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【ホンダエアウェイブは隠れた名車】特徴や実燃費からカスタムについても

ホンダエアウェイブといえば、本田技研工業すなわちHondaが、かつて生産・販売していたステーションワゴン型の小型乗用車です。生産が終了した今でも、とても高く評価され、中古車市場を賑わせています。一体、ホンダエアウェイブが評価されるのは、どういう理由があるのでしょうか。

ホンダ エアウェイブってどんな車?

ホンダ エアウェイブ 外装

2000年代、ホンダからかつて販売されていた「オルティア」の販売終了以降、同社には5ナンバーサイズのコンパクトステーションワゴンの車種がありませんでした。
そんな中、彗星の如く発表されたのが、ホンダエアウェイブです。

車名である「エアウェイブ」の由来は、想像の通り『空気の流れ(風)が感じられる、洗練されたスタイルで、明るく、広く、開放感あふれる室内空間を持ち、自然との一体感を創造する爽快感あふれるクルマ』という意味があります。

わずか5年という、イナズマの如く短い販売期間ながらも、ホンダファンはもとより自動車好きの間に強烈な印象を残し、販売終了となった伝説的車です。

中古車市場でしか今となってはホンダエアウェイブを観る事が出来ませんが、今も尚、評価され続けています。

ホンダ エアウェイブ CMまとめ

今なお人気のあるエアウェイブの一体何が、そこまで評価されているのか気になりませんか?

そこで今回は、ホンダエアウェイブについて、本記事で徹底的にその魅力を追及してみます!さっそく、見ていきましょう!

ホンダ エアウェイブの特徴

ホンダ エアウェイブ 外装

ホンダ エアウェイブは、2005年4月、燃料タンクを車体中央に配した同社の現役車種でもある、フィットの初代モデルのシャーシをベースに造られました。

ゆとりある居住空間と、クラストップの容量を誇るラゲッジルームを両立すべく、短めのボンネットフードにホンダ独創のセンタータンクレイアウトを採用した新型ステーションワゴン、ホンダエアウェイブ。

今見ても、十分近未来的なデザインですが、具体的にはどんな中身だったのでしょうか。

広々とした内部空間と巨大なラゲッジスペース

ホンダ エアウェイブ ラゲッジ

ホイールベースを100mm延長し、外観から分かるように後部座席が後ろに突き出たような形状でもっていて、荷室および後席はとても広い空間が確保されています。

非常に低床なので荷物の積み下ろしが容易で、後部座席を倒し、ただでさえ広いラゲッジスペースが荷室床をほぼ平行にすることでさらに広大化することもできます。

ステーションワゴンとしての使い勝手は、とても優秀であるといえます。

エアウェイブ ラゲッジ

元々は、オルティアの販売終了後、そのサイズの車という事で、しばしば同社においてはオルティアの後継車としてとらえられがちなエアウェイブ。

しかし、オルティアの姉妹車であったライトバンの「パートナー」の2代目が、本車エアウェイブがベースとなっている為、少しわかりづらいですがオルティアとは全然異なるシリーズとなっています。

最大の特徴 流麗なスカイルーフ

ホンダ エアウェイブ 外装

エアウェイブのスカイルーフ&電動サンシェード

ホンダ エアウェイブ サンシェード

エアウェイブといえば、スカイルーフという事で、CMでもそれが強く謳われています。
車に乗っている時、スカイルーフを利用すれば、いつでも青空や星空が見え、壮大な開放感を味わうことが出来ます。

「でも、頭上がガラスじゃ、紫外線が…」と気になるあなたにも、安心の熱線吸収UVカットの合わせガラス&プライバシーガラスを採用することで、頭の上に関する不安要素をすべて払拭してくれています。

ホンダ エアウェイブ スカイルーフ

画像を見ても分かるように、とても大きなスカイルーフとなっています。
こんなにガラス部分が大きいと、逆にボディの強度が弱くなって、事故にでも遭ったら車はぺしゃんこ、ガラスが割れまくって突き刺さって大怪我するんじゃないの?と心配症の方でも大丈夫です。

そんな人にも安心な要素として、ガラス部分を囲むルーフ部のフレームやテールゲート開口部を囲むフレームなどは閉断面化されており、剛性および衝突安全性をきちんと確保されています。

