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【マセラティギブリは故障する?】維持費や試乗の評判からディーゼル・新型についても

イタリアの老舗高級スポーツカーメーカーのマセラティ。そのマセラティから2013年に3代目マセラティギブリがデビューしました。マセラティというと「故障の多い車」というイメージがありますが、はたして新型ギブリはどうなのでしょうか。そこで、4WDモデルやディーゼル車の性能、新車・中古車価格、維持費、燃費、試乗での評価に関してご紹介したいと思います。

マセラティギブリとは

マセラティ ギブリ SQ4 2016年

ギブリは、イタリアの自動車メーカー マセラティが販売している車です。ギブリという車名は、”リビアの高地から地中海地方に吹き込む埃を含んだ熱風”に由来しています。

初代ギブリが発売されたのは1966年とかなり古いですが、2度販売されていない期間があり、現行型のギブリは3代目にあたります。

2013年に行われた自動車の見本市・上海モーターショーで発表され、日本には2013年12月からデリバリーされました。

マセラティ・ギブリは、現行の6代目クアトロポルテ(2013年~)より一回り軽量コンパクトであり、マセラティ史上初と謳われる高級4ドアミドルクラススポーツセダンとして、Eセグメントにカテゴライズされています。

マセラティギブリの歴代モデル

ここでは、マセラティギブリの歴代車を振り返ってみたいと思います。

初代マセラティギブリ

初代 マセラティ ギブリ 1967年式

出典 :©everystockphoto.com/ DVS1mn

マセラティ 初代 ギブリ スパイダー

初代ジブリは、1966年11月にトリノモーターショーで発表され、サメの鼻の形をイメージしたデザインは、自動車デザインの巨匠ジョルジェット・ジウジアーロが手掛けました。

モデルはギブリ、ギブリSS、ギブリスパイダーの3モデルがありました。ギブリとギブリSSは車両のボディタイプは、2ドアクーペであり、ギブリが後部座席も用意された4人乗りでギブリSSは2人乗りでした。

そしてギブリSSは、ギブリよりもハイパフォーマンスな仕様であり、最高速が時速285キロと当時では相当速い車でした。

一方ギブリスパイダーは、2人乗りのオープンカーであり、この年代では珍しかったハードトップもオプションで用意されていました。

いずれのモデルもマセラティを代表するスポーツカーであり、現在は数千万円で取引されるプレミア価格がついています。

●初代ギブリ・ギブリSSのスペック

ギブリギブリSS
製造年1967~1973
ボディタイプ2
乗車定員(名)4
全長×全幅×全高(mm)4,700×1,790×1,1604,690×1,790×1,160
ホイールベース2,550
トレッド(前/後)1,440/1,420
車両車重(kg)1,5501,660
エンジン種類90°V型8気筒DOHC2バルブ
エンジン排気量(cc)4,7094,303
最高出力(PS/rpm)310/6,000335/5,500
最大トルク(kgm/rpm)47/3,50049/4,000
最高速(km/h)265285

2代目マセラティギブリ

2代目 マセラティ ギブリ

出典 :©everystockphoto.com/ mantas j photography

初代ギブリが製造終了になって21年後の1992年4月に2代目ギブリが登場しました。

「ギブリⅡ」と名付けられたこのモデルは、排気量2.0Lと2.8Lのエンジンが用意され、トランスミッションは4速オートマと5速マニュアルが用意され、1995年からは当時珍しかった6速マニュアルが搭載されました。


●2代目ギブリのスペック

ギブリⅡ2.0ギブリⅡ2.8ギブリカップギブリプリマリスト
製造年1992~19981996~1997
ボディタイプ2
乗車定員(名)4
全長×全幅×全高(mm)4,223×1,775×1,300
ホイールベース2,514
トレッド(前/後)1,515/1,510
車両車重(kg)1,3651,365
12701,365
エンジン種類90°V型6気筒DOHC4バルブツインターボ
エンジン排気量(cc)1,9962,7901,9961,996
最高出力(PS/rpm)306/6,250284/6,000330/6,750306/6,250
最大トルク(N・m/rpm)373/4,250397/3,500371/4,000373/4,250
最高速(km/h)265260270265

マセラティに乗るべき10の理由

ここからは、新型マセラティギブリのすばらしさを知っていただくために、【マセラティギブリに乗るべき10つの理由】をご紹介していきます。

▶①マセラティギブリの外装
▶②マセラティギブリの内装
▶③マセラティギブリのスペック
▶④マセラティギブリの実燃費
▶⑤マセラティギブリ ディーゼルの実燃費はいかに? 試...
▶⑥マセラティギブリの維持費
▶⑦マセラティギブリの新車価格
▶⑧マセラティギブリの中古車価格
▶⑨マセラティギブリの口コミ・評価
▶⑩マセラティ ギブリはひと昔ほど故障はしない!?

