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車両総重量の定義とは?車両重量との違いは?重量税との関係まで

「車両総重量」や「車両重量」といった用語は、自動車教習の学科を勉強した時に目にしたことがあると思います。 これらは車の運転には必要のない知識ですが、税金の計算に大きく関わるものです。 今回は、車両総重量と車両重量の違いや、重量税との関係について解説していきます。

車両「総」重量と車両重量の違いは?

重量 比較 象 アリ

©shutterstock.com / vexworldwide

普段何気なく生活していると、あらゆる物に税金がかかってくることを忘れがちかもしれません。
身近な消費税や所得税と同様に、車にも税金がかかってしまうんですよね。
これを自動車税
と言います。

その中でも「なんとなく」で済ませがちな「車両総重量」と「車両重量」の違いや重量税について解説していきます。

まず、両者の違いについて解説する前に、それぞれの定義について、正確に知っておきましょう。

車両重量の定義

車両重量とは、

「”燃料を満タン”にした状態の車体本体の重量に加え、規定量のエンジンオイル・バッテリー・規定量の冷却水・スペヤタイヤ・車載工具(ジャッキなど)を含めた重量」

のことを言い、いつでも走行可能な状態であるという条件も付きます。

車両総重量の定義

車両重量に「総」の文字が増えましたね。
車両総重量とは、

・乗用車の場合・・・
「車両重量+乗車定員×55kg(法規で決まっています)」とする重量
・貨物車の場合・・・
「車両重量+乗車定員×55kg+最大積載量」とする重量

となっています。
つまり、車両重量と異なり、「積めるだけ積んだ状態で、路面に掛かる総重量」という定義です。

重量税は「車両総重量」と「車両重量」のどちらを見る?

車 重量 ウェイト

©Shutterstock.com/gst

自動車重量税は、車両重量にも、車両総重量にも課せられる国税の一種です。
また、道路運送法において自動車は

自家用・・・業務用自動車以外の自動車
事業用・・・自動車運送業務に使用する自動車

の2種類に分けられ、それぞれ課税方法が異なりますが、当記事では「自家用」に課税される重量税を扱っていきます。

重量税の支払いタイミングについて

重量税は新車購入時と車検時に支払うものです。

新車購入時は次回車検までの3年間分、車検時は次回車検までの2年間分の税が課せられ、分割払いという考え方はありません。

重量税を「車両重量」で決定する場合

車検証(自動差検査証)の用途の欄が「乗用」となっている車両が対象になります。
乗用車は、ナンバープレート上部にある3桁の分類番号が、
3→普通乗用車
5→小型乗用車
となっているものが該当します。

3ナンバーと5ナンバーについて詳しく

重量税を「車両総重量」で決定する場合

車検証の用途の欄が「貨物」「乗合」「特殊」となっている車両が対象になります。
ナンバープレートの分類番号が

1→貨物用途の普通自動車(トラックなど)
4→貨物用途の小型自動車(バンなど)
2→乗合自動車(バスなど)
8→特殊用途自動車(パトカー・キャンピングカーなど)

となっているものが該当します。

1・4・2・8ナンバーについて詳しく

車両総重量と車両重量に課税される重量税の基本と例外

税金 車とお金

基本的な考え方として、車両重量(乗用車)は0.5t、車両総重量(乗用車以外)は1tごとに課税されていきます。

ただし、この考え方をベースにして様々な例外が存在します。

重量以外で計算方法が変わるケース

・エコカーで、且つエコカー減税の適用がない場合、自動車重量税法に基づく「本則税率」が適用される
→本則税率は、法的に定められたもので、乗用車は0.5t毎に年2,500円、乗用車以外は1t毎に2,500円とされています。

・エコカーで、且つエコカー減税が適用される場合、本則をベースに「全額免除・75%軽減・50%軽減・25%軽減」が、燃費基準達成率に応じて減税される

・事業用の用途の場合、自家用の用途の場合よりも安くなる

・車検時に登録から13年以上経過した車は、通常よりも重課され、18年以上経過するとさらに重課される

エコカー減税とは

車両総重量に基づいた乗用車以外の重量税計算

価格 お金 費用 税金 維持費

車両総重量に課税される乗用車以外の場合・・・

3,300円/年をベースに、車両総重量が1t増える回数と、まとめて払う年数を乗算します。

※13年経過の場合は4,100円/年・18年経過の場合は4,400円/年
※2.5tを超えると計算基準が少し異なります

例えば、2年自家用(車検時)で、総重量が1tの場合(自家用トラックを想定)

3,300円/年+3,300円/年×1回×2年=13,200円

といった計算になります。

車両重量に基づいた乗用車の重量税計算

価格 お金 費用 税金 維持費

車両重量に課税される乗用車の場合・・・

4,100円/年をベースに、車両重量が0.5t増える回数と、まとめて払う年数を乗算します。

※13年経過の場合は5,700円/年・18年経過の場合は6,300円/年

例えば、3年自家用(新車購入時)で、重量が1,050kgの車であれば、

4,100円/年+4,100円/年×3×3年=36,900円
といった計算になります。

この場合、50kg軽ければ、12,300円も安くなる計算になるので、重さはかなり重要となってくるのです。

軽自動車の重量税は例外?

ここまで軽自動車について触れてきませんでしたが、理由は軽自動車には例外的な計算方法が採用されているからです。

軽自動車の場合、重量税は重量に関係なく一定なのです。
エコカー減税適用なしの場合は、3,300円/年となります。
適用ありの場合は、乗用と同様の計算になります。

車両総重量と車両重量は車の用途によって気にしましょう

重要なポイント

今回は、車両総重量と車両重量の定義だけでなく、税金を絡めた内容だったので、複雑だったと思いますが、いかがでしたでしょうか。

車両重量と車両総重量の違いを把握しておくことは、税制の観点で非常に重要です。

自分の乗る車両の状態から、重量税を計算する便利なツールもありますので、
自動車の購入時や車検時には重量税について念頭に置いておくようにしましょう。

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