スイッチ一つで開閉する電動サンシェードは三分割収納となっていて、開口部の広さが調節できるのも嬉しいポイントといえるでしょう。

ホンダ エアウェイブ フレーム

この造りの甲斐あって、メーカーの衝突実験においては、50km以上のスピードで側面衝突を受けても、スカイルーフのガラスはびくともしなかったというデータが出ています。

また、「別にスカイルーフは必要ない。きちんと屋根があった方がいい」という方の為に、スカイルーフがないノーマルルーフグレードもきちんと準備されています。

しかし、スカイルーフのないホンダエアウェイブは、クリープの入っていないカフェ・オ・レと同じくらい味気ないものになってしまうので、せっかくエアウェイブを所有するならスカイルーフ装備のグレードを手に入れたいところです。

ホンダ エアウェイブのスぺック

ホンダ エアウェイブ 外装

ホンダ エアウェイブは、大規模なモデルチェンジこそなかったものの、わずかな間に7回ものモデルチェンジを果たし、最終的に販売されていたのは下記のグレードになります。

ホンダエアウェイブ 2008年4月最終モデル各グレードスペック

◆グレードMシリーズ

排気量:1,496㏄
ドア数:5
シフト:CVT
駆動方式:FF/4WD
燃費:17.0~18.0km/L
価格:1,554,000~1,774,500円

◆グレードSTシリーズ

排気量:1,496㏄
ドア数:5
シフト:CVT
駆動方式:FF/4WD
燃費:17.0~18.0km/L
価格:1,711,500~1,900,500円

各グレード共通スペック

〇エンジン:L15A型:1.5L 直4 SOHC VTEC
〇最高出力:110PS/5,800rpm
〇最大トルク:14.6kgf·m/4,800rpm
〇サスペンション
 前:マクファーソンストラット
 後(FF):車軸式
 後(4WD):ド・ディオン式
〇全長:4,350mm
〇全幅:1,695mm
〇全高:1,530mm
〇ホイールベース:2,550mm
〇車両重量:1,160kg

ホンダ エアウェイブのプロモーションビデオ

また、こういったステーションワゴンは、どちらかというとファミリー向けに造られ、デザインもポップでどこか明るめな印象が多い中、エアウェイブは黒を基調にしたシックな内装となっています。

ホンダ エアウェイブ 内装

ただし、スカイルールの特別仕様車は、HDDナビスタイルエディションとし、モノトーンカラーを効果的に使ったお洒落な色合いとなっており、中古車市場においても高い人気を誇っています。

ホンダ エアウェイブ 内装

ユーザー想いのカスタムパーツ

ホンダ エアウェイブ 内装

この他にも、カスタムパーツとして、ホンダエアウェイブには様々な便利オプションがありました。
高解像度でとても見やすい、「Honda HDDインターナビシステム」(※上記画像※)をはじめ、ただでさえ優れた居住空間を助けてくれるグッズが充実。

撥水加工シートや専用エクステリアパーツがセットになったアクティブパッケージといったグレードアップも可能でした。

ホンダ エアウェイブ ハンドル

特筆すべきは、ハンドルに備え付けられたパドルシフトによって、シフトチェンジをハンドル操作で楽しめる「7スピードモード」です。

スピードメーター、タコメーター、料計、水温計、そしてシフトインジケーターを配置した自発光式独立5眼メーターを採用した事で、テクニカルな運転を可能とし、運転に自身があるドライバーも車名のように風のゆらぎを感じるような運転が楽しめます。

ホンダ エアウェイブ 外装

ボディカラーは全部で8色用意され、シックなものからベーシックなもの、カラフルなものまで、少ないカラーバリエーションながら細かなニーズに応える事が出来ていたといえるでしょう。

また、全タイプで「平成22年度燃費基準+5%レベル」を達成するとともに、国土交通省「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」認定を取得し、グリーン税制の優遇措置を受けることができたのも当時としてはとても大きなポイントでした。

嬉しい安全機能

ホンダ エアウェイブ 安全機能

安全機能装備としては、電子制御制動力配分システム付ABSやペダル踏力を補助するブレーキアシストに加え、ハイマウントストップランプを全タイプに標準装備したことで、高い安全性能を保つことが出来ました。

