE111の人気型式まで

歴代日本車で名車中の名車であるカローラレビンのAE86。カローラレビンというくくりでは初代TE27からAE86・最終のAE111まで知っている方は少ないと思います。そこで歴代のカローラレビンの紹介から、実燃費と内装の評価までを紹介していきます。

そもそもトヨタカローラレビンとは

トヨタ カローラレビン AE86

トヨタ カローラレビンは、トヨタのカローラをベースに1,600ccのエンジンを搭載したスポーツクーペです。
販売期間は1972年から2000年までで、7度のモデルチェンジをしながら28年間も製造・販売された人気車種でした。

また4代目にあたるAE86型カローラレビンは、歴代モデルので中で最終型のFR車であり、軽量な車体と高回転まで気持ちよく回る4AGエンジンの組み合わせにより軽快にコーナーを高速走行で攻略でき、コンパクトピュアスポーツカーを代表するモデルでした。
現在の販売されているトヨタとスバルのスポーツカー、トヨタ86、スバルBR-Zが誕生する大きな理由となった車でもあります。

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カローラレビンについての記事はこちら

歴代のカローラレビン

初代カローラ(TE27型)1972年~1974年

1966年にカローラが登場してから6年後、当時のカローラは排気量1,200cc、1,400ccのコンパクトなエンジンが搭載されていました。
そんなカローラクーペにトヨタセリカの排気量1.6リッター4気筒DOHCエンジン2T-G型を搭載したものが初めてのカローラ レビンでした。

車名は「カローラ クーペ」、グレードが「レビン」という組み合わせであり、1983年の3代目の販売が終わるまで正式な車名は「カローラクーペ」のグレードが「レビン」というのが正式名称でした。
また、この時から姉妹車であるトヨタスプリンター・トレノ1600もデビューしました。

1972年 TE27型カローラレビンスペック
車両型式TE27
全長×全幅×全高(mm)3,945×1,595×1,335
ホイルべース(mm)2,335
車両重量(kg)855
エンジン形式2T-G
エンジン種類直列4気筒DOHC8バルブ
排気量(cc)1,588
最強出力(PS/rpm)115/7,800
最大トルク(kg-m/rpm)14.5/5,200
価格(円)813,000

2代目前期カローラレビン(1974年~1975年)

1974年4月にカローラレビンはフルモデルチェンジをし、フロントグリルのやヘッドライトの変更がなされました。
しかし、スペックから初代と比較するとエンジン、ミッションあたりの大きな変更はなかったようです。

デビュー当時の48年排ガス規制はクリアしたのですが、さらに厳しくなった50年排ガス規制をクリアすることができず。カローラ レビンは1975年11月に一旦生産を休止しました。
これだけ厳しい排ガス規制がなされた理由は、昭和48年に第1次石油ショック、化学物質の審査及び製造等の規正に関する法律(化審法)制定、六価クロム汚染問題(東京)と立て続けに化石燃料や公害などの問題が発生したことでした。

ここまでを2代目前期型となっており、1977年に改良された後期型がデビューします。

1974年 TE37型カローラレビンスペック
車両型式TE37-MQRG
全長×全幅×全高(mm)3,995×1,570×1,340
ホイルべース(mm)2,370
車両重量(kg)930
エンジン形式2T-G
エンジン種類直列4気筒DOHC
排気量(cc)1,588
最強出力(PS/rpm)115/6,400
最大トルク(kg-m/rpm)14.5/5,20
価格(円)1,043,000

2代目後期カローラレビン(TE51/TE55型 1977年~1979年)

1977年1月に大幅な改良がされてカローラクーペ・レビンが販売されました。
50年排ガス規制をクリアするために燃料供給機構をキャブレターからインジェクションへ変更し、パワーダウンはしたものの、さらに厳しくなった51年排ガス規制もクリアし、搭載された2T-G型エンジンは低公害化されたことで完全復活を果たします。

もしこのとき、排ガス規制対策のために2T-Gエンジン搭載モデルが廃止という決断をトヨタがしていたら、AE86型カローラレビン、現行のトヨタ86は存在しなかったでしょう。

1977年 TE51型カローラレビン スペック
車両型式B-TE51-CMQZGE
全長×全幅×全高(mm)4,070×1,600×1,310
ホイルべース(mm)2,370
車両重量(kg)955
エンジン形式2T-GEU
エンジン種類直列4気筒DOHC
排気量(cc)1,588
最強出力(PS/rpm)110/6,000
最大トルク(kg-m/rpm)14.5/4,800
価格(円)1,282,000

