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イグニッションスイッチとは?不良や故障時の交換についても

車のエンジンをかけるためには、点火(イグニッション)が必要ですよね。このイグニッションを起こすスイッチが、文字通りイグニッションスイッチです。今回は、車に乗るときに毎回何気なく触れているイグニッションスイッチについて、故障の原因や交換方法なども交えて詳しく解説していきたいと思います。

イグニッションスイッチとは?

セル 鍵 キー

出典:©Shutterstock.com/ The Len

イグニッションスイッチは、車のエンジンを始動させたり、その他電気系統を制御するための装置のことを指します。

一般的に車のエンジンをかける時には、エンジンキーを挿して回す動作が必ず必要ですよね。エンジンキーを挿すシリンダーの奥に、イグニッションスイッチが存在しているのです。

イグニッションスイッチはキーシリンダーの部分に「OFF、ACC、ON、START」と表記されています。

OFFはロック状態、ACCは走行には必要ない車内の電気系統(カーナビやカーオーディオ等)に電気を通している状態、ONはセルモーターを動かすために大きな電源を入れた状態(エアコンはこの段階で動作します)、STARTでセルモーターが回りエンジンがかかります。

今時のイグニッションスイッチはボタン1つで!

エンジン ボタン スタート プッシュスタート

出典:©iStockphoto.com/ olm26250

現在ではご存知の方が多いと思いますが、イグニッションスイッチには、ボタン1つでエンジンが始動するプッシュスタート式のスイッチが普及しています。セルモーターの回しすぎを防ぐ効果もあれば、非常にシンプルな操作が可能です。

しかしここで、「ボタン1つでエンジンがかかったら、盗難の危険があるのではないか?」という具合に、疑問が浮かぶ方もいるでしょう。

ところが、プッシュスタート式のスイッチには、防犯性をより高める仕組みがあるのです。

防犯性を高めるイモビライザー機能とは?

車 鍵 スマートキー

エンジンキーを回すタイプのスイッチであれば、キーを複製すれば誰でもエンジンを始動することができ、防犯上の問題がどうしても浮上してしまいますよね。

そこで、複製不可能なIDコードが記録されたICチップが埋め込まれた、「スマートキー」と呼ばれるワイヤレスのキーを使用し、車に登録されたIDコードと一致した場合のみ、ボタンを押してエンジンが始動するシステムが導入されました。

この、IDコードを照合し、防犯性を高める機能のことを、「イモビライザー」と言います。

イグニッションスイッチの故障で起こるトラブル

車 鍵穴

出典:©Shutterstock.com/ My name is boy

イグニッションスイッチは、エンジンキー方式・プッシュスタート方式のどちらの場合も、ACC・ON・STARTの各段階で、バッテリーから各種電装部品に通じる回路の接点を閉じていきます。

接点が閉じると、電流が回路を通って各方位へ流れていきます。

ここで、回路に接点不良があると、車内電装・イグニッションコイル・セルモーターに電流がいかない、つまり最終的にはエンジンがかからない事態に陥ることになります。

セルモーターが回らないとどうなる?

セルモーターは、エンジンの最初の爆発を起こし、エンジンを始動させるための部品です。セルモーターに電気が行かず、モーターが回らないとなると、いくらスイッチを起動してもエンジンはかかりません。

イグニッションコイルに電流がいかないとどうなる?

火花 イメージ

イグニッションコイルは、ガソリンエンジン車の場合、エンジン内で圧縮された燃料と空気の混合気に着火するスパークプラグに、高電圧を供給するための部品です。

つまり、イグニッションコイルに電流が行かなければ、エンジン内の爆発が発生しないため、エンジンが始動することはありません。

仮にセルモーターが回転し、シリンダー内で爆発の準備が出来ていても、それでは意味がありません。

イグニッションスイッチが故障する原因

故障する主な3つの原因

出典:©Shutterstock.com/ Art_Photo

先述の通り、イグニッションスイッチの故障とは、ほとんどの場合が接点の不良を意味します。以下に、接点不良の原因を挙げていきます。

①勢い良くキーを回したり、スイッチを押したりすることの積み重ねにより、スイッチの内部構成が僅かに変形して接点が接触不安定になるケース

②長く使用している内に、負荷開閉によって接点が消耗し、電流が導通不安定の状態になるケース

③キーシリンダーの場合、シリンダー部分の取り付けが緩く、キーを回してもSTARTまで回りきらないケース

3つ目のケースは、シリンダーのネジを締め直せば解決しますが、それ以外の接点不良の場合は、イグニッションスイッチ自体を交換しなければなりません。

原因を特定する確認方法

車 バッテリー チェック つなぐ

イグニッションスイッチは、比較的容易に交換することができますが、それはあくまで作業難易度のお話です。

まず、イグニッションスイッチの故障であろうと、セルモーター・バッテリーのいずれかの不良であろうと、エンジンがかからない症状が問題であることには変わりませんよね。

エンジンが始動しない原因が、セルモーターとバッテリーの異常であるかどうかを確認しなければ、スイッチの故障で済ませておくわけにはいかなくなります。

以下、各電気系統のチェック方法について記載しますが、なるべく整備工場で原因の特定を確実に行ってもらうことをおすすめします。

初心者が下手に電装部品をいじると、最悪電装全てが故障してしまうリスクもあることを覚えておいてください。

バッテリー異常の確認方法

バッテリーの+端子と-端子にテスターを付け、イグニッションスイッチをSTARTに入れ、10V以上の電圧が読み取れた場合は、バッテリーは正常に電気を供給しています。

ここで、セルモーターか、スイッチに問題があるということになります。

セルモーター異常の確認方法

バッテリーの+端子から直接セルモーターに接続し、セルモーターが回れば、セルモーター自体の異常ではありません。

ここで、ようやくスイッチに問題があると判明します。

イグニッションスイッチ故障時の交換方法

車 鍵 シリンダー セルモーター

出典:©Shutterstock.com/ Stason4ik

スイッチの故障でエンジンが動かないことがわかったところで、車種に合った新しいスイッチをディーラーや整備工場から取り寄せるか、通販で購入します。

スイッチは、車種によって上下しますが、2,000~6,000円程度で購入が可能です。

以下に、イグニッションスイッチの交換方法を解説した動画を掲載します。

イグニッションスイッチの交換方法

イグニッションスイッチは電装の窓口!

出典:©Shutterstock.com/ Sashkin

イグニッションスイッチがエンジンの始動にとって重要な部品で、スイッチの故障が混乱を招くことがお分かり頂けたでしょうか?

カーナビやエアコンなどの車内電装品や、エンジン系統の電装品に電流を通す窓口のような役割を持つのが、イグニッションスイッチです。

このスイッチに始まり、エンジンをかける仕組みについて理解し、万が一の事態にも冷静に対応できるようになることが理想ですね。

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この記事の執筆者

小真太郎この執筆者の詳細プロフィール

マツダ車がお気に入りです。車全般に興味を持って、日々過ごしています。 どうぞ宜しくお願いします。...

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