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スターレット歴代モデルの歴史と現在の評価は?【日本の名車】

トヨタ スターレットといえば、1999年まで生産され続けた、排気量1300㏄クラスの小型乗用車です。1973年に発表され、初めて車を購入する人や、独身の女性に向けた低価格な車として人気を博しました。今回は、そんなスターレット歴代モデルの歴史と、現在の評価についてまとめます!

スターレットってどんな車?

5代目スターレット グランツァV

スターレット グランツァV

スターレットは、かつてトヨタ社より販売されていた乗用車の名称です。

排気量は1300㏄クラスの小型車で、当時 初めて車を購入する人や、独身の女性にというコンセプトで発表されました。

低価格ながらも、スポーティな上級派生車として人気を博しながらも、1999年に5代目をもって生産終了となりました。

コンスタントにマイナーチェンジ、フルモデルチェンジを繰り返しながらも、基本的にすべてのモデルで60万円台~170万円台という安価で購入することが出来、2000年以降は今もトヨタの代表格である「ヴィッツ」にスターレットの面影は継承さています。

逆にいえば、トヨタがヴィッツを発表したことで、スターレットは25年続いたその歴史に幕を下ろすことになった、ということですね。

そんな、スターレットの歴史を紐解いてみましょう。

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OLDCARSさん(@oldcarsfan)が投稿した写真 -


初代スターレット P40/50型

トヨタ パブリカ・スターレット

初代スターレットは、冒頭でもふれたように1973年に登場しました。

当時、販売されていたトヨタ・パブリカという小型車のスポーティかつ上級な仕様の車という事で、その名を受け継ぎ「パブリカ・スターレット」としてデビューしました。

初代スターレットは、主にモータースポーツで使用されていて、レースは勿論、ラリーやダートトライアルなどに広く採用されていたそうです。

当時、70年代前半においてはその直線的なデザインは独特かつ斬新で、4ドアセダンモデルが追加になったことで、冠から「パブリカ」の名がはずされ、独立を果たしました。

初代から5代目まで、今でも中古車市場で見かける事があり、元々の販売価格が安価かつ生産終了から20年近く経過している為、性能さえ気にしなければ相当安い価格で購入することが可能になります。

そんな初代モデルは、78年、2代目に歴史は移り変わっていきます。

初代スターレットのスペック

販売期間:1973年4月 - 1978年
デザイン:イタルデザイン・ジウジアーロ
乗車定員:5人
ボディタイプ:2ドアクーペ/4ドアセダン
エンジン:2K型 1L3K型/1.2L
駆動方式:FR
全長:3,790mm
全幅:1,530mm
全高:1,310mm
ホイールベース:2,265mm
車両重量:755kg
先代:トヨタ・パブリカ(2代目)

2代目スターレット P60型

通称「1300」スターレットという愛称で親しまれた、2代目トヨタ・スターレット。

全5台ある中でも、初代と2代目を最後に、3代目以降はエンブレムが変更されたので、初代と2代目は中古車市場でも特にプレミアム化されています。

ボディは、クーペおよびセダンから3/5ドアのハッチバック、5ドアバンに変更になり、排気量もパワーアップしました。

当時現役だった他車種はFF駆動方式のものが多かった中、流行に乗らずにFR駆動方式で発表された2代目スターレットは、さぞかし異彩を放っていたことでしょう。

2代目スターレット P60型

初代と変わらずモーターレース等で活躍しており、タイプやグレードも多くの種類が発表されたという事で、トヨタがいかにスターレットに力を注いでいたかが見て取れます。

その後、2代目スターレットは84年までの計6年間生産され続けましたが、大きく分けて前期型・中期型・後期型に別れ、マイナーチェンジの中でも、フルモデルチェンジと遜色ないレベルでの変更が施されました。

安価な上、余計な装備がなく、軽量だったということで、スターレットを購入して改造をするという利用者が増えたのも、人気や劇的なマイナーチェンジの背景といえるでしょう。

2代目スターレットのスペック

販売期間:1978年2月 - 1984年
乗車定員:5人
ボディタイプ:3/5ドアハッチバック/5ドアバン
エンジン:3K型 / 4K-U型 / 4K-EU型
駆動方式:FR
変速機:3速 / 2速AT or 5速 / 4速MT 
全長:3,745mm
全幅:1,535mm
全高:1,380mm
ホイールベース:2,300mm
車両重量:730kg

3代目スターレット P70型

3代目スターレット ターボS P70型

この時点で10年以上続いているスターレットも、3代目で時代の流れに乗り始めます。

それまでFRだった駆動方式を、横置きFFに転換し、前輪駆動に変身した3代目スターレット。ただでさえシンプルな造りだった2代目から更に部品点数を極力減らし、低コストを狙って制作されました。

その為、無塗装バンパーや、内装など快適装備系が削られ、「どうぞ改造してください」といわんばかりの造りとなったおかげで、競技車両への改造がより容易になったモデルにもなったことで有名です。

当初のガソリンエンジンの排気量は1300㏄で、のちに1500㏄ディーゼルエンジンの1N型が追加されています。

3代目スターレット P70型

しかし、そんな改造率の高い3代目スターレットですが、全グレードの中でもリーズナブルかつ装備が充実しているということで「ソレイユ」、女性仕様には「リセ」が人気で売れていました。

2代目に負けず劣らずグレードも量販されており、ターボモデルの5ドアなどは販売台数が極限に少なく、中古車市場ではレア車扱いとなっています。

現在でも、車両価格の低さ・軽さ・エンジンの換装の手軽さから、耐久レースでは現役で走り続けています。

どういう訳だか、初期~中期のスターレットのCMはとにかく必要以上にドリフトを効かせながら道路を走りまくるといった内容が多く、その走行性能の高さをアピールしたかったトヨタの当時の動向がうかがえますね。

3代目スターレットのスペック

販売期間:1984年10月 - 1989年
乗車定員:5人
ボディタイプ:3/5ドアハッチバック/3ドアバン
駆動方式:FF
全長:3,700mm
全幅:1,590mm
全高:1,380mm
ホイールベース:2,300mm
車両重量:740kg

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