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【イグナイターとは】車・バイクのイグナイター故障症状と修理方法まで解説

イグナイターという言葉を聞いたことはありますか?イグナイターはエンジン点火の仕組みにおいて重要なパーツです。今回は、イグナイターとは何なのか、その故障症状や修理についても、車・バイクの両方の解説をしていきたいと思います。

イグナイターとは?

イグナイター

©iStockphoto.com/MyrKu

イグナイターとは、点火装置全般を表す名称のことを言いますが、車・バイクにおける狭義のイグナイターは、「エンジンの点火システムの制御」を担う電気回路部品のことです。

イグナイターの役割は、
1. エンジンのコンピュータ(ECU)からの命令を受け、イグニッションコイルの一次側に電流を流す
2. 直後、再びのECUからの命令で流していた電流を切る
という、スイッチのようなものになります。
(フルトランジスタ方式と呼ばれます)

イグナイターは、基本的にはエンジンの1気筒毎に設置されており、イグニッションコイルとセットであったり、独立している場合もあります。

イグナイターの役割がどう重要なのか、これだけだとわかりづらいかもしれません。
そこで、簡単にエンジン点火の仕組みについて説明したいと思います。

エンジン点火の仕組み

エンジン イラスト

©iStockphoto.com/anton_novik

ガソリンエンジンは、シリンダー内で圧縮された混合気が、点火プラグ(スパークプラグ)から電気的に発生する火花によって、適切なタイミングで点火されることで動き出します。
ここでの、点火プラグに電圧を供給する部品がイグニッションコイルで、そこで高電圧を発生させる部品が、イグナイターということになります。

フルトランジスタ方式においては、流した電流を遮断することで、遮断と同時に消えたコイル周りの磁界を維持するために、もともとの電流より大幅に高い電圧の電流が流れるのです。

CDI方式においては、はじめから高圧の電流を流し、コイルの二次側で電圧を増幅します。

つまり、12Vのバッテリーから、最終的には点火プラグの放電に必要な25~35kVの電圧を得ることができます。

イグナイターの故障症状とは?

火花 イメージ

イグナイターの役割を知ってもらえれば、イグナイターの故障は致命的だということもわかってもらえると思います。

エンジン点火システムに異常が発生するのですから、当然エンジンの不具合に繋がります。

具体的には、イグナイターの故障によってどんな症状が表れるのか、いくつか挙げていきます。

車・バイク共通の故障症状

・点火プラグの失火
・スターターは動くのに、エンジンが起動しない(バッテリーの故障ではないということです)
・アイドリングが不安定
・パワーや回転数が上がらない(CDI方式もしくはフルトランジスタ方式は、進角制御も行っているからです)
・走行中に突然エンストする

イグナイターの交換の目安は?

交換

©iStockphoto.com/Minerva Studio

もちろん、上記の故障症状が表れ始めたら、直ちにイグナイターを交換しなければなりませんが、走行中にエンジンが停止するケースはいきなり発生します。
この故障症状があらわれる前に、部品交換をして対策をする必要があります。

また、イグニッションコイルはイグナイターとの相互機関なので、こちらも同時に交換することが推奨されます。

おおよその故障タイミングは、約70,000km走行が目安となるようです。
この辺りの走行距離で、イグナイターの故障について念頭に置いておきましょう。

経年劣化以外にも、坂道運転や高速運転などで、エンジンに熱がこもった場合も、イグナイターの故障原因となるので、エンジン冷却にも注意しましょう。

車・バイクのイグナイターが故障したときの修理方法

修理

イグナイターの修理方法は、内部の基盤がダメになっていない場合には、
・内部の電解コンデンサーやトランジスタの交換

全損の場合には、
・イグナイター自体(イグニッションコイルも合わせて)の交換

この2通りが考えられますが、前者は半田付けの技術が必要になり、失敗のリスクが付きまといます。

今回は主に、一般的に推奨される後者のイグナイター交換についてご紹介します。

※作業の際は、必ずエンジンを止めておかないと危険です。

車のイグナイターの交換方法

エンジンによって、ボルトやネジの規格は異なりますが、10~12mmのレンチとプラスドライバーがあれば十分です。
エンジンのプラグカバーを外したときに、プラグコードと繋がっていて、ネジで固定された黒い四角形の箱が見えたら、それがイグナイターです。

プラグコードとネジを取り外し、新品と交換しましょう。

バイクのイグナイターの交換方法

バイクの場合は、電装配線の中からイグナイターを探し、取り付けられたカプラー端子を取り外したら、新しいイグナイターを指し直す、というシンプルな作業となります。

カプラーが外しづらい場合は、ビニールテープを巻いたマイナスドライバーを強く押し当てながら外すことをおすすめします。

イグナイター内部の修理の参考動画

イグナイターの修理費用

費用

イグナイターの修理費用は、部品代、または部品代+工賃(業者に依頼する場合の技術料)
で構成されます。

イグナイターとイグニッションコイルを同時に交換するのが一般的なので、この2つの部品代を合わせると、1気筒につき約15,000~20,000円前後となります。
整備工場などの業者に修理を依頼する場合の工賃の相場は、10,000円前後となっています。

イグナイターはメーカーやエンジン別に、通販サイトでも購入が可能です。

ちなみに、内部のコンデンサは、1個数10円、トランジスタも1個で200円程度の安価で購入可能です。

イグナイターはエンジンの命!

©Shutterstock.com/Irina55

今回は、イグナイターの役割・故障症状・交換時期・修理方法や費用についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

エンジンの点火装置は、車やバイクの心臓部のさらに核の部分となります。
これを担うイグナイターは、小さく目立たない一つの部品ですが、しっかりとこの役割を知っておかないと、後々致命的な故障に繋がります。

今回ご紹介した内容が、そういった故障を回避することに繋がれば幸いです。

車のエンジンに関する情報はこちらの記事

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この記事の執筆者

小真太郎この執筆者の詳細プロフィール

マツダ車がお気に入りです。車全般に興味を持って、日々過ごしています。 どうぞ宜しくお願いします。...

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