3代目カローラレビン(TE71型 1979年~1983年)

1979年3月にデビューした3代目カローラ クーペ レビンは、2代目モデルよりもホイールベースが30mm、トレッドが前25mm、後50mmと大幅に大きくなり、よりスポーティーな雰囲気へとなりました。
映画「バッグトゥーザフューチャー」に出てくるデロリアンに似ていますね。
また、2T-Gエンジン搭載はこのモデルで最後となり、86に搭載される4AG型エンジンが搭載される前は、11年間2T-Gエンジンがレビンで大活躍していました。

1979年 TE71型カローラレビン スペック
車両型式E-TE71-ECMQF
全長×全幅×全高(mm)4,240×1,625×1,325
ホイルべース(mm)2,400
車両重量(kg)975
エンジン形式2T-GEU
エンジン種類直列4気筒DOHC
排気量(cc)1,588
最強出力(PS/rpm)115/6,000
最大トルク(kg-m/rpm)15.0/4,800
価格(円)1,343,000

4代目カローラレビン(AE85/AE86型 1983年~1987年)

4代目 トヨタ カローラレビン

出典 :©everystockphoto.com/ Moto@Club4AG

もう説明不要といっていいほど、有名なAE86は4代目のカローラレビンです。
今まではカローラクーペのレビンというグレードでしたが、このモデルから車名が「カローラレビン」となり、サーキットや峠で大活躍をし、多くの有名ドライバーがAE86で腕を磨きました。

ボディータイプは2ドアクーペと、3ドアハッチバックの2つが用意され、漫画イニシャルDの脇役イツキ君が乗っていた「ハチゴー」ことAE85は、シングルカムの1,500ccエンジンでした。

1983年 AE86/AE85型カローラレビン スペック
グレード3ドア・1600・GT APEX3ドア・1600・GTV3ドア・1500・SR
車両型式E-AE86-ECMVFE-AE86-ECMQFE-AE86-ESMQF
全長×全幅×全高(mm)4,200×1,625×1,335
ホイルべース(mm)2,400
車両重量(kg)975
エンジン形式4A-GEU4A-GEU3A-U
エンジン種類直列4気筒DOHC直列4気筒OHC
排気量(cc)1,5871,5871,452
最強出力(PS/rpm)130/6,000130/6,00085/5,600
最大トルク(kg-m/rpm)15.2/5,20015.2/5,20012.0/3,600
価格(円)1,548,0001,548,000
1,133,000

5代目カローラレビン(AE91/AE92型 1987年~1991年)

トヨタ 5代目 カローラレビン

出典 :©everystockphoto.com/ dave_7

5代目カローラレビンからFF化され、3ドアハッチバックは廃止され、2ドアクーペのみとなりました。
当時、日本はバブル景気でトヨタソアラ、ホンダプレリュードといった2ドアスポーツカーが「デートカー」と呼ばれ大ヒットし、このカローラレビンも歴代モデルの中で最も販売台数が多いものでした。

1987年 AE92/AE91型カローラレビン スペック
グレード1600・GT-Z1600・GTV1500・Zi
車両型式E-AE92-ACMXRE-AE92-ACMXFE-AE91-ACMGK
全長×全幅×全高(mm)4,245×1,680×1,300
ホイルべース(mm)2,430
車両重量(kg)1,0701,000980
エンジン形式4A-GZE4A-GE5A-FE
エンジン種類直列4気筒DOHCスーパーチャージド直列4気筒DOHC直列4気筒DOHC
排気量(cc)1,5871,5871,498
最強出力(PS/rpm)145/6,400120/6,60094/6,000
最大トルク(kg-m/rpm)19.0/4,40014.5/5,20013.1/4,400
価格(円)1,833,0001,671,000
1,394,000

6代目カローラレビン(AE100/AE101型 1991年~1995年)

6代目トヨタ カローラレビン

出典 :©everystockphoto.com/ FotoSleuth

型式がAE101から「トイチ」という愛称で言われていた6代目カローラレビンは、トヨタ車で初めて5バルブエンジンを採用し、最大パワーが160馬力、過給機のスーパーチャージャー搭載では170馬力も発揮していました。
搭載されていたエンジンをAE86へエンジンスワップをしている方も多く、現在車両として人気がないもののエンジンは人気があります。