①マセラティギブリのデザイン

ギブリ スポーツパック

マセラティギブリの車体サイズは、全長×全幅×全高が4,971mm×1,945mm×1,461mmであり、レクサスGSやホンダ・レジェンドに近いサイズ感です。

マセラッティのミドルクラスセダンといっても、日本車の大型セダン車並みの大きさです。

しかし、日本メーカーやドイツメーカーと明らかに違うのは、マセラティのグランツーリズモやクワトロポルテと共通の車体全体がシャープな流線型であり、長いフロントノーズは、まさにスポーツカーとしての要素を含んでいます。

これは、マセラティクワトロポルテよりフロントノーズは短いですが、観ている人が明らかにスポーツカーであることを意識させます。

②マセラティギブリの内装

マセラティ ギブリ 内装 メーター タコメーター

出典 :©Shutterstock.com/ Teddy Leung

マセラティ ギブリ 内装

ステアリングのパドルシフトは固定式です。
ステアリングに多くのスイッチが配置され、裏側にもオーディオの音量、選曲など操作できるスイッチがあり、使い慣れれば非常に使いやすいステアリングです。

後席はけっこうタイト。フロントノーズが長めのスポーツセダンなので、設計上どうしても仕方のないことです。

前席下に足のつま先は入りますが、背が高い方であれば足を組むことができないでしょう。天井も低めです。180cmの身長がある方なら後部座席に座った際に頭が天井についてしまいます。

室内の快適さより、車体のカッコよさを優先するあたりは、イタリアンスポーツカーメーカーらしいと言えるでしょう。

ある意味それがマセラティの魅力ともいえるでしょう。

オーディオ&ナビはスマホをつないでスマホ内の音楽や動画を操作こそ出来ないですが、パナソニック製ナビゲーションを採用しているためとても使いやすいです。


トランク容量はクラス相応の500リッター。後席背もたれは60:40の分割可倒式で収納能力はかなり高いです。
ゴルフバックもスーツケースもつくことが可能で、ドライブ旅行も十分使えます。

③マセラティギブリの性能・スペック

出典 :©Shutterstock.com/ Commercial Photography

ここでは、最新のギブリのスペックを見ていきましょう。

新型マセラッティギブリにはディーゼルエンジン搭載車もラインアップさえれており、こちらの性能も気になるところです。

モデルGhibliGhibli SGhibli S Q4Ghibli Diesel
車体型式ABA-MG30BABA-MG30AABA-MG30AAFDA-MG30D
ボディタイプセダン
ドア数4
乗車定員(名)5
全長(mm)4,971
全幅(mm)(サイドミラー含まず)1,945
(サイドミラー含む)2,100
全高(mm)1,461
ホイールベース(mm)2,998
トレッド(mm)1,635
1,653
オーバーハング(mm)935
1,038
エンジン型式M156BM15746D
エンジン種類V型6気筒DOHC4バルブ
直噴・ツインターボ
V型6気筒DOHC4バルブ
直噴ディーゼルターボ
総排気量2,9792,987
ボア×ストローク(mm)86.5×86.583.0×92.0
圧縮比9.716.5
最高出力(ps/rpm)330/5,000410/5,500410/5,500275/4,000
最大トルク(N・m/rpm)550/4,500~5,000550/4,500~5,000500/4,500600/2,000~2,600
燃料タンク容量(ℓ)8070
使用燃料無鉛プレミアムガソリン軽油
ステアリング形式パワーアシスト付きラック&ピニオン
サスペンション形式ダブルウィッシュボーン+コイルスプリング
5リンク+コイルスプリング
ブレーキ形式ベンチレーテッドディスク
ベンチレーテッドディスク
タイヤサイズ235/50 R18
235/50 R18275/45ZR18235/50ZR18
駆動方式FR4WDFR
トランスミッション8AT
車両重量(kg)1,9501,9502,0302,040

