初めて車と出会う人の為の車情報メディア MOBY [モビー]

マツダ ランティス歴代モデルと現時点の中古車価格は?燃費などの評価も【日本の名車】

マツダ・ランティスの歴史や中古車価格を紹介します。マツダの誕生から歴代モデルの評価、燃費など、マツダ・ランティスに関する情報が盛りだくさん!生産終了から20年経った今でも愛される理由は?その秘密に迫ります!

マツダ・ランティスの生みの親、マツダとはどんな会社?

マツダ 本社

日本の自動車メーカー・マツダは、1920年に『東洋コルク工業株式会社』として設立されました。
1967年にロータリーエンジン搭載車・コスモスポーツを発売し、世界で唯一となるロータリーエンジン搭載車の量産を行います(1970年代のメイン・キャッチコピーは『クルマの主流をかえるロータリーのマツダ』)。

また、マツダはフォード社との提携関係が長く、1996年にマツダがフォード社の傘下に入るものの、2015年には資本関係を解消し、グループから独立しています。
そして、同じ年にトヨタ自動車と中長期的な提携関係を結ぶことに合意しました。

なお、1991年にロータリーエンジンを搭載したマツダ車がル・マン24時間レースの総合優勝を果たしており、この記録はいまだに日本車で唯一のものとなっています。

ランティスを発売したマツダの歴史はこちら

【ランティスの歴史】マツダ・ランティスの登場

マツダ ランティス 初代

マツダ・ランティスは1993年に登場しました。
系統としてはマツダ・ファミリア アスティナの後継車種とされ、その証に海外では323Fおよび323Astinaの名称で販売されています。
とはいうものの、開発ベースとなったのはマツダ・ファミリアの上級車種であるマツダ・クロノスでした。

発売当初、ランティスの日本向けカタログは全40ページとボリュームのあるもので、それだけでもこの車種に期待がかかっていたことが見受けられますね。
そんなランティスが発売された1993年の日本。人々は車の安全に対して意識を高めており、欧州車のように衝突に耐えうる強いボディを求めていました。

そして、セダン、あるいはクーペという比較的小さなボディのマツダ・ランティスが、1996年の衝突安全基準に初めて適合したことを無視できませんでした。
衝突してもドアの開かない車があった時代に、ランティスは正面・背後・側面からの衝突においてドライバーを守る安全な車だったのです。

【ランティスの歴史】ランティスにおける販売戦略

ランティス 販売戦略

発売当時のランティスには、以下のようなキャッチコピーが付けられました。
『ランティス・アピール』
それは何を表すのでしょうか。

その答えがカタログに記載されていました。
いわく「ひとつ、大きなクルマほど安全である、という常識に反論します。ひとつ、高価のクルマほど快適である、という考え方に反論します。ひとつ、ハイテクなクルマほど高性能、という認識に反論します。」

高く謳っている衝突安全性能はマツダ・ランティスの強みとして人々に認識され、人気に火をつける最も大きな要因となりました。

多岐にわたる販売チャンネル

デビュー当時のランティスは、マツダ店、アンフィニ店、ユーノス店の3系列で併売されました。
これはマツダでは初めてのことです。

なぜこのような販売方法がとられたのか。
それは、当時のマツダが経営の悪化により、思うように新モデルの開発を進められなかったためです。

限られた車種を系列店に供給しなければならず、さなかに開発されたランティスに白羽の矢が立ちました。
なお、ユーノスが廃止された1996年以降は、マツダ店とアンフィニ店で販売が続けられました。

【ランティスの歴史】歴代モデル・ランティスセダン

マツダ ランティス セダン

出典:https://commons.wikimedia.org/

【スペック】
エンジン:水冷直列4気筒DOHC16バルブ(BP-ZE)/V型6気筒DOHC 24バルブ(KF-ZE)
最高出力:170ps
最大トルク:18.3kg・m
駆動方式:FF

マツダ・ランティスのボディには2つのタイプが採用されました。
そのひとつが4ドアハードトップセダンです。

フロント、リア、そしてサイドのバランスが取れたシルエットは、当時のライバル車を圧倒する美しさでした。
セダンであってもクーペのようにシャープなデザインは、終売から20年経った今なお色あせません。

