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【ミニバンの先駆車・トヨタイプサム】実燃費やカスタム例からサイズや内装の評価も

トヨタの中でミニバン、ワンボックスに位置づけされながら乗用車的な乗り心地と使い勝手を目指して開発されたトヨタ イプサムは、ホンダが販売していたミニバン、オディッセイのライバル車として販売され、他社から多数の類似車種が発売されるミニバンブームの火付け役になった車です。1996年から販売が開始され、1998年には冬期長野オリンピックの公式カーとしてスノーレッツデザインの特別仕様車が発売されたりと、2009年の生産終了まで日本のミニバンブームを牽引し続けた車がなぜ生産中止になったのか、評価を受けていた点はどこだったのかを掘り下げてみました。

トヨタ イプサムってどんな車?

トヨタ イプサムは1996年から販売が開始されたミニバンです。
初代オデッセイなどと並び、ミニバンの初期モデルになります。

1996年の初代は、人気を博し、ミニバンブームの火付け役といえるほどでしたが、2台目以降徐々に人気が低迷していきました。

エコカー減税制度が導入されて以降、さらに人気が陰り、2009年には生産が終了されてしまいました。

現在購入できる、トヨタ イプサムは中古車のみとなっています。

ミニバンブームはどうして起こったのか?

オートキャンプイメージ

ミニバンの歴史を振り返ると、1991年い起こったバブル崩壊頃からその片鱗を見ることができます。崩壊後の日本の消費実態は家庭回帰やアウトドアブームが興りました。
これを期に商用バンの派生であるミニバンやRV(レクリエーショナル・ビークル)が大ヒット、商用車イメージでしか無かったミニバンが一般家庭にも需要があると気がついたメーカー各社はこぞってミニバンを販売します。
日本にとっては負の歴史のように映る90年代のバブル崩壊ですが、そこを乗り越えたからこそ、今もアウトドアブームは続いています。
これが現在も続くミニバンブームの背景で、今では家族=ミニバンと定着したのです。

イプサムはなぜファミリー層に売れたのか?

16年間お世話になりました ありがとう #イプサム

ふるかな Kana Furuyaさん(@tinkanabell)が投稿した写真 -

前記したとおりミニバンブームはバブル崩壊後の家庭回帰、アウトドアブームの到来と共にやってきました。イプサムを始めとしたミニバンは当時のアウトドアブームに乗り、若い世代に受け入れられました。
また消費が大精だったセダン車に飽きた団塊世代もこぞってミニバンを買い求めました。
そして景気に閉塞感が見えて1台の車を長く大切に乗り続けることで車のライフサイクルが5年以上となっていきました。

これにより若い世代が結婚しても乗り続ける車として、イプサムをはじめとするミニバンが選ばれたのです。

高評価の初代イプサムの燃費や内装は?

初代イプサムはハンドル、インパネ回りともシンプルに構成されています。当時ATでは珍しかったコラム式ATを採用、オプションながらクルーズコントロールも設定がありました。内装は何かとホンダのオデッセイに比較される事が多かったのです。

シートアレンジはサードシートがリクライニングなしのベンチシートタイプでサードシートはトランクと同じ高さで収納できるタイプを採用していました。また、セカンドシートは背もたれのみ独立式、それでも当時は荷室が広く使えると評判でした。

初代イプサムの気になる燃費とスペック

価格コムの口コミから、1リッターあたり7km~10kmほどだったようです。今のミニバンから比べると決して良い燃費とはいえないのですが、当時販売されていたミニバンの中でも燃費はトップクラスだったのです。

初代イプサムのスペックは以下の通りになります。

全長:4,530mm 全幅:1,695mm 全高:1,620mm
車重:1,400kg 総排気量:1,998cc トランスミッション:4AT

年間の自動車税ですが、年間39,500円に13年経過しているため15%重課されます。よって年間45,400円掛かる事になります。購入にあたり年間維持費も検討項目に入れておく事をお忘れなく。

大型化した2代目イプサムの燃費や内装

2代目イプサムの内装は初代に比べて若干豪華になりました。5ナンバーから3ナンバーへ大型化し、先代が2,000ccだったのに対し2,400ccに排気量もアップ、室内も3ナンバーサイズへアップし、セカンドシートのシートアレンジも7:3倒立のアレンジシートに変更されました。
また助手席側のセカンドシートが独立して動くため乗り降りしやすく、よりユーザーの使い勝手を考慮した車になったのです。

2代目イプサムの気になる燃費とスペック

価格コムの口コミから燃費は1リッターあたり8kmほど、2,400ccに排気量がアップしたこともあり、高速走行の性能は向上したが、燃費が気になると声が上がっています。
2代目イプサムの気になるスペックは以下の通り。

全長:4,690mm 全幅:1,760mm 全高:1,660mm
車重:1,490kg 総排気量:2,362cc トランスミッション:4AT

年間維持費である自動車税は2リッターから2.5リッターの排気量なので45,000円となります。ただし、2代目にモデルチェンジした2003年式以前は13年経過していますので15%の重課があり、51,750円となります。年式を気にして購入検討なさってください。

初代イプサムやイプサム240Sをベースとしたカスタムカーを紹介!