3.0L V型6気筒ツインターボエンジンで、最大410馬力はかなり立派!
これは他メーカーのEセグメント車より、かなりのアドバンテージです。

ディーゼルは、2000回転で最大600N・mも発揮する素晴らしいトルクであり、街中をキビキビと走ることができるでしょう。

④マセラティギブリの実燃費

ギブリの実燃費は、どれくらいなのか、海外の口コミサイトから、ギブリのオーナーが見積もった実燃費を見ていきましょう。

実燃費の口コミ

2015 Maserati Ghibli S Q4
3.0L GAS V6 Automatic 8 Sedan (4 Door)
Avg MPG:14.0
City:56%、Highway:44%

出典:http://www.fuelly.com/

【和訳】
2015マセラッティ ギブリ S Q4
3.0Lガソリン車V6 8速オートマチックセダン(4ドア)
平均燃費:5.9km/L
街乗り:56%、高速道路:44%

2015 Maserati Ghibli S Q4
3.0L GAS V6 Automatic 8 Sedan (4 Door)
Avg MPG:14.0
City:30%、Highway:70%

出典:http://www.fuelly.com/

【和訳】
2015マセラティ ギブリ S Q4
3.0Lガソリン車V6 8速オートマチックセダン(4ドア)
平均燃費:5.9km/L
街乗り:30%、高速道路:70%

2014 Maserati Ghibli S Q4
3.0L V6 GAS Automatic 8 Speed
Avg MPG:16.6

出典:http://www.fuelly.com/

【和訳】
2014マセラティ ギブリ S Q4
3.0Lガソリン車V6 8速オートマチックセダン(4ドア)
平均燃費:7.0km/L

これらの値の平均をとった値を実燃費とするならば、実燃費は6.2km/Lになります。

年間走行距離5,000kmとするなら、ハイオクガソリンリッターあたり130円とすると、年間ガソリン代は104,838円。約10万5千円になります。

⑤試乗体験から実燃費を算出!

お金 給油口 ガソリン

出典 :©everystockphoto.com/ Images_of_Money

3代目マセラティギブリから登場したギブリディーゼル。時代の流れから、メルセデスベンツ、BMWをはじめとする欧州メーカーの大型セダン車は、ディーゼル車およびハイブリッド車が多く、スポーツカーで名高いマセラティもギブリで初めてディーゼルエンジンを搭載しました。

ディーゼル特有のエンジン音が苦手という方もおられますが、実はガソリン車よりもディーゼルエンジンのほうが開発・製造にコストがかかることが多いです。

ガソリンエンジンよりトルクがあり、そして燃費が良くて安価な軽油で乗れることはガソリン車よりディーゼルが優れているところです。

新開発のディーゼルエンジン搭載でありながら1,000万円以下で発売したマセラティは、称賛すべきです。

そして、実燃費もユーザーが納得できる低燃費を実現できているのでしょうか。試乗を体験した方のレビューを見ていきたいと思います。

マセラティ ギブリの実燃費に関する口コミ

一般道と高速道路を走った区間(約80km)が10.9km/L(9.2L/100km)。一般道をi.C.E.モードで大人しく走った区間(約60km)が12.2km/L(8.2L/100km)だった。

出典:http://www.motordays.com/

カタログスペックの約7割でリッターあたり11キロは立派。

年間のガソリン代を割り出してみれば、年間総距離5,000kmで軽油がリッターあたり100円とすると45,454円で、約4万5000円になります。

ガソリン車モデルのガソリン代の半額以下というのは非常に魅力的であり、これならアンチディーゼルの方でも欲しくなるでしょう。

⑥ギブリの維持費は意外と安い?

マセラティ ギブリ SQ4 スポーツパック 2017年

マセラッティギブリの年間維持費を税金、保険代、ガソリン代をあわせて割り題したいと思います。

自動車税・自動車重量税・自賠責保険料

マセラティギブリの年間にかかる税金、自賠責保険を見ていきたいと思います。1年間だと、自動車税が51,000円、自賠責保険料が12カ月で13,920円になります。

自動車重量税に関しては、モデルによって異なり、ギブリとギブリSが16,400円、ギブリS Q4とギブリディーゼルが20,500円になります。

自動車任意保険料

マセラッティギブリの任意保険について、車両料率クラスは対人7・対物6・傷害5・車両9です。イタ車の高級車だけあって、保険料率は高めです。

次に、保険条件は以下のように試算してみます。

用途:主に家庭用
走行距離:5000km以下
年齢:30歳以上
等級:6等級
免許の種類:ゴールド
運転者の年齢制限:30歳以上
運転者限定の有無:配偶者限定
対人賠償:無制限
対物賠償:無制限
車両保険:なし

この条件で見積もるとおおよそ年間80,000円になります。

ギブリの年間維持費は27万円 ディーゼルなら21万円

以上から、年間ガソリン代・自動車税・自動車重量税・自賠責保険料・自動車任意保険料をすべて足した年間維持費は、
ギブリ・ギブリSが266,320円、
ギブリS Q4が270,420円、
ギブリ ディーゼルが210,420円
になります。