マツダ・ランティスセダンの評価

本当に「デザインに惚れる」。まさにそうだったと思います。

出典:http://review.kakaku.com/

【ランティスの歴史】歴代モデル・ランティスクーペ

マツダ ランティス クーペ

出典:https://commons.wikimedia.org/

エンジン:水冷直列4気筒DOHC16バルブ(BP-ZE)/ V型6気筒DOHC 24バルブ(KF-ZE)
最高出力:170ps
最大トルク:18.3kg・m
駆動方式:FF

ヨーロッパでは絶大な人気を誇る5ドアハッチバック(4ドアクーペ)は、ランティスにおいても広く愛されました。
グリルレスのフロントマスクや短いリアオーバーハングなど、個性的なデザインは多くのファンを生み、現在も多くのファンがいます。

マツダ・ランティスクーペの評価

優秀なデザイン、エンジン、居住性など、満足でした。

出典:http://review.kakaku.com/

【ランティスの歴史】マツダ・ランティスのエンジンスペック

マツダ・ランティスのエンジンには直列4気筒の1.8Lと、V型6気筒の2.0Lが用意されました。
特にV型6気筒エンジンはランティスとの相性がよく、エンジンの最高回転域までストレスなく滑らかに回ります。

また、上記のエンジンが搭載されたマツダ・ランティス タイプRは、強化された足回りにより疲労の少ないロングツーリングを可能にしました。
ちなみに、車情報誌CAR GRAPHICによる発売当時の誌上テストにおいては、0-400m:16.0秒を記録しています。
この記録は、2.0L自然吸気エンジン車としては最高のものでした。

マツダ・ランティスにおける走行性能の評価

走行性能はすばらしく、V6エンジンのスムースな加速をたのしめます。

出典:http://review.kakaku.com/

7,400回転のレブまでシルキーに回るエンジンは、トルクの山こそ無いものの、ストレスなく回りきるので非常に気持ちよいものでした。

出典:http://review.kakaku.com/

【ランティスの歴史】マツダ・ランティスはなぜ4年間しか販売しなかったの?

計算機 グラフ

当時、マツダの中でもよくできた車として評価されていたランティスですが、その販売期間は4年と、短命でした。
その理由のひとつは、ランティスが売りにしていた安全性能は間もなく他社に追いつかれ、その商品価値が下がったことです。

そしてもうひとつが、マツダの当時の販売網です。
マツダ・ランティスの発売からさかのぼること4年。
1989年に、マツダは経営戦略として国内販売網を5つに増やし(多チャンネル化)、そのために車種も増やしやしました。
しかし、そのことがかえって経営を圧迫。ブランドイメージを落とし、国内販売は伸び悩みます。

ランティスはそのような状況で生産された車種でした。
車ファン、マツダファンから高く評価されたランティスでしたが、経営不振のあおりを受けて惜しまれながらも生産を終えます。
なお、好評だった海外での販売は続けられ、日本国内の生産が終了したあとも輸出専用として生産が継続されました。

ランティスの燃費と現在の中古車価格

車 燃費

ランティスの燃費は?

□10.15モード:10~12.6km/L
□実燃費:約5.82~10.08km/L

エンジンの低速トルクが細く、常に高めの回転を求められることから、燃費がよいとは言えないようです。
ランティスは燃費よりも走行重視の車といえそうです。

ランティスにおける燃費評価

なんとカタログ値を大幅に上回る13.8km/L!(カタログ値は11.4km/L)を叩き出した事があります(笑)
コンスタントに12km/Lは記録していましたので、満足でした。

出典:http://review.kakaku.com/

ランティスの現在の中古車価格は?


タイプR 5速M…
75.0万円
本日の在庫
5
平均価格
63.4 万円
本体価格
28 ~ 108 万円

マツダ・ランティスは短命な良車!

道路 空

マツダ・ランティスの歴史として、歴代モデルを中心に紹介しました。
今でも高い評価を受けているのに短命であったのは、会社経営という背景があったのですね。
必ずしも、良い車=ロングセラーというわけではないようです。

すでに販売が終了しているランティス。
中古車価格を参考に、興味のある方はぜひ現物を見に行ってください。
「おもしろい車」であることを約束します!

マツダの新型車に関連する記事はこちら

マツダの人気おすすめセダンに関連する記事はこちら

マツダの人気おすすめ中古車に関連する記事はこちら