漫画イニシャルDの中で主人公のトレノに途中から搭載されたスペシャルエンジンはAE101の5バルブエンジンがベースとなったものです。

1991年 AE101型カローラレビン スペック
グレード1600・ツインカム16・SUPER CHARGER・GT-Z1600・ツインカム20・GT APEX1600 16バルブ・EFI・SJ
車両型式E-AE101-ACMXRE-AE101-ACMZFE-AE101-ACMGK
全長×全幅×全高(mm)4,275×1,695×1,305
ホイルべース(mm)2,465
車両重量(kg)1,1501,0901020
エンジン形式4A-GZE4A-GE4A-FE
エンジン種類直列4気筒DOHCスーパーチャージド直列4気筒DOHC直列4気筒DOHC
排気量(cc)1,5871,5871,587
最強出力(PS/rpm)170/6,400160/7,400115/6,000
最大トルク(kg-m/rpm)21.0/4,40016.5/5,20015.0/4,800
価格(円)2,207,0001,874,000
1,524,000

7代目カローラレビン(AE110/AE111型 1995年-2000年)

最後となる7代目モデルは、AE86から重くなった車体を軽量化し、1トンちょっとまでシェイプアップし、エンジンもパワーアップしました。
多くのアマチュアレーサーがこのモデルを使い、スーパー耐久や全日本選手権、全日本ラリーと多くのレースで活躍しました。
また、トヨタ車で初めて6速マニュアルトランスミッションを搭載したのは、トヨタレビンでした。

しかし、クーペモデルの車が販売不振になったため、カローラレビンは姉妹車のスプリンタートレノと共に2000年8月販売終了となりました。

1995年 AE111型カローラレビン スペック
グレード1600 ツインカム20・BZ-G1600・16バルブ・EFI・XZ1500・16バルブ・EFI・FZ
車両型式E-AE111-ACMZFE-AE111-ACMGKE-AE110-ACMGK
全長×全幅×全高(mm)4,285×1,695×1,305
ホイルべース(mm)2,465
車両重量(kg)1,020990950
エンジン形式4A-GE4A-FE5A-FE
エンジン種類直列4気筒DOHC
排気量(cc)1,5871,5871,498
最強出力(PS/rpm)165/7,800115/6,000100/5,600
最大トルク(kg-m/rpm)16.5/5,60015.0/4,80014.0/4,400
価格(円)1,640,0001,426,000
1,212,000

トヨタカローラレビン以外の旧車について紹介はこちら

カローラレビンの懐かしのCM

AE86が発売されたとき、兄弟車カローラの宣伝にはイメージキャラクターに郷ひろみを起用し、CMソングには郷ひろみの『素敵にシンデレラ・コンプレックス』が使われました。

AE101型のカローラレビンのCMにレーシングドライバーの片山右京が出演。スポーツカーとしての雰囲気を前面に出した演出がなされています。
CMソングはB’zの「裸足の女神」でした。

AE86・AE111の内装は

ここでは最も人気のあるAE86と、最も新しく中古車でも購入しやすいAE110・111の内装を見ていきたいと思います。

AE86の内装

AE86内装 メーター周り


スピードメーターに注目してみると、1983年デビューの車にも拘らず、すでにデジタルメーターが搭載されており、GT・APEXのオプションで装着できたものでした。
またヘッドライト、ワイパーの操作は、メーター横にあるダイヤル式であり、見た目にはカッコいいですが、ステアリングから手を外さないといけないので今となっては不便なところです。

そのほかのインパネ、シート、センターコンソール、リアシートはシンプルでこの時代らしくすでに旧車の雰囲気を感じさせます。

AE111の内装

最終型のカローラレビンもすでに約20年落ちになりますが、装備は今の車と大きな差はないです。
ハンドルはチルトステアリングで前後に調整でき、ミラーは電動格納式、ドアロックのワイヤレスリモートコントロールなど、基本装備は十分で、不便に感じることはないでしょう。
そして、最上級のBZ-Rはレカロシートが装備されています。

カローラレビンの燃費や評価はいかに

カローラレビンの現在のオーナーは、自らの愛車をどのように評価しているのでしょうか。
ここでは最も人気のある4代目カローラレビン AE86型と、比較的新しくこちらも人気が高い6代目カローラレビン AE111型に注目して調べてみたいと思います。

カローラレビンの実燃費はどうなのか

●4代目カローラレビン AE86型の燃費に関する口コミ

実燃費はリッターあたり約10キロ。この30年以上も前の車にも関わらず4AGは燃費面でも優秀なエンジンなのです!