初代イプサムにエアロパーツを付けてカスタムされている中古車があります。おとなしい顔の初代ですが、ちょこっと厳ついバンパーに変えるだけで印象がガラリと変わりますね。

#イプサム#350z#スカイライン#usdm#jdm

Yuji Okudaさん(@yuj10kuda)が投稿した写真 -

こちらはローダウン、オールンペンのイプサムです。グリーンメタリック+ブラックのラインがカッコいいです。


イベント用でしょうか?セカンドシート、サードシートを潔く取り払い大型のスピーカーを搭載、ローダウンしてかっこよくキメています。

イプサムのカスタムはオールペン+ローダウンが主流です。また、ラゲッジスペースが広いため大型のスピーカーを積んでカスタムを行っているオーナーさんもいるようです。
元々がファミリーカーなので走る様にできていません。どちらかと言えばラグジュアリーに力を入れてカスタムしています。

イプサムが生産中止に追い込まれた理由

イプサムが廃盤に追い込まれた理由は単純に2代目にモデルチェンジしてからトヨタが同等以下の車種に力を入れたからです。
時期も悪く、販売期間中2度の不況に巻き込まれ、自動車産業が停滞してしまった煽りも受けました。
高級ミニバンの代表格エスティマや後発のアルファードほどリピート顧客を獲得できず、ミニバンブームが終焉し、プリウスを始めとしたエコカーブームの波が押し寄せると一気にイプサムの需要が落ちました。
要因は様々でフルモデルチェンジ後の不運が続いてしまい、2代目を販売してから8年後の2009年、イプサムはカタログから姿を消したのです。

イプサムのおすすめグレードと最新の中古車価格

トヨタ イプサム 2001年式

価格コムなどの口コミを読むと2代目イプサムの評価が良い事が判ります。特に最終モデルの240iは評価が高く、中古市場ではお手頃価格で販売されています。口コミをまとめてみたので参考にしてください。

ここがすごい、という何か秀でたものがあるとは言い難いのですが、デザイン・価格・居住性・走行性・維持費、などが概ね平均点以上で、バランスのとれた車だったと思います。 色んなブランド(某大陸系の安価な物も含む)から様々なカスタムパーツが販売されていたので、人とは違うデザインを楽しむことができ、よりスポーティーかつラグジュアリーなルックスにする事ができました。

出典:http://www.carsensor.net/

室内も広く走りも軽快。何と言っても中古価格が安い。 故障という故障が一度も無い。 フロントカメラは見えない交差点や道路に出る時便利だった。 また再販して欲しい一台です。

出典:http://www.carsensor.net/

外観が好きです。ヨコからのラインがすごく好きです。子供の部活動の送迎用として購入しました。 室内もソコソコ広く運転しやすいです。 トヨタの車は壊れない!

出典:http://www.carsensor.net/

荷物を沢山積んで家族と一緒にゆったり、のんびり旅行するには最高のミニバンです。5ナンバーサイズミニバンと比べて余裕たっぷり。いまいち人気が無いので中古車価格も割安でとても良い買い物でした。走行距離の少ない中古車が出ていたらとてもお買い得ですよ。

出典:http://www.carsensor.net/

オーナーが口を揃えて思っていたよりも広い、広く使える等の口コミが見受けられます。イプサム自体、ミニバンのカテゴリなので容積は広いのですが、2列目のシート下に長物を置ける配慮や汚れにくいシートなど、随所に工夫のある車だと判ります。

オススメグレードは?

オススメのグレードは先にも記載したとおり、2代目の240iがおすすめです。
すでに生産を中止していますが、必要十分過ぎる装備が揃っていて、中古車価格も20万円以下から販売されていてコストパフォーマンスも十分魅力的です。
ただ一つ欠点を上げるなら、燃費。車体の割に排気量が大きく、価格コムを始めとした口コミでは燃費が1リッター8km~10kmほどしか伸びないとあります。
この点は最近のミニバンと比べてはいけないのかもしれませんが、購入にあたり注意が必要なポイントです。

トヨタイプサムの最新の中古車価格


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ミニバンブームの先駆けイプサムはまだまだ元気!

トヨタ・イプサムについて詳しくご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

バブル崩壊の混乱、低迷期を時代の潮流とともに乗り切ったトヨタのイプサムはまだまだ現役で走っています。
近頃の低燃費、小排気量のミニバンと比べ、確かに燃費は悪い車です。しかし、この時代の車は自動車業界の横のつながりが今ほど強くなく、独自の技術開発で低迷期を乗り切ろうとしていた時期で、ハイエンドミニバンの部品をそのまま流用してみたり、安全性向上の為当時の技術のすべてが込められています。

残念ながら中古市場でしかお目にかかれない車ですが、新車購入の際には一度この時代の車も見て、乗ってみて比べるのも悪くありません。

ミニバンを検討中の方はこちらも必見

トヨタの現行のミニバンについてはこちら

この記事の執筆者

haroこの執筆者の詳細プロフィール

某大手自動車部品メーカーの元エンジニアです。みなさんが楽しんでいただけるような記事を書いていきます。よろしくお願いします。...

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