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テンパータイヤの空気圧や寿命は?購入はどこで?駆動輪に付けてよい?

車を運転していても、パンクをしてテンパータイヤを使う機会はそれほど多くありません。サイズや空気圧がなぜノーマルタイヤと違うのか、テンパータイヤで走れる走行距離は?どこで購入できる?駆動輪に付けてよい?といった、よくある疑問にお答えします!

テンパータイヤは特殊なサイズのスペアタイヤ

「テンパータイヤ」は別名テンポラリータイヤとも呼ばれ、テンポラリー(temporary)が「一時の、間に合わせの」という意味であるように、タイヤがパンクした時に応急的に使用するスペアタイヤの一種です。

テンパータイヤはその車種に標準装備されているタイヤよりも小さく細いサイズに作られていて、省スペースや軽量化のメリットから普通乗用車によく採用されています。

パンク時に交換するためのタイヤ全般を「スペアタイヤ」と呼んだりしますが、厳密には「テンパータイヤ」と「スペアタイヤ」は別物となります。

スペアタイヤは、その車に標準装備されているタイヤと同じサイズのタイヤであるものをいい、スペアタイヤに交換した後でもそのまま通常走行を続けることができます。

なお、スペアタイヤの搭載義務がなくなった現在では、テンパータイヤよりも小型で軽量な充填剤とコンプレッサーがセットになった「パンク修理キット」が装備された車種も増えてきています。

パンク修理キットに関する記事はこちら

テンパータイヤは通常タイヤより空気圧が高い!

車のタイヤはゴムと空気圧によって車の重量を支えていますが、テンパータイヤは外径が小さく細くなっており、ゴム自体の厚みも薄く作られているので、そのままでは車を支える力が弱くなってしまいます。

そのためテンパータイヤにはノーマルタイヤより固いゴムが使われ、さらに空気圧も高くして使用されます。

車種やタイヤサイズにもよりますが、ノーマルタイヤの適正空気圧が200~250kPa(キロパスカル)であるのに対し、一般的なテンパータイヤの適正空気圧は420kPaと2倍くらい高い空気圧が指定されています。

せっかくテンパータイヤを積んでいても、空気圧が減っていては使うことができません。
タイヤの空気圧チェックをする際は、同時にテンパータイヤの空気圧も確認しておくと、いざという時も安心です。

タイヤの空気圧に関する確認はしておいた方がいいはずです!

テンパータイヤの走行距離の限界は?駆動輪に付けてよい?

あくまで「応急用」であるテンパータイヤは、新しいタイヤに交換できる場所まで車を移動させるために使うもので、長い距離を走ることは想定されていません。

そのため最高速度は80km/h以下、走行可能な距離も100km以内が限度とされています。

パンクでテンパータイヤを装着した場合は長期間を履いたままにせず、できる限り早く新しいタイヤと交換しましょう。

車がパンクした時の最適な手段とは?

テンパータイヤは駆動輪に付けないのが一般的

テンパータイヤは

・細く作られているため地面と接する面積が狭い
・タイヤの外径が小さく左右でタイヤの回転数が変わってしまう

といったことからノーマルタイヤより操縦安定性が低下し、場合によってはデファレンシャルギアを傷めてしまうこともあるため、駆動輪には使用しないのが一般的です。

例としてFF車で前輪がパンクした場合は、まず正常な後輪のタイヤを外して前輪に装着し、テンパータイヤは後輪に取り付けるようにします。

テンパータイヤを装着した時は、ブレーキを踏んだ時やコーナーを曲がる時もノーマルタイヤとは異なる挙動を示すことに十分気をつけましょう。

テンパータイヤはどこで購入できる?

実際にテンパータイヤを売っているのを見かけることはほとんどありませんね。
パンクして使ってしまった場合など、新たにテンパータイヤを購入するにはどうすればよいでしょうか。

ディーラーや量販店で購入する

テンパータイヤもタイヤであることに変わりはないので、車を購入したディーラーや、新品タイヤを扱っているタイヤ専門店、カー用品店などで購入できます。

新品で購入できる安心感がありますが、価格はノーマルタイヤと同じぐらいと、サイズに比べると意外と高価になっているようです。

オークションで落札する

オークションサイトを見ると、廃車にされる車などから取り外されたテンパータイヤが多数出品されています。
中古になってしまいますが、基本的にトランクなどで保管されるものなので、よほど古いものでない限り再利用も可能ではないでしょうか。

価格も数百~数千円と安価に設定されているものも多いので、同じ車種に装備されていたものや流用できるサイズのものがあれば検討してみるのも良いでしょう。

解体屋で購入する

近くに解体屋があれば、使えるサイズのテンパータイヤがないか聞いてみるのも1つの方法です。

前述のオークションサイトと同じような入手方法ですが、使用できるテンパータイヤが見つかればオークションサイトを経由しない分だけ安価に入手できるかもしれません。

テンパータイヤも普段のメンテナンスが大切

テンパータイヤについて、特殊なサイズと空気圧について解説し、寿命となる走行距離、駆動輪に付けてもよいのか、どこで購入できるか、といった疑問にお答えしました。

使うことのないかもしれないテンパータイヤですが、普段からきちんとメンテナンスをしておけば、いざという時でも落ち着いて対処することができるでしょう。

最近はタイヤの性能や道路舗装の質も良くなり、レッカー対応などのロードサービスも充実しているので、テンパータイヤを積んでいない車も増えてきました。
ご自分の車にどのようなパンク対策がされているのか、この記事を機会に確認してみるのもよいのではないでしょうか。

テンパータイヤ以外にも以外に知らないタイヤに関する知識がきっとあるはず!