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ランサーエボリューション(ランエボ)歴代モデルの歴史と現在の評価は?【日本の名車】

ランサーエボリューションといえば、2016年4月まで生産が終了となった三菱の自動車です。ランエボの愛称で長らく親しまれてきました。1992年にデビューし、24年の歴史の中にいったいどんな歴史があるのでしょうか?今回は、本記事でその歴史と、現在の評価に至るまでを洗いざらいまとめてみました!

ランサーエボリューションってどんな車?

三菱 ランサーエボリューション

出典 :©Shutterstock.com/ Ed Aldridge

ランサーエボリューションは、かつて三菱自動車より販売されていた乗用車の名称です。

2015年に、突如生産が終了となり、最終モデルとしてランサーエボリューションファイナルエディションが発表されましたが、1000台限定ながらわずか2週間で完売してしまいました。

ファンを中心に、絶大な人気を誇っていた、ハイパワーで強靭なスポーツカーとして、今もその伝説は語り継がれています。

わずか24年の歴史の中で10代目までマイナーチェンジ、フルモデルチェンジを繰り返し、ファンにはランエボという通称で親しまれていました。

日本国内外で、生産が終了した今も尚高い人気を誇り、車両盗難遭遇率が極めて高いことでも有名です。

そんな、ランサーエボリューションの歴史を紐解いてみましょう。

三菱の歴史についてはこちら

ランサーエボリューションI 第1世代(CD9A/CE9A)

ランサーエボリューションI 第1世代(CD9A/CE9A)

元々、ランサーエボリューションはシリーズ化を想定されていたわけではありませんでした。

エボリューションというのは、英語で「進化」を意味しています。

当時、三菱から販売されていたギャランのターボエンジンを、ランサーに移植した進化版ということですね。

三菱社内においては、FIAのホモロゲーション取得のため間に合わせで開発されたという背景があった為、TVCMや店頭での告知は一切なく、2500台限定という消極的な販売ながらも、そのゲリラ的な販売方法から逆に人気となり、一瞬で完売したといいます。

追加の声を受け、再販を繰り返し、最終的には当初の3倍の台数を販売してしまいました。

小型セダンにハイパワーエンジンを搭載した、すさまじい車ということで、ランサーの歴史はロケットスタートを切ることになったのです。

ランサーエボリューション Iのスペック

販売期間:1992年9月~
乗車定員:5人
ボディタイプ:4ドア セダン
エンジン:4G63型:2.0L 直4ターボ
駆動方式:4WD
最高出力:250PS/6,000rpm
最大トルク:31.5kg-m/3,000rpm
変速機:5速MT
サスペンション
・前:マクファーソンストラット式
・後:マルチリンク式
全長:4,310mm
全幅:1,695mm
全高:1,395mm
ホイールベース:2,500mm
車両重量:GSR:1,240kg/RS:1,170kg

ランサーエボリューションII

ランサーエボリューションII

限定生産されたにも関わらず、追加販売で売れ過ぎた初代から、正式にシリーズ化され販売された、ランサーエボリューションIIですが、2代目も限定販売されました。

ちなみに2代目からは、フルモデルチェンジごとのナンバリングはローマ数字で表記されています。

前モデルの問題点を改善し、ボディ剛性の向上と走行性能の飛躍的な向上を見せながらも、しばらくシリーズ内で続くブレーキやタイヤの容量の不足と、タイヤのグリップの持続性などの問題と、長きにわたり向き合っていく羽目になっていくのです。

ランサーエボリューションIIのスペック

販売期間:1994年1月~
乗車定員:5人
ボディタイプ:4ドア セダン
エンジン:4G63型:2.0L 直4ターボ
駆動方式:4WD
最高出力:260PS/6,000rpm
最大トルク:31.5kg-m/3,000rpm
変速機:5速MT
サスペンション:
・前:マクファーソンストラット式
・後:マルチリンク式
全長:4,310mm
全幅:1,695mm
全高:1,420mm
ホイールベース:2,510mm
車両重量:GSR:1,250kg/RS:1,180kg

ランサーエボリューションIII

ランサーエボリューションIII

1995年に販売された、エボIIIことランサーエボリューションIII。2代目で既に完成された基本構造にプラスし、エンジンの冷却性能や空力性能の向上を目的に開発されました。