3リッターセダン車としては、平均的な年間維持費であり、ギブリに大金をはたいて無理をしながら維持することはないようです。

⑦マセラティギブリの新車価格

モデル価格
ギブリ9,250,000
ギブリ S10,820,000
ギブリ S Q411,640,000
ギブリ ディーゼル9,430,000

この価格は、アウディA6、メルセデスベンツEクラス、BMW5シリーズ、レクサスGS Fと近い価格帯です。

どれもEセグメント、Fセグメントのスポーツセダンであり、マセラッティギブリは、ドイツメーカーやレクサスをかなり意識したでしょう。

それにしても、超高級スポーツカーというイメージのマセラティが1000万円以下で買えるというのはかなりお得に感じられるのではないでしょうか。

マセラティ ギブリのライバル車に関する記事

⑧マセラティギブリの中古車価格

2017年2月現在

モデル価格(万円)
ギブリ598~948
ギブリ S638~1,038
ギブリ S Q4668~835
ギブリ ディーゼル835~958

マセラティギブリは、あまり値段が落ちていません。それだけ人気な車です。

リセールバリューが高いという点で、マセラティ ギブリは買いだと言えるでしょう。


ディーゼルモデル…
938.0万円
本日の在庫
82
平均価格
723.3 万円
本体価格
118 ~ 998 万円

⑨マセラティギブリの口コミ・評価

ギブリのオーナーは自らの愛車をどのように消化しているのでしょうか?口コミサイトから、ユーザーの声を見ていきましょう。

【エンジン性能】
これがV6の音か?!
正直、室内で聴く限り
マスタングのV8と同等。
レスポンスやトルク感も良く、
とても3リッターとは思えない。

【乗り心地】
楽しいのひと言。
スポーティなセダンの中では、
おそらく一番ではないだろうか?

出典:http://review.kakaku.com/

足回りはけっこう硬めの印象ながら、快適性もそれなりのレベルが維持されている。操縦安定性と乗り心地をバランスさせた足回りと言って良いだろう。

出典:http://review.kakaku.com/


口コミはどれも高評価。そこまで出来がいいのか!と疑うぐらいです。
日本メーカー、アメリメーカー、ドイツメーカーのスポーツセダンよりもスポーツカーとしての存在感は断然高く、乗り心地は悪くない意見が多いです。そこまで足回りのセッティングが良いのでしょう。

エンジンもパワー不足を感じることはなく、高速クルーズでの走行で威力を一番発揮できるのではないでしょうか。

若干、エンジンの音が歴代のマセラティらしい音ではないことが、マセラッティフリークには寂しいところでしょう。

⑩マセラティ ギブリはひと昔ほど故障はしない!

マセラティは、「自分の家の車庫にあるより、修理工場にある時間の方が長い」と揶揄されていた車です。ホーンを鳴らした瞬間に電気系がショートしてエンジンが死亡してしまったなんてエピソードもあるほどです。

しかし、新しいマセラティギブリは大きく改善され、大きな故障にあうことは少なくなってきています。

その証拠に、中古車市場において現行型3代目ギブリは、3~5万キロ走行の車体でも高値を維持しています。

もしかすれば、昔ではありえなかったマセラティの10万km越えの車両も出てくるでしょう。

そういった意味で、現行型のマセラティの大きな故障と多額の修理費を請求されるリスクは減っており、普通に通勤にも使えてしまいます。

新型マセラティギブリのデビューの噂あり!

新型ギブリ スパイショット

マセラティ 新型 ギブリ スパイショット

マセラティ 新型 ギブリ スパイショット

マセラティ 新型 ギブリ スパイショット

マセラティギブリについてご紹介しましたが、いかがでしたか。最後に改良された新型マセラティギブリの発売が近いというニュースが飛び込んできました。

フロントマスクが落ち着いた高級感あるデザインに変更され、エンジンも馬力アップが計られるのではないかとのことです。

新型ギブリの発売日は2018年以降になると予想されています。これからもマセラティギブリには目がはなせません。

マセラッティについての記事はこちら

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この記事の執筆者

池田ゆうきこの執筆者の詳細プロフィール

車も好きですが、実はバイクも好き。車の得意分野は1980年代・1990年代の国産ピュアスポーツカーと軽自動車で、国内・海外のモータースポーツは常にチェックしています。最近はイギリス車やフランス車にも興味有り。...