高性能脱臭フィルターなど、特にご家族には嬉しい細かな仕様変更があったことも、エアウェイブの評価を上げている要因のひとつといえるでしょう。

ホンダ エアウェイブの現在の中古車価格はこちら


Mワンオーナー …
57.8万円
本日の在庫
359
平均価格
37.1 万円
本体価格
5 ~ 100 万円

ホンダ エアウェイブの実燃費

ホンダ エアウェイブ 外装

ホンダ・エアウェイブのカタログ燃費は17.0~18.0km/Lとされていますが、気になる実燃費はどうなのでしょうか?
ホンダ・エアウェイブのユーザーのレビューを参考にしてみました。

まだあまり走ってませんが、条件の悪い街乗りでも10km/Lを切ることは無さそうです。
個人的にはこれで充分です。

出典:http://review.kakaku.com/

平均して12くらいだと思います。
あまり気にしていません。

出典:http://review.kakaku.com/

4WDですが、高速利用の長距離走行では、15.5km/lくらい。信号の多い街中ですと、10km/l程度です。
4WDで、これくらい走れば納得です。

出典:http://review.kakaku.com/

エアウェイブの実燃費は12km/Lほどのようです。
実燃費はカタログ燃費を下回っていますが、ユーザーの多くはその燃費に納得しているみたいです。

ホンダ エアウェイブのカスタム・改造


エアウェイブにカスタムパーツが少ないにもかかわらず、カスタムをする人がいることから、今なお続く人気が伺えます。

どちらのカスタム例もエアロパーツを装着していて、より重厚感のある車体に仕上がっています、
また、下の写真の無限エアウェイブの方は、より全体的にスポーティーな外観を演出しています。

ホンダ エアウェイブはなぜ生産終了したの?

ホンダ エアウェイブ 外装

ホンダからは、どうしてエアウェイブが生産終了したのか、公式に発表はされていません。

2008年4月に、最後のマイナーチェンジを行い、デザインがよりシャープになり、よりラグジュアリーな空間とスポーティ感を演出されていましたが、突如、2010年8月に生産終了となり、エアウェイブがベースとなっている、ライトバンの「パートナー」も合わせて生産終了となりました。

理由としては憶測の域を脱することはできませんが、以下の理由が叫ばれています。

①単純に売れなかったから

ホンダで最も売れている「フィット」
そして、ワンランク上の位置づけの車として「ストリーム」があります。
そのちょうど中間に位置する車だったエアウェイブは、ディーラーにとって比較対象し辛く、売りづらかったという意見があります。

スカイルーフで差別化を図ってはみましたが、まだ当時は黎明期だったとはいえ、ハイブリッドブームなどに淘汰されてしまったというケースです。

②大人の事情があった

プラットフォームが旧型フィットだった為、売れている現行モデルのフィットと同時に生産すると、新旧の部品が同社内に混在する事になります。
そのため部品調達、管理の労力、そして何より売れ行きによって様々な業者を介す必要性などがあり、苦渋の決断で生産終了となったというケース。

③時代の波に乗れなかった

ステーションワゴン自体、ミニバンやコンパクトカーと比べて、そこまで街で見掛けるケースはありません。
また、後継としてフィットシャトルが控えていたこともあり、スカイルーフ以外の差別化が図れずに、撤退を余儀なくされたというケースです。

エアウェイブ試乗動画

いずれにしても、差別化が出来ないとか、淘汰されたとはいっても、エアウェイブがとても良質な車であることは紛れもない事実です。

もし中古車で見掛けることがあり、その状態が良好なら、手に入れる価値はむしろ中途半端な新車、現行車よりも高いといえるのではないでしょうか。

ホンダエアウェイブが今でも評価される理由

ホンダ エアウェイブ 外装

ホンダエアウェイブのスカイルーフや実燃費からカスタムについて、まとめてみましたたがいかがでしたか?

ホンダ・エアウェイブには、すぐれた居住空間やしなやかな外装、高級感のある内装、そして
ユーザー目線で造られたさまざまな設備・装備とどれにも優れた車種でした。

こういった良い車でも、販売のタイミングやライバル車の存在で、その行く末が閉ざされてしまう自動車業界です、
やはり、長い歴史がある車は、その激戦をかいくぐってきた勝者なのでしょう。

そういった意味では運が悪かったエアウェイブですが、是非、この記事であなたがホンダエアウェイブに興味を持って頂けたら幸いです。

ホンダの新型車についてはこちら

ステーションワゴンについてはこちら

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