こちらのモデルで初めて、販売台数は1万台を突破しています。時代がまだバブルの影響が残っていた時期だったこともありますが、自動車という高額商品で1万台というのは半端ではありません。

このエボIIIでは大幅に開口部を拡大し、大きなウイングを装備するなど、先代、先々代と比べ外装のビジュアルも大幅に変更されています。

しかし、大幅な出力向上の為に、少し過給圧を上昇させるだけでもトラブルが発生しやすくなるなど、課題の残るフルモデルチェンジとなってしまった事は三菱自動車としても否めませんでした。

ランサーエボリューションIIIのスペック

販売期間:1995年1月~
乗車定員5人
ボディタイプ:4ドア セダン
エンジン:4G63型:2.0L 直4ターボ
駆動方式:4WD
最高出力:270PS/6,250rpm
最大トルク:31.5kg-m/3,000rpm
変速機:5速MT
サスペンション:
・前:マクファーソンストラット式
・後:マルチリンク式
全長:4,310mm
全幅:1,695mm
全高:1,420mm
ホイールベース:2,510mm
車両重量:GSR:1,260kg/RS:1,190kg

ここまでが、ランサーエボリューション第1世代と言われています。

続いて、第2世代に時代の移り変わりと共にランサーエボリューションも進化を遂げます。

ランサーエボリューションIV 第2世代(CN9A/CP9A)

ランサーエボリューションIV 第2世代(CN9A/CP9A)

1996年8月に発表された、ランサーエボリューションIV。
ベースモデルのランサーがフルモデルチェンジを果たしたことを受け、シリーズ始まって以来、初のフルモデルチェンジを果たしました。

それまでのシリーズ同様、限定販売で発表されています。

特筆すべき点とすれば、当時の日本車には最高出力を280馬力以上にしないという暗黙の規制があったにも関わらず、それをしれっと達成してしまった事で、これまで以上にプレミアムな車になった点です。

III以前のシリーズと大きな変更点といえば、エンジンの搭載方向を左右反転することで、駆動ロスを激減し、全く違う乗り心地となった事で、当時のファンは度肝を抜かれるほどに旋回性能を向上させています。

しかし、歴代最高の販売台数をマークしながらもランエボIVの旋回性能を上げたシステムは、まだまだ発展途上だった為、異音が発生するなど様々なトラブルが発生し、やはりそれまでのシリーズ同様、次なる課題となって、歴史はVへと続くことになるのです。

ランサーエボリューションIVのスペック

販売期間:1996年8月~
乗車定員:5人
ボディタイプ:4ドア セダン
エンジン:4G63型:2.0L 直4ターボ
駆動方式:4WD
最高出力:280PS/6,500rpm
最大トルク:36.0kg-m/3,000rpm
変速機:5速MT
サスペンション:
・前:マクファーソンストラット式
・後:マルチリンク式
全長:4,330mm
全幅:1,690mm
全高:1,415mm
ホイールベース:2,510mm
車両重量:GSR:1,350kg/RS:1,260kg

ランサーエボリューションV

ランサーエボリューションV

1998年1月に登場した、ランエボV。

今回のシリーズでついに、それまでのシリーズの不安要素だった、ブレーキやタイヤ容量の不足を解消すべく、3ナンバーサイズとなる車幅1,770mmのワイドボディを初めて採用したことで制動力・走行性能・旋回性能などが大幅に改善されました。

凄まじい走行安定性を保ちながら最高出力280PSということで、当時の国産車の中では加速力と走行安定性と共に大変な評価を集めたといいます。

評価だけでなく、ランエボVはその性能をレースでもいかんなく発揮し、好成績を収めつつも、わずか1年後にマイナーチェンジが施され、VIへと移行していきます。

ランサーエボリューションVのスペック

販売期間:1998年1月~
乗車定員:5人
ボディタイプ:4ドア セダン
エンジン:4G63型:2.0L 直4ターボ
駆動方式:4WD
最高出力:280PS/6,500rpm
最大トルク:38.0kg-m/3,000rpm
変速機:5速MT
サスペンション:
・前:マクファーソンストラット式
・後:マルチリンク式
全長:4,350mm
全幅:1,770mm
全高:1,415mm
ホイールベース:2,510mm
車両重量:GSR:1,360kg/RS:1,260kg

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