●6代目カローラレビン AE111型の燃費に関する口コミ

エコランすればリッター15㎞くらいは出ました、
回せばそれなりに悪いです、大体9~11㎞前後です。

出典:http://review.kakaku.com/

他の口コミも見てみるとリッターあたりリッターあたり11キロというのが共通の意見でした。

1600㏄の2ドアクーペで実燃費11km/Lというのは結構良い値です

カローラレビンのオーナーの評価はいかに

●4代目カローラレビン AE86型に関する評価

特に後期のBZ-R、BZ-Gであればまだ10年くらいなので
走行距離が短ければ大きなリフレッシュも
特にまだ必要ないと思います。

最小限タイミングベルトとウォーターポンプは交換した方がいいでしょう。
(もちろん徹底的にオーバーホールしたら更にいいフィールが得られると思いますが)

快音響かせるエンジンとコンパクトで6速マニュアルの爽快な走行フィールは
ライトウェイトスポーツカーとして最高だと思います。

一度乗ってみると病みつきになる、
20バルブ4AGを搭載したAE111の最大の魅力です。

出典:http://review.kakaku.com/

●6代目カローラレビン AE111型に関する評価

AE111の前期型スーパーストラット車に乗っていました。現在はインテグラTYPE-R(DC5前期)に乗っています。
妻の初めての車ということで、中古で安いMTのスポーツカーを探し、この車にたどり着きました。買ったとき既に9万キロ超で激安価格。の割には丈夫で故障らしい故障は乗っていた4年間、13万キロまで一度もありませんでした。さすがトヨタ、さすが4A-Gといったところでしょうか。車全体のデザインはともかくボディカラーの色あせ,劣化なども少なくてずっときれいでした。(買ってからずっと野ざらしでした)
しかし経年劣化の為か、乗り心地はお世辞にも良いとは言えず、内装も当時のカローラ譲りでカッコイイと呼べるものではないです。

MTの運転を覚えるにはフツウで良い車だと思います。(事実、妻の運転もかなり上達しました)

出典:http://review.kakaku.com/

AE86に関しては、だれもが絶賛する名車中の名車です。
現在のオーナーも自らのAE86に大満足であり大切に整備をしながら乗っているようです。
燃費はよく、高回転まで一気に回るエンジンが誰もが虜になる要因でしょう。
しかし、古い車だけに故障が多いことは仕方ないことです。

6代目については、走行距離10万キロ以上は当たり前で中には20万キロまで走行しているオーナーが多く、こちらもチューニングやサーキット走行を楽しんでいる方が多いです。
燃費性能、車体の耐久性、そして走る楽しさをドライバーに感じさせてくれるという点では、素晴らしい車であることを多くのオーナーが共通に評価しています。

カローラレビンは車好きの心に残るトヨタの名車

トヨタ カローラレビン 4代目(AE86型)

トヨタ カローラレビン 4代目(AE86型)

出典:https://ja.wikipedia.org/

カローラレビンについて紹介していきましたがいかがでしたか。
カローラレビンとスプリンタートレノがなければ、現在のトヨタ86、スバルBR-Zがなかったでしょう。

今の時代に、2リッターNAエンジン、駆動方式がFR、トランスミッションは6速マニュアル、そして実用性があるピュアスポーツカーは、世界中の自動車メーカーを探しても希少であり、トヨタ86、スバルBR-Zは世界中のスポーツカーファンから高い評価を得ています。

それをを生み出す大きな要因となったカローラレビンの存在は、日本だけでなく世界中の自動車業界において大きな遺産だと感じます。

カローラレビンと同世代のライバル車についての記事はこちら

漫画頭文字Dについての記事はこちら

トヨタカローラについての記事はこちら

この記事の執筆者

池田ゆうきこの執筆者の詳細プロフィール

車も好きですが、実はバイクも好き。車の得意分野は1980年代・1990年代の国産ピュアスポーツカーと軽自動車で、国内・海外のモータースポーツは常にチェックしています。最近はイギリス車やフランス車にも興味有り。...

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